曲紹介
- LINEのオープンチャットで限定公開された。
- タイトルのammocoetesはヤツメウナギの幼生のこと。
歌詞
仮初に凪いだ月の影は
複写した海を想い起こさせる
哉生魄とは名ばかりで十重二十重にも
折り重なる思念體の原意
篝火の中にはいつか求めた言葉の刃
火影に微睡み嘰ろふ
夢傀儡は身動ぎ船の上
羨望は異になづさふ
止め時を知らない悪口は
い積もる「い段」と「え段」の
硝煙で透かして見る
散佚した日記帳を
誘蛾灯で照らしてみよう
青葉が斑に喰われて踊るように
私も身を焦がしてみようか
貴方が私を忘れる前に
顔を隠しても雪明りが下から
浸み込んでくるから
涙が可視光を吸収して
寂しい光を湛えるから
立ち止まった
あぁ荒唐無稽な傘を広げてあなたの帰りを待つ。
どれだけ骨を揺らしても纏わりつく水滴に
奇異な目を向けても
どんどん濡れていくだけよ
人熱を縫い合わせ
夜の街は闇の中息をしている
地面に寝転んでも土に還ることはない
無菌室の床の上では
私は黒いシミになってそこに居続けるから
行き先を訊いた人にあなたの面影を重ね
ふと取り出した殺意に後ろめたさを感じて
足早にその場を後にする
輝かしい栄光は俯瞰した今を破壊していく
頓丘に逍遥すらばいつか永久の眠りに誘われん
攪乱していく雲の群れ
炎浴びて靡く花の群れ
恣意を湛えた霖の群れ
天離る鄙びた人の群れ
移ろう物を追い求める
見限った毒電波の包囲網
碧霄に隠す
散文、桃源郷への道筋は曖く
茫漠たる昏溟の涯に
警句を取り込むも同じ轍で足踏みする
快楽とは心情を取り巻く衛星のようで
幾度霧らすも外からやってきては私を惑わせる
ほら、そこをご覧、対象が鯘る。
裏側から沸々と肉の滾るような憾みが見て取れる。
感情は複雑怪奇で、1と0の二項では到底表意できぬ。
それでも寄り添わぬはあなたのため。
錆び付く回路を骨身に浸し、
10余年程の時間で何ができるだろう。
右手に携えたナイフと、リュックの中に入った殆ど澱粉で彩られた〇、〇、〇。。。。。
手短な縄と、水を湛えれば重くなる服。
片道切符、駅の隅に閉じ込めた
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最終更新:2024年08月08日 23:19