スリーピーホロウ
試作形式名は、
HMA−h2YF/XA00(後にYF/Sに変更。
ユリア専用
h2カスタム機として登録)
“
SleepyHollow”は都市伝説「首無し騎士」と当機の外見をかけて命名された愛称。
概要
新型複合兵装ユニットを装備した
F型ベースの試作
HMA。
複数の火器を内蔵し、高い火力を有する。
開発
統合主力機動装甲計画の後の、h2型主力機の延命近代化処置に伴い新型装備の開発計画が進められた。その一環として生まれた大型
複合兵装ユニットをF型に装備したのが当機である。
特徴
異色の重攻撃型機。
ユニットは強化センサー、増加剛体アーマー、大型
プラズマドライブ、ウエポンベイ、胸部大口径拡散ビームカノン、独立ガンアームが一体となっており、各パーツは容易にパージすることが可能。
また、装甲を展開して高機動モードへの変形が可能。F型本体には基本的に無改造で装着出来るが、ユニットが干渉する都合上一部の装甲を外す必要がある。 各装備が大型化している為、取り扱いが難しいが、試作の新型プロセッサーの導入によりある程度軽減されている。
機体本体
h3の技術フィードバックを受け、C型を再設計。部品の52パーセントは新規設計であり、中身はほぼ別物と言える。
機体の上半身ほとんどを覆う程大型の複合兵装ユニットであり、主に胴体部アーマージャケットと両肩部大型
プラズマドライブで構成されている。
胸部アーマージャケットは特殊剛体装甲であり堅固。
肩部
プラズマドライブユニットは可動展開することによって高い推力偏向能力を発揮する。
装甲
上半身の大部分を覆う主装甲部は特殊剛体金属製の複合装甲に覆われており高い防御能力を有する。原型機より重量は15%軽量化されているが防御能力は30%以上向上している。また大腿部にも増加装甲が施されており、防御能力は大きく向上している。
推進機関
大型の推進機関を両肩部と背面に内蔵している。肩部
プラズマドライブは肩部ウエポンベイと一体化しており、大きく可動することによって推力線を後方に集中することができる。(なお、この状態は高機動モードと呼称されているが、肩部ユニットの可動機能は格納庫内での省スペースを目的としているため設計上で組み込まれた機能ではない)
背面スラスターユニットは上肢
複合兵装ユニットに内蔵されたものになっており、腰部には
レザーウルフ本来のスラスターユニットを可動アームを介して装着されている。大腿部装甲内にも小型スラスターを内蔵しているが、これは小規模な姿勢制御程度の出力にとどまっている。
武装
胸部大口径拡散
ビームカノン
胴体部アーマージャケット中央部に一門装備。短砲身であるため射程は短いが、時間単位当たりのエネルギー量が高く、中距離においては絶大な破壊力を持つ。
独立ガンアーム
主に88mm50口径長レールガンを装備。ガンアームは兵装ユニットに繋がれており、腕部と独立して運用できる。
ユニバーサルアタッチメントによって火砲を換装できる。
HMA−h2YF/S
諸元
ブラチュリア
スリーピーホロウの正式生産型。機体制式名はHMA‐h2FS/A
概要
量産に向け、各種装備が小型化されて扱いやすくなっている。一方で、兵装ユニット類は機体根幹と一体化した設計となっているため、ユニットのパージは不可能となっている。
小型化にあたり
Gリフレクターが採用されたことで機動性及び防御能力が向上。
基本的な機能は同一であるが、一部に
h3規格のパーツが流用されている。
プロセッサーを新型に全取替えされており、
hagaOSの導入が可能となった。
完全な機動砲撃戦用の設計となっているため、近接格闘能力は非常に低い。
通称[カニ]。
特徴
各部ユニットはフレームと一体化・小型化され効率化されている。またその際にF型原型機の面影は大きく減ぜられている。
肩部ユニット
肩部ユニット内のウエポンベイはオミットされ、スラスターも大出力単発から中出力(70%出力)双発に変更されている。一方、ガンアームのフレームは原型のままとなっている。
装甲部
上半身主装甲は試作機と同じく新型剛体装甲であるが、一部の正面装甲と大腿部装甲の一部は
Gリフレクターに換装されている。
推進機関
肩部スラスターの双発化に加え、大腿部スラスターの大型化も行っている。また、大腿部装甲の一部はパドルブレード状に伸び、反重力推進システムの一部を形成する。
背面部推進器は可動アームを介してスラスターユニットを装備。腰部にはブレード状の形状を持つ
Gリフレクターユニットを二基装備している。
武装
内蔵兵装は量産に向けて変更されている。
独立ガンアーム
肩部ユニットに装着されている火砲担架アーム。試作機と同様の機能を持つ。
胸部パルスビームカノン
機体胸上部左右に内蔵された速射ビームカノン。
大腿部ウエポンベイ
ウエポンベイは肩部から大腿部に移され、火砲のマウント能力はオミットされた。容量に変更はない。
頭部
頭部センサーユニットは胴体に埋まるような形となっており、旋回機能はない。一方で後部に向かって大型化され、情報収集能力と通信能力が強化されており、センサーアイは頭部前面の分散配置型アイボールカメラのほかに、頭部全面に分散配置されている。
導入
ブラチュリアは陸軍の他、海兵隊での導入が計画されている。
【陸軍型(Ⅰ型)】
FS/Aの基本型機。もっとも多くの生産が予定されている。
【陸軍型(Ⅱ型)】
陸軍航空騎兵連隊空中機動砲兵大隊用機。
ストライクウルフ空中ロケット砲兵システムの代替機。大腿部ウエポンベイを大型化し、爆装量を強化。
諸元
最終更新:2013年08月12日 15:15