「情報をたてる」にはの悩み
IA(インフォメーション・アーキテクチャ)という言葉が最近流行ってますが、そこに行く前に情報をどうやって集めるかでまず悩んでいるボクです。
KJ法を使っても、よく情報の整理で止まっているような気がします。情報構築のプロセスでうまく発想法としてのKJ法を使いこなせていないわけです。
まぁ、情報を構築することはひとまずおいておいて、その前のアンケートで情報収集するための設計について僕は難しいと感じているのです。
でも、そう感じている理由がいまいち解らないので困っています。
今回は少し、頭の整理で書き出してみることにします。
行動観察、インタビュー、アンケートなどの調査するとして。
どんな目的をたてて、その目的をあきらかにするためにどんな設問設計をするのか?
- 情報収集後の作業(と言っても情報収集前に、整理の仕方はある程度決まりますが)
集めた情報はどうやって整理、構造化して使うのか?
どんな目的をたてて、その目的をあきらかにするためにどんな質問設計をするのか?
■どんな目的をたてるのか
何をするために調べるのか理由をしめし、調べる方向、範囲、把握することを決める。
(これでいいのかな?)
この3点について共同作業者との調整が難しいと思う。
しかしあれですね。
人ってあれもこれも聞きたがる性分なんでしょうか・・・大変だ。
その質問を聞きたい理由なぜでしょうか?
解答結果を何に利用できるのでしょうか?
その点をはっきりさせることに注力しなくてはと、目的からそれる質問は極力さけ、目的があいまいにならないように設計を調整する必要があると思っています。
それから当たり前のことですが、目的を理由にしてはだめで、目的の理由をちゃんと解っておくことが大切ですね。
○○を明らかにするため ー ×
○○を明らかにして、□□に活かすため ー ○
■その目的をあきらかにするためにどんな質問設計をするのか
目的がはっきりしたところで、その目的を知るためは聞くことがいくつかでてくると思います。
まずは、下位目的をいくつか設定する必要がありそうです。入れ子構造で目的とその下位目的を書き出してみます。
う〜ん・・・よく解らないなぁ(苦笑
だから、複数のやり方を併用してチェックをする必要があります。
以下に書きましたが、順番は行ったり来たりで関係ないと思います。
- 親目的と子目的の樹形図を書き出す ←ぼんやりとでも全体を把握をするため
- 物事の因果関係(仮想)を描く ←目的漏れや目的勘違いを防ぐため
- 物事のプロセス(仮想)を描く≒論理手順 ←目的漏れや目的勘違いを防ぐため
- 5W1Hでシナリオ、ストーリをを描く ←目的漏れや目的勘違いを防ぐため
- オープンデータを調べる ←比較して参考にするため
僕もまだまだアウトプット力がないのですが、とにかく紙に関係図や樹形図を書き出して、線を引っ張ることが大切かなと。
作成したものが正しいのか疑って見直し、関係図や樹形図を比較して抜け漏れがないかを確認する。時間があれば人に見てもらって意見が欲しいところですね。
次に、関係図に「ここで○○を把握する意図で、〜〜質問をする」とか、ユーザのセグメント分ける場所を意識して分岐質問を書き入れてみる。
目的が本当にこれで大丈夫なのか?因果関係やプロセスが変じゃないかなと疑って、悪ければ修正したら良いかなと。
ここまで来たら、アウトプットの具体度がだいぶ見えてくるんじゃないかなぁと。
しかし、関係図のたてかたが難しいですね。
難しいといいますか、いまいちこれでいいのかシックリきていない自分がいるのです。
因果関係に問題はなさそうなのですが、視点が悪いのでしょうか?
なんかおいてかれているような気が・・・。
■具体的な質問項目を考える
アンケートの設計ができたら、最後は具体的に聞き方(内容や抽象度、単位など)を考えます。
あと、データの分析方法(クロス集計や多変量解析)についてもちゃんと考えなくちゃいけませんね!
そこがまた大変かなぁとか。
さて、まずはオープンデータから同じ質問を探して、参考にしながら作っていこうかなと。
例えば、1日の食事代を尋ねる質問があったとして、値段の聞き方を100円単位で聞くのか、500円単位で聞くのかで、後の分析作業や結果に影響してきますよね。オープンデータで同じような質問があれば、その結果からだいたいどの程度の割合でユーザが分布しているのか見れますし、質問の聞き方について理由を含ませられると、説得力ある設計になるので大切だと思います。
最終更新:2009年11月18日 17:15