hangover

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作詞：文無
作曲：文無
編曲：文無
唄：塩音ソル

曲紹介

25時

• 文無氏の34作目。

歌詞

道理（わけ）もない憂鬱で
だだっ広い空白を埋めたまま
明日へ連れて行かないでくれよ
何もない場所（とこ）からなみだが出るのが
甚（いた）くヒトがましくて嫌だな

名前の貰えない違和の正体を
酸欠頭で探している夜光虫（ノクチルカ）
弱い存在（もの）が弱い存在に優しいなんて、限らないから
心奥は秘匿

直せない寝癖が惨めになって
ずっと顔を伏せていた
周回遅れの思考がどうして終夜（よすがら）
身体（からだ）にしがみついている

幸も不幸もどこか遠くの物音のように
わたしの本性は伽藍堂
飲み下せ虚飾を

道理もない憂鬱で
だだっ広い空白を埋めたまま
明日へ連れて行かないでくれよ
何もない場所からなみだが出るのが
甚くヒトがましくて嫌だな

浅い海でばかり生きてきたツケを
先送りにし続けるオルガネラ
他人の栄光の分だけわたしの分が減りはしないかって
一歩も進めないくせに焦燥を焚き付けて
何と戦って何を得たがっているんだ

酸いも甘いも鹹（から）いもただ出涸らしになって
中身空っぽの単細胞
されど無謬（むびゅう）であれ

消せない記憶の
わたしの一番脆い部屋を
千鳥足ばっかで踏み荒らして
泥のように眠っては不自由を綴っている
宿酔のI.D.L.

道理もない憂鬱と
上手く踊れないで25時
明日へ連れて行かないでくれよ
じぶんの心臓すら思うに任せないの
本当ヒトがましくて嫌だな

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