作詞:
霧四面体
作曲:霧四面体
編曲:霧四面体
唄:毒命
曲紹介
- 霧四面体氏の66作目。
- 『ボカコレ2025冬』エキシビション部門参加曲。
歌詞
気付かれないように睨んでいる 空蝉の藪の中
各々の審美眼だけが真価を見定める
グラグラと揺らぐ足場に 縋り付く勝利数 言論
凡俗な考え 浮かぶ 氷塊の頂で
心々 所々 共々 この世の物 元々漫ろの物
問おう その嘘も 呪う ホロウ とも 炎 コード 五度 おどろおどろ 音
辿り着いた祈りが叶った事には為らない
隠された罪を暴く 夏の夜の帳を噛み碎く
闇を迷う絶望の言葉 辺りをズルズル這い回る
救われたい 報われたい その果実を求める憧憬を
殺せ 殺せ 悪意なき倨傲 捧げた魂は
平等だ 十二の比 少しずつ狂っているのだから
猛毒で盲目な感情のまま事を始めれば善い
変えられない現状を飼う その為に音楽が在るんだ
―――黒蛇の居場所を示せ、
然すれば理想郷の祝祭に招かれよう―――
試される ここは反響房 点される有理数の火
我々は当事者らしい 審判の時を待つ
明かされる命の所有権 仕組まれたウラ・オモテ
哀しみの全量 嵩む 電脳のフォークロア
知識 見聞き 息 響き 行き来 時期 仕切り 見切り 霧 二ミリ右に耳
疑似満ち引き 自意識 一位に位置 閾値ギリギリ踏み外す
多大な課題だ 互いが加害だ 騒いだ話題は 只今打開だ
足掻いた場合は他愛ない 行く宛てない気持ちが揺れている
創造 超常現象 表彰 才能開花 聴衆 整合性 頬を伝う
上り詰めたって世界は 何だって不幸な運命 こんな結果じゃ僕らはどっちが本性?
許されたい 助かりたい 事実じゃない 醜く燃え上がる
フィクションと現実を区切る理性を何処に見出せば善い?
愛されたい 欲されたい その手足を持たない情動を
隠せ 隠せ 倚る辺ない詩 画面の裏側に
繍しく聞こえのいい痛みだけ咥えて弄ぶ
見てもいない悪い夢ばかり 何時でも何処でも思い出す
人は誰も傍観者だ 許し合えなくて充分だ
その罰に音楽が在るんだ
そして長い長い夢を見ている 幻想だって知った僕は
創られた世界をどうして肯定してんだよ
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最終更新:2025年08月25日 17:51