ヘルダイバー
h2C/FA1・ヘルダイバーは、
サンヘドリン空軍が運用する空戦用機動装甲。
愛称は、“カイツブリ”を意味する「
HellDiver」
概要
ダイダロス・アビオニクス社が開発・製造している第五世代機動装甲。
当初は対空軽量機として開発されたが、後に全天候対地攻撃能力を付与された。
正式な初飛行は2186年末。
サンヘドリン空軍では高価な
HMA-h2E/Fと安価な本機での「Hi-Lo-Mix」運用が行われており、保有作戦機の過半数を占めている。
開発
当機は“発展空戦機動装甲計画”に基づいて開発された“h2YC/Da15”が元になっている。
空軍では、より空戦に適した装甲化航空兵器の必要性に迫られていた。それは、
ヴァリアントとの戦闘のみならず、近年の高速機動戦闘においては高い空間機動力が必要とされていた。
その一方、量の点でも迅速な生産と配備能力が求められた。
Da15は、その点を鑑み、軽量単発の高機動の空戦量産機体として開発されたもので、多彩な空対空兵装によって高い対空戦闘能力を持つ。後に、全天候対地攻撃能力を付加され、全領域戦闘攻撃能力を獲得した。
特徴
FA1は、当初から空力的に抵抗の少ない、低抵抗外装技術や、先進空戦機動制御システムなど、先進的な技術が織り込まれた設計となっている。装甲外殻は、直線を基礎とした形状を成しており、旋回時などは、高い機動性能を発揮する。
コックピット
全天周ホログラフスクリーンを採用。機体頭部とパイロット頭部は連動式となっており、高いオフボア戦闘能力を有する。
また、コントロールスティックは注来の操縦桿型からアームレイカー式になっている。
装甲
軽量の、
メタニウム・拘束セラミック複合装甲を採用。105mmAPFSDSの直撃に耐える。
推進機関
ストライクウルフと同系列の単発スラスターを装備。こちらは小型ではあるが、より高効率の改良が加えられている。
電子兵装
大出力の電磁波発振装置をもち、索敵・捜索・追尾において高い能力を発揮する。
武装
現在
サンヘドリン空軍が保有する全ての対空・対地兵装を装備可能。また、腕部には、
M440・90mmガトリングガンを装甲内に装備。マニピュレーター部には、120mmまでの火砲を装備可能。大腿部後部兵装庫の性能が非常に高く、外見に似合わない高い搭載能力を持つ。
大腿部後部ウエポンベイ
ヘルダイバーは大腿部後部に可動式の兵装庫を持つ。兵装庫には対空ミサイルだけでなく、対地ミサイルや誘導爆弾等も搭載可能。標準で
AAM-X10の発射機構を持つ。また、小型のスラスターとスタビライザーフィンをもち、機体の機動性能強化と全領域攻撃能力の付与に貢献している。
肩部パイロンプログレッシブアーム
肩部パイロン後部に装備された軽量の多関節アーム。展開可動によって火器の持ち替えやマガジンの交換を左右片方だけで行うことが出来る他、装備を保持した状態で肩部パイロンに固定できる。プログレッシブアームによる火器の発射は出来ない。
諸元
最終更新:2013年08月12日 15:00