僕とあたしの平凡な出会い
僕たちの
思えば、 出会いはとてもありきたりなものだった。
あたし達の
思えば、 出会いはとてもありきたりなものだった。
あたし達の
毎朝、通学中にすれ違う。ただそれだけ。
「お早う」も何もなく、ただすれ違う。家が近い割に何の接点もない、知り合いにすらなっていなかった。
だけどいつも見ていた。
「お早う」も何もなく、ただすれ違う。家が近い割に何の接点もない、知り合いにすらなっていなかった。
だけどいつも見ていた。
かっこいい
なんて 人なのだろう。
かわいい
なんて 人なのだろう。
かわいい
少女漫画みたいなすれ違い方。…いや、少女漫画ではもっとお互いに意識し合って、どっちかが勇気を振り絞って話し掛けて、急速に仲良くなって、付き合いだしてってなるんだろうけど、こっちは少しばかり勝手が違った。
どちらもほどほどに意識し合い、ほどほどにお互いを観察し、けれど一切口は出さない。話しかけることはおろか、会釈をすることすらない。ほどほどに、ほどほどに。そこそこに、そこそこに。いつまでたってもその関係。いつまでたっても発展しない。
どちらもほどほどに意識し合い、ほどほどにお互いを観察し、けれど一切口は出さない。話しかけることはおろか、会釈をすることすらない。ほどほどに、ほどほどに。そこそこに、そこそこに。いつまでたってもその関係。いつまでたっても発展しない。
僕たちの
付き合い方は、いつまでたってもそんな感じだった。
あたし達の
付き合い方は、いつまでたってもそんな感じだった。
あたし達の
取り敢えず今日も、会釈すらないほどほどの関係を続けている。いつもいつも、声を掛けてくれないだろうかって思いながら。お互いにお互いをちらと見て、いつも通りに通学路をたどっていく。
彼女が
思えば、あの時から 好きだったのかもしれない。
彼が
思えば、あの時から 好きだったのかもしれない。
彼が
だけど、ホントの始まりはいつだっけ。
そんな昔のこと、いまじゃもう覚えてもいないくらい。
そんな昔のこと、いまじゃもう覚えてもいないくらい。
僕たちは
そのくらい、きっと 相手に夢中になっているんだ。
あたし達は
そのくらい、きっと 相手に夢中になっているんだ。
あたし達は
取り敢えず、今日も今日とてほどほどにそこそこな関係を続けています。
ほどほどにそこそこな二人。