アットウィキロゴ
羽根あり道化師
掲示板 掲示板 ページ検索 ページ検索 メニュー メニュー

羽根あり道化師

僕とあたしの平凡な出会い

最終更新:

ayu

- view
メンバー限定 登録/ログイン

僕とあたしの平凡な出会い




     僕たちの
思えば、       出会いはとてもありきたりなものだった。
     あたし達の

毎朝、通学中にすれ違う。ただそれだけ。
「お早う」も何もなく、ただすれ違う。家が近い割に何の接点もない、知り合いにすらなっていなかった。
だけどいつも見ていた。

     かっこいい
なんて         人なのだろう。
     かわいい

少女漫画みたいなすれ違い方。…いや、少女漫画ではもっとお互いに意識し合って、どっちかが勇気を振り絞って話し掛けて、急速に仲良くなって、付き合いだしてってなるんだろうけど、こっちは少しばかり勝手が違った。
どちらもほどほどに意識し合い、ほどほどにお互いを観察し、けれど一切口は出さない。話しかけることはおろか、会釈をすることすらない。ほどほどに、ほどほどに。そこそこに、そこそこに。いつまでたってもその関係。いつまでたっても発展しない。

僕たちの
       付き合い方は、いつまでたってもそんな感じだった。
あたし達の

取り敢えず今日も、会釈すらないほどほどの関係を続けている。いつもいつも、声を掛けてくれないだろうかって思いながら。お互いにお互いをちらと見て、いつも通りに通学路をたどっていく。

            彼女が
思えば、あの時から     好きだったのかもしれない。
            彼が

だけど、ホントの始まりはいつだっけ。
そんな昔のこと、いまじゃもう覚えてもいないくらい。

           僕たちは
そのくらい、きっと       相手に夢中になっているんだ。
           あたし達は

取り敢えず、今日も今日とてほどほどにそこそこな関係を続けています。









ほどほどにそこそこな二人。

記事メニュー
最近更新されたスレッド
ウィキ募集バナー