【SS書き師募集】鬱デレの日々【絵師も】
●鬱デレって、なんですか?
いつもは、ネガティブにうじうじ・・・。 「もう、死にたい・・・」
大好きな彼の前では、デレデレ・・・。 「ねえ、ちゅうしていい・・・?」
ちょっぴりダークで、危険な「鬱デレ」に萌えるスレッドです。
●このスレッドって、何を書き込めばいいんですか?
鬱デレに関する、SS、イラスト、雑談、等々、鬱デレへの思いの丈を書き込んで下さい。
●SS投下について
・感想レスは励みになるので大歓迎、コメントがあるとうれしいです。
・長編SSは、ページを振って下さい。(1/5、2/5等)
できれば、書き上がってから一斉投下しましょう。
投下前はリロードを忘れずに。 スルーされても泣かないで・・・。
・トゲトゲせずに、お気楽にいきましょう。
●まとめサイト「新ジャンル」鬱デレまとめ。
http://www19.atwiki.jp/utudere/
●避難所「鬱デレ秘密基地」
http://jbbs.livedoor.jp/otaku/7959/
いつもは、ネガティブにうじうじ・・・。 「もう、死にたい・・・」
大好きな彼の前では、デレデレ・・・。 「ねえ、ちゅうしていい・・・?」
ちょっぴりダークで、危険な「鬱デレ」に萌えるスレッドです。
●このスレッドって、何を書き込めばいいんですか?
鬱デレに関する、SS、イラスト、雑談、等々、鬱デレへの思いの丈を書き込んで下さい。
●SS投下について
・感想レスは励みになるので大歓迎、コメントがあるとうれしいです。
・長編SSは、ページを振って下さい。(1/5、2/5等)
できれば、書き上がってから一斉投下しましょう。
投下前はリロードを忘れずに。 スルーされても泣かないで・・・。
・トゲトゲせずに、お気楽にいきましょう。
●まとめサイト「新ジャンル」鬱デレまとめ。
http://www19.atwiki.jp/utudere/
●避難所「鬱デレ秘密基地」
http://jbbs.livedoor.jp/otaku/7959/
鬱デレ キャラクターバリエーション①
トラウマ系 デフォルトネーム: 鬱(うつ)
基本的性格:無口、悲観的、自傷癖、自殺願望等を持つ場合が多い
現行のデフォルトキャラ、過去の辛い経験から、鬱状態になっている
【SSサンプル】
鬱「・・・」
男「元気ないな。どうした?」
鬱「・・・別に」
男「顔見れば分かるよ。何かあったんだろ?」
鬱「・・・」
男「言ってごらん」
鬱「・・・死にたい」
男「そっか・・・」
男「じゃあオレも一緒に死ぬ」
鬱「え・・・?」
男「お前のいない世界なんて生きてても意味が無い」
鬱「・・・そうなの?」
男「ああ、そうだよ」
鬱「・・・・・・エヘヘ」
トラウマ系 デフォルトネーム: 鬱(うつ)
基本的性格:無口、悲観的、自傷癖、自殺願望等を持つ場合が多い
現行のデフォルトキャラ、過去の辛い経験から、鬱状態になっている
【SSサンプル】
鬱「・・・」
男「元気ないな。どうした?」
鬱「・・・別に」
男「顔見れば分かるよ。何かあったんだろ?」
鬱「・・・」
男「言ってごらん」
鬱「・・・死にたい」
男「そっか・・・」
男「じゃあオレも一緒に死ぬ」
鬱「え・・・?」
男「お前のいない世界なんて生きてても意味が無い」
鬱「・・・そうなの?」
男「ああ、そうだよ」
鬱「・・・・・・エヘヘ」
鬱デレ キャラクターバリエーション②
自虐、妄想系 デフォルトネ-ム: 鬱(お名前募集中)
基本的性格:親切、温厚、反面優柔不断で決断力が弱く、板鋏状態になりやすい。
物事を極端に悪い方向、良い方向に妄想する。躁、鬱の変化が激しい。
【SSサンプル】
男「鬱っ、一緒に帰ろーぜっ!」
鬱「ごっごめん、今日は部活のミーティングで・・・。」
男「そか、じゃあ、しょうねーか。またなっ!」
鬱「(どっどうしよぅ、せっかく男君が一緒に帰ろうって、誘ってくれたのに・・・)」
鬱「(嫌われたらどうしよ、嫌われちゃうかな?、嫌われちゃうよね・・・。)」
鬱「(きっと、怒ってるよね。 明日どんな顔して・・・。いやだっ、やだよぅ)」
男「おっ、おい、鬱、うつ、どした、何、泣きそうな顔してんだ?」
鬱「やだ、やだよぅ、一緒がいい、やっぱり、一緒に帰る~。」
男「わかった、わかったから、部活、何時に終わるんだ?」
鬱「ぐすっ、6時ごろ・・・。」
男「おし、待っててやるから、泣くな、なっ」
鬱「くすん、ほんと・・・、だっ、だいすき」(///////)
自虐、妄想系 デフォルトネ-ム: 鬱(お名前募集中)
基本的性格:親切、温厚、反面優柔不断で決断力が弱く、板鋏状態になりやすい。
物事を極端に悪い方向、良い方向に妄想する。躁、鬱の変化が激しい。
【SSサンプル】
男「鬱っ、一緒に帰ろーぜっ!」
鬱「ごっごめん、今日は部活のミーティングで・・・。」
男「そか、じゃあ、しょうねーか。またなっ!」
鬱「(どっどうしよぅ、せっかく男君が一緒に帰ろうって、誘ってくれたのに・・・)」
鬱「(嫌われたらどうしよ、嫌われちゃうかな?、嫌われちゃうよね・・・。)」
鬱「(きっと、怒ってるよね。 明日どんな顔して・・・。いやだっ、やだよぅ)」
男「おっ、おい、鬱、うつ、どした、何、泣きそうな顔してんだ?」
鬱「やだ、やだよぅ、一緒がいい、やっぱり、一緒に帰る~。」
男「わかった、わかったから、部活、何時に終わるんだ?」
鬱「ぐすっ、6時ごろ・・・。」
男「おし、待っててやるから、泣くな、なっ」
鬱「くすん、ほんと・・・、だっ、だいすき」(///////)
さぁ始まったぞ。
馴れ合い臭きついやつは気をつけろよ。
馴れ合い臭きついやつは気をつけろよ。
>>1鬱
男「鬱ー、一緒に帰ろう」
鬱「あ……ごめん……用があるから」
男「そうなんだ。それならしょうがないな」
鬱「(どうしよう。せっかく男君が一緒に帰ろうって、誘ってくれたのに……)」
鬱「(嫌われたらどうしよ、絶対、嫌われちゃうよ……)」
男「なんで服の裾掴んでんの?」
鬱「……」
男「一緒に帰る?」
鬱「コクン」
こうですかわかりません><
鬱「あ……ごめん……用があるから」
男「そうなんだ。それならしょうがないな」
鬱「(どうしよう。せっかく男君が一緒に帰ろうって、誘ってくれたのに……)」
鬱「(嫌われたらどうしよ、絶対、嫌われちゃうよ……)」
男「なんで服の裾掴んでんの?」
鬱「……」
男「一緒に帰る?」
鬱「コクン」
こうですかわかりません><
今出てるお題整理
「鬱デレバイトする」「鬱デレ野良猫に餌」「学食でパンをゲットせよ」
「鬱デレとペット」 「鬱デレが他の男からコクられたら?」
「鬱デレとサイコ」 「鬱デレとスポーツ」 「鬱デレと怪談」
「鬱デレとプリン」 「鬱デレと手料理」 「鬱デレお宅訪問」
「鬱デレとペットショップ」 「鬱デレと駄菓子屋」 「生活の知恵鬱デレ編」
「鬱デレ大型犬にめっさモテル」 「鬱デレと肉まん」
こんなもんか。
「鬱デレバイトする」「鬱デレ野良猫に餌」「学食でパンをゲットせよ」
「鬱デレとペット」 「鬱デレが他の男からコクられたら?」
「鬱デレとサイコ」 「鬱デレとスポーツ」 「鬱デレと怪談」
「鬱デレとプリン」 「鬱デレと手料理」 「鬱デレお宅訪問」
「鬱デレとペットショップ」 「鬱デレと駄菓子屋」 「生活の知恵鬱デレ編」
「鬱デレ大型犬にめっさモテル」 「鬱デレと肉まん」
こんなもんか。
>>8
そうそう、そんな感じ!無口鬱かわいい
そうそう、そんな感じ!無口鬱かわいい
鬱「また…また今週も」
男「あぁ…みんな鬱が好きだからな」
鬱「だっ…だけど先週は…先週は…」
男「悪かった
まさか落ちるなん
鬱「みんなどうせ好きじゃないんだよ!私なんて…っ」
男「鬱…だからあれはっ」
鬱「男君のうそつきぃっ!」
男「鬱っ!」
ギュッ
鬱「離して!もう…っ」
男「ごめん…もう二度とあんなことしないから…」
鬱「………」
男「だから…許せ」
鬱「………うん」
男「んじゃ今週もよろしくな」
鬱「…うんっ」
いまいちか
男「あぁ…みんな鬱が好きだからな」
鬱「だっ…だけど先週は…先週は…」
男「悪かった
まさか落ちるなん
鬱「みんなどうせ好きじゃないんだよ!私なんて…っ」
男「鬱…だからあれはっ」
鬱「男君のうそつきぃっ!」
男「鬱っ!」
ギュッ
鬱「離して!もう…っ」
男「ごめん…もう二度とあんなことしないから…」
鬱「………」
男「だから…許せ」
鬱「………うん」
男「んじゃ今週もよろしくな」
鬱「…うんっ」
いまいちか
携帯から鬱
ヤンデレか
>>4
が一番萌える
が一番萌える
俺はそろそろSSをまとめたほうがいいと思うんだが・・・
宣伝いい加減にしろクズ
>>16
反省はしてる
反省はしてる
つか、この手の宣伝を同じジャンルスレに貼るのはダメだろ
誰だ
勝手に宣伝したやつ
うざがられてるんだよ消されるぞ!
馬鹿野郎!
勝手に宣伝したやつ
うざがられてるんだよ消されるぞ!
馬鹿野郎!
すまん、いつもROM専だから少しは働こうと・・・
いや、逆効果だったか・・・じゃあROMる。
いや、逆効果だったか・・・じゃあROMる。
これは晒した>>17ちんこうpで反省だな
私も昔は同じ様な事をやって周りから叩かれたものだ
マジ反省してる。
寂しいな
帰宅したからガスガス書く
帰宅したからガスガス書く
tst
俺も後で書く
今北。
今回は優等生タイプの鬱です。
ttp://www19.atwiki.jp/utudere?cmd=upload&act=open&pageid=41&file=%E6%86%82%E9%AC%B1031.jpg
ttp://www19.atwiki.jp/utudere?cmd=upload&act=open&pageid=41&file=%E6%86%82%E9%AC%B1041.jpg
ttp://www19.atwiki.jp/utudere?cmd=upload&act=open&pageid=41&file=%E6%86%82%E9%AC%B1031.jpg
ttp://www19.atwiki.jp/utudere?cmd=upload&act=open&pageid=41&file=%E6%86%82%E9%AC%B1041.jpg
長文落とす
場所借りますよ
場所借りますよ
ジリリリリリリリ
「ぅ…」
ジリリリリリリリ
「うぅ…」
ジリリリカチッ
「あふ…」
相変わらず今日も最悪の目覚めだ
外は晴れて既に太陽が昇っている
まったく…何故こうも毎日律義に朝はくるのだろうか
一日ぐらいサボっても誰も文句は言うまい
「うぅっ」
いつにもまして寒い朝
街は既にクリスマスムードが漂っている
今日も例年通りに一人でくだらない宗教イベントを消化する予定だったが
『クリスマス…暇なら遊ばない…?』
彼のその一言によって人生初のクリスマスを過ごすことになりそうだ
そんなことを思い出して少しにやける
「うーん…」
とりあえず起きなければ
最悪の朝などと思いながら今日はクリスマスイブと思いだして嬉しくなった
今日は日曜日
イブの日曜日
とは言ってもいつものように自虐行為をする日ではなく
「ふふっ」
男君とデートをするのだ
「ぅ…」
ジリリリリリリリ
「うぅ…」
ジリリリカチッ
「あふ…」
相変わらず今日も最悪の目覚めだ
外は晴れて既に太陽が昇っている
まったく…何故こうも毎日律義に朝はくるのだろうか
一日ぐらいサボっても誰も文句は言うまい
「うぅっ」
いつにもまして寒い朝
街は既にクリスマスムードが漂っている
今日も例年通りに一人でくだらない宗教イベントを消化する予定だったが
『クリスマス…暇なら遊ばない…?』
彼のその一言によって人生初のクリスマスを過ごすことになりそうだ
そんなことを思い出して少しにやける
「うーん…」
とりあえず起きなければ
最悪の朝などと思いながら今日はクリスマスイブと思いだして嬉しくなった
今日は日曜日
イブの日曜日
とは言ってもいつものように自虐行為をする日ではなく
「ふふっ」
男君とデートをするのだ
「よいしょっ」
勢いをつけてベッドから降りる
「~~~♪」
鼻歌
無意識なのだが意識して止めない
折角のデートなのだから少しおしゃれしてみようか
待ち合わせまで時間はある
私は服を着替えて少し早いが待ち合わせ場所へ向かった
陽が昇りきった十時十分前
待ち合わせは十時
駅前の噴水の前に座る
「ふぅ…」
まるでありきたりなデートの待ち合わせ場所
男君と会う前…いや初デートするまで『こんな公衆の面前で待ち合わせするなんて』などと思っていた自分を思い出す
「ふふっ」
それが今じゃワクワクしながら彼を待つ側
こんな誰の目にも止まる場所で彼を待つ側
不思議な話だ
今まで毛嫌いしてきた人間関係なんかにも興味が向き始めた私
自傷行為をとめられてやめた私
そしてクリスマスを素敵だと思う私
「………」
まったく…男君は私を変えすぎたんだ
昔ならこんな私認めなかっただろう
けど今なら…今ならこんな私が好きだと思える
「あ…」
そんなことを考えながら時計を見ると既に十時を十分も過ぎていた
勢いをつけてベッドから降りる
「~~~♪」
鼻歌
無意識なのだが意識して止めない
折角のデートなのだから少しおしゃれしてみようか
待ち合わせまで時間はある
私は服を着替えて少し早いが待ち合わせ場所へ向かった
陽が昇りきった十時十分前
待ち合わせは十時
駅前の噴水の前に座る
「ふぅ…」
まるでありきたりなデートの待ち合わせ場所
男君と会う前…いや初デートするまで『こんな公衆の面前で待ち合わせするなんて』などと思っていた自分を思い出す
「ふふっ」
それが今じゃワクワクしながら彼を待つ側
こんな誰の目にも止まる場所で彼を待つ側
不思議な話だ
今まで毛嫌いしてきた人間関係なんかにも興味が向き始めた私
自傷行為をとめられてやめた私
そしてクリスマスを素敵だと思う私
「………」
まったく…男君は私を変えすぎたんだ
昔ならこんな私認めなかっただろう
けど今なら…今ならこんな私が好きだと思える
「あ…」
そんなことを考えながら時計を見ると既に十時を十分も過ぎていた
「………」
ふと不安になる
男君が十分の遅刻…十分考えられる話だ
「だけど…」
今日はクリスマスイブ
普通じゃない一日
「………」
電話してみようか?
いやもしも急いでる途中なら申し訳ない
家に行ってみようか?
すれ違う可能性は否めない
どれも最善とは言い難い
今できることは…
「もうちょっと待つかな…」
やはり十二月
寒さが身にしみる
凍えきった身体を暖めるために擦る
「………」
不安になる
『もしかして』が続く
寝坊
用事
事故
そして他の女性
「あれ…」
ふと目に手をやると…
「………」
何を泣いてるんだ私
そんなはず…男君に限ってそんなはずないだろう
ふと不安になる
男君が十分の遅刻…十分考えられる話だ
「だけど…」
今日はクリスマスイブ
普通じゃない一日
「………」
電話してみようか?
いやもしも急いでる途中なら申し訳ない
家に行ってみようか?
すれ違う可能性は否めない
どれも最善とは言い難い
今できることは…
「もうちょっと待つかな…」
やはり十二月
寒さが身にしみる
凍えきった身体を暖めるために擦る
「………」
不安になる
『もしかして』が続く
寝坊
用事
事故
そして他の女性
「あれ…」
ふと目に手をやると…
「………」
何を泣いてるんだ私
そんなはず…男君に限ってそんなはずないだろう
ふと時計を見るとさらに十分経っていた
周りはカップルばかり
「もし…」
もし男君がここにいてくれたら…そんなことを考える
だけどここにはいない
いてほしい時にいない
「あっ!」
ふと目をあげると男君がいた
だいぶ離れてるが…
「え………」
遠目でも分かる
隣にいるのは…
「女さん…?」
男君の隣には見慣れた真っ赤なマフラーを巻いた女さんがいた
「なんで…」
おかしいぞ
「どうして…」
待ち合わせしたのに
「私は…」
約束の十分前からいたのに
「ずっと…」
男君を待っていたのに
「なんで…っ」
楽しみにしてたのに
「どうして…っ」
同じ疑問を繰り返す
それでも男君の隣には女さんがいる
「あ………」
男君がこっちを向いた
私に気付いた
「………っ」
だから…逃げた
「鬱っ」
男君の声が聞こえた
必死で走った
「鬱っ!」
聞きたくない
何も聞きたくない
だから必死に走った
辿り着いたのは近所の公園
昔から大好きな公園
自殺紛いのこともした
夜中のここは神聖な雰囲気がした
男君とも
「………っ」
分かってる
分かってる…それでも
「なんで…」
それでも納得できないことだ
「なんで追いかけてくれないのよっ」
今までと違う
「男君なんか…」
男君と出会ってから初めての一人の公園で
「男君なんか…だいっきらいーっ」
叫んだ
「………っ」
だから…逃げた
「鬱っ」
男君の声が聞こえた
必死で走った
「鬱っ!」
聞きたくない
何も聞きたくない
だから必死に走った
辿り着いたのは近所の公園
昔から大好きな公園
自殺紛いのこともした
夜中のここは神聖な雰囲気がした
男君とも
「………っ」
分かってる
分かってる…それでも
「なんで…」
それでも納得できないことだ
「なんで追いかけてくれないのよっ」
今までと違う
「男君なんか…」
男君と出会ってから初めての一人の公園で
「男君なんか…だいっきらいーっ」
叫んだ
「………」
昔隠してたロープを手に取る
「………」
公園で一番高い木に掛ける
「………」
そして首を
「鬱!」
「来ないで!」
突然の声に思わず叫び返す
「それ以上…近付かないで…っ」
幾度となく放った言葉
しかし今までより覚悟のある…必死の叫びだった
男「話を聞いてくれっ!」
「嫌!」
そんなことをしたら私は私を嫌いになるだろう
今まで以上に…今までにないほどに
男「いいから聞け!
オレが遅刻したのはっ
「うるさいっ!」
そんなこと聞いてない
男「女が
「それ以上喋らないで!
それ以上喋ったら…私…」
男「鬱っ………」
流石に押し黙る男君
昔隠してたロープを手に取る
「………」
公園で一番高い木に掛ける
「………」
そして首を
「鬱!」
「来ないで!」
突然の声に思わず叫び返す
「それ以上…近付かないで…っ」
幾度となく放った言葉
しかし今までより覚悟のある…必死の叫びだった
男「話を聞いてくれっ!」
「嫌!」
そんなことをしたら私は私を嫌いになるだろう
今まで以上に…今までにないほどに
男「いいから聞け!
オレが遅刻したのはっ
「うるさいっ!」
そんなこと聞いてない
男「女が
「それ以上喋らないで!
それ以上喋ったら…私…」
男「鬱っ………」
流石に押し黙る男君
「そうだよね…私よりも女さんの方が…綺麗だもんね」
認めよう
男君がそっちを選んだと
男「違う!」
「違わない!
私が十分前から待ってるのに男君は女さんと一緒にいた!」
言っておいて自分が悲しくなってきた
「もう…これ以上構わないで…」
男「………」
男君が何か喋った
だけどもう何も聞こえない
さぁ…男君の前で吊ろう
後悔するだろうか?
すっきりするだろうか?
どちらでもいい
「ばいばいっ男君」
ロープに首をかけた
グイッ
「きゃあっ!」
「いい加減に…しなさいっ!」
パンッ
………
「あなたがしてるのは完全に誤解なの!
なんで彼の話を聞かないの!」
「え…」
わけが分からない
「いい?私は彼にたまたま出会っただけなの」
目の前には女さん
女「あなたとのデートに遅刻した彼を怒ってただけなの」
頬が熱い
女「あなたが思ってるような関係じゃない
男はあなたが好きなのよ」
「そんなこと…っ」
認めるわけがない
「ならどうして追ってきてくれなかったの!」
男「追ってる途中にプレゼント落としたんだ
それで…見失った」
気がつけば側にいた男君が言った
男「ここを思い付くまで時間かかった
悪かったよ…」
そう言って暖かいものを…マフラーを首にかけてくれた
頬が熱い
女「あなたが思ってるような関係じゃない
男はあなたが好きなのよ」
「そんなこと…っ」
認めるわけがない
「ならどうして追ってきてくれなかったの!」
男「追ってる途中にプレゼント落としたんだ
それで…見失った」
気がつけば側にいた男君が言った
男「ここを思い付くまで時間かかった
悪かったよ…」
そう言って暖かいものを…マフラーを首にかけてくれた
「あ…」
男「プレゼント探してて遅れた
そこに女がいて…
ほんとに悪かったよ…嫌な思いさせちゃったな」
最悪だ…最悪だ私は
「うっ…」
男「ちょっ泣くなよっ」
無茶を言ってくれる
「うわぁぁぁぁぁぁぁんっ」
明らかに狼狽してる
「ごめんなさいっ
大好きぃっ!」
言ってやった
今までの仕返しだ
男「うあ…あぁ…オレもだよ」
やっぱり男君は優しい
しばらく私は…泣いていた
いつの間にか女さんはいなかった
今度会ったら謝ろう…などと考えながら
私は彼の胸に顔をうずめた
「だけど遅刻するなら一言メールでもしてほしいかも」
あれから一時間
私たちは商店街を歩いている
男「正直…忘れてた」
まったく…男君らしい理由だ
「もぅ…あ
あそこでお茶しよっ」
折角だ
今日は盛大に奢ってもらうことにしよう
男「あぁ…ところでさ」
「はいこれっ」
自分でも上出来だと思う手縫いのマフラーを彼の首にかける
男「あ…ありがとな」
なんて作り甲斐のない彼氏だろうか
「もぅ…もうちょっと喜んでよ…」
男「いや…うん
ありがと」
そう言って彼は私の頬にキスをしてくれた
これなら来年も頑張れそうだ
END
長い割にいまいちかも…ごめん
あれから一時間
私たちは商店街を歩いている
男「正直…忘れてた」
まったく…男君らしい理由だ
「もぅ…あ
あそこでお茶しよっ」
折角だ
今日は盛大に奢ってもらうことにしよう
男「あぁ…ところでさ」
「はいこれっ」
自分でも上出来だと思う手縫いのマフラーを彼の首にかける
男「あ…ありがとな」
なんて作り甲斐のない彼氏だろうか
「もぅ…もうちょっと喜んでよ…」
男「いや…うん
ありがと」
そう言って彼は私の頬にキスをしてくれた
これなら来年も頑張れそうだ
END
長い割にいまいちかも…ごめん
>>~42
GJ!ロープを持ち歩いていて手際のいい鬱萌え。
GJ!ロープを持ち歩いていて手際のいい鬱萌え。
>>昔隠してたロープを手に取る
あ、ホントだ。俺も吊って来る・・・。
あ、ホントだ。俺も吊って来る・・・。
お昼休みの屋上、風は少し冷たいけど、お日様の日差しが強いので思ったほど寒くはありません。
男A「あのさ、ごめんね、呼び出したりして・・・」
鬱「ううん、えと、なにかな?」
A「うん、、あのさ・・・、急にこんなこと言って、変なヤツって思われるかも知れないけど・・・」
鬱「??」
A「もし、イヤじゃなかったら、オレと、オレと付き合ってくれないか?」
鬱「・・・・!、うっ、うそ・・・、・・・冗談・・・だよね」
A「冗談じゃないよ、マジ」
鬱「そっ、そんな・・・、だって、あたし全然可愛くないし、あんまり友達いないし・・・」
A「そんなことないよ、鬱さん、かわいいよ、なんか守ってあげたくなる」
鬱(かっかわいい・・・、ほんと?あたしのコト可愛いって・・・。どうしよぅ)
鬱「・・・、そっそんなことないよ・・・。女さんとか綺麗だし、背高くて・・・」(//////)
A「鬱さんっ、もっと自分に自信持とうよ。オレ、鬱は、自分が素敵な女の子だってこと、自覚した方がいいと思うんだ」
鬱「えっ・・・、あ、あたし・・・」
鬱(す、ステキ??、私の事、ステキだって・・・。守ってあげたくなるって
これって、こっ告白、だよね? ゆっ夢じゃないよね? どっ、どうしよぅ)
A「いきなりでゴメンな、すぐに返事くれなんて言わないから・・・。考えてほしいんだ・・・、じゃあ」
鬱(告白ってことは、こっ恋人?? 彼氏? デート? キス? ・・・? きゃぁぁぁぁぁあああ)
鬱「うふふっ。男君に言ったら・・・びっくりするかな??」
「ねぇねぇ、あのね、あたしね。今日ね、告白されちゃったんだよ~」
「うっそ、まじかよ? どんなヤツ?」「えっとね、ちょっと、かっこいい子だったよ」
「で、なんて返事したんだよ」「そんなの決まってるじゃん、ゴメンねって・・・、好きな人がいるからって」
「そっそか・・・。」「えへへ~、ちょっと焦った??」「べっ、別に・・・、それより好きな人って誰のこと?ゆってみ?」
「ばっ、バカっ!!、きっキミ・・コトに・・てる」「ぜーんぜん、聞こえません、もっと大きな声で言ってください」
「もぉ、男君の意地悪っ」
男A「あのさ、ごめんね、呼び出したりして・・・」
鬱「ううん、えと、なにかな?」
A「うん、、あのさ・・・、急にこんなこと言って、変なヤツって思われるかも知れないけど・・・」
鬱「??」
A「もし、イヤじゃなかったら、オレと、オレと付き合ってくれないか?」
鬱「・・・・!、うっ、うそ・・・、・・・冗談・・・だよね」
A「冗談じゃないよ、マジ」
鬱「そっ、そんな・・・、だって、あたし全然可愛くないし、あんまり友達いないし・・・」
A「そんなことないよ、鬱さん、かわいいよ、なんか守ってあげたくなる」
鬱(かっかわいい・・・、ほんと?あたしのコト可愛いって・・・。どうしよぅ)
鬱「・・・、そっそんなことないよ・・・。女さんとか綺麗だし、背高くて・・・」(//////)
A「鬱さんっ、もっと自分に自信持とうよ。オレ、鬱は、自分が素敵な女の子だってこと、自覚した方がいいと思うんだ」
鬱「えっ・・・、あ、あたし・・・」
鬱(す、ステキ??、私の事、ステキだって・・・。守ってあげたくなるって
これって、こっ告白、だよね? ゆっ夢じゃないよね? どっ、どうしよぅ)
A「いきなりでゴメンな、すぐに返事くれなんて言わないから・・・。考えてほしいんだ・・・、じゃあ」
鬱(告白ってことは、こっ恋人?? 彼氏? デート? キス? ・・・? きゃぁぁぁぁぁあああ)
鬱「うふふっ。男君に言ったら・・・びっくりするかな??」
「ねぇねぇ、あのね、あたしね。今日ね、告白されちゃったんだよ~」
「うっそ、まじかよ? どんなヤツ?」「えっとね、ちょっと、かっこいい子だったよ」
「で、なんて返事したんだよ」「そんなの決まってるじゃん、ゴメンねって・・・、好きな人がいるからって」
「そっそか・・・。」「えへへ~、ちょっと焦った??」「べっ、別に・・・、それより好きな人って誰のこと?ゆってみ?」
「ばっ、バカっ!!、きっキミ・・コトに・・てる」「ぜーんぜん、聞こえません、もっと大きな声で言ってください」
「もぉ、男君の意地悪っ」
鬱「なぁぁぁんて、うふふ・・・、でも、最近、ちょっと意地悪なんだよね~、嘘ついてびっくりさせちゃおうかなぁ~」
「あのね、あたし、今日、告白されちゃった・・・」「ふうん、で、なんて返事したんだよ」
「えっとね、考えさせてって・・・」「そか・・・、じゃあ、じゃあさ、付き合っちゃえよ、ソイツと・・・」
「え、なんで?、なんでそんなこと言うの?」「いや、すまん、正直、疲れたんだよ・・・オマエと付き合うの」
「それ、どうゆう意味??、あたしのこと嫌いになったの? お料理下手だから?、鬱陶しい?、やっぱりもっと可愛い子がいいの」
「すまん・・・」「なんで、謝るの? わからないよ、イヤだよ、そんなのいやだよぉぉお」
鬱「・・・どうしよ、どうしよ、どうしよう・・・、くすん、いやだよ・・・、男君、まってよ・・・」
――― ガラガラガラー
鬱「おっ男君!! ゴメンねっ、ゴメンねっ、あたしのこと嫌いにならないでっ!!」
男「なっ、なんだよ、昼休みに大声出して・・・、ハズいじゃん」
鬱「違うのっ、A君なんてどうでもいいの、男君が一番好きなのっ」
男「わかった、わかったから、大声で叫ぶなっ」
鬱「ねぇ、あたしのコト嫌い? どこがイヤなの? 悪い所があったら直すしっ、
ちゃんと男君の言うこと聞くから・・・別れるなんていわないでよぉぉぉ、うわぁぁぁん」
男「落ち着けってw、別れるなんて言う訳ないだろ? 鬱っ、愛してるぞ」 ぎゅっ
鬱「ホント? ほんとに? だっ大好き」
教室中の視線を集めたまま昼休みの間中、男君にしがみついていたらしい・・・
当分の間、学校に行くのはやめよう・・・。
コピりそこねた すまそ
>>29
これで、一区切りかな? こんなノリでポツポツと続いてもいい気がする
真面目さんいいなー、つーか、一番好みのタイプだな
つかぬ事をお伺いするが、カラーのCGとか書けたりするのだろうか・・・?
ちと、考えてることがあるス
>>40
女さんいいな
>>29
これで、一区切りかな? こんなノリでポツポツと続いてもいい気がする
真面目さんいいなー、つーか、一番好みのタイプだな
つかぬ事をお伺いするが、カラーのCGとか書けたりするのだろうか・・・?
ちと、考えてることがあるス
>>40
女さんいいな
〉〉51
どもです。今回はこれだけです。思い付いたことを箇条書きな感じで。
脳内設定では二人の時だけ饒舌&ちょい悪で。
カラーは一応できますがトロいです。
どもです。今回はこれだけです。思い付いたことを箇条書きな感じで。
脳内設定では二人の時だけ饒舌&ちょい悪で。
カラーは一応できますがトロいです。
男B「恋人になってほしい・・・、好きなんだ」
鬱「・・・」
B「いつでも電話くれていいからさ?」
鬱「・・・」
―――
B「どうしたんだよ、こんな夜中に呼び出して?」
鬱「さびしかったの」
B「寂しかった? ・・・こんな真夜中に電話してくるから、俺、マジで心配したのに・・・
寂しいって、本当にそれだけか?」
鬱「うん・・・、寂しくて、誰かに会いたかったの・・・」
B「誰かって、おまえなぁっ!」
鬱「ごめん・・・ゴメン」
B「しらねぇよ、オマエみたいなヘンな女っ! じゃあな」
―――
鬱「・・・」
男「こんなトコにいると風邪引くぞ・・・、ほら」
鬱「・・・」
男「辛いことあったんなら、泣いていいぞ・・・」
鬱「・・・」
男「久しぶりだよな、鬱から夜中に呼び出されるの・・・」
鬱「・・・なにも・・・聞かないんだ・・・」
男「言いたくないこと、無理に聞くつもりはないからな」
鬱「言いたくないことでも、聞いて欲しい時だってあるよ」
男「何あった? 言ってみ?」
鬱「言いたくないw」
男「こらっ、よいしょっと」ちゅっ
鬱「もうっ、もう少し、もう少しだけ・・・このままでいてくれる?」
星のきれいな冬の夜のできごと
鬱「・・・」
B「いつでも電話くれていいからさ?」
鬱「・・・」
―――
B「どうしたんだよ、こんな夜中に呼び出して?」
鬱「さびしかったの」
B「寂しかった? ・・・こんな真夜中に電話してくるから、俺、マジで心配したのに・・・
寂しいって、本当にそれだけか?」
鬱「うん・・・、寂しくて、誰かに会いたかったの・・・」
B「誰かって、おまえなぁっ!」
鬱「ごめん・・・ゴメン」
B「しらねぇよ、オマエみたいなヘンな女っ! じゃあな」
―――
鬱「・・・」
男「こんなトコにいると風邪引くぞ・・・、ほら」
鬱「・・・」
男「辛いことあったんなら、泣いていいぞ・・・」
鬱「・・・」
男「久しぶりだよな、鬱から夜中に呼び出されるの・・・」
鬱「・・・なにも・・・聞かないんだ・・・」
男「言いたくないこと、無理に聞くつもりはないからな」
鬱「言いたくないことでも、聞いて欲しい時だってあるよ」
男「何あった? 言ってみ?」
鬱「言いたくないw」
男「こらっ、よいしょっと」ちゅっ
鬱「もうっ、もう少し、もう少しだけ・・・このままでいてくれる?」
星のきれいな冬の夜のできごと
冷たい夜風に身をふるわせながら、駅のすぐ側の踏み切りで足をとめました。
気がつくと、もう午前2時を過ぎています。
眠らなきゃって、思うほど寝付けなくなって・・・。
焦りと不安にさいなまれて、眠れないまま時間だけが流れる。気がつくと、もう朝・・・。
いつから、明日って日を迎えるのが、こんなに憂鬱になったのかな?
昨日、今日、明日、退屈な毎日の繰り返し、学校、友達、家族、全てが無意味なコトに思えて。
なんで、こんな孤独で、寂しい思いをしなきゃいけないんだろ、もう耐えられないよ。
私は、そっと、踏み切りの中に踏み込むと、遥かに続く線路の彼方を見つめて、
そっと、目を閉じました。
あたしは、みんなが思うような、いい子じゃない。
――― 遠くから、踏み切りの音が聞こえる?
強くもないし、真面目でもないよ、小さな罪さえ犯せない、ただの弱虫だ。
――― 疾走り来る列車の轟音・・・。
いつの間にか、癖になった微笑み、最後に心から笑ったのは何時だったかな。もう思い出せないよ。
――― 闇を切り裂いた閃光に浮かび上がる私自身の影・・・。
気がつくと、もう午前2時を過ぎています。
眠らなきゃって、思うほど寝付けなくなって・・・。
焦りと不安にさいなまれて、眠れないまま時間だけが流れる。気がつくと、もう朝・・・。
いつから、明日って日を迎えるのが、こんなに憂鬱になったのかな?
昨日、今日、明日、退屈な毎日の繰り返し、学校、友達、家族、全てが無意味なコトに思えて。
なんで、こんな孤独で、寂しい思いをしなきゃいけないんだろ、もう耐えられないよ。
私は、そっと、踏み切りの中に踏み込むと、遥かに続く線路の彼方を見つめて、
そっと、目を閉じました。
あたしは、みんなが思うような、いい子じゃない。
――― 遠くから、踏み切りの音が聞こえる?
強くもないし、真面目でもないよ、小さな罪さえ犯せない、ただの弱虫だ。
――― 疾走り来る列車の轟音・・・。
いつの間にか、癖になった微笑み、最後に心から笑ったのは何時だったかな。もう思い出せないよ。
――― 闇を切り裂いた閃光に浮かび上がる私自身の影・・・。
バカバカしい妄想・・・、そっと目を開きました。
生きてる意味なんてないのに、こんなに孤独で、寂しくても、
あたしには命を投げ出す勇気の欠片もないんだ。
滲んだ視界に映る、緑色の灯りにすがりつくように身を翻しました。
私は・・・、私は、こんなコトで泣いたりしないんだ。
遠くに見えるコンビニの灯りに向かって、逃げるように歩き出しました。
―――
真夜中の駐車場には、一台の車も停まっていません。
お店のレジには、眠そうな顔をした店員が座っています。
自分以外の誰かの気配、声を掛けてくれる誰かが居る、嬉しいはずなのに・・・。
暗くて寒い外の空気の方が、私の心には暖かく感じます。
「いらっしゃいませ、こんばんわ」、扉を開けて聞こえてきたたのは、マニュアル通りの挨拶。
感情も、意味すらない、ただの音・・・。
何を期待していたの? 慰め? 同情?
きっと、私だって同じだ、誰かに声を掛けられても、いつの間にか癖になった微笑みを浮かべて、
うわべを繕った言葉を返すだけ・・・。まるでプログラム通りに動く機械みたい・・・。
いつものように、お店の中を見て回る、
雑誌と雑貨が並ぶ通路を抜けて、ガラス越しにペットボトルを眺めて、右に折れる。
買う物なんて決まっているのに、自分の心を満たしてくれる何かを求めて、
当てもなく足を運ぶ、こんな所に転がっている物で癒されるハズない、わかっているのに。
レジの前に行くと、さっきの男の店員が立っています。
「まず、お先に九千円のお返しです。 細かい方、七百と六十五円のお返しになります」
生きてる意味なんてないのに、こんなに孤独で、寂しくても、
あたしには命を投げ出す勇気の欠片もないんだ。
滲んだ視界に映る、緑色の灯りにすがりつくように身を翻しました。
私は・・・、私は、こんなコトで泣いたりしないんだ。
遠くに見えるコンビニの灯りに向かって、逃げるように歩き出しました。
―――
真夜中の駐車場には、一台の車も停まっていません。
お店のレジには、眠そうな顔をした店員が座っています。
自分以外の誰かの気配、声を掛けてくれる誰かが居る、嬉しいはずなのに・・・。
暗くて寒い外の空気の方が、私の心には暖かく感じます。
「いらっしゃいませ、こんばんわ」、扉を開けて聞こえてきたたのは、マニュアル通りの挨拶。
感情も、意味すらない、ただの音・・・。
何を期待していたの? 慰め? 同情?
きっと、私だって同じだ、誰かに声を掛けられても、いつの間にか癖になった微笑みを浮かべて、
うわべを繕った言葉を返すだけ・・・。まるでプログラム通りに動く機械みたい・・・。
いつものように、お店の中を見て回る、
雑誌と雑貨が並ぶ通路を抜けて、ガラス越しにペットボトルを眺めて、右に折れる。
買う物なんて決まっているのに、自分の心を満たしてくれる何かを求めて、
当てもなく足を運ぶ、こんな所に転がっている物で癒されるハズない、わかっているのに。
レジの前に行くと、さっきの男の店員が立っています。
「まず、お先に九千円のお返しです。 細かい方、七百と六十五円のお返しになります」
マニュアル通りの応対、声、笑顔、いつも私がしているコト、
きっと、こうやって、周りと自分の間に線を引いているんだ。
どうしてかな、孤独な自分自身を目の前に突きつけられたような気がしました。
お釣りを受け取って、レジに背を向けました。
「あっ、あの・・・、プリン・・・好きなんですね・・・」
えっ、わっ私のこと・・・。
「いつも、買ってくから、夜食? 受験生?」
さりげなくて、やさしそうな声・・・。
振り返ることもできずに、足早に店を出ます。
そのまま、家に帰って、少しだけ泣きました。
――― まぶしくて目が覚めると、もうお昼を過ぎています。
病気でもないのに、学校を休むのは初めてです。
二十歳位の、若い人だったな・・・。
買ってきたプリンと、彼の言葉は、まだ冷蔵庫の中にしまってあります。
===========
いまいちだな、もう寝る。
>>52
今度基地で相談
きっと、こうやって、周りと自分の間に線を引いているんだ。
どうしてかな、孤独な自分自身を目の前に突きつけられたような気がしました。
お釣りを受け取って、レジに背を向けました。
「あっ、あの・・・、プリン・・・好きなんですね・・・」
えっ、わっ私のこと・・・。
「いつも、買ってくから、夜食? 受験生?」
さりげなくて、やさしそうな声・・・。
振り返ることもできずに、足早に店を出ます。
そのまま、家に帰って、少しだけ泣きました。
――― まぶしくて目が覚めると、もうお昼を過ぎています。
病気でもないのに、学校を休むのは初めてです。
二十歳位の、若い人だったな・・・。
買ってきたプリンと、彼の言葉は、まだ冷蔵庫の中にしまってあります。
===========
いまいちだな、もう寝る。
>>52
今度基地で相談
今日はもう無理かも知れん
おとなしく寝ます
誰もいなさげだが皆お疲れノシ
おとなしく寝ます
誰もいなさげだが皆お疲れノシ
なぁ鬱…
男君の呼ぶ声がする。
声のした方に振り向くが男君の姿は見当たらない。
なぁ鬱…
辺りを見回すがやはり男君の姿は無い……
なぁ鬱…
近くにいる…でも何処に…?
…ヒヒ…
不気味な笑い声でようやく声の位置がわかった……
上……男君は私の上でふわふわと浮いていた……
ヒ…ヒヒ…なぁ鬱……
男君…?……じゃない、こんなの……!
ヒヒ…ヒヒヒ……
気味が悪い…吐気がする…
なぁ鬱…
これは…夢?そう、夢だ。そう思うと確信できた。
なぁ鬱…
私はグッと現実世界の瞼に力を入れる。
そしてにわかに夢は覚め、現実へと……
なぁ鬱……逃げるのか?
!?
ヒヒ…ヒヒヒ…ヒヒヒヒ…
男君の不気味な笑い声の中、私はゆっくりと夢の世界から引き離された…
―――――――――
殴り書きする。
無視しつ投下してくれ
男君の呼ぶ声がする。
声のした方に振り向くが男君の姿は見当たらない。
なぁ鬱…
辺りを見回すがやはり男君の姿は無い……
なぁ鬱…
近くにいる…でも何処に…?
…ヒヒ…
不気味な笑い声でようやく声の位置がわかった……
上……男君は私の上でふわふわと浮いていた……
ヒ…ヒヒ…なぁ鬱……
男君…?……じゃない、こんなの……!
ヒヒ…ヒヒヒ……
気味が悪い…吐気がする…
なぁ鬱…
これは…夢?そう、夢だ。そう思うと確信できた。
なぁ鬱…
私はグッと現実世界の瞼に力を入れる。
そしてにわかに夢は覚め、現実へと……
なぁ鬱……逃げるのか?
!?
ヒヒ…ヒヒヒ…ヒヒヒヒ…
男君の不気味な笑い声の中、私はゆっくりと夢の世界から引き離された…
―――――――――
殴り書きする。
無視しつ投下してくれ
鬱かれノシ
》57
らじゃ。
》57
らじゃ。
…………
………
ハッと正気になる。
「なぁ鬱…」
私を呼ぶ声がする…男君は私の目の前に立っていた…
「なぁ鬱…どうしたんだ?うなされてたぞ…」
「…う…うん…何か変な夢見ちゃって……」
「ふ~ん、「変な夢」な」
「…え!?」
私は男君の含みを込めた様な言い方に思わず反応してしまった。
「……どうしたんだ?鬱…何か変だぞ…」
「う…うん…」
最近やたら「変な夢」を見る…「夢」と言うより幻影や幻聴と
言ったものの様にとてもリアルで……
「机の上何かで寝るからだぞ、俺は委員があるからもう行くけど
次は化学だからちゃんと教室に行くんだぞ」
男君はそう言うと教室から出ていった。
私は次の授業の準備をまとめると教室を出た。
男君は委員があるし、教室にいたって仕方無い。
女さんと放課後プリンを買う話をしようと思ってたけど女さんも
教室に居なかったので、一人で過ごす時に行くと決めている
校舎西側の小さな庭へと向かった。
………
ハッと正気になる。
「なぁ鬱…」
私を呼ぶ声がする…男君は私の目の前に立っていた…
「なぁ鬱…どうしたんだ?うなされてたぞ…」
「…う…うん…何か変な夢見ちゃって……」
「ふ~ん、「変な夢」な」
「…え!?」
私は男君の含みを込めた様な言い方に思わず反応してしまった。
「……どうしたんだ?鬱…何か変だぞ…」
「う…うん…」
最近やたら「変な夢」を見る…「夢」と言うより幻影や幻聴と
言ったものの様にとてもリアルで……
「机の上何かで寝るからだぞ、俺は委員があるからもう行くけど
次は化学だからちゃんと教室に行くんだぞ」
男君はそう言うと教室から出ていった。
私は次の授業の準備をまとめると教室を出た。
男君は委員があるし、教室にいたって仕方無い。
女さんと放課後プリンを買う話をしようと思ってたけど女さんも
教室に居なかったので、一人で過ごす時に行くと決めている
校舎西側の小さな庭へと向かった。
そこは校舎と隣にある古びたマンションの間にあって昼間でも
ほとんど太陽の光は届かない。
更に何のために植えられたのか一年中葉の落ちる事の無い〇〇の木
がぎっしりと植えられていてその中央のベンチは外からは
存在すら確認出来ない。
だからここが学校の庭である事すら知る人は多くない。
まだ男君と出会う前こういう要素に引かれて
よくここを訪れていた訳だけど、ただ、昼休みの間、
たった10分程度ながら、光を差す瞬間がある。
鬱は垂れ下がった木の枝を払い除け奥にあるベンチへと向かう。
私は携帯で時間を確認する。
「1時2分」
ギリギリ間に合ったってくらいかな?
………………
鬱の目の前にあるベンチは校舎とマンションの隙間、木技の間を
すり抜けた太陽の光によってにわかに照らし出される。
まるでスポットライトの様にそこはベンチだけが切り取られ輝いている。
そして私はそのベンチへと座りその何とも言えない自然の
スポットライトと冬風の木技のざわめきに慢心する。
―――――――――
保守、秘境ハンター鬱
ほとんど太陽の光は届かない。
更に何のために植えられたのか一年中葉の落ちる事の無い〇〇の木
がぎっしりと植えられていてその中央のベンチは外からは
存在すら確認出来ない。
だからここが学校の庭である事すら知る人は多くない。
まだ男君と出会う前こういう要素に引かれて
よくここを訪れていた訳だけど、ただ、昼休みの間、
たった10分程度ながら、光を差す瞬間がある。
鬱は垂れ下がった木の枝を払い除け奥にあるベンチへと向かう。
私は携帯で時間を確認する。
「1時2分」
ギリギリ間に合ったってくらいかな?
………………
鬱の目の前にあるベンチは校舎とマンションの隙間、木技の間を
すり抜けた太陽の光によってにわかに照らし出される。
まるでスポットライトの様にそこはベンチだけが切り取られ輝いている。
そして私はそのベンチへと座りその何とも言えない自然の
スポットライトと冬風の木技のざわめきに慢心する。
―――――――――
保守、秘境ハンター鬱
「……ふぅ」
鬱から心地の良いため息が溢れる。
正直言って毎日ここに通えば私の鬱も治ってしまう気がする。
ここに男君がいればなぁ……
………………
庭の外から何やら気配を感じる……どうやらこっちへ向かっている……
私はそっとベンチを離れ、奥の木の後ろに身を隠した。
「……君…………よね?」
「……大丈夫……と撒いて来た」
何処かで聞いた事のある声……
「そう、ならいいの。」
「そうだよ、こんな所鬱に見られたら……」
「そんな怖い事言わないでよ」
「大丈夫、もし見付かっても俺にかかれば何とでも言い訳出来るしな」
まさか…そんな……
「はは、酷~い。」
「酷い事なんて無いよ、女さんはモテるからダミーでも無いと
一緒にいたら学校中を敵回しちゃうからな」
……そんな…そんなはずは無い……男君はいつだって私
の側にいてくれた……守ってくれた……包んでくれた……
それが全部女さんとの付き合いを隠すための工作だったなんて……
無い…絶対無い!男君は……男君は…男君は誰も居ない時程私
に優しくしてくれた……プリンだってくれた……でもこれは……
夢、そう…これは夢……そう思うと確信出来た。
鬱から心地の良いため息が溢れる。
正直言って毎日ここに通えば私の鬱も治ってしまう気がする。
ここに男君がいればなぁ……
………………
庭の外から何やら気配を感じる……どうやらこっちへ向かっている……
私はそっとベンチを離れ、奥の木の後ろに身を隠した。
「……君…………よね?」
「……大丈夫……と撒いて来た」
何処かで聞いた事のある声……
「そう、ならいいの。」
「そうだよ、こんな所鬱に見られたら……」
「そんな怖い事言わないでよ」
「大丈夫、もし見付かっても俺にかかれば何とでも言い訳出来るしな」
まさか…そんな……
「はは、酷~い。」
「酷い事なんて無いよ、女さんはモテるからダミーでも無いと
一緒にいたら学校中を敵回しちゃうからな」
……そんな…そんなはずは無い……男君はいつだって私
の側にいてくれた……守ってくれた……包んでくれた……
それが全部女さんとの付き合いを隠すための工作だったなんて……
無い…絶対無い!男君は……男君は…男君は誰も居ない時程私
に優しくしてくれた……プリンだってくれた……でもこれは……
夢、そう…これは夢……そう思うと確信出来た。
現実世界の瞼にギュッと力を入れた。
すると世界は歪み、現実へと引き戻される。
…また逃げるの鬱さん……
…現実からは逃れられないぞ…鬱……
女さんと男君の不気味な囁きの中鬱は夢の世界から覚めた。
後半は今夜の深夜、怪談と言う怪談じゃ無いが、内容は〇〇だったりだから気にすんな
すると世界は歪み、現実へと引き戻される。
…また逃げるの鬱さん……
…現実からは逃れられないぞ…鬱……
女さんと男君の不気味な囁きの中鬱は夢の世界から覚めた。
後半は今夜の深夜、怪談と言う怪談じゃ無いが、内容は〇〇だったりだから気にすんな
保守
保守
保守
何時もの放課後。屋上の片隅。
俺だけの秘密基地。
と、言いたい所だが…
「おじゃましまーす」
また優等生の彼女がやって来た。もう皆勤賞ものだ。流石優等生。
「あー、タバコ」
「ちげーよ、アメだよ。タバコはやめました」
「なら、よろしい」
流石優等生…。
「そー言えばさあ、今日廊下ですれ違ったよな」
「う、うん…」
「でも、そっけなかったよな」
「うぅ、…」
「やっぱ知られたくない?優等生が俺なんかと仲が良いってコト」
「そ、そんな、そんなじゃないよぉ…」
何時もは大人びた優等生が、
続く
俺だけの秘密基地。
と、言いたい所だが…
「おじゃましまーす」
また優等生の彼女がやって来た。もう皆勤賞ものだ。流石優等生。
「あー、タバコ」
「ちげーよ、アメだよ。タバコはやめました」
「なら、よろしい」
流石優等生…。
「そー言えばさあ、今日廊下ですれ違ったよな」
「う、うん…」
「でも、そっけなかったよな」
「うぅ、…」
「やっぱ知られたくない?優等生が俺なんかと仲が良いってコト」
「そ、そんな、そんなじゃないよぉ…」
何時もは大人びた優等生が、
続く
何時もは大人びた優等生が、ここじゃまるで小学生みたいだ。ひょっとしたらこっちがホントの彼女なんじゃないだろうか?
「う、うぅ…違…違うよぉ…ヒック」
泣き出した…「うわ!ちょっ…ゴメン!俺そんなつもりは…アメ!アメやるから落ち着いて」
「…うん…」
何だか幼稚園見たいになって来た…。
少しして落ち着いたのか、泣き止んだ彼女が口を開いた。
「ねえ、また…良い?」
「良いよ」
彼女はそうして俺の横にチョコンと座ると、ゆっくりと体を預けた。
シャンプーの臭いが心地良い。
何とないデレデレした時間。
まあ悪くない。
「う、うぅ…違…違うよぉ…ヒック」
泣き出した…「うわ!ちょっ…ゴメン!俺そんなつもりは…アメ!アメやるから落ち着いて」
「…うん…」
何だか幼稚園見たいになって来た…。
少しして落ち着いたのか、泣き止んだ彼女が口を開いた。
「ねえ、また…良い?」
「良いよ」
彼女はそうして俺の横にチョコンと座ると、ゆっくりと体を預けた。
シャンプーの臭いが心地良い。
何とないデレデレした時間。
まあ悪くない。
あ、70で優等生鬱は終りって事で。
あまり鬱ぽくないな。
あまり鬱ぽくないな。
優等生いいな~GJ
男「几帳面に続ける住人たちも、実は鬱だろ」
女「……私は毎週会えて、嬉しい」
男「そ、そうか!?」
くやしいっ! 明日エントリーシートの締め切りでなければっ! ビクビク
女「……私は毎週会えて、嬉しい」
男「そ、そうか!?」
くやしいっ! 明日エントリーシートの締め切りでなければっ! ビクビク
保守
保守
保守
保守
保守
保守
保守
保守
保守
保守
クリスマスに続き元旦話書きますよ
書き終わるまで保守
書き終わるまで保守
保守
保守ー
まとまらない保守
長文落とすよ
場所借ります
場所借ります
『ごめんなさい鬱ちゃん
明日には帰ってくるからね』
「分かった
気をつけてねお母さん」
『鬱ちゃんもね
あまり夜更かししちゃダメよ』
「分かってる
おやすみなさい」
『おやすみなさい』
ガチャッ
『12/31』
今年の最後の夜
仕事で忙しい母は今日も帰ってこられないようだ
「………」
あと一時間もすれば1/1
また一年が始まる日
「ふぅ…」
今年は長かった気がする
それもこれも男君と出会ってから…
男君に告白されてから何日経っただろうか…
つい先日のような気もするし随分昔の話のようにも思える
「んー」
よくよく思い返せば本当に自分なんかで良かったのか…などと考える
明日には帰ってくるからね』
「分かった
気をつけてねお母さん」
『鬱ちゃんもね
あまり夜更かししちゃダメよ』
「分かってる
おやすみなさい」
『おやすみなさい』
ガチャッ
『12/31』
今年の最後の夜
仕事で忙しい母は今日も帰ってこられないようだ
「………」
あと一時間もすれば1/1
また一年が始まる日
「ふぅ…」
今年は長かった気がする
それもこれも男君と出会ってから…
男君に告白されてから何日経っただろうか…
つい先日のような気もするし随分昔の話のようにも思える
「んー」
よくよく思い返せば本当に自分なんかで良かったのか…などと考える
「だけど…」
どうせ男君のことだ
そんなことを聞けば言いそうなことは大体分かるが…
「………う」
自分で想像して赤面する
まったく…去年の私に見せてやりたいものだ
今の私は満足しているぞ…と
大切な人は側にいてくれるぞ…と
「寒い…」
そういえば換気のために窓を開けていた
私はリビングへ向かった
「ふぅ…」
リビングの窓際は冷たい空気が張り詰めていた
「あ…」
外の星が見えた
冬の空は空が綺麗だと七日前に男君が言っていたのを思い出す
「………」
あの日の…人生初めての楽しいクリスマスを思い出す
「うぅ…」
そして赤面
「うぅっ」
あまりの寒さに現実に引き戻される
とりあえず防寒着を取ってこようと私はリビングの窓を閉めて部屋に向かった
先日男君と買ったコートともらったマフラーを着る
電気を消して鍵をかけて私は外に出た
「うわぁ…」
満天の星空…とまではいかないものの今まで知らなかった空に目をみはる
澄んだ空には瞬く星がいつもより綺麗に見えた
「はぁー」
吐いた息は白くなって虚空に消える
こんな空を男君と見たい…などと考える
やはり去年の私なら考えられないことだ
だけど今ではそれが普通
男君のことを想うことは私の中の日常になっている
「あ…」
ふと隣の郵便受けが目に入った
「あぁ…」
今まで失念していたことを思い出す
「年賀状…」
あと三十分と少しもすれば1/1になるだろう
1/1といえば年賀状…とは言っても今まで私にとって無縁だったこと
だけど…
「忘れてた…」
『今年一年どうかよろしく』
『また一年お世話になります』
そんなやり取りをする年賀状
私の今まででまったく無縁だった
だけど今年は…今回は出す相手がいる
「男君…」
あぁ…あと女さん
今年はお世話になった…女さんも…多分
「どうしよ…」
男君の住所なんて知る由もない
満天の星空…とまではいかないものの今まで知らなかった空に目をみはる
澄んだ空には瞬く星がいつもより綺麗に見えた
「はぁー」
吐いた息は白くなって虚空に消える
こんな空を男君と見たい…などと考える
やはり去年の私なら考えられないことだ
だけど今ではそれが普通
男君のことを想うことは私の中の日常になっている
「あ…」
ふと隣の郵便受けが目に入った
「あぁ…」
今まで失念していたことを思い出す
「年賀状…」
あと三十分と少しもすれば1/1になるだろう
1/1といえば年賀状…とは言っても今まで私にとって無縁だったこと
だけど…
「忘れてた…」
『今年一年どうかよろしく』
『また一年お世話になります』
そんなやり取りをする年賀状
私の今まででまったく無縁だった
だけど今年は…今回は出す相手がいる
「男君…」
あぁ…あと女さん
今年はお世話になった…女さんも…多分
「どうしよ…」
男君の住所なんて知る由もない
大体今から出しても届くのは二日か三日だろう
「うっ…」
どうしようどうしようどうしよう
あと三十分…三十分もすれば年が明ける
郵便配達まではさらに四時間ほど
そんな時間を計算してもどうにもならない
今までにないほどの焦燥感
身体から嫌な汗が出てくる
一年の始まりの大切な挨拶
喪中ということにしようか
「最悪だ…」
そんなことを考えた私に嫌気がさす
男君を騙す?
許されるはずがない
「なら…」
ならどうすればいいのか
近所からは笑い声が聞こえる
嘲るような形で耳に入って惨めになる
それを追い出す理由から私は急いで家に入った
「うっ…」
どうしようどうしようどうしよう
あと三十分…三十分もすれば年が明ける
郵便配達まではさらに四時間ほど
そんな時間を計算してもどうにもならない
今までにないほどの焦燥感
身体から嫌な汗が出てくる
一年の始まりの大切な挨拶
喪中ということにしようか
「最悪だ…」
そんなことを考えた私に嫌気がさす
男君を騙す?
許されるはずがない
「なら…」
ならどうすればいいのか
近所からは笑い声が聞こえる
嘲るような形で耳に入って惨めになる
それを追い出す理由から私は急いで家に入った
電気は消していたために家の中は真っ暗
少し前の私がいた世界が広がる
無意識に私は部屋に入った
引き出しを開ける
黒いカッターを手に取る
キチキチキチ
月明りを反射する銀色の刃を出す
無意識な
機械的な
日常的な行動
ジリリリリリリリ
「っ!」
ジリリリリリリリ
電話の音に我に帰る
ジリリリリリリリ
手にはカッター
ジリリリリリリリ
昔の私
ジリリ