二人のキバヤシ
わが名は偽キバ。好きなものはガリ。得意なものもガリ。食べる物もガリ。嫌いな者もガリ。体の成分もガ・・・・あれ?俺もしかしてガリじゃね?とにかく私は偽キバだ。
ここで少し私の一人語りを聞いてもらいたい。
ここで少し私の一人語りを聞いてもらいたい。
最近、私は酷い目にあった。あるクラスの奴らは超ヤベェという噂を聞き、彼らに興味を持った。
そこで少し話をしたくて、放課後ずっと校門の前で張り込んでいた。近所の犬が吼えてきたんで、ガリをあげたら走っていった。
そこで少し話をしたくて、放課後ずっと校門の前で張り込んでいた。近所の犬が吼えてきたんで、ガリをあげたら走っていった。
そんなこんなで待つこと13分、やっと彼らが近くに来たので、声をかけたら思いっきり無視された。
話しかけても奴らは黒い蝶々を出したり、目が光らせてビームを出そうとしたりと、私をコケにした気がした。
許せなかった。脳が、魂が、細胞が、遺伝子が、ガリが私に語りかけた。
話しかけても奴らは黒い蝶々を出したり、目が光らせてビームを出そうとしたりと、私をコケにした気がした。
許せなかった。脳が、魂が、細胞が、遺伝子が、ガリが私に語りかけた。
「殺ってしまえ」
その後は第3話を見れば分かるだろう。やはり彼らは並じゃない、本物だ。そしてDIO・・・・やつのあの力、古代アステカのある民族の伝承に出ている吸血鬼によく似ている・・・この力が私は欲しい。
私はある人物のクローンだ。偽という名前もそこから来ている。
私はオリジナルのコピーじゃない。がりを初めて食べたその日、私は自我を持った。
他の人形とは違う、はっきりとした意志。私は施設から逃げ出した。
私はオリジナルのコピーじゃない。がりを初めて食べたその日、私は自我を持った。
他の人形とは違う、はっきりとした意志。私は施設から逃げ出した。
施設から逃げる際、アラシとかいう女から矢を撃たれたが、それでも生きていた。しかも私にある能力が現れた。彼女はそれは『スタンド』という能力といったが、そんなものはどうでもよかった。私は自由を手に入れたのだから。
話を戻そう。吸血鬼の力、おそらくDIOの家にその秘密があるだろう。こうして私は彼女の家の前にいる。ここで語りは終わりだ。
「・・・・・でかいな」
DIOの家はどこかの貴族が住んでいるようなVery豪華な造りだった。思わず身震いがするが、目的のためだ。勇気を出さなければ・・・・・・
DIOの家はどこかの貴族が住んでいるようなVery豪華な造りだった。思わず身震いがするが、目的のためだ。勇気を出さなければ・・・・・・
ガチャ
家は幸い誰もいなかった。何度も調査したおかげでDIOの部屋の位置は分かっている。すばやく彼女の部屋に入った。
殺風景な部屋かと思えばファンシーなグッズがありまくりだ。そのど真ん中にでかい棺おけが陣取っていた。怪しい・・・怪しすぎる。
殺風景な部屋かと思えばファンシーなグッズがありまくりだ。そのど真ん中にでかい棺おけが陣取っていた。怪しい・・・怪しすぎる。
「ははは・・・・まさかな・・・・・」
ということで開けてみる事にした。何が入っているのか楽しみにしていた。そして中に居たのは・・・・・・
「あれ・・・・・・・」
見えるものは天井。そして体に残る痛み。
「中に居たのは・・・・・中に居たのは俺でした~~~~~ッ!!!」
「乙女の部屋を見るなんて最低だよ☆プンプン☆」
「乙女の部屋を見るなんて最低だよ☆プンプン☆」
何も考えられない・・・・・意識が暗黒の闇に落ちていった・・・・・・・
「ハッ!!!」
気がつくと道ばたで裸に転がされていた。つまり作戦は失敗したということだ。
「クソ・・・くやしい・・・・・・」
己の無力さに嘆いた。なんという弱さだ。スタンド能力も使えるもんじゃなかったし・・・
このままじゃ・・・・・自分は終わるだけだ。
「クソ・・・くやしい・・・・・・」
己の無力さに嘆いた。なんという弱さだ。スタンド能力も使えるもんじゃなかったし・・・
このままじゃ・・・・・自分は終わるだけだ。
「力・・・力が欲しい!!」
「与えてあげましょう、偽キバヤシさん。」
「与えてあげましょう、偽キバヤシさん。」
見上げると一人の女が立っていた。彼女のことは知っている。あの時私を矢で撃った女。
「アラシ・・・・・か!?」
「そうです、私です。我々の組織に入ってあの方から力をもらいましょう。私たちのボス、『レジデントオブサン』から。」
「アラシ・・・・・か!?」
「そうです、私です。我々の組織に入ってあの方から力をもらいましょう。私たちのボス、『レジデントオブサン』から。」
変わってきている・・・・・豆腐の覚醒からすべてが・・・・
第拾八話 完