オールト級巡洋艦
概要
サンヘドリン海軍外洋戦闘群の中核をなす戦闘艦。
きわめて強力な戦闘能力とレーダー索敵能力を持ち、
戦略局地防衛機構の海上配備部分である“オールトADS”を構築する。
オールトADSは、通常の電磁波レーダーに加え、重力波レーダーを用いており、遠距離の敵機を正確に探知できる索敵能力、迅速に状況を判断・対応できる情報処理能力、一度に多くの目標と交戦できる対空射撃能力を備える装置である。このおかげで、オールト級巡洋艦は、同時に多数の空中目標を捕捉し、これらと交戦できる極めて優秀な防空艦となった。またオールトADS以外にも、オールト級巡洋艦が搭載する全ての兵器は、オールト級中央処理システムを中核として連結され、オールト戦闘システムと呼ばれる統合システムを構築している。これによって、オールト級は、対地・対空・対艦・対潜水艦・対大気上層など、戦闘のあらゆる局面において、脅威となる目標の捜索から識別、意思決定から攻撃に至るまでを、迅速に行なうことができるのである。このことから、オールト級を多数保有する
サンヘドリン海軍においては、艦隊防空のほかにも、巡航ミサイルによる対地攻撃から海上戦闘、大気上層迎撃、弾道ミサイル防衛に至るまで、様々な任務に用いられている。
基本的な構造や設計思想は
ヘリオポーズ級駆逐艦と共通しているが、
TALHM-SL、203mmレールガンや対艦ビームカノン、各種光学兵器、磁場偏向型荷電粒子砲など、対空・対艦攻撃能力は大きく強化されている。
対地投射力
従来のレールガンおよびミサイル以外にも下記のシステムが使用可能だ。
先進長距離対地火器システム
大型の超長距離投射システム。艦体前部上面の兵装ユニットの一部を換装することによって装備する実体弾砲で、口径は1550mm。磁気・装薬両用のハイブリッドカノンで、最大重量10tまでの弾頭を投射できる。弾種は通常砲弾の他、地殻貫通弾、榴弾、拡散榴弾、キャニスター弾、ロケットアシスト誘導砲弾、コンテナ弾等を使用できる。ミサイルよりも弾速が速い上に投射重量が大きく、曲射弾道での最終到達速度は極超音速に達する。最大射程は3000km以上。
砲システム全長は250mに達するため、実質オールト級専用の装備である。
203mmレールカノン
口径203mmの大口径レールガンであり、対艦攻撃以外にも、従来の203mm装薬砲よりも遠距離まで投射可能であり、通常弾以外にも誘導砲弾多種を使用できる。
諸元
最終更新:2013年08月12日 23:18