戦いと嵐
これは豆腐たちが映画館に行っている間の話である!!
みんなが映画館に行った後キラーズは一人移動していた。彼ら(今は夜神月である)もパピヨンに誘われたのだが、それを断っていた。そのときは適当な理由を言ったものの、本当の理由は別にある。
(・・・・・やはりか。)
キラーズは豆腐等の後を追っていき、そこである者を見つけた。顔はお面で隠していてよく分からないが、ここ最近の視線は恐らくこいつである
「そこでなにをしているんですか?」
そいつはその声に反応してこちらを振り向いた。そこでキラーズは驚いた。そいつは仮面を被っているのではなく、その仮面こそが顔だったのだ。
「ジュワ!(なんのようだ)」
「ここ最近視線を感じるんですよ・・・・僕ではないですが、ある人物に対してね・・・・その人が暴走してからでしょうか・・・・そういったものは取り除かないと」
「ジュワ!(貴様は何者だ)」
「僕らは・・・いいや、僕はただ平穏な日常がほしい人間ですよ・・・そしてあんたの存在は邪魔になりそうだ・・・・」
「ジュワ!(そうだな・・・このウルトラにとってもだ!)」
「ここ最近視線を感じるんですよ・・・・僕ではないですが、ある人物に対してね・・・・その人が暴走してからでしょうか・・・・そういったものは取り除かないと」
「ジュワ!(貴様は何者だ)」
「僕らは・・・いいや、僕はただ平穏な日常がほしい人間ですよ・・・そしてあんたの存在は邪魔になりそうだ・・・・」
「ジュワ!(そうだな・・・このウルトラにとってもだ!)」
(よし・・・とりあえず彼らが映画館に入る時間を稼いだようだな)
彼らは勘が良すぎる。映画でも見ておかなければすぐ外の異変に気づくだろう。
彼らは勘が良すぎる。映画でも見ておかなければすぐ外の異変に気づくだろう。
「ジュワッ!(わがスタンドの能力を見て驚き喚け!『チェンジ・オブ・ビッグ』!!)」
「なっ・・・・・・!!」
途端にウルトラは巨大化した。でかい、ってかでかすぎる。東京タワー並みの大きさだろう。圧倒的であった。
(まさか・・・・・スタンド使いだったとは!!くそっ・・・・。どうする・・・。換わるか・・・)
「ジュワッ!(このスタンドは3分間しか出来ない・・・・しかし、そんじょそこらの子供を倒すのにはもったいないほどの力だ!!このまま踏み潰してくれる!!)」
(と、四の五の考えている暇はない!!キラヤマトに変わる!!)
以前彼は自分を多重人格とみんなに紹介した。しかし実際は少し違っていた。
彼らはそれぞれ別の魂であり、一つの身体に何人もの魂を入れて生きているのである。
そして彼らは普通の死に方では死なず、その魂が、存在が変わるだけである。スタンド攻撃などでしか死なないだろう。
以前彼は自分を多重人格とみんなに紹介した。しかし実際は少し違っていた。
彼らはそれぞれ別の魂であり、一つの身体に何人もの魂を入れて生きているのである。
そして彼らは普通の死に方では死なず、その魂が、存在が変わるだけである。スタンド攻撃などでしか死なないだろう。
ポケットからナイフを取り出しそして自分の左胸に突き刺し
「ジュワ!(こ、こいつ!!自殺した!?いや・・・・)」
そして光とともに違う人物が現れた。この瞬間、キラーズはキラヤマトの身体と心になった。
「ふふふふふ・・・・・スタンドにはスタンドだ!!『クレイジーリトルシング・コールドラブ』!」
「ふふふふふ・・・・・スタンドにはスタンドだ!!『クレイジーリトルシング・コールドラブ』!」
途端にでかいロボットが発現した。誰かが昔見たことがあるような、しかし高性能っぽいロボットだ。キラーズはそれに乗り込み銃をウルトラに向ける。
「陰陽弾を食らえ~っ!!」
「ジュワッ!(その程度の攻撃などきかん!)」
「うおっ、まぶしっ」
(逃げろ!キラ!)
「言われなくても、スタコラサッサだぜぇ」
「ジュワッ!(逃がすか!)」
「ジュワッ!(その程度の攻撃などきかん!)」
「うおっ、まぶしっ」
(逃げろ!キラ!)
「言われなくても、スタコラサッサだぜぇ」
「ジュワッ!(逃がすか!)」
攻撃をやめ逃げ回るキラーズ。それを追って攻撃しようとするウルトラ。長い戦いになりそうだが、
(あいつは3分間しかスタンドを使えない・・・・・なら使えなくなったときを狙えば楽勝じゃね?)
キラーズはせこい作戦を考えていた。
(あいつは3分間しかスタンドを使えない・・・・・なら使えなくなったときを狙えば楽勝じゃね?)
キラーズはせこい作戦を考えていた。
「あと5秒・・・・3,2,1,0!!!勝った!!」
「ジュワ?」
「へ・・・・・な、なんでまだ動けんの~~~~~?」
「ジュワッ(残念だが地球上の3分間じゃない。ウルトラ星での3分間だ)」
「な、なんだってーー!!?」
「ジュワッ!(隙をみせたな!!スペシウム光線!!)」
「ジュワ?」
「へ・・・・・な、なんでまだ動けんの~~~~~?」
「ジュワッ(残念だが地球上の3分間じゃない。ウルトラ星での3分間だ)」
「な、なんだってーー!!?」
「ジュワッ!(隙をみせたな!!スペシウム光線!!)」
ウルトラは腕をクロスさせ、そこからビームを放った。驚いていたキラーズはよける暇もなく、直撃した。
「あqwせdfrtgyふじこlp;」
「あqwせdfrtgyふじこlp;」
スタンドが爆発し、後には破片だけになった。
「ジュワッ!(他愛もない・・・我々と戦うには弱すぎたな。)」
ウルトラはスタンドを解き、その場を去ろうとした。しかし、爆風の中で人影が動いているのに気づかなかった。
「『キラークイーン』!!!」
「ジュワ!?(な、なんだとぉぉぉぉーーー!!)」
「どうやらセーフティシャッターとやらが働いたようだ・・・・まあキラヤマト自身はショックで死んでしまったが、まあよしとしよう・・・・お前を動けなくさせてもらう。」
「ジュワ!?(な、なんだとぉぉぉぉーーー!!)」
「どうやらセーフティシャッターとやらが働いたようだ・・・・まあキラヤマト自身はショックで死んでしまったが、まあよしとしよう・・・・お前を動けなくさせてもらう。」
この男こそ爆風の中にいた人影の正体である。彼は吉良吉影。キラーズ第3番目の魂である。
そしてスタンドを解いたウルトラに自らのスタンドの攻撃を食らわせた。
そしてスタンドを解いたウルトラに自らのスタンドの攻撃を食らわせた。
「ジュ、ジュワ!(まずい・・・スタンドを・・・・)」
「残念だったなぁ~~~!既にお前の身体を爆弾にした!!私がこのスイッチを押せばすぐにでも作動し、爆破できる!」
「ジュワ~(う、うぐぅぅぅぅぅぅ~~)」
「さあ話してもらうぞ!!豆腐を監視していた理由を!!そしてお前が所属している組織を!!」
「ジュワッ(な、なぜお前がそこまでぇ~~~!!)」
「質問文に質問文で答えるな~~~~!!先生にテストが0点になることを教えてもらわなかったのか?」
「残念だったなぁ~~~!既にお前の身体を爆弾にした!!私がこのスイッチを押せばすぐにでも作動し、爆破できる!」
「ジュワ~(う、うぐぅぅぅぅぅぅ~~)」
「さあ話してもらうぞ!!豆腐を監視していた理由を!!そしてお前が所属している組織を!!」
「ジュワッ(な、なぜお前がそこまでぇ~~~!!)」
「質問文に質問文で答えるな~~~~!!先生にテストが0点になることを教えてもらわなかったのか?」
圧倒的に相手を追い詰めた。というか最初から吉良に換わっていればよかったんじゃね?
しかし、キラーズももう一人の影に気づかなかった。
「そこまでですよ」
「なにぃぃぃ!!!いつのまに私の後ろに!!」
「さっきからいましたよ。私の名前はアラシです。とりあえずスタンドを解除してください。」
「なにぃぃぃ!!!いつのまに私の後ろに!!」
「さっきからいましたよ。私の名前はアラシです。とりあえずスタンドを解除してください。」
言われるままにスタンドを解除した。もはや相手はいつでも自分を殺せるのだ。
「今回はこちらが退きます。どうやら状況が変わったみたいですからね。」
「どういうことだ・・・・まさか!?」
「そうですよ。豆腐から再び陳腐(笑)の波動が出ています。あの方もそれを予測していたみたいです。それではさようなら。」
「どういうことだ・・・・まさか!?」
「そうですよ。豆腐から再び陳腐(笑)の波動が出ています。あの方もそれを予測していたみたいです。それではさようなら。」
そして二人は影のごとく消えていった。あとに残されたのはキラーズだけである。
(くそっ・・・・やはりDIO様かパピヨンクラスでないと無理か・・・)
自分の力のなさに愕然とする。そして自分の使命を思い出し、再び気合をとりもどす。
(サイクロプスさん・・・・・あなたとの約束は必ず果たします・・・・。必ず豆腐を守ってあげますよ・・・・)
彼らは義理がたい性格であった。かつて助けてもらった恩を返すためにこの学校に転校し、豆腐を守ろうとしていたのであった。今度は敵の言葉を思い出す。
(あいつが言ってたあの方とはいったい誰のことだ?)
謎が深まっていくばかりである。ため息をついた。まだまだ争いは続きそうだ。
(それにしても・・・・・)
先ほどとは違ったため息をつく。
「みんなと一緒に映画・・・・見たかったなぁ」
第拾六話 完