セルフィア(エピローグ)


浮遊帝国城<セルフィア(エピローグ)>レオン・カルナク

セルザ「しかし、わらわの目に狂いはなかったな。」
主人公「――何が?」
セルザ「そちのことじゃよ。」
セルザ「守り人を救い、エゼルバードを倒し――」
セルザ「そして、わらわを救ってくれた。」
セルザ「そちをはじめて見たときから、」
セルザ「内に秘める小さな光を感じていた気がする……。」
セルザ「今にして思えば――」
セルザ「それはわらわにとっての希望の光じゃったのかもしれん。」

主人公「そんなことないよ。」
セルザ「いいや、そちは希望の光じゃ。」

セルザ「守り人たちに明日を――」
セルザ「セルフィアに明日を――」
セルザ「そしてノーラッドの人々に明日をもたらした。」
セルザ「もっと誇って良いことじゃぞ?」
主人公「エゼルバードを倒したのは人間だよ。」
セルザ「そうか。」
セルザ「そうだったな……。」

主人公「みんな、セルザを助けたかったんだ。」
セルザ「そちもか?」
主人公「うん。」
セルザ「そうか……。」

セルザ「と、そろそろじゃ。降りるからしっかりとつかまっておれ。」

セルザ「…………。」
セルザ「……フレイ、ありがとう。」
主人公「――どういたしまして。」

竜の間

セルザ「ついたぞ、フレイ。」

主人公「やーーっと帰ってこれた!」
主人公「なんか長ーーーい間、戦ってたみたい。」
セルザ「そうじゃな。長い1日じゃった。」
セルザ「わらわも……少し疲れた。」
主人公「セルザ……?」
セルザ「…………。」

主人公「みんな!」
コハク「きっと帰ってくるって、信じてたの!」
エルミナータ「私たちの応援があったとはいえ、さすがはフレイね!」
ビシュナル「姫のあの勇姿……!」
ビシュナル「僕、とっても感動しました!!!」
ビシュナル「いや、見えてはいないですけど!!!」
主人公「私1人だけの力じゃないですよ。」
主人公「みんなの応援があったから、勝てたんです。」

コハク「セルちゃんも、お疲れさまだねえ。」
セルザ「……ああ。」
コハク「……あれ?ちょっと元気ないの?」
セルザ「いや……。」

???「フレイーー!」

ビシュナル「あの声はマーガレットさんですね!」
コハク「神殿から帰ってきたみたいなの!」
エルミナータ「時間的にはありえるわね。でも、実はそう見せかけて……。」
ビシュナル「えっと、なぜ見せかける必要があるんですか?」
エルミナータ「ズバリ、探偵の直感よ!」
セルザ「まったく……。そちらは相変わらずじゃな……。」
主人公「私、みんなにお礼言ってくるよ。」

主人公「じゃあ、セルザ。また後でね。」
セルザ「……ああ。」

セルフィア:広場

マーガレット「お疲れさま!フレイさん!」
主人公「うん!みんなも、ありがとうね!」
ブロッサム「本当にフレイはよくやったよ。」
ブロッサム「お疲れさま。」
クローリカ「すごいですよ~。私、感動しちゃいました~。」

マーガレット「ほら!ディラスも何か言おうよ♪」
ディラス「……ああ。まあ、その、なんだ……。」
ディラス「……おつかれ。がんばったんじゃねえか。」
マーガレット「あはは。あいかわらず照れ屋だなあ。」
マーガレット「こんなときくらい、めいっぱい喜んでもいいのにね!」
ポコリーヌ「というわけで、祝福のベーゼを送りマス。」

マーガレット「ポコさんははしゃぎすぎ!!」

クローリカ「なんだか、こうやってると夢みたいですね~。」
くりーりか「…………。……あの、本当に夢じゃないですよね?」
バド「おっト。そんなクローリカにいい商品があるゾ。」
バド「夢じゃないことを確かめられる、ほっぺたつねった君ダ!」
主人公「……それ、名前だけでだいたい想像がつきますけど……。」

ブロッサム「ところで、ダグの姿が見当たらないんだけど……。」
主人公「あ……。」

主人公「…………。」

ブロッサム「ま、まさか……。」
ディラス「おい……ウソだろ……!?」

マーガレット「あれ、飛行船!」
主人公「え……!?」

飛行船乗り場

主人公「ダグ!!」
主人公「アーサーさん!!」

主人公「無事だったんだね!!」
ダグ「あったり前じゃねえカ!」
ダグ「あんなところでくたばってたまるかヨ。」
アーサー「ギリギリのところでなんとか持ち直しましてね。」
アーサー「あぶないところでした。」
主人公「2人とも……。」
主人公「……ありがとう。助けに来てくれて。」
ダグ「へへ……。」
アーサー「約束でしたからね。私は私なりに、できることをすると。」
ブロッサム「ダグ!!」

ブロッサム「ああ、ダグ!無事だったんだね。」
ダグ「な、なんだよ、ばあさン。」
ダグ「大丈夫に決まってんだロ。」

ダグ「ちょ、ばあさン。な、なんでそんなくっつくんだヨ!」
ダグ「ばあさんってバ!?」
ダグ「は、離れろヨ!みんな見てるじゃねーカ!」
主人公「テレなくていいのに。」
アーサー「ブロッサムさんも心配してたんですよ。」
アーサー「それくらい良いじゃないですか。」

ダグ「そうダ!」
ダグ「エゼルバードのやつハ……。」
ダグ「セルザウィードはどうなったんダ!?」
アーサー「そうです!エゼルバードに取り込まれてから……!」
主人公「大丈夫!」
主人公「エゼルバードを倒して、セルザも、ルーンスフィアも取り返しました!」
ダグ「そうカ……!!」
アーサー「よかった……。」

アーサー「それで、ルーンスフィアはどちらに?」
主人公「ここにあります。」
アーサー「では、ひとまずお預かりします。」
アーサー「国の人間に連絡して、すぐに設置させますから。」
アーサー「もちろん、警備も万全にさせますので、安心してください。」
主人公「よろしくお願いします!」

アーサー「では、私たちはセルザウィード様の顔を見に行きましょうか。」
ダグ「そ、そうだナ。」
主人公「それじゃあ、私は他の人たちにもお礼をしてきます。」
アーサー「分かりました。」
ダグ「ふう……。これでやっと一段落だナ。」
ダグ「……あのヤロウ、心配かけやがっテ……。」
ディラス「なんだ?ずいぶんとうれしそうだな。」
ダグ「う……うるえエ!」
マーガレット「ディラスも似たような顔してるけどね。ダグが無事だって分かって。」
ディラス「な……!」
アーサー「あはは。2人は本当に仲が良いですね。」

ダグ・ディラス「「そんなことねーよ!!」」

住宅街

ピコ『フレイさん!』
ピコ『すごく心配しましたわよ!……主にルーちゃんが』

キール「おつかれさま、フレイさん!セルザウィード様から聞いたよ!」
ナンシー「大活躍だったみたいじゃない!さすがね♪」
主人公「みんなが力を貸してくれたおかげです。」
主人公「ありがとうございました。」
ジョーンズ「お礼を言うのは私たちの方ですよ。」
ジョーンズ「私たちの想いを背負ってくれて、ありがとうございました。」

ドルチェ「まあ……フレイにしてはがんばったんじゃない。」
ピコ『とことん素直じゃありませんわねー』
主人公「ありがとう。ドルチェ。」
主人公「ドルチェが、無事に帰ってこいって言ってくれて、」
主人公「すごく心強かったよ。」
ドルチェ「な……!?」
ピコ『あら。そんなこと祈ってましたの』
ナンシー「ルーちゃんったら、なんて健気なの……!」
ドルチェ「…………。」
キール「なるほどね。そうだったんだー♪」
ドルチェ「ちょ……!キール、このことは……!」
キール「大丈夫だよ。分かってるから♪」
ドルチェ「そう……ならいいわ。」
キール「みんなが誤解しないように、ちゃんと伝えるからね!!」
ドルチェ「なんで!?」
ジョーンズ「よろしくお願いしますね。」

ドルチェ「ちょ……!」
主人公「じゃあ、私はもうちょっと町を回ってきます。」

広場

シャオパイ「おお!ここにいたが♪」

フォルテ「ご無事でしたか!?フレイさん!!」

リンファ「ここに帰ってくる途中で、セルザウィード様の姿が見えたんですよ。」
ヴォルカノン「お見事でしたぞおお!フレイ殿!」
シャオパイ「うん、大きなケガはしてないな。かなり心配したようだ。」
フォルテ「騎士として、はせ参ずることができず申し訳ありませんでした。」
リンファ「フレイちゃんが負けないようにいっぱい応援したんですよ?」
ヴォルカノン「フレイ殿は町の英雄ですぞおおお!」
主人公「いや、あの……。」

レオン「まったく。少しは落ち着いたらどうだ?」

主人公「あ、レオンさん。」
レオン「なんだ?」
主人公「力を貸してくれて本当にありがとうございました。」
主人公「もちろん、他のみんなも。」
主人公「みんなのおかげで、セルザを助けられました。」
レオン「俺たちの希望をアンタに託してよかったよ。」
レオン「ありがとう、フレイ。」

マーガレット「フレイさん!」

マーガレット「やっと見つけたよ!」
アーサー「ちょうど良かった。皆さんも一緒ですね。」
アーサー「これから、食堂に来ていただけますか?」
フォルテ「食堂に?どうしてですか?」
マーガレット「ポコさんとディラスがお祝いの料理を用意してるから!」
マーガレット「今日はパーティーだよ♪」
アーサー「国からのお礼は、また後日ということにさせてもらいました。」
主人公「あ、じゃあ、セルザも呼んでこないと。」
アーサー「セルザウィード様はエンリョされるそうですよ。」
主人公「え……。」
アーサー「わらわまでみんなと入ったら、食堂がつぶれてしまうわ、だそうです。」
レオン「はは。違いない。」
アーサー「少しお疲れのようでしたしね。」
ヴォルカノン「大変な一日でしたからな……。」
リンファ「でも、フレイちゃんは来てくれますよね?」
シャオパイ「主役が一人もいないともりあがれないが。」
主人公「もちろん。」
マーガレット「よし!じゃあ行こう!」
レオン「俺たちはセルザに顔を見せてから行くよ。」
アーサー「分かりました。では、お待ちしてますよ。」

竜の間

セルザ「……そちか……。」

主人公「起きてたんだ。」
セルザ「どうじゃった?みな、楽しんでおったか?」
主人公「うん。」
主人公「これで明日から、何もかもいつも通りだって。」
セルザ「全部がいつも通りか……。」
主人公「うん。」
主人公「セルザが居て、町のみんなが居て。」
セルザ「それに、そちもおる。」
主人公「……そうだね。」
主人公「何でもない毎日が、けれども、とても楽しくて。」
主人公「私はきっと、つまらない話でセルザと笑うんだろうね。」
主人公「それは何でもないことだけれど、」
主人公「きっと、すごく幸せなんだ。」
セルザ「………………。」
主人公「セルザ?」
セルザ「みな、いい顔をしておったな。」
主人公「うん。」
セルザ「わらわは満足したぞ。」
セルザ「最期に、そちらの笑顔を見られてな……。」
主人公「え……?」

主人公「セルザ……その体……。」
主人公「なん、で……?」
セルザ「…………。」
セルザ「もう……わらわは、ここにはとどまれぬ。」
セルザ『『はじまりの森』へと行かねばならん。」

主人公「どうして……?!」
主人公「ルーンスフィアは取り返したのに……!」
セルザ「たとえルーンスフィアがあっても、」
セルザ「器がなければ、与えられたルーンを受け取れぬ……。」
主人公「……どういうこと……?」
セルザ「……エゼルバードを倒した時、」
セルザ「わらわの肉体は、既にはじまりの森に還っておった。」
セルザ「ここに残ったのは、わらわの心じゃ。」
セルザ「最期に、みなの顔が見たいと思った、わらわの想いだけじゃ。」
セルザ「……そちとも一緒に居たかったしの。」
主人公「…………。」
セルザ「しかし、残されていたルーンも、そろそろ尽きようとしておる……。」
セルザ「想いだけでこの形を保つのは、そろそろ限界じゃ……。」

セルザ「お別れじゃな。フレイ。」
主人公「そんな……。」
セルザ「そう悲しそうな顔をするな。」
セルザ「数百年前に死ぬはずだったわらわが、そちと出会えたこと。」
セルザ「それだけでもキセキなのじゃ。」
セルザ「かつては、守り人とアースマイトの決断をうらんでいたことさえあったが……。」
セルザ「今は感謝しておるぞ。」
セルザ「そちと出会えて、」
セルザ「そちと友達になれて、」
セルザ「わらわは、うれしかった。」
主人公「セルザ……。」
セルザ「じゃから……。」
セルザ「笑顔で送り出してくれんかの?」
主人公「…………。」
セルザ「そちの友人からの、最後の頼みじゃ。」
セルザ「頼む。聞いてくれ。」
主人公「…………。」
主人公「……ズルいよ、セルザ。」
セルザ「……すまん。」

セルザ「町のこと、たのんだぞ。」
主人公「大丈夫だよ。みんながいるから。」
セルザ「わらわが居なくなったら、どうなるか分からんではないか。」
主人公「そうでもないよ。セルザは何もしてなかったから。」
セルザ「こやつめ……。」
主人公「でも……。」
セルザ「うん?」
主人公「……きっと、みんなさびしがる……。」
セルザ「…………。」

セルザ「そろそろじゃな……。」
主人公「セルザ……。」
セルザ「そちのこと、忘れんぞ……。」
主人公「私も。……忘れないよ、セルザ。」
セルザ「わらわのことはどちらでもよい……。」
主人公「どうかな。セルザはさみしがり屋だから……。」
セルザ「大きなお世話じゃ!」
主人公「ふふ……。」
セルザ「じゃが……。」
セルザ「やはり、たまには思い出してほしいかもしれん。」
セルザ「わらわがこの世界にいたことを。」
主人公「うん……約束する。」
主人公「私の最初の友達は、さみしがり屋、強がりで、」
主人公「けれど、とても優しい、竜の神様だったんだって……。」
主人公「みんなに、ずっと自慢するんだ……。」
セルザ「……バカ者め。」

セルザ「約束……守れなんだな……。」
主人公「え……?」
セルザ「そちの記憶を取り戻してやると。」
セルザ「それまで、わらわがそばにいてやると、そう言ったのに……。」
セルザ「……すまない。」
主人公「……ううん。そんなことない。」
セルザ「なに……?」
主人公「セルザは、ちゃんと守ってくれたよ。」
主人公「私にはもう、素敵な記憶があるんだ。」
主人公「この町に来て、色んな人と出会って、」
主人公「たくさんの話をして、色んなものをもらって。」
主人公「……大切な友達とも出会えた。」
セルザ「…………。」
主人公「うれしいことも、かなしいことも、」
主人公「全部、ここにあるんだ。」
主人公「だから……。」
主人公「……もう、大丈夫。」
セルザ「……そうか。」

主人公「ねえ、セルザ……。」
主人公「行かないでよ……。」
セルザ「…………。」
主人公「セルザ……どこにも行かないでよ……。」
セルザ「………………。」
セルザ「……別れの時間じゃ。」
主人公「セルザっ!」
主人公「待って、行かないでよ!」
セルザ「……さようなら、フレイ。」
主人公「セルザっっっ!!」
セルザ「……そちと出会えて、わらわは、本当に幸せじゃった。」
主人公「ねえ……!」
セルザ「……また、人を好きになれた……。」
主人公「セルザ……!」
セルザ「……もし、いつか、……どこかで出会えるとしたら……。」
セルザ「……そのときは……。」
セルザ「……ただ、くだらない話をして、……毎日を一緒にすごしたいの……。」
主人公「セルザっ!!!」
セルザ「……ありがとう。フレイ。」
セルザ「わらわの最後の友人よ――――」
主人公「セルザ……。」
主人公「…………。」
主人公「……バカ。」
主人公「友達の最期を……。」
主人公「……笑顔でなんて…………見送れるわけないじゃないか……。」
主人公「…う……………っ。」

あの日、セルザは私たちの前から姿を消した。
その後は、色々大変だったけど……。
今はみんな、それぞれの生活に戻っている。
大切ななにかが抜け落ちたことを、時折、ふと思い出しながら。

ゼークス帝国は、皇帝が消えてまもなく撤退した。
今はノーラッドから使者が派遣され、様々な外交が進んでいるらしい。
エゼルバードが消えて、ゼークスにも変化があったようだ。
これから、帝国は変わるかもしれないとアーサーさんは言っていた。
帝国に住んでいるのも人なのだから、それは難しいことじゃないのかもしれない。

私は……。
町の人と同じで、相変わらずの毎日を過ごしている。
失ったものに心を痛めながら。
同じだけ、たくさんのものをもらったのだと思いだして。

ここに来る前の記憶は、やっぱり思い出せない。
けれど――
今の私には、もう自分のものだと言える過去がある。
それは、素敵な友人と過ごした、大切な記憶だ。
彼女は、今もどこかで、私たちを見ていてくれるだろうか。

――この町には神様がいた。
竜の姿をして、人の言葉をしゃべり、
人のことが好きで、けれど、傷つくことが苦手な、
とても優しい神様が。
今はもう、その神様はいないけれど……。
それでも、私たちは明日を生きていく。
この町で、楽しいことも、悲しいこともかみしめながら。
人として、毎日を生きている。
それが――
私が最初の友人と交わした、最期の約束だった。
この町には、神様がいた。
そして、彼女は私の、友人だったんだ。

住民との会話

クローリカ

「セルザウィードさまがいなくなってさみしくなってしまいましたね。」

フォルテ

「この町は、私が責任を持って守ります。」
「いつセルザウィード様が帰ってきてもいいように。」

マーガレット

「セルザウィードさん……。」
「あ、良くないよね。笑ってなきゃ。うん、そうだ。」

シャオパイ

「セルザウィード様……。」
「ワタシもみんなも、けっこうがんばってるようだ。」
「だから、いつか帰ってきて、めいっぱいほめて欲しいが……。」

コハク

「セルちゃん、もう居ないの?」
「もう、一緒に遊べないの?」
「…………。…………さびしいの。」

ドルチェ

「あたしたちが守り人になったとき、セルザもこんな気持ちだったのかしら。」
「心にぽっかり穴が開いて、なにをしたってうまりそうにない。」
ピコ『……かもしれませんわね』
「…………。」

ビシュナル

「セルザウィードさまがいなくなってお城が広く感じますね……。」
「もう戻ってこないんでしょうか?」

アーサー

「セルザウィード様のことは、残念でした。」
「…………。」
「いや、こんな言葉では、とても納得できそうにない……。」
「……ああ、そうか。」
「これが、割り切れないということなんですね……。」

キール

「セルザウィード様……。」
「…………。」
「あ、ゴメン。へへ……なんでもないんだ。」

ダグ

「なあ、フレイ。」
「セルザウィードのヤツ、本当ニ……。」
「…………いや、なんでもねエ。」

ディラス

「セルザがいないからってクヨクヨしてられねーだろ。」
「いつか帰ってくるかもしれねーんだ。俺らは俺ららしくしてりゃいい。」

レオン

「この世界は、アイツが残したものだ。」
「だったら、俺たちがそれを守ってやらないとな。」

ヴォルカノン

「主の居なくなった家はさみしいものですな。」

ブロッサム

「セルザウィード様がいなくてさみしいねえ。」

ナンシー

「帝国もいなくなって、町もすっかり平和になったのに。」
「……なんでかしらね。何か足りない気がしちゃうの。」
「それがセルザウィード様の決断だって分かってるのにね……。」

ジョーンズ

「始まりがあれば、必ず終わりもあるものです。」
「ですが……。」
「それを知りながら、誰よりもあがきたいと願うのが、」
「たぶん、医者という人間なんです。」
「だから、セルザウィード様のことも、あきらめてはいませんよ。」

エルミナータ

「セルザウィード様がいなくてさみしいわねえ。」

リンファ

「セルザウィード様は、私たちのためにこの地を去ったんですよね。」
「だったら、私たちにできることは……。」
「……それは、一人一人が決めなきゃですね。」

ポコリーヌ

「セルちゃんがいないともの静かですね。」
「フレイさん、つらかったらいつでもワタシの胸に。」

バド

「今やれることをするしかないんだよなア。」
「できることっていうのは、いつもそれだけなんだかラ。」
「信じるってことも、その1つだとおもうけどナ。」

竜の間

  • 1日目
今日も頑張ろう
▼今日も頑張ろう
  • 2日目
今日も頑張ろう・セルザの分も、頑張らないとね
▼セルザの分も、頑張らないとね
  • 3日目
今日も頑張ろう・セルザの分も、頑張らないとね・…………会いたい
▼…………会いたい
主人公「セルザ……。」

クローリカ

「ふわ~……。」
「あ、すみません……。このところちょっと寝不足で~。」
「広間からセルザウィード様のいびきが聞こえなくなったのはいいんですけど、」
「あんまり静かすぎて、いろいろ考えちゃうんですよ。」
「セルザウィード様が、私たちのために力を使ってくれて、」
「そのおかげで、私たちの今があるんですけど、」
「でも……本当にどうにもならなかったのかなって……。」

フォルテ

「今日も町は平和ですね。」
「…………。」
お疲れさまです・どうしました?
▼お疲れさまです
「……いえ、当然のことですから。」
▼どうしました?
「いえ……。」
「私はまだ、神竜の騎士を名乗って良いのでしょうか?」
「あるいは、そんなことを考える時点で、主が帰ってくることを信じていないのか。」
「…………。」
「……いけませんね。弱気になっては。」

マーガレット

「セルザウィードさん……。」
「あ、ゴメンね。笑顔でいなきゃダメなのにさ。」
「ダメだなって思うのに………………やっぱりダメだ。」
「…………へへ、なんかゴメンね……。」

シャオパイ

「セルザウィード様……。」
「ああ、すまない!キミが一番ツライ立場なのにな……。」
「でも……。」
「やっぱり、何かが足りないと思ってしまうようだ。」
「……マーマもつらそうだが。」

ビシュナル

「今日も町は穏やかですね。」
「ゼークスが攻めてきたあの時のことが、なんだか夢みたいです。」
「あ、そういえば。」
「今日、セルザウィード様がいた頃の夢を見たんですよ!」
「何事もなかったみたいに、いつのまにか竜の間に座っていらして……。」
「あんまりにも自然だったから……僕は夢だって気付かなくて……。」
「……そのまま、……気付かなかったら良かったのにな……。」

アーサー

「国王に書簡を出しておきました。」
「セルザウィード様がいなくてもこの国は大丈夫だと。」
「…………。」
「……大丈夫ですが、寂しいですね。」

キール

「風幻竜は永遠を司るネイティブドラゴンなんだ。」
「その力で大地に平穏をもたらす神竜。」
「だから……。」
「セルザウィード様は自分の運命を知ってたのかもしれないなって。」
「でも、でもさ……。」
「…………ううん、ゴメン。……なんでもないんだ。」

ダグ

「なんかヨ。こうやって平和な毎日が続いてるのにサ。」
「どうも落ち着かねえっていうか、物足りない感じなんだよナ。」
「理由は…………まあ、分かってるんだけどヨ……。」
「なーんて、情けねえよナ。」
「セルザウィードのヤツがいたら、なんていうだろうナ……。」

ヴォルカノン

「セルザウィード様がいなくなってから、もうどれくらいになりますかな……。」
「お城の手入れをしておりますと、ふと思い出しますぞ。」
「セルザウィード様が広間に座しておられる姿が、今もまぶたの裏に……。」
「…………。」
「……ああ、失礼しました。」
「歳をとると、涙腺が緩んでいけませんな……。」

ブロッサム

「セルザウィード様はいつ帰ってくるのかねえ……。」
それは……・…………
▼それは……・…………
「なんて顔してるんだい。」
「まさか、もう帰ってこないなんて思ってないだろう?」

ナンシー

「私ね、もうやめにしたわ。」
「セルザウィード様のこと、あきらめようとするの。」
「だって、ジョーンズがあきらめてないんですもの。」

ジョーンズ

「ネイティブドラゴンは人よりも膨大なルーンを宿しています。」
「セルザウィード様はその力を使って、この地に安定をもたらしたのです。」
「ですから、その逆のことができれば、あるいは……。」

エルミナータ

「セルザウィード様がいなくてさみしいわねえ。」
「…………。」
「……そろそろ探しにいこうかしら。」

リンファ

「たくさんのお客さんに笑顔でお礼をいっていただいて、」
「毎日がとても充実していますけれど、」
「でも……。」
「……何かが足りないと思うのは、……やはりゼイタクなんでしょうか……。」

ポコリーヌ

「セルちゃんが帰ってきたときのために、お祝いのレシピを考えてマス。」
「フレイさんもワタシと一緒に考えマショウ。」
「2人の愛のレシピを。」
エンリョします・そうですね……
▼エンリョします
「ガーーーン!」
▼そうですね……
「さびしそうですね。フレイさん。」
「……メグもよくそんな顔をしてマス。」

バド

「セルザウィード様がいなくなってから、もうずいぶん立つナ。」
「今でも城に行けばそこにいるんじゃないかっテ、」
「そんな風に思うヨ。」
「……とか言ってたら、いつの間にか帰ってきたりとかナ。」

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最終更新:2015年09月02日 07:15
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