ユーザビリティへの意識
ユーザビリティと営業でも話ましたが、BtoBで扱われる専門性の高い製品は、使いにくいものを使えていることが、ユーザである専門家の1つのスキルであり、自尊心に繋がっている。
プロユーザであるエンジニアは、自分たちが使うものに対してユーザビリティをあまり意識できていないと思います。
しかし、そのことが新人教育の速度を落としたり、専門スタッフがいないと製品が動かせないといった非効率を引き起こす原因となり、生産性の低下に繋がっているのではないでしょうか?
それを改善するためにも、ユーザビリティを推し進めるべきだと
ユーザビリティと営業では書きました。
今回は、アラン・クーパーの『コンピューターはむずかしすぎて使えない』にあったエピソードの1つから、エンジニアの挑戦魂に火をつけて、ユーザビリティへの取り組みへうまく導くのも手なのだと気がつかされました。
ユーザビリティが困難で面倒な余計な作業ではなく、ユーザビリティの実現がエンジニアのスキルの高さを証明するものであり、挑戦しがいのあるものだと受け止めてもらえるようにするのも1つの手だと思いました。
ところで、ユーザビリティに対する意識、そして実際の行動はどうなのでしょうか?ウェブ、画面、生活家電、工業製品、建築、移動車両などなど、それぞれの分野でやっぱり意識差はあると思いますが・・・。
業界的なものなのか、それとも企業によるのか、なんにしてもユーザビリティ、UCDを推し進めたいですね。
最終更新:2009年05月08日 13:34