曲紹介
時雨様に最高にかっこいい曲を作って頂きました。
この場を借りてお礼申し上げます。
歌詞
息を止めて 触れた指先で
『あなた』を確かめる
「もう一度」を 強請る様な目つきで
今日も死んでいくんだ
首筋に歯と爪の跡を付けて
「あなた」の声を喰む
押し殺してる 声ごと貫いて
「夜が死んでいく。」
「突き刺す程鋭く、」
「世界は尖っているんだ。」
「ボロボロになった記憶が、呪うの。」
安楽の錠剤も 掠れて消えた祈りも
曖昧になって喉を締め付ける
「狂ったフリが上手くなって、」
「呼吸の仕方、もう分かんないや。」
「この命の使い方も、」
「『あなた』の名前さえ。」
飲み込んで、口を開けて、舌を出し、次を強請っている。
「あぁ、」
「こうやって飼い慣らされていくんだ。」
「笑えるね。」
「助けて」さえも 声にならない夜も
外せない首輪 嗚咽混じりの声
犯した指
「もう一度、ねぇ?」
「壊す程愛してよ、」
「忘れない様に刻んでよ。」
ぐちゃぐちゃになった感情で笑う
飲み込めない鎮痛剤
吐き出してしまった偽薬も
ドロドロになってしまう
「キスをして?」
「ボロボロのこの命に、」
「『あなた』の証を残して。」
白い部屋 笑う君
最期のキスをした
あぁ、歪に間違っては
繰り返し、歌を吐く
「『間違った命』なんて言わないでよ、」
「ねぇ?」
「願いは何時しか呪いになって、」
「祈った言葉が突き刺さるんだ。」
「許して欲しいんだ、歪な僕を、」
喉を通した呪いで言う。
「愛した事を忘れないで」って。
飲み干した媚薬が回る。
押し倒して、言う。
「『好き』だけでめちゃくちゃにして?」
「息も詰まる程の愛で、」
「このまま、死んでしまえたら楽なのに。」
「…なんてさ。」
口を塞ぎ、指でなぞる。
舌を出し、次を強請ってみる。
あぁ、今夜も僕は死んでいくんだ。
「笑える。」
『 』も思い出せない躰を、
抱きしめて、
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最終更新:2025年09月29日 20:33