>>1乙

  • >>1乙

某掲示板である人がスレ立てを労うために>>1乙した言葉です。
同一人物であるようなないような。


5スレ目

入間人間 「嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん」 5
ttp://love6.2ch.net/test/read.cgi/magazin/1207833723/

6 名前: イラストに騙された名無しさん [sage] 投稿日: 2008/04/10(木) 22:44:52 ID:Wr/KUX4u
『五スレめ ムイシキスレッド』
鳥の皮が好きだ。鮭の皮も好きだし(中略) 寄らば大樹の影と一乙なのだ、新スレを。やれやれ。

_>>5 あと2時間と20分ほど待っていただこう

6スレ目

入間人間「嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん」6
ttp://love6.2ch.net/test/read.cgi/magazin/1209731046/

9 名前: イラストに騙された名無しさん [sage] 投稿日: 2008/05/02(金) 23:17:34 ID:P/EBdfrE
『6スレ目 シンプルイチオツ』

_>>1乙

7スレ目

入間人間「嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん」7
ttp://love6.2ch.net/test/read.cgi/magazin/1211279844/

8 名前: イラストに騙された名無しさん [sage] 投稿日: 2008/05/20(火) 22:11:40 ID:Vayvi7eu
『七スレめ、モノオモイスレッド』
戦争は、健全に例えるなら遠足に似ている。実行に移す前の、準備や予定をする時の方が心は揺れる。
僕は仲間に飢えている。あの片田舎の町で。声を高らかに募ることも出来ず、選別もままならない世の中で。
そんな追求の中で思った。この世界は美しい。例えば風にゆれる木の葉とか、流れる水の音とか、朝焼けに染まった空とか
そんな当たり前のものが、なぜだか今はどうしようもなく×おしい。
この世界の破滅を食い止めるためなら、命を捨てる事も惜しくはない。

俺、この戦争が終わったら、故郷に帰って後輩がやってる高校の文化祭の露天を無理やりタダにしてもらうんだ。
とりあえず今は>>1乙

これは誤爆じゃないよ。嘘だけど。

8スレ目

入間人間「嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん」8
ttp://love6.2ch.net/test/read.cgi/magazin/1213709837/

16 名前: イラストに騙された名無しさん [sage] 投稿日: 2008/06/18(水) 23:04:25 ID:EZ/5XeKp
『ツユアケイチオツ』
流れ行く季節は足跡も残さず、移り変わる空はまーちゃん心に似ている。
六月も半ば、あと少しで梅雨明けだ。カビが生えたミカンを頭に載せて雨宿りした昨日が懐かしい。
嘘だけど。

そんなわけで、八回目の一乙です。

9スレ目

入間人間「嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん」9
ttp://love6.2ch.net/test/read.cgi/magazin/1218172203/

6 名前: イラストに騙された名無しさん [sageORCE_IDK] 投稿日: 2008/08/08(金) 21:55:35 ID:nK5FBNON
「もしもし」
「はい。こちら葛飾区亀有公園前派出所です」
「えーっと、両津のバカはどこですか」
「彼なら月に逃げました。20年は戻ってこないんじゃないでしょうか」
「なるほど。じゃあジェロニモさんをお願いします」
「分かりました。おーいジェロニモさーん……ハイモシモシ」
「わざわざ小芝居まで打ってくれたところを申し訳ないんですが、重要な用件があります」
「あらあら。ついに私と一生を添い遂げる決心が」
「それは世界が3巡ぐらいしないと無理ですね」
「では恋日と?」
「いいえ、そもそも浮気したらうちの妻にざくざくのぶしゅぶしゅってやられるもので」
「いっぺんやられてはいかがですか。なかなかスリリングな体験になりますよ」
「次があるか怪しいので遠慮します」
「それで、なんの用事でしたっけ。奥義の継承?」
「僕は友情も努力も勝利もかなり遠いところにありますからそれはないですね」
「それを掴み取ってこそのみーさんですよ」
「それもそうですね。では、始まったばかりの僕の冒険に期待しておいてください」
「ええ。次回作にも期待させていただきます」
「なるほど。では用件を」
「あらあら。もうちょっと楽しみましょうよ。夜は長いんですから」
「僕は最低8時間の睡眠を義務付けてるんです」
「その割にはよく深夜徘徊を嗜んでおられますね」
「夢遊病の一種ですよ。で、用件ですが>>1は乙です」
「……なるほど。通報ありがとうございました、情報提供感謝します」
「実際のところは」
「すでに書き込みを終了させています。遅かったですね」
「そんなことじゃないかと思ってましたよ。では」
「では」

10スレ目

入間人間「嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん」10
ttp://love6.2ch.net/test/read.cgi/magazin/1220971445/

22 名前: イラストに騙された名無しさん [sage] 投稿日: 2008/09/10(水) 20:18:41 ID:3QinjcEW
「もしもし、上社さんのお宅でしょうか」
「いえ国家の犬小屋です」
「素敵な例えをどうもありがとう。して上社はいずこに」
「ただいま電話に出られませんね。ピーという発信音の後に電話をおかけ直し下さい。ピー」
「がちゃり、ぴっぽっぱ、とぅるるるー、とぅるるるー」
「はいもしもし、イニシャルJさんです」
「もしもしジェファーソンです。やっと電話が繋がりました」
「素敵な御偽名ですね。ところで携帯電話の番号、教えましたっけ」
「それはご都合主義ということで」
「原作の設定を崩さないためとはいえ、随分勝手ですね」
「二番煎じでもしたかったのではないでしょうか」
「なるほど。それで用件とは」
「どうしてもお話しなければいけないことが」
「ではデパート三階の喫茶店で待ち合わせということで」
「冗談じゃねえ!オラの夫さ仕事もせずに修行ばっかりで、家には金がねーべ」
「ついにご結婚されたんですか。おめでとうございます」
「婚姻届をくれたのはあなたじゃありませんか」
「そうですか?近頃物忘れが激しくて。あら耳から蟲が」
「では忘れないうちに用件を」
「>>1は乙ですか」
「……まだ言っておりませんが」
「どこかの誰かさんも言ってくださったことがあるんですよ」
「その誰かさんといいゲンガーになれそうね」
「起床時間が短いそうなので催眠術などは控えてくださいね」
「ペットを盗まないように気をつけますわジェイコムさん。では」
「では」

11スレ目

入間人間「嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん」11
ttp://love6.2ch.net/test/read.cgi/magazin/1222858319/

14 名前: イラストに騙された名無しさん [sage] 投稿日: 2008/10/01(水) 22:31:32 ID:SvjXAt6+
「えーっと……>>1、おつ?」
言われたとおり、おにいさんから渡されたメモを読んでみる。
前になにかで見た気がするけど、この漢字のよみ方があっていたかどうかは自信がない。
「お?だれかとおもえばこーたくんじゃないですかーにゅふふふ」
いきなり長瀬さんがぼくの後ろからメモをのぞきこんでくる。
「あたしにかくれていちおつとは水くさいですなー」
「いちおつって……長瀬さん、これなんだか知ってるの?」
「うんにゃまったく」
折れていない左手を、ひらひらと振ってひていされる。ついでに、ぼくの背中に体重をどんどんかけてくる。
「長瀬さん、おもいおもいおもい」
「んまー!レディにむかっておもいとは何たることかー!」
さらに体重をかけられる。しぜんに体が前のめりになって、長瀬さんをおぶっているようなかっこうになる。
「……何してるの」
顔をあげると、あんずが冷たい目でこっちをにらんでいた。
「おおーあんずちゃーん。チミもさんかするっすか?」「いい。もう帰るから」
そう言って、ぼくの手をひっぱろうとする。
「だめだめあんずちゃーん。こーた君はいちおつで忙しいんっすよ」
「……いちおつ?何それ?」
あんずがぼくの手をひっぱりながらたずねてくる。
「あのおにいさんに頼まれたんだ。『できるだけ人目につかなさそうな場所でここに書いてあることばを言ってほしい』って」
そのあと、住民のしゅこうがどうたらとか次はふしみだとか言ってたけど、よくわからなかった。
「ふーん……」
あんずはうつむいてなにかを考えているみたいだったけど、急に顔を上げて
「あたしもやる」
と言うと、ぼくの持っていたメモを取り上げて
「……いちおつ!」
びっくりした。あんずが大声をだすことなんて、めったになかったから。長瀬さんもちょっとおどろいたみたいで、背中のおもみが消えた。
「これでいいの?」「……たぶん、いいと、思う」「そう、じゃあ帰ろ」
「あーっとあんずちゃん、あたしも途中まで一緒に帰っていいっすかー」
「……今日はとくべつ」
「おお、さんきゅーっす」
言った後すたすたと歩きはじめたあんずを追いかけて、ぼくと長瀬さんは階段をかけおりた。

12スレ目

入間人間「嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん」12
ttp://love6.2ch.net/test/read.cgi/magazin/1226070710/l50

6 名前: イラストに騙された名無しさん [sage] 投稿日: 2008/11/08(土) 00:34:47 ID:+SKM4az3
「貴方、こんなものを頼まれたんだけど」
「ん?どれどれ……一乙?なんだこりゃ?」
「さっき天野さん、じゃなかった枝瀬さん?のとこの子が来て、柚々と用事があるからーって言って出て行ったんだけど、
 その時に『暇なときにでもこれを口に出していただけると有り難いです』って」
「ちょ、ちょっと待て柚とか?つまりそのなんだ、そういう関係か?」
「柚々は『違う』って手帳をぶんぶんしてましたけど……」
「いいやきっとそうだそうに違いない、この間の事件の時に間違いがあったんだ」
「ちょっとあなた落ち着いて落ち着いて、はいお茶」
「いらん!柚々が帰ってきたらきちんと話をしなくては」
「考えすぎですよ。それに柚々の命の恩人らしいですし、好きになったっておかしくないじゃないですか」
「それはまあそうだが……でも、その……あの家の子供だろ?万一何かあったら……」
「そう言われると……でも柚々の選んだ人なら……」
「いや、あの子もまだ子供だ。間違うことはある」
「え、ええ……でも……」
「とにかく、柚々にはきちんと聞いてみよう。いいな?」
「え、あ、はい」
「じゃあ、柚々が帰ってきたら知らせなさい。ちょっと考えを整理してくる」
「はーい……困った人ねぇ。あ、そうだ結局頼まれたことやってないわね。えーっと、>>1乙。これでいいのかしら?」



伏見の話です嘘じゃないよ。

30 名前: イラストに騙された名無しさん [sage] 投稿日: 2008/11/10(月) 12:38:25 ID:1W2Li9oS
「>>1乙>>1乙>>1乙>>1乙>>1乙>>1乙………………………………」
私は一心不乱に正の字を書き連ねていた。

今日の昼休み、あいつが私を訪ねてきた。
そんなことは初めてだったから私はもう大パニックで煙か土か食い物になってしまいそうで
「この紙に書いてある言葉を人気のなさそうな場所で言ってくれないか、頼む」と手を合わせられて意味が全く解らなかったがとにかく私は二つ返事で手帳を引っ張り出し『やぶさかではない』の文字をびしっと指差した。

そして今現在、手帳を謎の言葉のストックで埋め尽くしながら、お礼の内容を一人考えている。
「ありがとうな。今度なんかお礼するから」と言い残し颯爽と去っていったあいつに「お前の頼みならお礼なんていらない。喜んで引き受ける」とは恥ずかしくて口に出来なかった。
私はあいつが私を頼ってくれただけで、すっっっっっごくとっっっっっっっても嬉しい。
でも、言わなくて良かった。
ここは「じゃあ、デート1回!」的な感じを希望する。
一応、練習、練習。
「デ、デデデデーヴァダッタに面識は?」
駄目だ。いきなりハードルが高すぎた。それにちょっと露骨過ぎるかもしれない。
ここは何気なくさり気なく「か、買い物につつ月?じゃなくて、つっ付き合ってくださいませぬな?」
無理だ。あいつの前で言えるわけがない。
しかも何を買いに行けばいいのか分からない。・・・・・・困った。
しかし、そこで閃く。
この手帳を使い切って新しいのを買いに行くのに誘えばいい。 それしかない。
そうと決めた私は無我夢中でシャーペンを走らせた。

13スレ目

【嘘つきみーくん】入間人間 13【電波女と青春男】
ttp://love6.2ch.net/test/read.cgi/magazin/1230300336/

5 名前:イラストに騙された名無しさん[sage] 投稿日:2008/12/27(土) 02:06:36 ID:9nHY3YWL
「あらあら、奇遇ですわねえーと……豊田軽実さんですっけ?」
『伏見柚々』
「まあまあすいません、私としたことが他人様の名前を間違えるなんて、脇腹を切ってお詫びしたい気分ですわ」
「…………」
「駄目ですよ佐内さん。伏見さんが困ってるじゃないですか」
「おや、こんなところで遭うとは奇遇ですねジェシカさん。それとワタクシの名前は平針須見ですので、今後お間違えなきよう」
「……」『誰』「はてな」『同級生』「はてな」
「ええまあ、佐内さんとは虎の穴で一緒に汗を流し合った関係です」
「ああ、サナイって奴は知らないがあの時のバックドロップの怨みは未だ忘れていないぜ!」
「すまなかったなリカ!」
「誰だか知らないがいいのさジェイコム!……っと、熱い抱擁をスルーするなんて嗜みの分からない人ですね。ワタクシ、そんな子に歪めた覚えはありません!」
「世間はそれだけ厳しいということですよ……ところで、伏見さんが完全に門外婦になっているようなので救いの手を」
「いえいえ」『お二人で』『そのまま』『どうぞ』
「いいのさ伏見さん。ここで見捨てちゃあ義理がすたるってぇもんよ」
「よっ捨松屋」
「……」『やっぱり』『お二人で』『どうぞ』
「そうおっしゃらずに。ところで、みーさんはどちらですか?」
『今回』「は」『原作の』『都合で』『お休みです』
「まあ、遂に主役交代ですか」
「確かに彼にはなんと言いますか、こうガッツが足りませんでしたね」
『実は』『私たち』「も」『次回から』『出られるか』『危ない』
「な、なんだってー」
「本当なのかフシミ!」
『電波女と青春男』『発売』『新』『ヒロイン』『登場』
「ざわ…ざわ…」
「つまり、何か新しい要素でのアタックが必要……と」
「となればすることはひとつ、サービスシーンですわね」
「そのりくつはおかしい」
「ということでジャスミンさん、脱いで脱いで」
「何を言ってるんですか佐内さん、パンチラまでが少年誌の許容ラインですよ。それに私たちの前には一部分の逸材が」
「え」『ちょっと』『そろそろ』『>>1乙』「きゃあああああ」
「大丈夫です!世界は>>1乙よりもあなたのサービスシーンを求めています!」「何事もチャレンジですわよ」「いやっちょ、どこ触っ」

14スレ目

【嘘つきみーくん】入間人間 14【電波女と青春男】
ttp://love6.2ch.net/test/read.cgi/magazin/1232979271/

「ねえ八事、あれはかけかけぶ掛け布団じゃないかしら」
「あれって……え、ほんと何あれ」
「私が推測するにあれは義人の内臓をもちもちは持ち運ぶための偽造じゃないかしら」
「いや、それならもっといい方法が……あ、ちょっと河名!」
「あなた、義人を殺した犯人?」
「……ほのほし人というのは観察ふぁいひょうとひて登録ふぁふぇてひなひと思うわ」
「言葉が不明瞭なところが怪しくて怪しいところね」
「あなたたひの知能ではわたしたちとのほう流がふぁのうになるまでは概算でふぁとひゃくふぁんじゅうよねんふぉどの年月がかかるふぇい算ね」
「河名、これあんま関わり合いにならないほうがいいと思うんだけど」
「いいえ、これが義人をころころコロころ殺した可能性があるうちはみのみのが見逃せないわ」
「わたしは指令にひたがって観察ふぁいひょうである>>1に労いのふぉとばをかけ、そのふぁん応に対するデータを採取しにいふの」
「つまりいちいちお>>1乙をしに行くというの?」
「そうなるわ」
「なら信用してあげるわ。もし義人を見つけた犯人を見つけたら知らせてね」
「優先レベルはひふいけど覚えへおくわ」

「あなた、義人を殺した犯人?」
「いや私は見ての通りサンドイッチウーマンで、だからその凶器をまずは私に向けないでくれないかな」
「なんで今日はこんなのとばっかり……昨日はせんぱいと遭うし……運悪いのかな……」
「そのサンドイッチウーマンというのはいかいかないかなるものなの?」
「え、いやだからサンドイッチマンとサンドイッチの衣装を」「私が聞きたいのはそのサンドイッチウーマンが義人を殺したかどうかよ」
「残念、サンドイッチウーマンの武器はこの看板だけだ」「じゃあそれで殺したのね」「落ち着いて河名、看板で人は潰せないってば」
「しかもこの看板は>>1乙用に作った特製のものだ、軽くて猫すら殺せない」
「さっきの掛け布団もいちいちお>>1乙だったわ、怪しいわね」
「掛け布団……ああ、藤和か。大丈夫。あれは私以上に何か殺せなさそうだから」
「じゃああなたは何か殺せるのね」
「いやだから殺せないって」
「まあいいわ、みのみのが見逃してあげる。義人を殺した犯人を見つけたら殺さずに教えてね」
「万に一つもないと思うけど分かったよ……」

15スレ目

【嘘つきみーくん】入間人間 15【電波女と青春男】
ttp://love6.2ch.net/test/read.cgi/magazin/1236174407/

作者の都合によりお休みです。

17スレ目

【嘘つきみーくん】入間人間 17【電波女と青春男】
ttp://love6.2ch.net/test/read.cgi/magazin/1241368124/

11 名前: イラストに騙された名無しさん [sage] 投稿日: 2009/05/04(月) 13:50:07 ID:C7g7vuKn
「……うーみゅ」
公園のベンチで、嘘つきさんから渡されたメモを片手に嘆息。
「あ、天野さん」
そんな私を見つけて、金子君(もふ夫装備……もふ夫の本名って何だったかしら?)が現れた。
「あらあら金子君、あなたを待ち焦がれていたのよ」部分的に嘘だけど。
おっと、嘘つきさんが復活した今このフレーズは使わなくてもいいのよね。いけないいけない。
「待ち焦がれてたって……えっと、次郎すか」
「確かに次郎君は魅力的だけど、今日はあなたに用があったのよ」と、ちょっと思春期の男子に夢を与える一言。ちなみに次郎って名前だったことを忘れていたことはおくびにも出しませんことよ。
「え?っつーと、また教科書ですか?高校のは受験ありますしちょっと」
夢を与えることに失敗。そりゃまあ、私から夢を絞ろうと思っても何も出てきはしませんけど、フクザツな心境ね。
「教科書はもういいわ。今日は、この字の読みを教えてほしくて」手に持っていた、嘘つきさんのメモを渡す。その時、ちょっとだけお互いの手が触れ合うように……はしなくてもいいわね。
「ん?えーっと、こっちの字っすよね」
「ええ」もしかして私は数字すら読めない人だと思われてたのかしら。これでも小学校を1年と少しで卒業した逸材、流石に数字ぐらいは読めますわ。
「これは『おつ』って読むんすよ。そういえば学校では習ってない気もしますけど」
「でしょうね」習ってても関係はないでしょうけど。ともあれ、読み方が分かったことは僥倖ね。
……なぜかしら、どこかから小学5年生でも読めたのにという電波を受信したわ。いいじゃない、誘拐された時期もその後も違うのよ。あら何をのたまっているのかしら。
「っていうか、このメモなんすか?>>1乙ってのも意味不明だし」
「ちょっと知り合いから頼まれたのよ。どこでもいいからこれを言ってくれって」その結果がこの体たらくよ。全く、Sのワタクシにこのような恥辱、許せませんわ。
「はぁ……」
「んじゃま、言わせていただきますわ」せぇーの、「>>1乙」……しかし なにも おこらなかった!
「……なんですかね」
「さあ、ワタクシに聞かれても困りますわ」もし万が一、次に会うことがあれば言ってなかった場合はそれを見抜かれるでしょうから悔しくて言ってるだけだし。
そんなことより、今はもふ次郎をもふるほうが重要よ。

18スレ目

【嘘つきみーくん】入間人間 18【電波女と青春男】
ttp://love6.2ch.net/test/read.cgi/magazin/1243614589/

67 名前: イラストに騙された名無しさん [sage] 投稿日: 2009/06/01(月) 23:39:10 ID:/gu9hWJ6
機を逸したorz

「店長、なんですかそれ」
「ああこれ?いやなんと言うかねー、つきあいで設置しなくちゃいけないのよ」
店の前に>>1乙と書かれた幟をいそいそと設置するわたしを見て、小牧ちゃんが呆れ気味の視線を向けてくる。
なんか『この人だから仕方ないか』という諦念が混じってるような気もするけど気にしなーい。気にしないことが若さのヒ・ケ・ツ☆
「そう思ってる時点で既に若くないんじゃないですかね」「何故それを!」「店長が考えてることの20%ぐらいはそれじゃないですか」「そんなことないやーい!」
いくらなんでも一日の20%考えてるなんてことは……うーむ、昨日一日ぎゅるるる。
朝起きてー、朝ごはんつくってー、エリオとマコ君起こしてー、ついでに吸い付いてー、出勤してー、大口の注文来たから対応してー、てんやわんやでー、おうち帰ってー、ふたりがピザ食べてるとこに乱入してー、お風呂はいってー、マコ君で遊んでー、布団はいってー。
アクション単位で見ると、エリオのもち肌に嫉妬したりしてるのは2箇所だけだからー、うん六分の一ってところね。
「コマッちゃん、六分の一って何%?」
黙って電卓を投げられた。ポチポチポチ、ほいっ。……わーお。
「16%しか考えてないわね」
「それ十分じゃないですか」
手厳しいわね。たった4%の差、見逃してくれたっていいのに。
「おはよーす……なんですかこれ店長」
あら、前川ちゃんまで反応がデジャブ。あれだけ外見がインパクトに満ちてるのに、自分の驚きのツボは浅いのね。
「>>1乙頼まれちゃってねー、断れなかったのよ」
わたしがそう言うと、前川ちゃんは意外そうな顔をして
「へぇー、今回はうちに回ってきたんですか。御船に行くと思ってたのに」
いや、わたしは短編集発売後にトーエでやると思ってたわよ……あら何か怪しげな電波を。
「だったら言ってくれれば色々と準備しましたよ。看板とか衣装とか」
あら、それは残念……と言いたいとこだけど、何か怖いわね。
「前川さん、あなたもその>>1乙、だっけ?知ってるの?」
ついていけない顔で、小牧ちゃんの問いかけ。
「ええまあ。つーか自分でもやりました」
その答えに小牧ちゃんの顔に驚愕が浮かび、「店長と同類だったんだ……」どういう意味じゃー!

19スレ目

入間人間 19
ttp://love6.2ch.net/test/read.cgi/magazin/1245435940/

6 名前: イラストに騙された名無しさん [sage] 投稿日: 2009/06/20(土) 07:45:04 ID:++3SkPTB
深夜徘徊を嗜んでいたら、突然にもうとが飛び出してきた!
→『気付かない』を選択して華麗にスル蹴られた。
流石、足が速いと定評のある妹である。
僕たち兄妹の間に言葉はいらないという事実を体現してくれている。本当だったらどうしよう。
このまま蹴られ続けているのもなんだし、僕もここは言葉じゃなく何か行動を起こすべきだと思い、とりあえず抱っこしてみた。
「てかお前、本当軽いよな。ほら、高い高ーい」
ひょいっという音が聞こえてきそうなくらいの月面仕様。
「ばっ、下ろせ!下ろせ変態!」
顔を真っ赤にして、じたばたと暴れるにもうとの蹴りが僕を襲うが、今の地に足付かない(色んな意味で)状態では威力も三割カットである。
「何食ったらこんなに軽くなるんだ」
好き嫌いせず何でも食べてみることがダイエットの秘訣なのだろうか。
これはまーちゃんに教えて上げねば。嘘だよっと。
「いいから早く下ろせっ!」
高く振り上げた渾身の一撃、妹のおみ足がモロ鳩尾に突き刺さった。一瞬息が止まる。
その隙をついてにもうとが再び地上に降り立った。
その後はもうご察しの通り、罵倒と蹴りの嵐が僕に上陸した。
荒くなるにもうとの息遣いと反比例して勢力を弱めていく嵐があらかた去ったところで本来の目的っぽいものを思い出す。
「折り入って頼みというかお願いがある」
「知るか。蹴らせろ」既に蹴ってんじゃねえか。
「>>1乙って言ってみてくれ」
「はぁ?何それ?言うわけないじゃん、意味分かんないし。そんなことも分からないの」
「いや、分かってたけどね」
「なら言うな、この変態蟻」
なんていうかこういうのは形が大事なのさ、結果はオマケみたいなもので。
「じゃ、用は済んだしこれで」
颯爽とその場を後に「……ぃ、ぃちぉっ」
「ん?何か言ったか」
「な、何も言ってないっ!さっさとどっか行け変態蟻っ!」
何か聞こえたような気がするけど、気のせいかな。
僕の妹がこんなに可愛いわけがないし。にもうとだけど。

20スレ目

【嘘つきみーくん】入間人間 20【電波女と青春男】
ttp://love6.2ch.net/test/read.cgi/magazin/1247400101/
27 名前: イラストに騙された名無しさん [sage] 投稿日: 2009/07/13(月) 21:34:45 ID:KzBlSVey
「こんにちはー」
「お、本当に来るとは珍しい。ちょっと待ってな、今音楽かけるから」
「よろしくお願いします……派手ですなーこの曲。えっと、バッハ?」
「ワーグナー。ニュルンベルクのなんたらだったかな。
まったく、何でこんな派手派手しいんだか。はい漫画」
「何から何まであざーす。
でもまあ、堂々と患者の前で漫画読めるなんていい商売ですねぇ」
「そんなことできるのあなただけだって。少しでも他の音がしてたほうがいいんでしょ?
一応こっちだってこの仕事で食ってるんだから」
「お、あのしょーねん相手にはやってないんですか」
「やってないっつの。貸しちゃいるけど、それだけ」
「へぇー。院内じゃ色々噂になってるのに。
『美人女医と少年患者、秘密の逢瀬』って」
「嘘こけ。そんないかにも密やかに伝わってそうな噂、あなたが聞けるわけないでしょ。
言いたかないけど、あなたは人に近づけないんだから。あの子とは一緒にいるみたいだけど」
「んー?まあ、その、あれは例外ですよ。
大丈夫、手は出しませんから」
「当たり前だ。
で、そろそろ真面目に診察しようか」
「あー、その前に一つ頼んでいいですか」
「……本当に珍しいね。私はてっきりあなたは私が嫌いなんだと思ってたけど」
「違いますよ。いい先生だと思ってます」
「嘘だけど、とか付きそうな台詞だねー。で、頼み事って?」
「>>1乙、って言ってくれませんか?」
「>>1乙?うんまあ、構わないけども、何それ?」
「いやね、ちょっとした儀式みたいなものですよ。しょーねんに頼んだけど、断られちゃいまして。
『あたしが死んだら、次はお前の番だぞ……』って言い残しておきましたけど」
「……あなたは本当に、笑えない冗談が好きだね。それも飛びっきりのだ。
いいじゃない、言ってやろうじゃないの。よくわかんないけどさ――>>1乙」
「お、ありがとうございます」
「いいって。いくらでも言ってやる。ただし、言わせたからには死ぬなよ。あの子に引き継ごうなんて間違っても思うな」
「……わかりました。善処してみます」

21スレ目

ttp://love6.2ch.net/test/read.cgi/magazin/1249589534/
【嘘つきみーくん】入間人間 21【電波女と青春男】
23 名前: イラストに騙された名無しさん [sage] 投稿日: 2009/08/09(日) 16:38:16 ID:ni0VtcwD
「そんなことないしー!しかもリュウシじゃないしー!」
あらら、これはどうしたことかあそこの病室から可愛い女の子が1人放流されてきちゃったじゃないの。
しかも早足でこっちにくるし、はいキャーッチ。頬舐め……は自重。
「はへっ?」
「お嬢さん、院内では静かにしてねー。それと、差し支えなければあそこの病室の誰のお見舞いに行って痴話喧嘩に発展したのか教えてねー」
「ち、ちちち痴話喧嘩ちゃいますがな!」
慌てる帽子(ボウコと読む)ちゃん。んー、そういやこの子制服着てるじゃない。ってことはー、
「なるほど、マコくんか」「な、なぜそれを!」
「いやー、かつては探偵役をやったこともあってねー」失敗したけど。
「お、おお、看護婦は見た!ってやつですか」
……うーん、間違ってないわねー。まさしく見たわけだし。
「ってか離していただけると助かる次第で」
「あ、ごめんそれは無理ー。でもアチシも鬼じゃないから、事情を話してくれれば考えないでもない、かも」
おっと、黙り込んじゃった。困ってる困ってる。
「え、っとね、その、にわ君が、不純なのですよ」あら、観念したのか正直ねー。どっかの嘘つきと違ってきゃわいい。
「いいじゃないのー。アホみたいに潔癖な奴よりはよっぽど」
「い、いやそうじゃなくてですね、そのなんていうか、」
「うん、まあとにかく言わんとすることは分からないでもないわよアタチも。まあそういうときの解決策は一つね」
「といいますと」「んー、教えてあげてもいいけどー、ひとつ条件があるのよねー」「ほ、ほうそれは」
「>>1乙って言ってくれない?深い意味とかは考えなくていいから」
「え、えっと、>>1乙……?」「はいよくできましたー」
「んじゃ、その、例のブツを」んーふふ、急かすのも可愛い。焦らしたいとこだけどー、まあいっか。
「突撃してきなさい」「え?」「何も考えず、どーんって。大抵そうすれば後はなんとかなるから」
「ほ、ほう。なるほど。人生の秘訣って奴ですな」「そーそー。人生の先輩からのアドバイスよー」
「で、では行ってきたいので、この手を離していただけると幸い」「いいわよーん。ただし最後に」ぺろりん。
「にょ、にゃ、ぬううううううっ!?」わー顔真っ赤。やっぱり舐めて正解だったわ。

22スレ目

【嘘つきみーくん】入間人間 22【電波女と青春男】
ttp://love6.2ch.net/test/read.cgi/magazin/1252327459/
19 名前: イラストに騙された名無しさん [sage] 投稿日: 2009/09/08(火) 01:05:34 ID:aKff/MaI
「お、ちゃーっすにわ君」
肩を叩かれる。振り返ると、予想通りリュウシさんが立っていた。
「もう部活終わったの?」
「んやー、今日は基礎練とミーティングで終わっちゃいまして。
で、しょうがないから本屋に来てみたらにわ君を発見したわけなのですよ」
そう言って、にははと言いながら頭を掻く。と思ったら直後「おーっといかんいかん、髪型がー」と言いながら髪の毛を直し始めた。
その動作がとりあえず可愛いので和む。その点エリオときたら、今でもたまにピザの欠片つけてるし散々なもんだ。
この間なんか、そのまま(しかも布団を纏って)田村商店へ出勤しようとして一悶着あった。
「で、にわ君は何を買いにきたの?」
「ん、ちょっと」
早売りされてるライトノベル……とは流石に言いにくいな。表紙の絵があんまソッチ系じゃないとはいえ、一応普通の人なんだし。しかもタイトルには嘘つきとか壊れたとか入ってるし。
ということで、さりげなく隠しつつ手元に持っていたもう一冊を見せる。
「へー……」
うーむ、なんだこの微妙な反応。お気に召さなかったか。
「いやーね、リュウコさんあんま本読まない人なのですよ。
この人の本、面白いの?」
「ん、まあ買って損はないと思う」
と言っても、リュウシさんみたいな人に推理力に優れた入院中の少女の話が受けるかは怪しいけど。
「ほほーぅ……それで、その隠してる本はなんなんですかな」うわっ、バレてる。
「な、なんのことやら」
「大丈夫、この限りなく広い心を持つと評判のリュウコさんに見せてみなさい。
……はっ……!その嫌がり方、さては、そういう本か!
んまー、でもにわ君も年頃の男の子だもんねー、そういう本の一冊や二冊……」
まずい。大変にまずい。リュウシさんが勘違いしていらっしゃる。
こうなったら背に腹は代えられない。本を差し出す……引かれないといいんだけどなぁ。
「んむ?表紙は思ったより健全だ」
リュウシさんがおそるおそるページをパラパラとめくる。
「ほーほーほー……これはなんというか……文字がいっぱいですな」
「でしょ?そういうんじゃないって」
「いやー、申し訳ないですな。ところでこれ、ちょっと読んでみたいんだけど貸してもらえる?」
……本の貸し借り。青春ポイントは稼げそうだが、はたしてこれを読ませていいものか。

20 名前: イラストに騙された名無しさん [sage] 投稿日: 2009/09/08(火) 01:07:00 ID:aKff/MaI
「>>」1乙しわすれたでござるの巻
見なかったことにしてください

23スレ目

【嘘つきみーくん】入間人間 23【電波女と青春男】
ttp://love6.2ch.net/test/read.cgi/magazin/1253105919/
15 名前: イラストに騙された名無しさん [sage] 投稿日: 2009/09/17(木) 15:48:07 ID:I/RrvsVA
「ルイージ、それなに?」
「ん、これ?エリオットにいらないって言って渡された」
「なんて書いてあるの?」
「>>1乙。ご丁寧に読み仮名まで付いてある」
「……ナニソレ?」
「さあ。エリオットもいつの間にか机の上にあったって言ってたし。何かの呪文か?」
「じゃあ叫んでみれば?なにか起こるかも」
「そんなもんかねぇ。じゃ」
ぼくは >>1乙を唱えた
しかし 何も 起こらなかった
いや、周りから嫌な視線を頂戴した。
「なにもこんな所で叫ばなくたって」
「嫌な事なら早めに済ませておこうと思ってね。今から君とデートだし」
「ルイージにとってデートって店に入ってからのことを言うのね。初めて知ったわ」
「失敬な。君と一緒にいるこの時間全てがデートと言えるだろう」
「うわー何言ってんのこの人」
「なら待ち合わせからやり直す?ぼくはそれでもいいけど」
「いい。早いうちに済ませたから言い忘れることも無いし」
「何の話だい」
「ルイージにはもう関係ない話」
ひょっとしたら次があるかもと言い残し彼女はそそくさと先にってオイ。
「トウキ!今日財布持って来てないだろ!」
彼女の笑顔が可愛かったので、この話はまた後で考えることにしよう。

24スレ目

【嘘つきみーくん】入間人間 24【電波女と青春男】
ttp://love6.2ch.net/test/read.cgi/magazin/1255015077/
55 名前: イラストに騙された名無しさん [sage] 投稿日: 2009/10/10(土) 02:34:01 ID:0ZpMKlAG
「待たせてすいません、せんぱーいってこちらさん方は?」
向こうから、彼女が手を振りながら走ってくる。
「ずぇ全然ダイジョーブ。……いや、俺も正直よくわかってないんだけど」噛みかけたけど軌道修正に成功、だよな?
気にしだすと怖そうなので、声をかけてきた後小声で何やら言い争っている二人に視線を向ける。
彼女(あくまで代名詞)同伴で地元に戻ってきて、駅でトイレに行った彼女を待ってたらカップルが話しかけてきて。
安生さんが言っていたことが起きているわけだが、どうしたものか。

「……あちらの方々はせんぱいの知り合いですか?」
「いやまあなんというか、まだ当分は未知合いってとこかな」きちんと知り合うころには君は道合い(道真の知り合い)として奴と仲良くしてるぜ!おっと何の電波だろう。
「相変わらず濃縮還元したら何も残らなさそうな喋り方ですね。ところでそろそろ、わざわざこの寒い中駅まで呼び出されてるのか教えてくれませんか」
「会いたかっ」「殴りますよ」「頼みごとがあるんだ」嘘は暴力の前にあっけなく屈しましたとさ。まあ嘘だけど。
ここにいるのも、彼女を呼んだのも、みんな1000回に1回のお約束の遵守のためなのだよ。

「ところで、お願いできますか」男のほうが話しかけてきた。うわ今直視したら目がすげえ死んでる。女もこんな彼氏でよかったのか。美形ではあるけど。
「いやまあ、彼女がよければ」
「全然とっても事情がわからないんですけどー、あなたたちはせんぱいのお知り合いですかー?」
「いえ、僕たちは通りすがりの高校生AとBでして」「えー、あなたがBですかー?」「あ、そこはお好きに」「イニシャル的には私がBでせんぱいAですよね」
男のほうの表情が凍る。うん、彼女と普通に会話するのは無理か。
「で、なんか>>1乙、だっけ?って言ってほしいらしいんだけど」
「ほーほー。いいですよー」
そう言うと、彼女は息を吸い込んで、「はい、先輩も一緒に」「え、うん」
「>>1乙!」「えっと、>>1乙」少しタイミングがずれた。
「これでいいですかー?」「ありがとうございました。んじゃ枇杷島、行こ」「え、ちょっとこれで終わりですか?」
何やら言い争いながら、カップルが去っていく。
よくわからないけれど、男のほうとはろくでもない会い方をする予感がした。……嘘だろうな。

25スレ目

【嘘つきみーくん】入間人間 25【電波女と青春男】 
ttp://love6.2ch.net/test/read.cgi/magazin/1257602154/
20 名前: イラストに騙された名無しさん [sage] 投稿日: 2009/11/08(日) 07:02:20 ID:qscrKEv1
「しりとりをしよう」
「あのねぇ、小学生じゃないのよ。何?しりとりって」
「もちろん、ただのしりとりじゃないよ。買った方が負けた方に携帯番号を教えるという特別ルール版。よーし、燃えてきたぁ!」
「願わくばそのまま燃え尽きてくれると嬉しいわ。骨くらいは拾ってあげるから」
「一緒の墓に入ろうねってこと?」
「……どうでもいいけど勝った方が負けた方にって普通逆じゃない?」
「そこがミソなんだよ。相手の番号を知りたかったらわざと負ければいいからね」
「感心するくらいあなたにしかメリットがないわね」
「俺の携帯番号がゲット出来るじゃん」
「黙れ。まぁ、私の番号をあなたに知られるよりはマシね」
「俺はわざと負けたりしないから、安心して。正々堂々と負けてみせるから。あ、でもきみがわざと負けてくれても嬉しいな。俺の番号を知りたいってことだから」
「あなたのポジティブさにはもう今更呆れないけど、私はまだ一言もやるとは言ってないわよ」
「まーまーそう言わずに」
21 名前: イラストに騙された名無しさん [sage] 投稿日: 2009/11/08(日) 07:05:12 ID:qscrKEv1
「あと、さっきからこの手は何?手を繋ぐのを許可した覚えは無いんだけど。当然のように繋がないで」
「いや、幸せって慣れちゃうっていうけど、本当かなって。俺はまだまだ全然幸せ一杯だけど」
「私には不快以外の何物でもないわ。好きな人を不幸にして幸せなのあなた」
「大丈夫、きみが俺と手を繋いで幸せを感じられるようにしてみせるよ」
「あーもう、分かったから人前で繋ぐのは本当にやめて。恥ずかしいから」
「分かった。どっか二人きりになれるところに行って思いっきり繋ごう」
「一人っきりの時なら許可するわ。だから今は早く離して」
「じゃあ、せめてしりとりが終わるまで。俺からスタートね。しりとりのりで、りんご」
「ごめんなさい、用事を思い出したから私これで」
「電話」
「私の言ってること、聞いてるのかしら?」
「らくだ」
「だから、鬱陶しいですついて来ないでくださいって言ってるじゃない」
「>>1乙」
「……ついに、意味不明な単語を生みだし始めたわね」
「ネタ切れです。自然な流れが思いつかない、もう駄目だ」
「誰に向かって電波発信してるのよ。まぁいいわ、私の勝ちね」
「……あはっ、ちゃんとやってくれてたんだ。なんだかんだ言ってやっぱり優しいなぁ」
「……っ!番号一度しか言わないから、聞き逃しても知らないわよ」

26スレ目

【嘘つきみーくん】入間人間 26【電波女と青春男】
ttp://love6.2ch.net/test/read.cgi/magazin/1258964868/
79 名前: イラストに騙された名無しさん [sage] 投稿日: 2009/11/24(火) 21:50:11 ID:9voSfJ41
「んーと、ここでいいのかな。あ、おかえりー」
「ん、ただいま。ってちょっと待てぃ!なんで俺の部屋に!?しかも勝手にパソコン使ってるし!」
「アタシ、パソコン持ってないからさーちょっと借りてるって訳さ」
「訳さ、じゃなくて……でもなんで?ロック掛けてあっただろ」
「こう見えても元精神科医だからねー。弟のパスワードにしそうな言葉くらいお見通しなのダ!」
「そんなところで無駄にスキル発揮してんじゃねえよ!」
「大丈夫、お母さんと恵空には黙っといてあげるから」
「何をっ!?」
「んー女医さんとかー婦警さんとかー「黙っといてくださいお願いします」
「今度また奈月でも呼んだげよっか」
「いいからっ!あ-もう最悪。で、何してんの」
「いや実はさ、この前『いきなりですけど今回の議題はですね』『んー何々?』『その前に先生、一つお尋ねしてもよろしいでしょうか』『スリーサイズか、このエロガキ』『失敬な。先生の個人情報なんてとっくの昔に取得済みですよ』
『ふっふ、甘いな。アタシの体は未だ発展途上』『早く進化してください』『まだレベルが足りねー』『先生ってパソコン使えます?』『恋日様を舐めるなよ!』『あ、じゃあお願いがあるんですけど……』てなことがあってさー」
「………………………………………」
「ん?どったの?」
「俺は、その……姉貴の記憶力が恐ろしいよ」
「いやー、久しぶりに家族以外の人間と会話したからねー」
「……てかまた少年Aかよ。姉貴も一途なのはいいけど、歳の差も考えよーぜ」
「十歳やそこらたいしたことないってだから違うっちゅーとろーが!」
「はいはい。で、そのAくんに何頼まれたん?」
「なんかね、ここにこれ書き込んでくださいって」
「>>1乙?何これ?」
「アタシもよくわかんないんだけど、まーあの子の頼みだし……暇だし」
「最後のは胸の内にしまっとけよ」
「うー退屈に殺されるー。ってなわけで一緒にゲームやろうぜ!」
「小学生かよ。ま、いーけど。ちょっとだけな」
「きゃーん、素直じゃないんだからーでもそんなところも大好きー!」
「っだぁぁぁぁから、抱きつくなぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

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最終更新:2011年08月24日 22:36
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