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懐かしい校舎

懐かしい応接室 ・・・。

君に最後に会ったのも、ココだった。

僕がいつも応接室にいたのは、

君の為だった。

君と初めて会って、闘って、その日から―

君は僕の為に、応接室まで通ってくれた。

君と居る時間は、本当に楽しかった。

僕の白黒だった毎日に色がついたような気がした。

時間が止まればいいな、何てことも考えた。

ずっと一緒に居たかった。

・・・・・・・・・―ずっと―・・・・・・・・・・・



でもいつの間にか、君は僕の前に現れなくなっていた。

応接室に居れば絶対会いに来てくれる、って信じて、夜まで待った事もあった。

でも..................................

君は来てくれなかった。

寂しかった。

悲しかった。

元々一人だった僕が、唯一愛した人だった。



君が応接室に来なくなった、2ヶ月くらい後かな。

僕は校内の見回りをしていた。

その時―  観てしまった。

あの時の草食動物たちと群れてる彼 ― 山本武を

眼が大きく見開く。

胸が締め付けられるような痛みが、僕を襲った。

痛い・
 
痛い・

痛い・

痛い・    

痛い・

胸が痛い・・・・・・・・・・・・・・



その瞬間、全てにきがついた気がした。

そっか・

僕は結局独りで生きて行かなきゃいけないんだ。

そうだ。僕は元々群れるのには向いてないんだ。

大丈夫。

最初は独りだった。

平気。

もう山本のコトは忘れよう。

あ・・・・

どうしたの? 僕。

震えてる。

どうして・・・・・??

涙がこぼれる

ねぇ・・・・答えて・・・・誰か・・・・・・・。





懐かしいね。

君との記憶がこんなにも鮮やかに心にこびりついてるなんてね。

君はもうこの空の続く場所のどこにも居ないのに。

君が最後に僕に言ってくれた言葉、なんだったの?

応接室―・・・・


僕は応接室に向かった。


応接室のドアを開けると・・・・

部屋の窓に紙が貼ってあった。


『雲雀へ』   

『俺はお前を愛してる  山本武』


それだけ書いてあった。

気がつけば、生暖かい水が頬を伝って堕ちていった―

―やっぱり、僕は君が好きだよ―
最終更新:2009年12月03日 18:08