第七話 放課後のノストラダムス 前編
そんなこんなで一日も終わり、めでたく放課後になりましたよね。
神無月さんとは家が逆方向なので、いつも違う人と帰るのです。
今日は、えーっと・・・名前が思い浮かばない・・・えー・・・あー・・・残念で迂闊な・・・えーっと・・・
そう!悪化さんですよね!痔悪化・エロスマン!それと蝶野さんとDIO様ですよね。四人で一緒に帰ります。
神無月さんとは家が逆方向なので、いつも違う人と帰るのです。
今日は、えーっと・・・名前が思い浮かばない・・・えー・・・あー・・・残念で迂闊な・・・えーっと・・・
そう!悪化さんですよね!痔悪化・エロスマン!それと蝶野さんとDIO様ですよね。四人で一緒に帰ります。
「いやー。 参った参った。 三十秒しか遅刻して無いのによー。うちの門番のスタンド使い鳥、
ペットショップってば氷漬けにしてきやがるのはなぜなんだぜ?」
「学校池」
「学校池」
「そりゃないぜ!」
「学校池」
「学校池」
「そりゃないぜ!」
「学校池」
「学校池」
「そりゃないぜ!」
「学校池」
「学校池」
「そりゃないぜ!」
「学校池」
「無限ループって怖くね?」
ペットショップってば氷漬けにしてきやがるのはなぜなんだぜ?」
「学校池」
「学校池」
「そりゃないぜ!」
「学校池」
「学校池」
「そりゃないぜ!」
「学校池」
「学校池」
「そりゃないぜ!」
「学校池」
「学校池」
「そりゃないぜ!」
「学校池」
「無限ループって怖くね?」
はっ!・・・気づかないうちに無限ループに陥ってましたですよね。
「これが・・・DIO様の世界・・・!」
「何でもかんでも私のせいにしないでもらえるかな若造(ボーイ)!? 気づいたのは私だしさー!」
「あっ! ごめんなさいです! でも私はボーイじゃないですよね」
「新手のスタンド使いか!?」
「黙れ痔悪化」
「何でもかんでも私のせいにしないでもらえるかな若造(ボーイ)!? 気づいたのは私だしさー!」
「あっ! ごめんなさいです! でも私はボーイじゃないですよね」
「新手のスタンド使いか!?」
「黙れ痔悪化」
蝶野さんの適切な突っ込みが入りましたですよね。痔悪化さんは心なしかしょんぼりしてますよね。ファイト!です。
「あれ? 今日のパピヨンマスク、いつもとちょっとちがいますね?」
「ああ。 まああれだ。 気にするな。 ちょっとした『賭け』に負けたんだよ」
「は、はあ・・・。 そういうもんなんですか・・・」
「うん」
「このDIOにそれは無いッ! 勝利して支配する! 過程や・・・方法なぞ・・・どうでもよいのだァ────ッ!!」
「流石DIO様! 仰るとおり! 勝てばよかろうなのだァァァァッ!!」
「・・・ダメだこいつら・・・。」
「ああ。 まああれだ。 気にするな。 ちょっとした『賭け』に負けたんだよ」
「は、はあ・・・。 そういうもんなんですか・・・」
「うん」
「このDIOにそれは無いッ! 勝利して支配する! 過程や・・・方法なぞ・・・どうでもよいのだァ────ッ!!」
「流石DIO様! 仰るとおり! 勝てばよかろうなのだァァァァッ!!」
「・・・ダメだこいつら・・・。」
DIO様と痔悪化さんが暴走気味ですよね。まあDIO様の場合は日常茶飯事なんですけど。
お二人は気が合うんですよね。きっと。
蝶野さんも二人と同じにおいがするんですけど・・・。
冷静なんですよね。普段のパピヨンマスク姿からは想像もできませんけど。
お二人は気が合うんですよね。きっと。
蝶野さんも二人と同じにおいがするんですけど・・・。
冷静なんですよね。普段のパピヨンマスク姿からは想像もできませんけど。
「えー、ゴホン。 君たち。 ちょっと待ちたまえ」
校門を出てしばらくしたところで、誰かが声をかけてきました。ですが皆聞こえて無いようですよね。
ここは私も無視を決め込みましょう。うん。
ここは私も無視を決め込みましょう。うん。
「血の目潰しを食らえー! WRYYYYAAAA!!!!!」
「うわっ! 目が! 目が~っ!!」
「あのー・・・。 聞いて・・・いるの・・・かな・・・? 聞こえているのか・・・なー?」
「あー!! 黙れ黙れ! 吸血鬼も迂闊も少しは黙ってろ! 私の黒色火薬が火を噴く前にな!!」
「お!? このDIOとやろうっていうのか!? よっしゃー!! 食らえ気化冷凍・・・」
「黙れええええええええええ!!!! 人の話を聞けよばかやろおおおおおおおおおおおおお!!!!!!」
「うわっ! 目が! 目が~っ!!」
「あのー・・・。 聞いて・・・いるの・・・かな・・・? 聞こえているのか・・・なー?」
「あー!! 黙れ黙れ! 吸血鬼も迂闊も少しは黙ってろ! 私の黒色火薬が火を噴く前にな!!」
「お!? このDIOとやろうっていうのか!? よっしゃー!! 食らえ気化冷凍・・・」
「黙れええええええええええ!!!! 人の話を聞けよばかやろおおおおおおおおおおおおお!!!!!!」
しばしの沈黙。えっと・・・キレたみたいです・・・。
この人が着てる制服・・・。どうやら私たちと同じ学園らしいですよね。えーっと・・・学年まではわかりません。
この人が着てる制服・・・。どうやら私たちと同じ学園らしいですよね。えーっと・・・学年まではわかりません。
「下手に出れば無視しやがってええええええ!!! 絶対に許さんぞこのビチクソどもがあああ!!
我がスタンド『ノ・ストーラ・ダムンス』で血祭りにしてやるううううううわああああああ!!!!」
「ス・・・スタンド使い!?」
「そりゃないぜ!」
我がスタンド『ノ・ストーラ・ダムンス』で血祭りにしてやるううううううわああああああ!!!!」
「ス・・・スタンド使い!?」
「そりゃないぜ!」
怒りを露にする正体不明のスタンド使い。蝶野さんも痔悪化さんも意外なサプライズにあたふたしてます。
勿論私もですよね。
そんな中、当然といっては当然なんですがDIO様だけはニヤニヤと爽やかな笑みを浮かべています。
勿論私もですよね。
そんな中、当然といっては当然なんですがDIO様だけはニヤニヤと爽やかな笑みを浮かべています。
「このスタンド能力! それは人類を! 世界を滅亡に導く能力!! さあ諸君私を止められるかなァァ!?」
「ザ・ワールド」
「ゲフアアッ!?」
「ザ・ワールド」
「ゲフアアッ!?」
DIO様に向かって謎のスタンド使い(以下謎スタ)が突進したかと思った次の瞬間、謎スタは宙を舞っていました。
どうやらDIO様が時を止めたようです。どう考えても卑怯臭いスタンドですよね。
でも本人はその能力を無駄なことに使うのが大好きみたいです。無駄がキライなはずなのに・・・
痔悪化さんは必死にキラキラ輝いてますよね。目潰しでしょうか。というか意味はあるのでしょうか。
どうやらDIO様が時を止めたようです。どう考えても卑怯臭いスタンドですよね。
でも本人はその能力を無駄なことに使うのが大好きみたいです。無駄がキライなはずなのに・・・
痔悪化さんは必死にキラキラ輝いてますよね。目潰しでしょうか。というか意味はあるのでしょうか。
「おのれ・・・。 この偽キバヤシにキズを負わせるとは・・・! 貴様ッ! 名をなんと言う!?」
「シュトルテハイム=ラインバッハ」
「ラインバッハか・・・。 覚えておくぞ。 しかァァァしッ! とりあえずココで決着をつける!
スタンド能力無しの『純粋な殴りあい』でッ! どうだ!?」
「勝てるかなァ~? 勝てねェだろォなァ~。 ベネ(良し)! やってやろうじゃないの!
かかってきやがれってんだハハハハハ!!」
「食らえぇぇぇえええええええ!! 偽キバヤシが秘奥! このふたつの拳の間に生じる
真空状態の圧倒的破壊空間はまさに歯車的砂嵐の小宇宙!! 闘技・神砂嵐ィィィイ!!!」
「シュトルテハイム=ラインバッハ」
「ラインバッハか・・・。 覚えておくぞ。 しかァァァしッ! とりあえずココで決着をつける!
スタンド能力無しの『純粋な殴りあい』でッ! どうだ!?」
「勝てるかなァ~? 勝てねェだろォなァ~。 ベネ(良し)! やってやろうじゃないの!
かかってきやがれってんだハハハハハ!!」
「食らえぇぇぇえええええええ!! 偽キバヤシが秘奥! このふたつの拳の間に生じる
真空状態の圧倒的破壊空間はまさに歯車的砂嵐の小宇宙!! 闘技・神砂嵐ィィィイ!!!」
説明口調なわりにすごいスピードでDIO様に接近する偽キバヤシさん。
両腕の周りにはなにやら言葉にできない気配を感じます。馬鹿な!戦闘力がどんどん上がって・・・!?
だけどDIO様はいたって冷静沈着。自分の右膝を切り、血がダラダラと流れる足でおもむろに宙を蹴ります。
両腕の周りにはなにやら言葉にできない気配を感じます。馬鹿な!戦闘力がどんどん上がって・・・!?
だけどDIO様はいたって冷静沈着。自分の右膝を切り、血がダラダラと流れる足でおもむろに宙を蹴ります。
「血の目潰しを食らえッ! てやっ」
「うぐあっ!? 目が・・・視界がッ! どこだッ! ラインバッハはどこに居るッ!?」
「うぐあっ!? 目が・・・視界がッ! どこだッ! ラインバッハはどこに居るッ!?」
当然のことながらその血は飛び散り、偽キバヤシさんの目に命中。
視界を失って混乱中の偽キバヤシさんを尻目に、DIO様は容赦なくラッシュを叩き込みます。鬼です。
視界を失って混乱中の偽キバヤシさんを尻目に、DIO様は容赦なくラッシュを叩き込みます。鬼です。
「貧弱貧弱ゥ! 死ねェいッ! WRYYYYYYYYYYYYYYY!!!!」
「ヤッダーバァアァァァァアアアア!!!!」
「ヤッダーバァアァァァァアアアア!!!!」
.・・・・・・。あっけなかったですよね。というかDIO様が味方サイドで本当によかったです。
腐っても吸血鬼で最強のスタンド使いですよね。くわばらくわばら。
ぐだーっとなって地面に倒れている偽キバヤシさんをスルーして、とりあえずみんな帰宅することにしました。
早く帰りたいです。こんなところで時間を食ってるわけにはいかないのです。
腐っても吸血鬼で最強のスタンド使いですよね。くわばらくわばら。
ぐだーっとなって地面に倒れている偽キバヤシさんをスルーして、とりあえずみんな帰宅することにしました。
早く帰りたいです。こんなところで時間を食ってるわけにはいかないのです。
「あの力・・・。 まさしく・・・吸血鬼・・・! 欲しい・・・欲しいぞ・・・フフフフフ・・・ガクッ」
偽キバヤシ『ノ・ストーラ・ダムンス』
────仮リタイア
────仮リタイア