某掲示板でのスレ立てを労う言葉がSSになったもの。
長くなったので分けてみました。
28スレ目
【嘘つきみーくん】入間人間 28【電波女と青春男】
ttp://love6.2ch.net/test/read.cgi/magazin/1262965972/
10 名前: イラストに騙された名無しさん [sage] 投稿日: 2010/01/09(土) 02:04:13 ID:wBXa64/s
長瀬のSSの人が>>1乙予定だったならならごめんなさい
「やー、久しぶり」
扉を開けると、木曽川が立っていた。
「新聞でしたら要りませんので」
ばたん。ってあれ、鳴らない。
下に視線を向けると、足が扉の間に差し込まれている「まあまあ、話を」ので、踏んだ。
「あぉう、っつ」ばたん。がちゃり。
「なによールイージ、朝から騒がしいわね……」
欠伸をしながら、トウキが布団から起き上がる。ああもう、伸びをする動作ひとつ取ってもなんて可愛いんだ。このまま永久保存したい。
「朝っぱらからうるさい新聞の」「おーい、あけてくれよー」「セールスが来てね」
「それにしては聞き覚えがある気がするけど、あの声」
なかなかいい耳をしている。事実、彼女の耳は形がいい。耳たぶなど思わず舐めたくなるほどだ。
むしろトウキのならどこでも舐めたい。特に首筋とか足指の先とか鎖骨とか舐めたい。
「……朝っぱらから訳分からないこと考えてないで、応対しなさいよ」
トウキの冷たい視線に後押しされて、渋々鍵を開ける。
「おー、実はお願いがあぁっ!?」木曽川が咄嗟にのけぞり、ぼくの顎を狙ったジュラルミンケースは空を切った。
「危ないなーもう。今回は別に人殺しの相談に来たわけじゃないのに」
「素直に信用できるとでも思ってるのか」
ぼくだけならともかく、トウキをこんな奴と引き合わせたくはない。
トウキの身も心配だが、殺し屋と再び遭遇するなんていう『非日常』はまずい。事件が起こる。
「いやいやいや、本当だって。ちょっと言ってほしい言葉があるだけなんだ」
「……なら電話にしてくれよ。わざわざ来る必要ないだろ」
「いや、できればあの女の子に言ってほしかったんだ」
「断固断る」「あら、あたしはいいわよ?」
いつの間にか背後にトウキが立っていた。その顔には、楽しげな笑みが浮かんでいる。
実に魅力的なのだが、今は困る。ぼくと二人きりのときとかに見せてほしい。
「助かるよ。じゃあ『>>1乙』って言ってもらえないかな」
「最近どっかで聞いた気もするわねそれ。……>>1乙」
「ありがとう。それじゃ、ぼくは退散するから」
……本当に退散しやがった。なんだったんだあれ。
でもまあとりあえず、あいつとトウキが関わって何も起こらなかったんだから、よしとしよう。
33スレ目
【嘘つきみーくん】入間人間 33【電波女と青春男】
ttp://love6.2ch.net/test/read.cgi/magazin/1275479913/
8 名前: イラストに騙された名無しさん [sage] 投稿日: 2010/06/02(水) 21:25:48 ID:ha6TotaZ
貼られないみたいだから勝手にテンプレ(ちょっと不完全かも)貼らせてもらった。それと>>1乙
「おつー、おっつー」
「どこで覚えたのかしらこの子」
「テレビー」
「なんて意味だっけ?」
「おつかれーって」
「おつかれーっ……かあ。むう」
「……おかーさん。バッグは?」
「……ぎゃ、落とした?!」
「なんだこれ。ああ、流行りのエコバッグか」
にしてもなんでこんなとこに。とりあえず生垣に置いてみる。
「…………」
これはゴミとして捨てられそうだな。踏まれて大分見た目がボロくなってるし。
「しょーがない」
奇遇にも要らないチラシとサインペンがあるので、暇な大学生の暇つぶしとして『落し物』と書き添えることにする。
シュカッ。
ペンが殆ど出なかった。
なんだこれ。まるで無意味な線だ。
「あーえーっと……」
自分の間抜けさに我に返り、なんだかどうでもよくなる。まあ紙と一緒に置いてあればゴミとは思われまい。
エコバッグと紙を生垣に石ころで固定して立ち去ることにした。
「あ、あったあった! 誰か拾ってくれたんだ! ……ってあれ?」
「むい?」
「なんだろこれ。『一』……?」
「いち?」
「拾った人の名前、なわけないか……」
「いちさん?」
「んーどうだろね。とりあえず、拾った人に感謝ってことで」
「いちおつ!」
35スレ目
【嘘つきみーくん】入間人間 35【電波女と青春男】
ttp://kamome.2ch.net/test/read.cgi/magazin/1279524623/
32 名前: イラストに騙された名無しさん [sage] 投稿日: 2010/07/19(月) 23:31:38 ID:6Ln5v26F
ジャカジャカジャカジャカ、ジャン!
演奏を終えて、軽く天を仰ぐ。
日差しが思った以上に目にきたので、ペチペチとやる気のない拍手を送ってくるたった一人の見物客に、視線を向けた。
なんか紫色(もっといい表現があったはずだけどわかんね)の浴衣を着て和傘を差した、明治あたりから出てきた感じの女の人。
顔は整ってて微笑んでいるけど、どこか作り物めいてて少し怖い。
駅前では見かけない、ってかアタシがここまで生きてきて一度も見たことないタイプだ。
「次の曲はまだかしらん。ワタクシ、楽しみにしているんですけども」
うお、喋った。しかも期待されてる! 拍手の割に!
でも正直帰るつもりだったから、もうレパートリーはない! どうするよ! どうするよアタシ!
そういえば、あの取材受けてからしばらくはこんなこともあったよなー。ミーハーなファンたちからの声援は二週間も持たなかったけど。
でも、弾いてくれという要望がレパートリーを超えて来た時期はあったわけで。
そんな時どうしてたかって言えば、
「じゃあ、何でもいいから歌詞、というかテーマくださーい。それに歌つけて弾くから」
すこぶる評判は悪かったけど、これに限る。
「随分とアグレッシブなお題で」
「いやいやー、クリエイティブな面を出していこうと思いましてー」
なんとなく横文字には横文字で返してみた。意味はよく分かってない。高卒の限界。
「では、『>>1乙』で」
「ん? えーっと、『いちおつ』で合ってます?」
なんだその単語。少なくともアタシは聞いたことないぞ。
「ええ、合っていますわ」
しかも合ってるのかよ。
ただでさえ作詞の才能がないアタシに、四文字の単語で歌詞作れとかあんまりな罰ゲームだ。アタシが自主的にやったんだけど。
考えてはみたけど、全く歌詞は浮かばなくって、
「いーちおつ!「いーちおつ!いーちおつっ!」
ヤケクソ気味に、前奏すら無しで『いちおつ』を連呼しながらギターをかき鳴らす。
思いっきり歌って、苦しくなったのでそこでストップ。ジャカジャン!
「どうでした……か……」
「ええ、素晴らしかったですわ」
言葉の割に、やっぱりペチペチとやる気のない拍手。
けどその口端は確かにさっきより吊りあがっている。
なんとなくその笑顔は作り物めいてるけど、まあいいかー。
41スレ目
【嘘つきみーくん】入間人間 41【電波女と青春男】
ttp://kamome.2ch.net/test/read.cgi/magazin/1292415998/
24 名前:イラストに騙された名無しさん [sage] 投稿日:2010/12/16(木) 00:46:43 ID:ymKJLULc [1/3]
トウキ「おつかれー。・・・うわ、どうしたのその指」
花咲「いやちょっと、エレベーターで二人で一人の仮面ライダーみたいな色合いのアオミドロに襲われたんだよ」
トウキ「それってちょっとじゃなくない?」
花咲「大丈夫。トウキの顔見たら治ったし」
トウキ「ロリコンのほうは順調に悪化中ね」
花咲「トウキも僕コンになればいいと思うんだ」
トウキ「はいはい馬鹿なこといってないで。絆創膏はっときなさい」
花咲「・・・・・・わーおマジか」
トウキ「ねぇルイージ」
花咲「なんだい?」
トウキ「>>1乙」
花咲「いちおつ? なにそれ?」
トウキ「私もよくわかんないけど、まーよく頑張った的な意味じゃない?」
花咲「・・・・・・え、もしかして褒められた?」
トウキ「別に褒めてないし!」
最終更新:2011年08月24日 22:30