作詞:
ある調味料
作曲:ある調味料
編曲:ある調味料
唄:余珀・コード:ロケール
曲紹介
ここがおしまいなの
歌詞
(左:余珀、右:コード:ロケール)
| 仕舞いたいから散らかしたの |
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それならここはそうしようか |
| かえりたいからここにいるの |
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ぼくらはもうここにはいないもの |
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そうだろ |
| 聞き取れないよ 一問目 |
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転んだ裏庭 |
| わたしの耳はどこ? |
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書きそびれた境目 |
| 落とした靴下 |
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迷い込んだら百年目 |
| 言いそびれたただいま |
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見返したろう 栞の裏 |
| ペンと骨と針と鍵と |
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塞ぐ手爪先を剥がしましょう |
| 右の親指を隠したら |
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前も見えないでは歯も立たぬ |
| おまじないは出来上がるの |
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並べてあなたに誂えましょう |
| ひそひそと指窓越しに |
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どうぞ 手の鳴る方へ |
| きこえるもの |
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| 鍵付きの思い出に紛れましょう |
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腱と羽根ときみの棘と |
| 花に似たきみの指端(ゆびは)の色 |
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合図をひとつ鳴らしたなら |
| じゃあね一昨日にお会いしましょう |
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声を揃え頂きましょう |
| またね もう来ないで |
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あとさきが気休めのためにあるなら |
ここがおしまいなの
| なくしたいから握ってるの |
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それなら迎えはどうしようか |
| ここにいるからいなくなるの |
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ぼくらはもうどこにもいないもの |
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そうだろ |
| 逃げ出せないよ 一匁 |
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滅んだのは違和 |
| 帰りの道はどこ? |
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聞きそびれた名前で |
| 握った指先 |
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呼び出したなら喜んで |
| 生きそびれはいないな |
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仕返したろう 撓(おお)りの意 |
| ペンと骨と針と鍵と |
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さ 捧ぐ柃(ひささき)を育みましょう |
| 右の親指を失くしたら |
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何も知らずでは腹も立たぬ |
| おまじないではなくなるの |
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捕えてあなたに差し出しましょう |
| かちかちと合わぬ歯の根を |
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どうぞ 気の向くまま |
| なぞったもの |
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| 嘘吐きのついでに託しましょう |
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腱と羽根ときみの肢(あし)と |
| 恥に似たわたしのひとりごと |
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合図をふたつ鳴らしたなら |
| じゃあね一昨日にお会いしましょう |
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零れ落ちた星空のよう |
| またね もうしないで |
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七寸(みずつき)は慰めのためになるのかな |
| ペンと骨と針と鍵と |
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刮(きさ)ぐ拍節器を払いましょう |
| 右の親指を隠したら |
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息もしないでは的も立たぬ |
| おまじないにもまつわるの |
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努めて約束を違えましょう |
| ぱちぱちと薄闇越しに |
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どうぞ 手の鳴る方へ |
| めざめたもの |
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| 暁を裂帛(さいで)で拭いましょう |
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腱と羽根ときみの街と |
| 誰に似たきみの微温(ぬるま)の色 |
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合図をみっつ鳴らしたなら |
| じゃあね一昨日にお会いしましょう |
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土に伏せた羽撃(はばた)きのよう |
| またね もう見ないで |
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手続きが諦めのように降(くだ)るなら |
ここがおしまいなの 果てがもう来ないとしたら
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最終更新:2025年01月08日 09:05