ブルーオーシャン・レッドオーシャンのお勉強メモ」


マーケティングに従事しているくせに、
チャン・キムとモボルニュ、ポーターも読んだことがない。
これはいけない・・・ということで、
ポケット図解シリーズを買って読んだので、
復習もかねてかきつらねようかなと。
ほんとうは翻訳本を読めばいいのだろうけど、
そこまでのモチベーションがまだないのです(とほほ

しかし、2004年のハーバード・ビジネス・レビューで有名になったのか。
もう6年も前なんだなぁ・・・


レッドオーシャンでの戦いをぬけだし
ブルーオーシャンを開拓する!
手っ取り早く言えば、新しい切り口を探せってことと、
それが製品の切り口なのか、それとも消費者のクラスタ分けの切り口になるのか・・・なんかもやもやしながら流し読みしたからなぁ。
ちゃんと整理していこう。

とりあえず、今日ももう遅いので、続きは明日。

2010.10.5


今回のしゃべくりトピックはお勉強なので、
疑問に思っている箇所についてとりあえず・・・まとめるわけでもなく。

①バリューイノベーション(低コスト化+差別化)の結果として、ブルーオーシャンがついてくるのはいいとして、普通のマーケティング(レッドオーシャン)と戦略ための調査レベルではやってることはそんなかわるものだろうか?
てか、ブルーオーシャンて言ってるだけで、何も新しいことはないよな?

※ちなみに、戦略と戦術の違いは、アーケティング分野ではあいまいなようです。戦略という言葉1つでおさめている。だから、なおさら気持ち悪いのか?


②戦略キャンパスの価値曲線を他社と違うものに・・・って、これは差別化なわけだけど、まぁ、自社企業のために新しい市場切り口を作ると思えばいい。
それはいい。
ただ、その切り口が受け入れられるのか?
ここが重要で、顧客以外のユーザーに注目するのはたしかに斬新。
しかし・・・いや、いいのか。
その非顧客ユーザのニーズに合うようにしてこそ、新しい発想で出発しないといけなくなるわけだし。。。

つづく
2010.10.6


非顧客に目を向けて、”脱セグメンテーション”を行うことには、冒険だが納得できる。新しい、ターゲットを掘り出すのはよいことだ。

ターゲットとしていなかった非顧客を顧客とするために、非顧客の大きく共通する点を主軸に、戦略を練り直すも、納得はできる。

しかし、市場の境界線を引き直す”6つのパス”とやらは、
ことによっては事業自体を変更する動きだよな?
資金があればどかんとやるってところか・・・
いや、資金がなくてもなんとかするってことろか(苦笑

6つのうち2つが、ボク的には市場の境界線を引き直す点で大事なのかなぁと。

①代替産業に学ぶ
⑤機能志向と感情志向を切り替える
⑥将来を見通す

それ以外は大事だけど、ブルーオーシャンというか、
マーケティングの基本戦略だし。
というか、ベンチマークってどれだけできるおんなんだろね・・・
OPENデータから作成するのに、報告できるような形にするのが難しい気がするけどなぁ・・・どうなんだろう。
上司をどう納得させる数値を作ればいいんだろうなぁ?

②業界内の他の戦略グループに学ぶ
③買い手グループに目をつける
④補完材や補完サービスを見渡す

つづく。
2010.10.07


ブルーオーシャン戦略は大きな企業であればあるほど実行しずらい。
と、いうことを「イノベーションのジレンマ」という本を読んでいて、やっぱりなと改めて思った。

大きな企業、その中間職で働いている人間が、利益見込みの薄い方へ事業転換の舵を切るには相当の確信があるか、いちかばちかのどちらかだ。
よほど事業が追いつめられていないかぎり、いちかばちかへ進むことはあまりない。そして、確信とは常に”今”やっている事業の延長上(技術革新など)からの事業予測のほうが、新しい事業の予測に勝る。

下位の部署(技術だろうがマーケティングだろうが)から進路変更の提案がなされても、保守的な、いや生物としての自己防衛本能が知らずと働いているせいもあるだろうが、席になる中間管理職が新しい道へ踏み出す危険に舵をとることめったにない。だから、新しい道へのプランは、もっと上の役員や社長に届く前にことごとく消えてしまう可能性が高い。

ブルーオーシャン戦略は、そういうわけで、大きな企業では発揮されにくいだろうなと。
しかし、最近はTwitterとかあるし、社長自らが市場の風を感じて、新しい道を考えるきっかけも増えるかもしれない・・・。

と、べたべたなことを書いてみる。


最終更新:2010年11月03日 20:46