曲紹介
幸福
- waltz 2,000,000,000
- パラつく小雨はどこか暖かそうで。ふわりと弾むワルツ
歌詞
旅の荷物はきっと軽い方がいいから
わるい夢も記憶も飛ばしてしまえ朔風よ
真夜中に狭い歩幅は揺々 探し物してる
何処へ行くのと尋ねるぼくの声は聞こえないみたい
過ぎし日が次第に毀れるのはあなたのせいじゃない
差し伸べられた手 取れなくても誰かが弱いわけじゃない
悴んだひつじぐも数えて
思考が凍り付いて瞼が重くなる迄
来た道 好きなひと 昨日の献立 全部ぼくが覚えておくよ
旅の荷物はきっと軽い方がいいから
わるい夢も記憶も飛ばしてしまえ朔風よ
やがてかみさまのくちづけが迎えに来る日に
鉛の心臓 割れる音
あなたは知らないでいて
剥がれるメッキを嘆いているばかりの置き場所ないからだ
隣にいてもどうしてもぼくの言葉は響かないみたい
あなたの憂いは100年後に動かないのだから
そのなみだの理由のひとつくらい ぼくにくれよ
やがてかみさまの気まぐれが頬を撫でたら
ふたり下手くそなワルツで鼓動を食い潰して
瞬く街路灯
カーテンコールみたいに雨音の中で
あなたの帰る場所にぼくはいないけれど
瞳の色も声も触れた手のかたちも
忘れられないのだから幸福だ
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最終更新:2024年04月25日 18:16