住民との会話
クローリカ
「レストくん(フレイちゃん)……。」
「がんばってください……!」
「私、応援してます。」
フォルテ
「レストさん(フレイさん)。…………。」
「ご武運を。」
マーガレット
「いよいよゼークスと決戦だね。」
「いい、ムリしちゃダメだよ?ケガに気をつけてね?」
「遅くまでいたらダメだよ?それから……それから……。」
「あまり心配させないでね。みんなキミが好きなんだから。」
シャオパイ
「自分を信じるようだ。」
「その先に、必ず道が見えるはずだが!」
コハク
「レストくん(フレイちゃん)。」
「(ちゅっ)」
主人公「え?ひ、ひたいに……え?」
「無事に帰ってこれるおまじないって、エっちゃんが教えてくれたの♪」
ドルチェ
「あのさ……。」
「……あんまケガされると。薬の在庫がなくなるから。」
ピコ『ケガしないように、気をつけてってコトですわ』
「…………まあ、そういうことよ。」
ビシュナル
「王子(姫)!」
「なにかお手伝いできることがあれば言ってください!」
「ゼークスになんて負けませんよ!!」
アーサー
「レスト君(フレイさん)。」
「この国の未来を、あなたに託します。」
「私は、あなたの仕事を信頼していますから。」
キール
「手伝えることがあったら、なんでも言ってね!」
「ボクにできることなんて、あんまりないかもだけど……。」
「でも、がんばるから!!」
ダグ
「レスト(フレイ)。」
「……オレに手伝えることがあれば何でも言えヨ。」
ディラス
「ついにゼークスをツブしに行くんだな。」
「見せてやれよ、お前の強さを。」
レオン
「いよいよ決戦か。」
「止めたりなんかしないから、胸を張って行ってこい。」
「それから、必ず戻ってこいよ。約束だ。」
ヴォルカノン
「レスト殿(フレイ殿)!!」
「ここが正念場ですぞ!!」
ブロッサム
「ゼークスなんてやっつけてきな!!」
ナンシー
「レストくん(フレイちゃん)。お薬は持った?」
「こんな時だからこそ、きちんと準備してかなきゃね。」
「大丈夫。私たちは、あなたを信じてるわ。」
ジョーンズ
「帝国との決着を付けに行かれるのでしょう?」
「もちろん、今さら止めたりはしません。危険は百も承知でしょうから。」
「ですが、どうかくれぐれもお気を付けて。」
エルミナータ
「レストくん(フレイ)、がんばりなさいよ!!」
リンファ
「レストくん(フレイちゃん)。」
「詳しいことはよく分かりませんけど……。」
「とにかく応援してます。がんばってくださいね!」
ポコリーヌ
「いよいよ決戦デスね。」
「いいデショウ。ワタシの本気を見せてあげマス。」
「フォォォォォオ!」
バド
「今のキミなら、帝国軍になんて負けないだろウ。」
「それくらいのこと、当たり前だと思うけどなア。」
「少なくとも、オレがサボリを止めないのと同じくらいにはサ。」
ノエル・ルーナ
「パパ(ママ)……まけないでね!」
浮遊帝国城最奥
エゼルバード「来たか。アースマイトよ。」
ルーンスフィアを返せ!・何をするつもりだ!
▼ルーンスフィアを返せ!・何をするつもりだ!
エゼルバード「クゥクゥ……。何をそんなに興奮している?」
エゼルバード「余の力を目の当たりにして、いささか焦りを感じているのか?」
エゼルバード「だとしたら。」
エゼルバード「残念だぞ。レスト(フレイ)。」
主人公「え……?」
エゼルバード「アースマイト……。」
エゼルバード「大地に愛され、ルーンの加護を受けた者たち。」
エゼルバード「余もまた、大陸の覇者にならんとしたとき、その力を持つものに苦しめられた。」
エゼルバード「しかし……。」
エゼルバード「今は感謝しているのだよ。」
エゼルバード「いや、それどころか、敬意を払っているとさえ言っていい。」
エゼルバード「汝らアースマイトは、人などではたどり着けない境地。」
エゼルバード「神の座にもっとも近い存在だと、余は思っておる。」
主人公「なにを……。」
エゼルバード「汝もアースマイトなら、あまり余を落胆させてくれるな。」
エゼルバード「この石を取り戻したいというのなら、」
エゼルバード「その手で、その力でもって、余を止めてみせるがよい!!」
《戦闘》
エゼルバード「クゥクゥクゥ……。さすがはアースマイト……。」
エゼルバード「これだ……!これが余の求めていたチカラ……!!」
主人公「なにを……。」
エゼルバード「思えば、以前の余は実に愚かだった。」
エゼルバード「この世界を総べることが余の望みだったが……。」
エゼルバード「アースマイトこそが、その望みの小ささを気付かせてくれたのだ。」
エゼルバード「たとえ、この世界を総べることができても、」
エゼルバード「ただの人間には、この世界の神になることなどできぬ。」
エゼルバード「しかし……。」
エゼルバード「アースマイトならばどうだ?」
エゼルバード「余の野望を打ち砕いた、あの力を持つものならば!」
エゼルバード「神竜すらも封印するという魔法を操るその存在になれたのならば!!」
エゼルバード「神すら打ち砕くその力で、神になれぬはずがないではないか!?」
エゼルバード「そして、余はついにたどりついたのだ!!」
主人公「ルーンスフィア……!」
エゼルバード「そうだ!これもまた汝らの作りしもの!!」
エゼルバード「感謝するぞ、アースマイト……!」
エゼルバード「これで余も、神の頂にたどり着く権利を得たのだ!!」
エゼルバード「クゥーッハッハッハ!!!」
主人公「……っ!」
主人公「そんなことのために、ルーンスフィアを……!!」
エゼルバード「そんなこと、だと……?」
エゼルバード「力を持ったものが、知ったようなことを言うなァ!!」
エゼルバード「余は、アースマイトに敗れた後……。」
エゼルバード「血眼になって、アースマイトになる方法を探したのだ!」
エゼルバード「探して、探して、探して、」
エゼルバード「探して探して探して探して探して!!」
エゼルバード「そして、ついにたどりついたのだぞ!!」
エゼルバード「故に見よ!アースマイト!!」
エゼルバード「これが汝らの力を得た、余の真の力だ!!!」
《戦闘》
エゼルバード「クゥクゥ……。」
エゼルバード「クゥクゥクゥ……!」
エゼルバード「クゥーッハッハッハ!!」
エゼルバード「これがアースマイトのチカラ!」
エゼルバード「これこそがルーンスフィアのチカラか!」
エゼルバード「毛ほどの痛苦を感じぬ……!自らの限界さえ見えぬ……!!」
エゼルバード「素晴らしい!まさに神に匹敵する力だ!!」
主人公「くそ……。」
主人公「……ここで負けるわけにはいかない……。」
主人公「セルザを……助けるんだ……。」
主人公「約束したんだ……!」
エゼルバード「ふん……。まだそのようなことを言っておるのか……。」
エゼルバード「いつまで、あの死に損ないの神にたよるつもりだ?」
エゼルバード「あのような竜に、もはや価値などあるまい。」
エゼルバード「神に代わるこのチカラさえあれば……!汝もそうは思わぬか!?」
主人公「おまえになんかわかるもんか……。(あなたになんて分からない……。)」
主人公「セルザは……。」
主人公「セルザは大切な友だちなんだ。」
主人公「僕私が記憶を失ってセルフィアに来て……。」
主人公「はじめてできた大切な友だちなんだ!」
主人公「おまえみたいな自分勝手なやつに(あなたみたいな自分勝手な人に)価値がどうのなんて言われたくない!」
エゼルバード「…………。」
エゼルバード「……つまらん……。」
エゼルバード「つまらん、つまらん、つまらんぞ!アースマイト!!」
エゼルバード「そのような戯れ言、余は期待しておらんのだ!!!」
エゼルバード「もうよいわ。」
エゼルバード「……死ね。」
エゼルバード「……何事だ?」
ダグ「おーーーーーーーイ!レスト(フレイ)ーー!!」
アーサー「聞こえていますかーーー!?」
アーサー「王都からの援軍が到着しました。!」
アーサー「現在、この浮遊城内部を制圧中です!」
ダグ「ついでに、強力な助っ人も連れてきたゼ!」
ダグ「だかラ――」
アーサー「エゼルバードを倒して!!」
ダグ「一緒に帰るゾオオオ!!!」
主人公「セルザっ!?」
主人公「だ、大丈夫……なの?」
セルザ「なんじゃ、その顔は。」
主人公「だ、だって……。」
セルザ「ルーンスフィアを一つ取り戻してくれたじゃろ。」
セルザ「あれのおかげでなんとかなっとる。」
主人公「セルザ……。」
セルザ「ふふん、ニヤニヤしおって。」
セルザ「そんなにわらわが恋しかったか?」
……うん・そんな顔してないよ
▼……うん
セルザ「そうか。」
セルザ「…………実は、わらわもじゃ。」
主人公「セルザ……。」
▼そんな顔してないよ
セルザ「そうかのぅ。」
主人公「セルザこそ、久しぶりに僕(私)と話せてうれしいんでしょ?」
セルザ「な、なにを言うか!別にそんなこと……。」
主人公「……ふふ。」
セルザ「それで、我らの敵はアレでいいんじゃな?」
主人公「うん。」
セルザ「……なるほど。なんというルーンの量じゃ……。」
セルザ「あれがルーンスフィアの力か。確かに、人の身には余りそうじゃの。」
主人公「……ごめん、セルザ。」
セルザ「なんじゃ?」
主人公「ルーンスフィアを取り返すって、約束したのに……。」
セルザ「その約束、守るつもりはないのか?」
主人公「え?」
セルザ「そちとわらわで、今からルーンスフィアを取り戻す。」
セルザ「これで約束通りではないか。」
セルザ「そうじゃろ?」
主人公「セルザ……。」
主人公「うん!そうだね!」
エゼルバード「さて、話が済んだのなら、そろそろ手合せ願えるかな?」
エゼルバード「ネイティブドラゴンにアースマイトよ。」
セルザ「ふん……。人間風情がナマイキを。」
エゼルバード「人間……?」
エゼルバード「バカを言うな!!余はそのような小さな存在ではない!!」
セルザ「なに?」
エゼルバード「余はアースマイト!大地とルーンの加護を受けしもの!!」
エゼルバード「いや、今やその頂に立つものだ!!」
エゼルバード「ただの人間なんぞには――」
エゼルバード「この舞台に立つ資格さえないわ!!」
主人公「く……っ!」
セルザ「愚かな……。」
セルザ「アースマイトも人間じゃろう。」
セルザ「それに、キサマのその力は、まがいものに過ぎん。」
セルザ「度を越えた力を行使すれば、いずれ肉体が破綻するぞ。」
エゼルバード「……そうだな。」
エゼルバード「神の魂にこの器はあまりに不釣り合い。故に、仕方のないことだ。」
エゼルバード「そして――」
エゼルバード「この肉体が崩壊せし時こそ、余が人の身を捨て、神へと昇華する時!」
セルザ「……これ以上の問答は無意味か。」
セルザ「レスト(フレイ)、いけるか?」
もちろん!・約束は守らなくちゃね!
▼もちろん!
セルザ「よぅし!」
▼約束は守らなくちゃね!
セルザ「期待しとるぞ!」
エゼルバード「来い!!余の進化の礎となるがいい!!!」
《戦闘》
セルザ「大丈夫か! レスト(フレイ)!」
セルザ「こんなやつ、ちょちょいのちょいじゃ!」
エゼルバード「ぐ……っ。」
エゼルバード「……クク。」
エゼルバード「……クゥクゥクゥ……!」
エゼルバード「素晴らしい……。」
エゼルバード「素晴らしいぞ……。」
エゼルバード「さすがはネイティブドラゴン。さすがはアースマイト……。」
エゼルバード「これでこそ……。」
エゼルバード「余の考えは間違いではなかったと…………言える……。」
セルザ「……限界じゃな。」
セルザ「人の身にあれほどのルーンを宿せば、こうなるのは目に見えておった。」
主人公「…………。」
エゼルバード「余は……この世界の…………王となるもの……。」
エゼルバード「これほどまでの……力……。それすらも上回る、圧倒的な力……。」
エゼルバード「余はそれに……あこがれたのだ……。」
エゼルバード「その力を、この手にすることを……。」
エゼルバード「ただ一つ、目的としてきた……。」
エゼルバード「この世界全てを……治めるために……!」
エゼルバード「そして……。」
エゼルバード「ようやく、この力を……ルーンスフィアを手に入れたのだ……!」
セルザ「まだ分からぬのか、愚かな人間よ……。」
セルザ「所詮、人は人以外のものになれん。」
セルザ「望む、望まぬに関わらず。何者もそれ以外になることなど出来ぬ。」
セルザ「しかし、だからこそ、どの存在も等しく尊いのだ。」
エゼルバード「違うな……。」
セルザ「なに?」
エゼルバード「それは、全てをあきらめたものの戯れ言よ。」
エゼルバード「余は違う……。」
エゼルバード「その程度のことであきらめはせぬ……。」
エゼルバード「この程度の器で満足はせぬ。」
エゼルバード「このルーンスフィアには、その理を覆すだけの力がある……!」
エゼルバード「キサマにも分かるだろう。死期を悟りしネイティブドラゴンよ。」
エゼルバード「本来、生まれ変わるべきキサマが、この世界に留まっているのは、」
エゼルバード「果たして、何のおかげなのか……。」
セルザ「…………。」
エゼルバード「余には見えるぞ……。」
エゼルバード「同じルーンスフィアの力をこの身に受けるものとして、」
エゼルバード「その力を失った命の灯火が、今にも消えかけているのがなァ!!」
セルザ「……っ。」
主人公「セルザ!!!」
セルザ「少し……力を使いすぎたようじゃな……。」
セルザ「……そやつの言うように、……わらわもまた、限界じゃ……。」
主人公「早く残りのルーンスフィアを取り戻さないと……!」
セルザ「いや……。」
主人公「え……?」
セルザ「わらわの体は……。とっくの昔に限界じゃった。」
セルザ「それを……守り人たちが、体を張って食い止めてくれていたのだ。」
セルザ「その代償として、守り人たちの人生を狂わせてな……。」
主人公「…………。」
セルザ「全てのものには意味がある。」
セルザ「ルーンスフィアもまた同じ。」
セルザ「それのなすべきことは、それが生まれた時に決まっていたはず。」
セルザ「それを自分勝手に使ってしまっては……。」
セルザ「……わらわもまた、あやつと同じになってしまうではないか。」
主人公「セルザ……。」
主人公「………………でも!」
セルザ「……聞けぃ! ゼークスの皇帝よ!」
セルザ「その石が存在するのは、わらわの命を救うためでも、」
セルザ「人をアースマイトにするためでも、ただの人間を神に代えるためでもない!」
セルザ「ルーンとは生命力の源!」
セルザ「大地にある全てに、生命力を与えるためにある!!」
セルザ「その理をねじ曲げることは――」
セルザ「ネイティブドラゴンが一柱、この風幻竜
セルザウィードが許さん!!」
エゼルバード「貴様……分かっているのか……?」
エゼルバード「それはつまり……汝の死をも意味していると……。」
セルザ「……かもしれぬな……。」
セルザ「じゃが――」
セルザ「自らの宿命を自覚しながら、それをまっとうせずして、」
セルザ「――――どうして胸を張ることができる?」
セルザ「この命として生まれて良かったと、」
セルザ「どうして、誇りを持つことが出来るというのだ!!」
主人公「……!」
エゼルバード「クゥクゥ……。」
エゼルバード「汝は一つ勘違いしているようだな……。」
セルザ「……なに?」
エゼルバード「余は既に……己の生き方に誇りをもっておる……。」
エゼルバード「その余が、生涯を掛けて為し得ようとした目的こそが、」
エゼルバード「人を超え、神と名の付く存在になることなのだ。」
エゼルバード「そして……!」
エゼルバード「我が手中にあるルーンスフィアが!」
エゼルバード「この石を巡ってようやく生まれたこの状況こそが!!」
エゼルバード「それを可能にするッ!!!」
エゼルバード「……エーテル……リンクッ!」
セルザ「なんじゃ……これは……!?引き寄せられる……!?」
主人公「セルザ!?」
エゼルバード「忘れたか?アースマイトよ……。」
エゼルバード「余がこのルーンスフィアを使い、研究を進めていたことを。」
エゼルバード「それは、人の身でありながら、アースマイトの力を得ること。」
エゼルバード「その力により、人と
モンスターを融合すること。」
エゼルバード「そして……!」
エゼルバード「その力により、ネイティブドラゴンを生み出す方法――」
エゼルバード「正確には!」
エゼルバード「人の身を、神であるネイティブドラゴンに昇華させる方法だ!!」
セルザ「き……さま……!!」
主人公「セルザ!!」
エゼルバード「クゥクゥクゥ……。」
エゼルバード「なにを慌てているのだ。セルフィアのアースマイトよ。」
エゼルバード「汝には言っておいたはずだぞ。」
エゼルバード「汝が来なくともこちらから行かせてもらうとな……!」
エゼルバード「障害となる汝を先に倒してからと考えていたが……。」
エゼルバード「手間が省けたぞ。ネイティブドラゴンよ!」
セルザ「くぅ……!」
エゼルバード「さあ……!余の一部となり、汝の役目を果たすが良い!!」
主人公「セルザ!!」
主人公「……くそ!そうはさせるもんか!!」
セルザ「ぐうぅっ……!!」
主人公「……セル、ザ……?」
???「…………。」
主人公「ねえ、セルザ……。」
???「クゥクゥ……。」
エゼルウィード「クゥーッハッハッハッハァ!!」
エゼルウィード「これだ……!これが余の欲していたものだ……!!」
エゼルウィード「神の力に神の器……!世界を総べる者にふさわしい形!!」
エゼルウィード「素晴らしい!素晴らしいぞ!!」
主人公「そんな……。」
エゼルウィード「ぐう……!?」
セルザ「レスト(フレイ)……。」
主人公「セルザ!?」
セルザ「たのむ……。」
セルザ「わらわを……倒してくれ……。」
主人公「……!?」
セルザ「こやつごと、
はじまりの森へ送り返す……。」
セルザ「もはや、それしか……。」
主人公「でも……!」
セルザ「たの、む……!」
セルザ「こやつを…………止めて、く…………。」
セルザ「ぐ、ぐああぁぁぁあああぁぁぁ!!」
主人公「セルザァァーーーーーー!!!!!」
エゼルウィード「ぐ……っ。」
エゼルウィード「さすがに……最後まで悪あがきしてくれるな……。」
エゼルウィード「しかし、それでこそ、今まで神とあがめられていた者だ。」
エゼルウィード「……さて、と。」
エゼルウィード「どうだ?アースマイト!?」
エゼルウィード「セルザウィードと融合した余の姿――」
エゼルウィード「汝の目にどう映る!?」
主人公「…………。」
エゼルウィード「哀れだなあ、レスト(フレイ)。同情するよ……。」
エゼルウィード「せっかく、余があらかじめ忠告していたのに。」
エゼルウィード「だが、安心するが良い。」
エゼルウィード「汝の守り通せなかったこのセルザウィードの力、」
エゼルウィード「余が、責任を持って、使い尽くしてやろうではないか!」
エゼルウィード「新たな神として!!」
エゼルウィード「この世界を総べるためにな!!」
主人公「……エゼルバード……!」
エゼルウィード「おお、そうだ!」
エゼルウィード「余に力を与えてくれた、汝とネイティブドラゴンに感謝して、」
エゼルウィード「まず手始めに、汝らの大切にしていた、セルフィアの町を焼き払ってやろう。」
エゼルウィード「この竜も、それなら満足してくれるに違いない。」
主人公「エゼルバードオオオオォォォ!!」
エゼルウィード「クゥクゥクゥ!」
エゼルウィード「来い!アースマイト!!」
エゼルウィード「余が受けたクツジョクとザセツを味わいながら!!」
エゼルウィード「絶望の中で、一欠片の救いもなく!はいつくばるがいい!!」
《戦闘》
エゼルウィード「そんな、バカな……。」
エゼルウィード「有り得ぬ……。」
エゼルウィード「ネイティブドラゴンより強いだと……!」
エゼルウィード「いったいどれほどの…!」
エゼルウィード「ぐううぅおおおぉぉォおっっ!!!」
《この後のネイティブエゼルウィード戦闘終了後まで飛ぶ》
主人公「……く……そ……。」
主人公「こんな……ヤツに……。」
エゼルウィード「クゥクゥクゥ……。」
エゼルウィード「クゥーッハッハッハッハァ!」
エゼルウィード「良い……。」
エゼルウィード「イイぞ……アースマイト……!」
エゼルウィード「余はソレが見たかったのだ!!」
エゼルウィード「余を苦しめたアースマイトが、なすすべもなく地をはいずる姿を……!」
主人公「…く………っ。」
エゼルウィード「貴様たちアースマイトは確かに尊敬に値する。」
エゼルウィード「なぜなら、余にクツジョクを味わわせた唯一の存在だからな。」
エゼルウィード「だが……。」
エゼルウィード「余はそのクツジョクを、決して忘れはしない……。」
エゼルウィード「忘れてはいないぞ……!アースマイト!」
エゼルウィード「何度も、何度も、何度も、」
エゼルウィード「何度も何度も何度も何度も!」
エゼルウィード「数えきれぬほど夢に見た!!」
エゼルウィード「キサマに倒されたときのことを!何度も! 何度も!!」
主人公「……なんの、ことだ……。」
エゼルウィード「余はその夢を見るたび、胸が張り裂ける思いだったのだぞ?」
エゼルウィード「だから……。」
エゼルウィード「余の想い、受け取ってくれ。」
エゼルウィード「苦しめて、苦しめて、苦しめて、」
エゼルウィード「苦しめて苦しめて苦しめて苦しめて苦しめて
苦しめて苦しめて苦しめて苦しめて苦しめて
苦しめて苦しめて苦しめて苦しめて苦しめて」
エゼルウィード「苦しめて苦しめて苦しめて苦しめて苦しめて
苦シめて苦しメて苦しめテ苦シめて苦しめテ
苦シメて苦しメテ苦シメて苦シメテ苦シメテ」
エゼルウィード「その末に!」
エゼルウィード「根絶やしにしてくれるわ!!アースマイト!!!」
エゼルウィード「まずはキサマの愛するものからだ。」
ダグ「うわあああア!」
アーサー「く……!コントロールがきかない……!」
主人公「ダグ……!アーサーさん……!」
エゼルウィード「クゥクゥクゥ……。大事ならば、しっかりと守らねばな。」
エゼルウィード「いや、汝にはできぬか。」
エゼルウィード「目の前の神竜すら守ることができなかった汝にはな。」
エゼルウィード「クゥーッハッハッハッハァ!」
エゼルウィード「さて、次は……。」
主人公「…………や、め……。」
エゼルウィード「無理をするな。レスト(フレイ)。」
エゼルウィード「そのまま、ゆっくりとソコで見ているがいい。」
エゼルウィード「キサマの大事なものが、目の前で消えていく様を、存分にな?」
エゼルウィード「クゥーッハッハッハッハァ!」
主人公「…………。」
主人公「……僕(私)が、止めなきゃ……。」
主人公「でも…………。」
主人公「…………もう、力が入らない……。」
……ごめん、セルザ……。
…………ごめんね、みんな…………。
・
・
――あきらめるな、レスト(フレイ)。
主人公「え……?」
エゼルウィード「なんだ……今の光は……?」
主人公(胸の辺りが温かい……。)
主人公「セルザのお守りが……光ってる……?」
レストくん(フレイちゃん)、あきらめちゃダメなの!
コハク「届いたの……!」
エルミナータ「でかしたわ、コハク!さすが私の助手ね!!」
ビシュナル「聞こえますか!?姫!!」
ビシュナル「お守りを通して、セルザウィード様の声が聞こえてきました!」
ビシュナル「ルーンスポットから、力を集めて送ってくれと!」
ビシュナル「今からその指示通りに、羽を通して僕らの力を送ります!!」
ビシュナル「ですから――」
ブロッサム「そう簡単にあきらめるんじゃないよ!」
エルミナータ「探偵があきらめたら、事件はそこで迷宮入りなんだからね!!」
コハク「ううう……。……そろそろ……限界なの……!」
コハク「……届いて! みんなの想い!!」
忘れないで……!レストくん(フレイちゃん)――
ディラス「……よし、準備ができたぞ。」
マーガレット「えっと、それで、私たちはどうすればいいの?」
ディラス「オレたち守り人が、ここから送れるだけのルーンを送る。」
ディラス「お前らはそこで祈ってくれ。アイツに届くように……!」
マーガレット「うん、分かった!それじゃあ――」
ポコリーヌ「愛していマス!レストくん(フレイさん)!!」
マーガレット「ちょっと!?ポコさん!!」
バド「おーイ。
クローリカ、起きてるかア?」
クローリカ「…………。」
マーガレット「ああ、もうっ!みんなしっかりしてよ!!」
マーガレット「フレイさんに、みんなで力を送るんでしょ!?」
クローリカ「……はい~。……いま、真剣に祈ってるところです。」
バド「おお、起きてたのカ。じゃあ、オレも祈ってやらないとナ。」
ポコリーヌ「ワタシの愛の力で、レストくん(フレイさん)も元気いっぱいデス。」
ディラス「く……。そろそろ送るぞ……!」
マーガレット「え!? あ、ちょっと!も、もう! 私だって……!!」
マーガレット「……諦めないで、レストくん(フレイさん)!!」
ディラス「よし――」
ディラス「受け取れ!レスト(フレイ)!」
お前は1人じゃない――
ドルチェ「こっちは準備できたわ。そっちはどう?」
ピコ『皆さん。準備はオーケーですの?』
ナンシー「私は大丈夫。
ジョーンズと
キールくんは?」
ジョーンズ「私も大丈夫です。」
キール「ボクもだよ!いつでもオッケー!!」
ドルチェ「……じゃあ、あのお節介に、いつものお返しをしてやろうじゃないの。」
ピコ『ルーちゃん……。こんな時くらい素直になれませんの』
ナンシー「大丈夫よ、ピコちゃん。もうみんな分かってるから。」
キール「お世話になってる人には、ちゃんとお礼をしようってことだよね?」
ジョーンズ「ええ、そうですね。こんなときだからこそ、いつも通りに。」
ピコ『……だそうですわよ』
ドルチェ「勝手なこと……言ってくれちゃって……。」
ナンシー「ルーちゃん!?」
ジョーンズ「大丈夫ですか!?」
ドルチェ「……平気。」
ドルチェ「何百年と……ここからセルザに……ルーンを送ってきたんだから……。」
キール「――――がんばって、ドルチェさん!!」
キール「ボクらの想いを、レストくん(フレイさん)に!!」
ジョーンズ「ええ。私たちの全てを預けますから。」
ナンシー「がんばって!ルーちゃん! レストくん(フレイちゃん)!」
ピコ『諦めたら承知しませんわよ!』
ドルチェ「ええ……任せなさい……。」
ドルチェ「わたしだって……ちゃんと言いたいことがあるのよ……!」
だから、無事に帰ってきなさい――
レオン「それじゃあ、とっとと始めるか。」
フォルテ「……あの、もう少し真面目に出来ないんですか?」
レオン「いや、別にふざけてはないぞ。」
レオン「ただ、いつも通りやってるだけだ。気負ったところで何も変わらないからな。」
リンファ「そうですね。」
リンファ「私たちは、いつも通り待っていましょうか。」
ヴォルカノン「主の留守をお守りするのも執事の役目。」
ヴォルカノン「安心して下され。お城は我々執事がお守りしてますぞ。」
フォルテ「……ならば私も。」
フォルテ「騎士として、その場で共に戦えないのはまことに残念ですが。」
フォルテ「この町の人々は、必ず守ってみせます!」
シャオパイ「待ってるが。レストくん(フレイ)。」
シャオパイ「ここで。キミたちが帰ってくるのを。」
リンファ「待ってます。」
ヴォルカノン「レスト殿(フレイ殿)の居場所は、ここにありますぞ。」
レオン「あきらめるなよ。レスト(フレイ)。」
レオン「セルザウィードを――」
レオン「この世界を救えるのはアンタしかいないんだ。」
レオン「受け取れ、俺たちの希望を!」
俺たちは、アンタのつかむ未来を信じてるから――
主人公「傷が治って行く……。」
主人公「それに力が……!」
レスト(フレイ)……。
わらわの心も、そちに託すぞ。
じゃから――
そちの目の前にいる、そのまがいものの神を――
――――そちの手で、倒してくれぃ!!
主人公「……そうだね。」
主人公「ここで負けるわけにはいかないよね……!」
エゼルウィード「ほう。まだ戦う意思があるか。」
主人公「何度だって立ち上がるさ……。」
主人公「僕(私)は一人じゃないんだから。」
主人公「みんなが、僕(私)たちの帰りを待ってるんだから!!」
エゼルウィード「クゥクゥ……。」
エゼルウィード「面白い!それでこそアースマイトだ!!」
エゼルウィード「ならば、再び絶望させてやろう!!!」
エゼルウィード「余がキサマから受けたクツジョクと同じように……!」
エゼルウィード「何度でも、何度でもなァ!!!」
《戦闘》
主人公「セルザ!!」
セルザ「……なんて顔をしておる。」
セルザ「……前にも言ったであろう?……わらわに、不可能はないと……。」
主人公「セルザ……。」
エゼルバード「ば、バカな……。」
エゼルバード「こんなこと…………あるはずがない……。」
エゼルバード「神である、余が負けるなど……。」
エゼルバード「……余は、神となる力を……。」
エゼルバード「……完全な肉体を…………手に入れた、はず、なのに……。」
主人公「……ちがうよ。」
エゼルバード「な……に……?」
主人公「何も手に入れてなんかない。」
主人公「アースマイトの力も、ネイティブドラゴンの力も。」
主人公「あなたのものじゃない。」
エゼルバード「ちがう……!!」
エゼルバード「余は……全てを手に入れていた……!」
エゼルバード「それを……アースマイト……!またしてもキサマが……!」
主人公「あなたを倒したのはアースマイトじゃない。」
主人公「ただの人間だよ。」
エゼルバード「……!……なにをバカげたことを……!」
セルザ「力とは心と同じ。目に見えぬものじゃ。」
セルザ「そして、心は相手から託してもらうことでしか手に入らん。」
セルザ「じゃから…………わらわは託した……。」
セルザ「わらわの思いを。わらわの力を。」
セルザ「ただの人間たちにな。」
エゼルバード「……バカな……。」
エゼルバード「余が……人に負けたというのか……?」
エゼルバード「アースマイトになり、ネイティブドラゴンさえ超えた余が、」
エゼルバード「ただの人に……!」
エゼルバード「ぐおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」
エゼルバード「く、そ、おお、お……おおお……。」
エゼルバード「……認めぬ。」
エゼルバード「人間……なんぞにぃぃ……余が……余が……!!」
エゼルバード「……余が……負けるわけが……!」
エゼルバード「余が……!」
エゼルバード「こ、これは……!?」
セルザ「ヤツのルーンがはじまりの森に吸い寄せられておる……。」
主人公「それって……。」
セルザ「人の身でありながら、ルーンスフィアの力に染まりすぎたのじゃ……。」
セルザ「だが、ヤツの体はもう限界……。」
エゼルバード「クゥクゥクゥ……!」
エゼルバード「やはり……!余は……もはや人などではない……!」
エゼルバード「これがその証拠……!」
エゼルバード「見よ!アースマイト!!」
エゼルバード「余は神として帰るぞ!はじまりの森に!!」
エゼルバード「故に認めよ!!アースマイト!!!」
エゼルバード「余の存在を!!」
エゼルバード「その崇高さを!!!」
エゼルバード「認めよ……!!」
エゼルバード「認めろおおおおおぉぉぉ!!!アースマイトオオオオォォォ!!!」
セルザ「最後までくだらん肩書きに執着するとはな……。」
主人公「…………。」
セルザ「……しかし……っ。」
主人公「セルザ!大丈夫!?」
セルザ「……ああ。……なんとかの……。」
主人公「よかった……!」
セルザ「よくぞ、エゼルバードを倒した、レスト(フレイ)。」
セルザ「辛かったじゃろう……。」
主人公「ううん。」
主人公「1人じゃなかったから。」
主人公「みんなで戦ったから平気だよ。」
セルザ「そうか……。」
セルザ「そちが命をかけて戦ってくれたこと、本当に感謝している。」
セルザ「ありがとう。」
セルザ「わらわを助けてくれてありがとう。レスト(フレイ)。」
主人公「セルザ……。」
主人公「……僕(私)だけじゃないよ。」
主人公「町のみんなも一緒に戦ってくれたんだから。」
主人公「みんなにお礼を言わないと。」
主人公「セルザ?どうかした?」
セルザ「……ああ……。……そうじゃな。」
セルザ「帰って、みなに礼を言わんとな……!」
セルザ「背中に乗るんじゃ、レスト(フレイ)。」
セルザ「セルフィアに帰ろう!」
主人公「うん!」
最終更新:2018年07月01日 23:55