空色
なんて深い紫紺の空か。
窓の外に手を伸ばし、
夜の闇を掴もうとした。
空にひとつ、星がきらりと瞬いた。
窓の外に手を伸ばし、
夜の闇を掴もうとした。
空にひとつ、星がきらりと瞬いた。
外灯の、
明かりが酷く眩しくて、
僕は思わず目を閉じた。
月の出てない夜の空、
星だけきらり、空照らす。
明かりが酷く眩しくて、
僕は思わず目を閉じた。
月の出てない夜の空、
星だけきらり、空照らす。
裸足で一歩、外に出た。
ころりと地面に転がって、
星が綺麗だと呟いた。
闇に食われるような気がした。
ころりと地面に転がって、
星が綺麗だと呟いた。
闇に食われるような気がした。
足を止めることを忘れ、
僕らは日々を過ごしてる。
僕らは日々を過ごしてる。
深い深い空の色。
僕は空に手を伸ばす。
雲の色など知らぬと言って、
つんと澄ましている空に向かって。
僕は空に手を伸ばす。
雲の色など知らぬと言って、
つんと澄ましている空に向かって。