曲紹介
- 制限の内で、意外と点Pはとても自由なのかもしれないな、って思えるくらい広々とした空間を感じる楽曲
歌詞
どれも同じ色に染まる どれも同じ道を辿る
どれも同じ顔に見える どれも同じ唄を歌う
どれも同じ殻に籠もる どれも同じ時を刻む
どれも同じ問いを掛ける どれも同じ意味に思える
僕らは分かり合おうとする 欠陥フィルタの向こう側の
蚊も孵化もない世界という プレパラートの上で
形骸化した重力加速度が 傘を叩きつける日に
一声「NO」で舞う 羽音の映えた嘘ばっかりの点P
夜に昇る太陽になって 地平の果てを見に行こうとした
出口のない迷路だと分かってはいる
誰かが決めた座標の中で 僕は誰だと繰り返すだけ
掴み処もない蜘蛛か何かか?
どれも同じ理由を述べる どれも同じ帰結を返す
どれも同じ謎を秘める どれも同じ答えに行きつく
僕らは分かり合えないが ただ空しく散ることはできる
力も負荷もない世界という デッドエンドの前で
軽快した微熱のような夢を 失うほど想うくらいなら
一線状に舞うハ蝶々 そのループを解いて
夜に昇る太陽になって 地平の果てを見に行こうとした
出口のない迷路だと分かってはいる
縦軸は他者が決めた閉塞 横軸は星が決めた法則
今日だけは 今日という人工砂漠を
浮遊する――
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最終更新:2020年06月19日 05:44