草葉の陰


曲紹介

  • プレイリスト「大問2.5」に収録。
  • アルバム「治外法権 - EP」2曲目。

歌詞

暗い、暗い、黄泉路には、
不義の傷跡が棲むと言う、
近付いて冥に戻る唄を、
今も、今も、
覚えています。

赤く、赤く、顕っていた、
とうに暗闇が迫っていた。
面影は遠く靡くばかり、
懺悔すら残さずに。

とめどなく揺れる木陰にて、
数奇な宿命を見る。
果てには記憶も壊された、
「この動画は再生できません。」

幾千代の声が、
主無き鐘が、
互い違いに僻み合う、
もう戻れない、
理と錯されて。

明日も、
何者を焚べて、
存在しない響きが集う場所、
冒されたまま、
甘い夢を見ている。

急げ、急げ、月夜の下、
衝動に呑み込まれる前に。
杯を暦に刻んだ、
「何故」も、「⬛︎⬛︎(だせ)」も、
喪に服すだけ。

浅い、浅い、水面には、
屠殺の調べが憑くと言う、
陽炎が誰かを唆した、
春はもう来ないのに。

とめどない歌の残り香の中、
顔を匿して泣いている。
欠けた舞台装置、
愛情で鍍金をして。
あなたは何も正しくないのに、
無常に手をかざす。
怨嗟の勢いで詩を綴れば、
いずれ身を滅ぼしますよ。

跡を残す者、
匙を放つ者、

侮れない思想に轢かれ、
臓物を四方に散らす、
通信途絶のシラブルの前に、
誰もが項垂れるように。

幾千代の声が、
主無き鐘が、
互い違いに僻み合う、
もう戻れない、
断わりと欺されて。

明日も、
何者を焚べて、
存在しない響きが集う場所、
応酬で滲んだ。

不治の病が、
還らずの風が、
二重々々で歩み出す、
意図も分からず、
その施しを偲ぶ。

今はもう、
言葉すら要らず、
白装束に静物画を飾る、
盲目なまま、
甘い夢を見ているの?

全てあなたの所以です。

コメント

名前:
コメント:
+ タグ編集
  • タグ:
  • デフォ子
  • 全てあなたの所以です。
  • ニコニコ外公開曲
最終更新:2025年04月05日 11:35
ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。