ヴァリアント
ヴァリアント(VARIANT、英で“異形”の意)
第四次世界大戦末期に突如として現れた無人人型機動兵器。
現在人類との交戦状態にある。
概要
大小様々な形態があり、単機での戦闘能力もさることながら最も恐るべきはその物量であり、億相当の機体が存在すると言われている。
出自、正体など不明な点が多く、現在でも多くの研究機関や中央科学院での研究分析が継続されている。
第四次大戦末期の2184年、初の出現と交戦を経て一時期姿を消すが、2186年再び出現。それ以来人類はヴァリアントとの戦争に突入する。
一兵器体系、およびその集団の包括的総称が『ヴァリアンタス』であり、一兵器、又は敵機として呼ぶ場合、『ヴァリアント』と呼称する。(2185年中央科学院調査報告書より)
生態
群を築いて行動し、指揮階級による階級構造を持つ。外見や性能も指揮階級によって異なり、サイズも数メートルから千数百キロに及ぶ個体まで存在する。
基本構造
コア以外の組織構造は
ヴァリアントナノマシンからなる
高分子複合素材で形成され、自己修復機能や構造変質能力をもつ。ナノマシンは特有の高エネルギー高周波振動波を発しており、それを攻撃や防御に転換する。
動力源はコアと一体化した反物質反応炉であり、外部からの物質供給があれば半永久的に活動できる。動力の出力は大型の重
HMAのそれをはるかに凌駕し、実用出力量ではほぼ無尽蔵と言える。
一部の例外を除き外部からの物質供給用の[口]を持ち、組織構造を変化させての形態変化や体組織の分離が可能だ。
ネットワーク能力
ほぼすべての個体がコアを介した高度なネットワークにつながれている。それぞれの機体間の距離が適当ならば、全ての機体が知覚情報を共有することになり、それによる抜群の連携と戦略的な活動を行う。
このネットワークが電波を用いた無線ネットワークなのか、量子通信なのかは現在不明で、どのような手段を用いて相互に接続しているかはまだ判明していない。
ただし、通常の通信手段でないことは確かであり、あらゆる妨害に影響されることもタイムラグもなく通信できるようだ。
ネットワークは作戦指揮にも用いられ、その際の指令は上位階級からのトップダウンによって行われる。上位階級が存在しない場合はその時点で最も優れた個体が指揮を執る。また、個々の個体から得た情報は上位階級をハブとして集められ、再び戦略情報として群れ全体に配信される。
戦闘能力
近年地球圏に攻めてきているヴァリアントは本隊のごく一部であり、本格的に攻めてきた暁にはたちまち地球圏は滅亡すると予想される。
基本的に占領行動を示さず、戦略的目標および戦術的攻撃目標を破壊するまで進撃し続け殲滅する。
機動力
大気圏内外を問わずに自由に機動可能。
ベクトルフィンと
フォトンドライブによって高い機動性能を誇り、空間戦では空戦用
HMAに比肩する機動性を持つ。長距離移動時は
艦体種に搭載されたまま移動。
艦体種は単独で星間航行可能で、惑星重力の単体離脱も可能だ。
攻撃力
ヴァリアントナノマシンの特性を用い、近接、近距離~遠距離において高い攻撃能力を発揮する。
通常では共振粒子砲である高出力ビーム兵器、通称
バイオビーム砲を主兵装とする。
バイオビーム砲は速射性の高いビームカノンから超大出力の対艦ビーム砲クラスのものまで存在し、ナノマシンの総量(本体の質量)に出力と連射性は比例する。
また
ヴァリアントナノマシンの構造変質および分離能力を用いて小型の高機動誘導弾(マイクロミサイル)から中型の高速弾(高速中距離ミサイル)を生成・発射可能。多くの場合は大腿部や肩部から発射する。
格闘~近距離戦では同じく分離能力を用いた実体弾機関砲、通称“バイオマシンガン”を使用可能で、威力は口径変更によって50口径機関銃から90mm短機関砲クラスまで調整可能。
拳部にはナノマシンの高周波振動波を用いた超振動ナックルを持っている。
防御能力
高分子複合素材そのものの強度と再生能力、そして
反重力フィールドによって攻撃の威力を軽減する。
通常攻撃では殆ど効果が無く、相当威力の高い攻撃や
メタニウム弾及びビーム兵器を使用する必要がある。
破壊する方法は、一撃で精確にコアを撃ち抜くか、再生能力の限界を超えた破壊を行って、身体維持機能の限界に陥らせるか(大口径の火器や高速連射火器、ビーム兵器などによる射撃)のどちらか。
基本的に通常の火器で、一体の
ソルジャーと一機の
レザーウルフが撃ち合った場合、火器の攻撃力よりソルジャーの再生スピードが上回る。
形態と生成
製造プラント内でのヴァリアント生成過程
ヴァリアント幼生
赤いスライムのような第一形態。
殆どコアのみの存在であり、最低限の機能しかもたない。
流体のように移動し、周囲の物質を吸収し自身の身体となるヴァリアントナノマシンを生成する。
フリュードそのものである。
ヴァリアント幼体
顎を持つ頭部と6本の足を持つ形態。
ヴァリアントナノマシンによって初めの身体を持った形態。
卵のようにシェルを纏った形態に変形することで高い耐久性を得る。
ヴァリアント原体
幼体が成長した姿。
ヴァリアント・ブグそのものである。
人型への可変機能を有する。
この形態になってようやくヴァリアントとして成立する。
ここから更に用途に分けて成長することで、各種ヴァリアントへと変化を遂げるのである。
基本的にこれらの成長はプラント内でのみ行われ、製造プラントから排出された時点で成長が止まってしまう。
そのため戦闘に参加している
ブグは成体として扱われる。
形態変化
ヴァリアントは状況に応じて形態を変化させることが可能だ。
砲弾形態
ヴァリアントはその特殊高周波と高出力炉心による熱量、そしてCPUコアによって活動状態では容易に観測が行われてしまう。
そこで彼らは非活動時には体組織を変化させて砲弾形態となり、炉心の出力を極僅かに絞り仮死状態になり、パッシブステルスを展開した上で慣性運動に任せて潜航することができる。
この状態ではヴァリアント本体は何の動作も行うことはできないが、
イクサミコの感知やレーダーにも映らない為非常に隠密製を高くすることができる。
自己修復
ヴァリアントは機体の破損によって活動に支障が出ると判断した場合、機体構造を組み替えることで自己修復を行うことができる。
その為推進機関や武器が破損しても問題なく作戦行動を継続することが可能である。
ナノマシン自体が特殊高周波を発生させているので、部分破損後自己修復を行って部位の機能を復元しても、
全体のナノマシン総量は減っているので特殊高周波による武器の威力は下がってしまう。
また、再生そのものにも大きくエネルギーを消費する為、戦闘中むやみやたらに自己修復を行うことは無いようだ。
質量の回復は外部からの物質供給によって行い、現地補給の他に空間圧縮機構により携帯している食料を摂取することもある。
脱皮
ヴァリアントナノマシンといえどもその活動には限界があるので、機能を停止したナノマシンは常時機体表面に積層し、一斉に剥離する。
ヴァリアントの新陳代謝機能であるこれは、俗に脱皮と呼ばれている。
この装甲表面のナノマシン層が衝撃を受けた際に剥離することで本体へのダメージを軽減する役割ももつとされる。
自己進化
ヴァリアントの進化とは全身をナノマシンで構成している点を利用した機体情報の更新とも言えるものであり、新陳代謝の一環として機体構造を変化させる。
画一化された標準カテゴリの個体はデウスが再設計したデータを元にバージョンアップが行われるようになっている。
然しパーソナルデータを保有する個体が出現することがあり、それをフィードバックすることで独自の変化を行う個体も存在する。
存在が確認されているヴァリアント
最下級型
ヴァリアントの製造過程における形態が外部で発現したもの。
本来はこの姿を介してそれぞれのヴァリアントへと成長するのだが、ヴァリアンタス外部で発生したヴァリアントはこの状態のまま成長が止まってしまう。
ヴァリアンタスとしてのシステム外にあり、本能のままに人間を襲い、仲間を増やすという恐ろしいヴァリアントである。
最下級ヴァリアント達は人間規格のどのような進路にも侵入し、
ディカイオスや
HMAを運用できない区画でも絶大な戦闘能力を行使できることから“最強の対人兵器”と呼ばれている。
ブグ
ヴァリアントが体内で製造可能な、ランチャーの弾丸として撃ち出される最下級ヴァリアント。
パラサイトが行き着く、等身大ヴァリアントの完成型であり、バイオマシンガンと高振動クロー、そして口腔
バイオビームが使用可能。バイオマシンガンは50口径ライフルに匹敵する破壊力をもち、またフリュード(後述)を打ち込む“毒針”としての機能もある。
他のヴァリアントと異なり“食欲”が旺盛であり、有機物・無機物(好物はシリコンらしい)に関わらず食い尽くす悪食。
一方で対人戦闘能力は絶大で、標準規格の
MAPSではなかなか対応できず、
AG装備が必要。
弾丸形態・人型形態・節足形態に変形可能。
フリュード
ブグが放つ流動体型ヴァリアント。
若干の移動能力があるが、戦闘能力は全くと言って良い程持っていない。
これ自体がコアであり、生物や電子的ネットワークを侵食してヴァリアントへ作り変えてしまう。
この侵食体を“パラサイト”と呼称する。
下級型
最も多く確認されているヴァリアント。地球圏で活動するヴァリアントの殆どがこのランクに位置する。
この階級ですでにヴァリアントとしての基本能力がすべて詰め込まれており、通常兵器による破壊はほぼ不可能となる。
ソルジャー
ヴァリアンタスの中でも最も一般的な標準タイプ。
腰部に一対の
ベクトルフィン、背面に三基の
フォトンドライブを持つ。
全領域対応型のオールラウンダーであり、空対空から脚部が接地した対地戦闘までなんでもこなす尖兵である。
マッシブな外見に似合わず良好な機動性能をもち、2~3機で連携して行動する。
両前腕部には速射性能の高い
バイオビームカノンを内蔵。直撃すれば
HMAも一撃で撃破されかねない威力を持つ。
また肩部には展開式の大出力砲を内蔵。対艦攻撃や火力支援に使用。なおこの砲は左右のどちらか一方でしか展開できないようだ。
近接兵装では、拳部分超振動ナックルを装備。
体組織を変成させて放つ
バイオミサイルも持つ。
階級:下級
コードネーム:ソルジャー
能力:全領域戦闘能力
全長:6m
全幅:8m
全高:13m
武装:前腕部速射ビームカノン、ソニックナックル、大出力ビームカノン、可変ミサイルシステム
トランスポーター
巡航能力に優れる
下級ヴァリアント。
重量は30t程度だが、自身のほとんどが巨大な推進機関であり、後方での物資輸送や他のヴァリアントの巡航距離を伸ばす役割を持つ。
電撃的な作戦を行う場合や、ゲートが使用出来ない場合使用されるが、任務が後方支援であるために普段はほとんどお目にかかれない。最近ではゲートを用いた戦法のため、さらに見なくなった。
戦闘能力は低い一方、一基の大型
フォトンドライブと二対の
ベクトルフィンによって、最高速度は秒速3000m(約マッハ9)とヴァリアント中最速。
階級:下級
俗称:トランスポーター
能力:高速輸送
全高:8m
全幅:6m
全長:12m
武装:バイオマシンガン
中級型
小隊長クラスのヴァリアント。
下級型ヴァリアントへの指揮能力を備え、
艦体種ヴァリアントからの知覚ラインを繋ぐバイパスの役目も果たす。
機能特化型が多く、攻撃能力と戦闘能力は格段に向上。並の
HMAパイロットでは相手にもならない。
ナイト
代表的な
中級ヴァリアント。対ヴァ戦争初期での人類側のナイト撃破確認数は驚異の“ゼロ”。
肥大化したスラスター器官や、肩部の追加ベクトルフィンによってソルジャーよりも機動性に優れ、大型のガンブレードを装備。高い剣術技能を備え、近接格闘戦において無類の強さを誇るヴァリアントの騎士。常に数機の
ソルジャーと編隊を組み、火力支援を受けながら近接格闘を仕掛ける。
ガンブレードはブレードとしての使い方以外に、ソルジャーと同質のビームを発射することが出来る。また、空間圧縮収納機構によって収納が可能。
腕部には拡散性のビームガンを持ち、目くらましに使用したりと意外と多芸。
優秀なパイロットでなければHMAでの迎撃は不可能に近い。
中級クラスは下級ヴァリアントへの指揮能力を備える。
階級:中級
コードネーム:ナイト
能力:高機動戦・白兵戦
全高:15m
全幅:7.6m
全長:6m
武装:前腕部スプラッシュビームガン、ガンブレード、可変ミサイルシステム
ファットネス
ナイトと同格の中級ヴァリアント。
対艦攻撃や拠点攻撃に駆り出される攻撃機型で、重装甲・大火力。下級機よりも強力な反重力フィールドをもつ。
砲撃戦に特化しており、大量のバイオミサイルと大出力バスターランチャーを装備。バスターランチャーは収束率の調整が可能であり、性能を変化させることが可能。照射パターンは複数あり、通常の速射モード、長時間照射モード、拡散モード、最大出力モードの四つ。特に最大出力モードでは、近距離であれば巡洋艦の
グラビティシールドを貫通する破壊力を持つ。
ナイトよりも大出力の増加ブースターを備えており、突撃力はナイトよりも上。突撃力に引き換えて空間機動力はやや低く、側面からの攻撃が有効。
階級:中級
コードネーム:ファットネス
能力:砲戦
全高:15m
全幅:10m
全長:9m
武装:腕部ビームカノン、バスターランチャー、バイオミサイル
スナイパー
完全な長距離精密射撃型ヴァリアント。
標準サイズヴァリアントの中では最大射程を誇るスナイパーライフルを装備。ライフルの最大有効直線射程は約1400km。
単体での最大索敵範囲は約150km程度と短いが、重粒子ビームによる超水平線射撃を行うため、死角は少ない。その際の最大射程は100km程度。
スナイパーライフルのビーム出力はバスターランチャーと同等であり、ピンポイントに収束している分威力はこちらの方が上。
他に弾頭を自由に変更できるバイオミサイルポッドを装備。曲射攻撃も可能。
50km離れた超音速で飛翔する155mm徹甲弾を定評射撃なしで撃墜し次の瞬間には反撃可能。
姿勢制御能力と水平方向加速力が高く、空中からの狙撃も可能。スカウターとの共同交戦によって探査範囲を拡大できる。
階級:中級
コードネーム:スナイパー
能力:長距離精密射撃
全高:14m
全幅:12m
全長:12m
武装:スナイパーライフル、バイオミサイル
艦体種
数百mクラスの巨大艦ヴァリアント群であり、その全てが可変型で、巡航形態から人型要塞形態へ変形する。
強大な攻撃力を誇るが、大きいだけあって動きは鈍い。
最大の特徴は中級以下のヴァリアントへの指令波を増幅し、伝達する能力。
これにより末端のヴァリアントも高い戦闘能力が与えられる。
デストロイヤー
比較的小型なヴァリアンタスの駆逐艦。
高い巡航能力を誇り数も一番多い。
主に運動戦を主体とし、艦体本隊から離れて行動することが多い。
胴体左右には大型の兵装ユニットを持ち、片舷12基(常時変化可能なため予測値)の対艦ビームカノン、ユニット先端部大型ビームカノン、複数のビームマシンカノン、ミサイル等を武装にする。
艦首主砲は、胴体先端および兵装ユニット間に開放型フォースバレルを展開して発射する。
人型時には、両舷のビームカノンが融合して両腕部になるため、艦状時と比較して砲門数などは減少するが、個々の出力は増幅される。
主砲は胸部になり、ビームマシンカノンは全身に配置される。
指揮階級:上級
形状:艦状・人状
分類:駆逐艦
目的:対艦運動戦闘
諸元(艦状時)
全長:280m
全幅:220m
全高:100m
武装:艦首陽電子主砲、対艦ビームカノン、ビームマシンカノン、バイオミサイル
クルーザー
デストロイヤーの上位機種であるヴァリアントの巡洋艦。
高い探知能力を持ち、ヴァリアント艦隊戦術の防空中核。多少のヴァリアント積載能力がある。
カノーネ以外では艦体種ヴァリアントで唯一
ホーミングレーザーを装備。
艦構造はデストロイヤーと類似しているが規模は格段に大きく、艦首陽電子主砲はデストロイヤーと比べ40%以上出力が高く、射程も強化されている。また、速射対空ビームカノン、大口径対艦ビームカノン、ユニット先端部大型ビームカノン、ホーミングレーザー、ミサイル等と重武装だ。
指揮階級:上級
形状:艦状・人状
分類:巡洋艦
目的:対艦・対艦隊・防空戦闘
諸元(艦状時)
全長:500m
全幅:320m
全高:270m
武装:艦首強化型陽電子主砲、速射ビームカノン、大口径対艦ビームカノン、ホーミングレーザー、バイオミサイル
アサルター
突撃力は艦型随一の強襲艦タイプ。
各所に大型
ベクトルフィンを持ち高い機動性を持つ上に、二個小隊((ソルジャー×4+ナイト×1)×2) を搭載可能。
艦幅の広い単胴型で、艦首陽電子主砲も二門となっているが、出力自体はデストロイヤーよりも劣る。
また艦首装甲は非常に強力で、実体装甲以外にも反重力フィールドを一点集中させるGラム攻撃を得意とする。
武装に関してはデストロイヤークラスと同等であるが、人型形態時は非常に格闘性能が高く、機動戦では厄介だ。
指揮階級:上級
形状:艦状・人状
分類:強襲艦
目的:敵防衛線の強行突破・縦侵および部隊展開
諸元(艦状時)
全長:500m
全幅:450m
全高:300m
武装:二連陽電子主砲、Gラム、対艦ビームカノン、ビームマシンカノン、バイオミサイル
カノーネ
砲艦タイプ。機動性は並以下だが攻撃力は艦体種随一。
単胴型艦体そのものが巨大な砲身で、艦首には超大口径の陽電子砲を装備。艦体の前方三分の一ほどの艦首下面が(20世紀の大型海生哺乳類の口のように)下方に開き、バレルを展開。一撃で地球艦の防御を破り破壊する。
複数基の持続型荷電粒子砲を持ち長時間の照射が可能。四基の開放バレル型プロトンカノンと無数の対艦ビームカノンとビームマシンカノン、ホーミングレーザー、レールガン、ミサイルを装備。
防御は非常に強力で、指向性核弾頭の飽和攻撃や極限重原子核砲などが必要。
指揮階級:上級
形状:大型艦状・人状
分類:砲艦
目的:対艦・対艦隊砲戦
諸元(艦状時)
全長:650m
全幅:150m
全高:160m
武装:超大口径陽電子主砲、持続型荷電粒子砲、開放バレル型プロトンカノン、対艦ビームカノン、ビームマシンカノン、ホーミングレーザー、レールガン、ミサイル
キャリヤー
戦闘母艦タイプ。
高いヴァリアント積載能力と火力を持つ。
ブグを弾丸として放つヴァリアンタスランチャーを装備。
単胴型の数百メートルの巨体に大量のヴァリアントを満載した空母であり、百数十基の対艦ビームカノンとビームマシンカノン、艦首陽電子砲を持つ。
階級:上級
形状:大型艦状・人状
分類:戦略戦闘母艦
目的:部隊展開による戦線の維持・拡大
諸元(艦状時)
全長:800m
全幅:320m
全高:270m
武装:艦首陽電子砲、対艦ビームカノン、ビームマシンカノン、ヴァリアンタスランチャー、バイオミサイル
プラント
ヴァリアントを製造する能力を持つ製造艦タイプ。
それ故に機動能力は低いが、巨体ゆえの防御力と艦首に巨大陽電子砲を備える。
中級以下のヴァリアントを製造可能。
唯一変形機能を持たない。
セカンドムーブ戦時における最重要攻撃目標のひとつ。
敵基幹艦体には数億存在するといわれる……
指揮階級:上級
形状:大型艦状
分類:製造艦
目的:兵力・兵站線の維持
諸元(艦状時)
全長:18000m
全幅:520m
全高:600m
武装:艦首陽電子砲
上級型
戦闘員ヴァリアントとしては最も高い指令系統を持つ個体郡。
下位ヴァリアントすべての能力を持つとまで言われている。
大型で大出力であり、武装も強力で、
HMAでの対応はほぼ不可能と言われる。
ガーズマン
プラントを始めとする重要存在を守護する役割を担う上級ヴァリアント。
ソルジャー、ナイト、ファットネスの能力を合わせ持つ。
巨大なブレードを装備し、空間圧縮収納機構により収納可能。
ブレードは展開し、ポジトロンランチャーモードになる。ポジトロンランチャーの威力は絶大で、命中せずともその軸上十数メートル以内であればビームインパルスだけで通常機は大破を免れない。
腕部に速射ビームカノン、高振動ナックル、全身にファットネスの倍の量の大型バイオミサイルランチャーを備える。
戦艦型と同様に、下位のヴァリアントに高度な指令を伝えることが出来る。
指令階位は艦体種よりも上。
単機でサンヘドリンの一個部隊を凌駕する戦闘能力を持つ猛者。
空間圧縮機構により非常に防御能力、自己修復能力が高く、打撃攻撃では決定的なダメージを与えることは難しい。
両肩のユニットは変形し、強力な空間歪曲シールドを形成することができるが、その場合全身に至る空間断層が一面に集中する為、隙が生じてしまう弱点がある。
メタニウム弾さえもよほどの高威力でなければ貫通しないので、現状のHMAでは殆ど対抗出来ない。
正に守護者の名に相応しい防御能力である。
階級:上級
コードネーム:ガーズマン
能力:拠点防衛
全高:25m
全幅:17m
全長:15m
武装:前腕部大型
バイオビームカノン、ポジトロンガンブレード、肩部ビームショットカノン、可変ミサイルシステム
特級型
基本的にヴァリアントと呼べる区分では最上位に位置するヴァリアント達。
単純に指令系統ランクが高いだけであるマザープラントを除き、全ての個体が異常なまでの戦闘能力を誇る。
ネクロフィリア
リベカの乗機。
艦体種ヴァリアント以外では最大の大きさである全高80mを誇る。
両肩に巨大な頭部を持ち、そこから更に二本の腕を生やす異形の機体。
腕部スプラッシュビームカノン、ホーミングレーザー、バイオミサイルランチャー、肩部ポジトロンブラスター、ブレード×6、尾部ポジトロンランチャー、メギドフレイム等、戦艦クラスに匹敵する程の内蔵武器を持つ。
六本のブレードは空間圧縮によって自由に出し入れ出来る。
肩部の頭部は半自立兵器として運用出来、[首]の部位が質量の許す限り伸縮する。
巨体ながら機動性はトップクラス。
最強兵装は、炉心のエネルギーを直接放つ超高密度反粒子砲[メギドフレイム]
その高エネルギーは、直撃すればディカイオスの装甲をも消滅させる。
空間歪曲機構を搭載しているが、今現在のリベカの技量ではグラビティシールドのようにして攻撃を弾く程度が限界。
ただし火力はきわめて強大で肩部ポジトロンブラスターの一撃はインド洋艦隊の半数(全艦が重装甲の装甲艦な上にグラビティシールド展開)を文字通り蒸発させた。
マザープラント
大規模生産を担う超々々ド級ヴァリアント。
その威容は正に衛星であり、大きさは百数十kmにも及ぶ。
戦艦クラスから等身大クラスまでの、特別なものを除いた全てのヴァリアントを製造可能。
コアはガーズマン部隊によって保護されている。
数少ない特級ヴァリアントの中で最も数が多く、最初期から確認された唯一の特級型。
階級:特級
コードネーム:マザープラント
能力:生産拠点
全高:150km
全幅:170km
全長:650km
武装:各部陽電子砲(戦艦主砲クラス)、対艦ビームカノン
最上級型
ヴァリアンタスの指令系統の中で最上位に位置する個体区分。
最上級“ヴァリアント”と呼ばれるものの、実際にはヴァリアントの条件に当てはまらない為ヴァリアントではない。
ヴァリアンタスに属する全ての個体は、最上級ヴァリアントには絶対に逆らうことはできない。
ヴァリアント・デウス・ウェーリー
リベカ
ヴァリアント関連用語
最終更新:2013年09月10日 16:18