春尽く

はるつく【登録タグ: 波海 闇音レンリ

作詞:波海
作曲:波海
唄:闇音レンリ

歌詞

巡る春をいくつ数えたでしょう
咲く花がどうも悲しみに似てしまう
黙る傘の雨もいつかのこと
さよならは花の夢を見る

凍てつく風の冷たさを撫で
舞う髪はあなたへ伸ばす手のようで
歩く道にいくつ見えたでしょう
映る世にどうもあなたが足りなくて
桜に一人寂かに待ち惚け
たぶん明日には忘れるからさって
悲しみばかりがあなたを隠す
あなたにはあたしがどう見えたのか
言葉に留めようとする間にも
老い急ぐ時間は巻き戻りはしない
この眼に映るよう なぞるように
空に描くも徒なりか

花も残らぬほどに 今 吹き荒べ
散るは美しいと あなたは言った
浅い夢を見る瞼の裏 微睡む現
惑い冷える曇り 揺れる影を落とす
またあなたを思い出す
千切れる陽炎 欠片を縫う
また季節は動き出す
あたしだけを ここに置いていく
幻 名残 あなたの名前
口開く間に 春尽く

春霞立つは君の影
鳴きもせず飛び立つ鳥はどこへ行く
淋しさばかりが花をつける
一つ願わくばこの嵐よ

君も残らぬほどに 今 吹き曝せ
さよならが涙に 変わるまでは
いつか枯れるなら あたしをここへ埋めて欲しいの
それから桜になって あなたのこと待つわ
また会えたその時には
「美しい」ただ一言でいい
その言葉だけが欲しい
花を降らすそれは泣く様か
揺蕩う 掴む 花弁のこと
風よ 今吹け 花も残らぬほどに 今 吹き荒べ

散るは美しいと あなたは言った
浅い夢を見る瞼の裏 微睡む現
惑い冷える曇り 揺れる影を落とす
またあなたを思い出す
春散るこの先が 地獄でも
またあなたを思い出す
待ち惚け 桜は誰を待つ
さよなら刹那 あなたが見えた
口開く間に 春尽く

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最終更新:2023年02月28日 20:51
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