正しい音楽の辞め方

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作詞：Reta
作曲：Reta
編曲：Reta
唄：Fιφne、重音テト

曲紹介

歌詞

画面に浮かぶ文字
降り積もる0と1が首を絞めて
大好きな音が苦しくなっていた

あの日夢に見たセカイの色がどっかにあんだって
でもさ　こんだけ探してないなら
本当はどこにもないんじゃない？って
嫌になっちゃうくらいなら
いいんじゃない？
いっそ逃げたって
もうめんどくさいや
考えんのすら投げ出したい

誰も聴いちゃくれない
誰も覚えちゃいない
誰もふり向いちゃくれない

書いた言葉と旋律は
誰にも届かないまま消えてく
それくらいならもういっそ―――。

どこにもない逃げ場所探してた
作ったもんはゴミばっか
眩いステージの舞台袖
僕らはずっと下位互換のスペアだ
笑いながら手を叩くキミは
ひたすらに涙隠した
歪んだきれいな笑顔塗り重ねて
ひたすらに嘘隠した

諦めんのはまだ早い？
(もう遅いよ)
諦められないんだ
(もう少しもう少しって)
無様に足掻いて叫んだ
僕らの「好き」はこれだ
誰かに届けって

ただひたすらに届けたいだけなのに

僕はキミを選んだんだ
君はボクを選んだんだ
偶然か？必然か？そんなことどうでもいい
キミだから　キミとだから
大好きな音楽を始められたんだ

グチャグチャになった気持ちも
嫉妬にまみれた思いも
全部知らなかったのに
気づけば数字ばっかに囚われて
大事なものは全部捨てちゃった
こんなはずじゃなかった

一度始まったメロディーは
死ぬまで二度と終わりゃしないさ
届くまで歌わなきゃ　奏でなきゃ
もう逃げ場所なんかどこにもないんだ

正しい音楽の辞め方を
誰かが教えてくれたなら　
迷いを苦しみを痛みを悲しみを
全部消し去れるのか

辞めたいって願うほど
本当は音楽が大好きで
ここで出会った全てが
もう手放せないくらい愛しいんだ

正しい音楽の辞め方なんて
もうどこにもないよ
キミと出会ったから
キミと出会えたから

そうやって逃げて逃げて
弱さの証明を綴っていけ
僕らの命が鼓動が
旋律に律動になって征く

紡いだ音を愛すこと
それすら出来なくなったなら
その日僕らは死ぬんだろう
その時に僕らは知るんだ

正しい音楽の辞め方を。

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