アットウィキロゴ

ミノムシIF-1st stage-

まずは投下分を丸々保存
修正前提で書いてるからそのうち大幅に変更が加わるかもしれない


大統領「はぁ~~~?」

俺「はぁ~~~~?って、俺は本気で言ってるんですよ大統領」

大統領「ば~~~~~っかじゃねぇの!?」

俺「ば~~~~~~っかじゃねぇのじゃないです。本気です」

大統領「そうか……君がそう言うなら私から何を言っても無駄ということか。だがしかし本当にいいのだな?」

俺「ええ。3年前から決めていたことです。丁度3年前の区切りがついたので俺は前へと……世界を救うという目標の為に」

大統領「……配属希望はストライクウィッチーズでいいのだな?」

俺「はい。あそこで闘うのが一番の近道のはずですので」

大統領「わかった。手配しよう。階級は大佐辺りにでっちあげておくよ。あそこの隊長はカールスラントのミーナ中佐だ。これで君も動きやすくなるだろう」

俺「ありがとうございます大統領。いつも俺のわがままを聞いてくれて感謝していますよ」

大統領「私も色々と恩恵を受けているからね……だがくれぐれも戦死なんていうへまはしないでくれよ?君がリベリオンから居なくなったら困るからね」

俺「死ぬ気なんてこれぽっちもありませんよ。俺は俺の為に散って行った2人のウィッチの意思も受け継いでいるんですからね」

そう。3年前に俺の為に散った2人の姉。その2人から託された希望。俺は……

大統領「それでは私から軍へは打診しておくから暫くしたら君の所へ連絡をよこそう」

俺「ありがとうございます。それじゃ俺はこれで」

大統領「俺君。また何か新しい技術を開発したら真っ先に知らせてくれよ?リベリオンが世界の頂点に立つために」

俺「わかりました。そうするよう手配しておきましょう」

大統領「助かるよ」


俺「さて…」

黒服A「若、お帰りなさい。このままご自宅へ戻られますか?それとも会社へ?」

俺「今日はそのどっちでもなくて言ってほしい場所があるんだ」

黒服B「あっ。墓地へですね?」

俺「ああ、そうだよ。リベリオンを立つ前に姉さんたちに報告しておこうと思う」

黒服A「そういえば今日でしたね…あの忌々しい事件が起こった日は」

俺「ああ、そうだ。俺の無茶な…人が踏み込んではいけなかった研究のせいで起こったあの忌々しい事件から3年なんだよ」

黒服B「それでは若、お送りいたしますので車にお乗りください」

俺「ああ、頼む」


~墓地~

俺「姉さん…俺はようやく前へ進む事へ決めたよ。姉さんたちが命を賭して守ってくれたこの力…今こそ正しく振るう事にしたよ。この力で今度こそネウロイをこの世界から消すっていう夢を叶える」

黒服A「……」

黒服B「若……」

俺「だから姉さん達、もうしばらく俺を見守っていて欲しいんだ」

黒服A「若、大丈夫ですよ。御姉様達もきっと見守っていてくれているはずです」

黒服B「ええ、きっとそうです。御姉様達じゃないですけど私たち2人だって若のことを常に見守っているんです。そのことも忘れないでください」

俺「二人ともありがとう…いつも本当に助かっていたよ。けどこれからは暫く会えなくなると思うと悲しくなるね。5年来の付き合いだったもんな」

黒服A「もうそんなになるんですね…本当に寂しくなりますね」

黒服B「5年間色々ありましたからね…本当に生死を共にしましたしね」

俺「よし。いつまでもここで弱気になっているわけにもいかないからもう行こう」

黒服A「もういいのですか?」

俺「ああ。きっと姉さんならとっとと行けって言うはずだよ」

黒服B「そうかもしれませんね」


…姉さん、いってきます。次に来るときは必ずネウロイの居ない世界にしてみせます


~ロマーニャ・ストライクウィッチーズ拠点~

ミーナ「ようこそ、連合軍第501統合戦闘航空団・ストライクウィッチーズへ。俺大佐」

俺「出迎えありがとう、ミーナ中佐。俺のほうが階級は高いかもしれないけどここの基地の司令はミーナ中佐だから、俺に気にせず今まで通りにやって貰いたい」

ミーナ「了解しました、俺大佐」

俺「その階級をつけて呼ぶのは辞めてくれないかな。どうも慣れなくて…」

ミーナ「それでは俺さん。改めてよろしくお願いします」

俺「こちらこそよろしくお願いするよ、ミーナ中佐」


~ミーナ執務室~

ミーナ「美緒、例のリベリオンの大佐が来たわ」

美緒「来たか…。あの名前と階級以外極秘扱いの胡散臭い資料とリベリオン大統領からの直筆の命令に書かれていた人物だな?」

ミーナ「ええ。会った感じは特に変な人じゃなかったけど…」

美緒「素性が分かるまではマークしておいたほうがいい、というわけだな」

ミーナ「ええ。美緒お願い」

美緒「わかった。任せておけ」

ミーナ「それじゃあ廊下でいつまでも待たせておくわけにもいかないから色々と案内をしてくるわ。美緒、その間にみんなをブリーフィングルームへ集めておいてちょうだい」


俺「随分広い基地ですね。基地…というよりはまるで城だ」

ミーナ「迷子にならないように気をつけてくださいね」

俺「大丈夫ですよ。迷子になったら窓から飛び降りればいいだけですよね」

ミーナ「窓から飛び降りるって…無茶はしないでくださいね?あなたに何かがあったら私たちが上層部から叱られてしまうのでくれぐれもお願いします」

大統領め…何か根回しでもしたな?

俺「それは仕方ないな。無茶はしないと約束します」

ミーナ「お願いしますね?もし、無茶なことをするようなら…」

俺「するようなら?」

ミーナ「キュッ。ですからね?」

キュッ?何のことを言っているんだろうか…けど何か笑顔が笑顔じゃないし、危険な香りがするな…

ミーナ「それでは、一通り基地の中は案内しましたから隊員達の紹介をしますね」

俺「確かミーナ中佐を含めて11人のウィッチで構成されているんでしたね」

ミーナ「ええ、そうです。資料のほうはもう目を通されていそうですが、実際にどんな感じの子達かを知っておいてください」


ミーナ「みなさん静かに。これから我が第501統合戦闘航空団に新しく配属されることになった…」

俺「俺です。階級は一応大佐ということになってますがここの新しい司令でもないし、戦闘隊長でもありません。ただの戦闘隊員ですよろしく」

ミーナ「俺さんはリベリオンからの追加隊員になります」

バルクホルン「リベリアンがこれで2人になるのか…これ以上騒々しくなるのはごめんだな」

シャーリー「騒々しくなるってどういうことだよー。けどバルクホルン、あたしあの俺大佐って人を軍で見たことないんだよなー」

バルクホルン「ここへ配属されるほどのウィッチだぞ?知らないなどありえないだろう」

シャーリー「それが本当に知らないんだよー。リベリオンに居た時だって基地で見たことないし聞いたことすらないんだぜ?」

バルクホルン「リベリアン、お前が見たことないだけなのではないか?よーく見てみれば思い出すのではないか?」

シャーリー「んー…そう言われれば何処かで見たことがあるような気がするなー。けど軍以外の事でだと思うよ」

何やらあそこの二人が口論しているようだけど…片方はリベリオン出身みたいだな。俺の事を知っていなければいいけど…

バルクホルン「思い出したらミーナに教えてやってくれ。あの男素性が全く分からないらしいからな」

シャーリー「わかったよー。でもどこで見たんだったかなー…絶対にどこかで見たはずなんだけどなー…」

バルクホルン「あれではないか?あの甘いマスクだ、リベリオンの雑誌や新聞で見た事があるとかじゃないのか?」

シャーリー「雑誌や新聞ねー。その線でも見覚えがないか考えとくよー」

それにしてもあの二人…姉さん達にそっくりだ

ミーナ「俺さん、いきなり騒がしくてごめんなさいね。それでは紹介していくわ。まず私は司令を務めるミーナ・ディートリンデ・ヴィルケよ」

坂本「坂本美緒少佐だ。戦闘隊長を務めている、よろしく頼むぞ」

俺「よろしく二人とも」

ミーナ「そしてあそこで口論している二人はゲルトルート・バルクホルン大尉とシャーロット・E・イェーガー大尉ね」

そりゃそうだよな…姉さん達な訳ないな

エーリカ「エーリカ・ハルトマンだよ。よろしくね俺」

俺「よろしく、ハルトマン中尉」

この子があの有名な黒い悪魔か…悪魔というよりは天使じゃないか

ルッキーニ「フランチェスカ・ルッキーニだよ。にひひーよろしくね」

俺「よろしく、ルッキーニ少尉」

ペリーヌ「ペリーヌ・クロステルマン中尉ですわ。俺大佐、色々と楽しみにしていますわ」

俺「何を楽しみにされているか分からないし期待に応える事も出来ないかもしれないけど、よろしくペリーヌ中尉。後大佐を付けるのは辞めてくれ」

宮藤「宮藤芳佳です。ええと軍曹です!暫くの間は私達が俺さんの身の回りのお世話をします」

俺「ありがとう、宮藤軍曹。でも私達…?」

宮藤「ほらリーネちゃん。リーネちゃんも俺さんに自己紹介しないと」

リーネ「あの…リネット・ビショップです。その…よろしくお願いします…」

ビショップ家の子か…確か何度か会った事があったな。にしてもどうして宮藤軍曹の後ろに隠れる…

サーニャ「サーニャです…Zzz」

立ったまま寝てる…!?

エイラ「エイラ・イルマタル・ユーティライネン。サーニャに何か変な事をしたら許さないかんなー」

俺「よろしく二人とも。肝に銘じておくよ」

ミーナ「以上11人に俺大佐を加えた12人がこれからの第501統合戦闘航空団所属のウィッチになります。それから俺さん?俺さんには色々聞きたい事があるのですがいいでしょうか」

俺「どうぞ」

ミーナ「あなたは一体何者ですか?資料にも名前と出身国と階級以外は何も書かれていませんし、リベリオン大統領から直々の手紙まで来ているんです」

俺「俺は…リベリオン空軍所属の大佐。それ以上でもそれ以下でも今はありませんよ。俺が何者なんてどうでもいいじゃないですか、共に戦う仲間、それだけじゃ不満ですか?」

ミーナ「いえ…」

シャーリー「あーーーーーーーーーーーーーー思い出した!」

バルクホルン「でかしたリベリアン!」

俺「!?」

ミーナ「シャーリーさん、何を思い出したのかしら?」

シャーリー「俺の正体だよー。どこかで見た事があったんだけどようやく思い出したよ」

おいおい…やめてくれよ

無理矢理止める事も出来るけど…どうする

シャーリー「確か新聞や雑誌で見た事があるんだ。確か…」

まあいいか。どうせいつかはばれるし

シャーリー「ミノムシ財閥の御曹司で、リベリオンが誇る天才にして切り札だったはずだよ」

ま、リベリオン人なら俺の事を知らない人を探す方が難しいか…

ミーナ「俺さん、シャーリーさんの言っていることは本当かしら?」

俺「まさか来て早々ばれるなんて想定外だったよ」

ミーナ「ミノムシ財閥といったら…少し前から最新鋭の兵器を軸とした軍需産業を主幹とした巨大財閥よね?そこの御曹司がどうして軍に?」

俺「そこは、色々と大人の事情というものがあるので聞かないで欲しいかな」


~屋外~

黒服A「あちゃー。若はもう正体ばれちゃってますね」

黒服B「でも多分想定内でしょ?私達がここまで来てるのは知らなさそうだけどさ」

黒服A「そうね。私達は私達で若のお父様の命令通り行動しましょう」

バルクホルン「そんな財閥のボンボンが最前線で戦えるのか?私には到底それができるとは思えないが」

俺「こう見えても、ストライカーや武器の設計からテストまで自分でこなしてきたのでしっかり飛べますよ」

バルクホルン「ほう…なら私が直々に試してやろう。テストと実戦は違う事を思い知らせてやる」

ミーナ「トゥルーデ!そんなにかみつかないの。ごめんなさい俺さん、気にしなくていいのよ?」

俺「丁度いい。俺がちゃんと戦えるかどうかを見極めて貰いますよ」

バルクホルン「よし、なら今すぐ見せて貰おうか!」

宮藤「バルクホルンさん、今からなんて無茶ですよ。俺さんだって疲れているでしょうし…」

リーネ「バルクホルン大尉、落ち着いてください。万全の状態で明日試せばいいじゃないですか」

バルクホルン「我々は最前線で戦っているんだ。常に万全の状態で戦える訳ではないのは二人ともよくわかっているはずだ」

俺「バルクホルン大尉の言う通り。ネウロイにはこっちが万全の状態じゃないから待ったは通じない。バルクホルン大尉、準備にとりかかりましょう」


~格納庫~

俺「リスタート、いきなりの模擬戦だけど頑張ろうか」

リスタート「System All Green. Boost Pot Check…Gravity Reactor Check…No Problem Features」

宮藤「わわわっ、ストライカーが喋りましたよ!?」

リーネ「見た事もないストライカーユニットだけどどこのだろう」

俺「このストライカーユニットは、リスタート。俺が自分用に作った一点物のストライカーさ。最初は量産も視野に入れてたんだけどね…色々詰め込んだらコストが馬鹿にならなくなっちゃってね」

バルクホルン「そんなわけのわからないストライカーユニットで本当に大丈夫なのか?」

俺「大丈夫ですよ。そっちが驚く事になると思いますよ?」

俺「HMDも装備したし、リスタート、今日の天候データや風速風向き、太陽の位置もろもろ表示してくれ」

リスタート「Ready」

俺「ふんふん、成程ね。事前に入力済みのバルクホルン大尉のデータも表示よろしく」

リスタート「Ready…Date No3. GERTRUD BARKHORN」

俺「…なるほどなるほど…流石というべきか化け物と言うべきか。初めての模擬戦の相手がこんなに厄介な相手とはね…色々頼りにしてるよリスタート」

リスタート「Please leave it」

バルクホルン「一人で何をぶつぶつ言っているんだ?準備が出来たならそろそろ行くぞ」

俺「了解。全力でやらさせて貰いますよ」

バルクホルン「そうそれは楽しみだ」

俺「それじゃ、早速やりましょうか」

バルクホルン「それじゃ、早速やりましょうか…?私を馬鹿にしているのか?」

俺「あれ?何かおかしな事を言いました?」

バルクホルン「やるもなにも、お前は何も武器を持っていないではないか。それではペイント弾が使えないだろう」

俺「おっといけない…すぐに準備します。確かリベリオンから運ばせた武器が入ったコンテナが…」

宮藤「俺さん、コンテナならあそこです」

俺「ありがとう宮藤軍曹」


俺「あいつらに任せたけど…コンテナに何が入ってるか…。試作型の対ネウロイ用パイルバンカー…こんなの使ったら人なんて半身吹き飛ぶ!スーパーバイブレーションソード…これもペイント弾打てるような武器じゃないな…銃器銃器はどこだ……」

バルクホルン「随分と探しているようだが、銃がないのなら準備させるが…?」

俺「ええと…銃器なら一応は…こんなでかいのですけど…」

あいつら…こんなもん入れやがって…普通のライフル入れておけって言っておいたはずなのにどうしてこうなった…

宮藤「わぁ~大きいねリーネちゃん」

リーネ「凄く大きいライフルだね…少なくとも5mはあるよ?」

バルクホルン「何だその銃は!本当に銃なのかも怪しいが…そんな見たからに重そうなものを持って飛べる訳がないだろう」

俺「俺なら飛べるので大丈夫ですよ。バルクホルン大尉がMG42を二丁持つのと同じようにね」

リーネ「でもMG42を2個と比べたらその銃は重すぎませんか…?」

宮藤「持ちあげた時、明らかに重そうだったんですけど本当に飛べるんですか?」

俺「大丈夫大丈夫。それに今だって片手で持ち歩いてるだろ?だから大丈夫だよ」

バルクホルン「ほう…なら一度その銃を見せてくれないか?」

俺「いいですよ、重いから気を付けてくださいね。はい」

バルクホルン「片手で持てるようなものな…ど!?な、な、何だこれは!」

俺「コレを持てる人が居たんだ。やっぱりエース集団、凄いな」

バルクホルン「俺、本当にコレを使うというのか?この重さじゃ絶対に空に飛べないはずだ。いかに搭載量を増やしたストライカーユニットといえどこの重さは…」

俺「ま、見ればわかりますよ。準備もできたし行きましょう?」

バルクホルン「お前が行けたら…だがな」

この人俺の話信用してないな…

俺「だから大丈夫です。模擬戦と言いましたけどどうすれば?」

バルクホルン「ミーナを始め、坂本少佐が大佐の実力を見たいそうだ。模擬戦でなくてもよかったのだが戦闘経験の無い大佐には模擬戦形式で実力を見るのがいいという事になった」

バルクホルン「その玩具みたいなストライカーユニットや大佐の持ってる固有魔法をフルに使って全力でかかってこい!」

俺「…固有魔法も使ってもいいんですか?使ったらバルクホルン大尉に勝ち目はなくなりますけど?」

バルクホルン「ほう…大口を叩いたな。私がその自信を打ち砕いてやろう」

俺「ならよろしくお願いします、バルクホルン大尉」

宮藤「バルクホルン大尉も俺大佐も頑張ってください」

リーネ「二人とも無理はしないでくださいね」

バルクホルン「大丈夫だ宮藤。なあに、始まる前に飛びあがれなくて終わるさ。行くぞ!」

俺「さて…と。Gライフルにかかる重力オフ…よっこらせっと。…リスタート行くよ!」

さあて、行きますか。


バルクホルン「俺の奴はどうせここまで上がってはこれまい」

坂本「そうなのか?」

ミーナ「トゥルーデどういうことかしら?」

バルクホルン「あれの武器を見たが…5mを越える巨大な大砲のようなものだった。本人はライフルと言っていたがどう見てもあれは人が扱える代物じゃないし、持って飛べるような重さじゃなかった。固有魔法でも使わない限りはな」

俺「お待たせしましたバルクホルン大尉、ミーナ中佐、坂本少佐」

バルクホルン「なんだと…そんな重そうな物を持って飛んでいるだと?…となると俺の固有魔法は念動系というわけか。だがそれなら戦闘ではあまり気をつけなくても大丈夫そうだな」

ミーナ「俺大佐、よろしくお願いします。口や書類で説明してもらうよりは実際に見せて貰った方が早いと判断したので…」

俺「全く構いませんよ」

坂本「よし、二人とも準備はいいか?ルールはペイント弾が当たったら負け、それだけだ。俺大佐、バルクホルンから説明があったと思うが全力で頼む」

俺「了解」

坂本「それでは模擬戦開始!」


俺「リスタート、シーカー射出!バルクホルン大尉の細かいデータを取るよ」

リスタート「Ready…Seeker Shooting.  Data Acquisition Beginning」

事前のデータと実際のデータはどの程度の差が出てくるか…出来れば差がないといいけど…


バルクホルン「俺め何か浮遊する物体を出してきたな…攻撃してくる様子はないがトラップか?気に留めておいた方がいいし、近づかない方が賢明か」


俺「さーて…バルクホルン大尉付いてきてくださいよ?」

こっちの誘いに乗って来てくれると助かるんだけど…

バルクホルン「俺め…私について来いと言うわけか、乗ってやろう!」

俺「よしよし付いてきてるね。…取れてるデータは…なんてデータだよ…事前データ意味ない位に隙がなさすぎる。しかも魔法力が体を循環してるわけか…」

どうする…本当に全力で行かないと、固有魔法もフルに使わないと簡単に落とされるねこりゃ

バルクホルン「俺!逃げてばかりでは勝負にならないぞ!撃ってこないのか?」

俺「…仕方ない一発お見舞いしてやりますよ!これで終わってしまうかもしれないけど!」

バルクホルン「大した自身だな、なら私を一発で落としてみるといい!」

俺「徐々に加速していく特別な弾丸だ、行けっ!」

シュウゥゥゥゥ……ダンッ!

バルクホルン「そんな遠くからたった1発撃って当たる訳がないだろう…!?」

ちっ、外した。当たったと思ったけど避けられたか、逸れたか…

俺「リスタート、周辺の気温・湿度・風速・風向のデータ再取得。それを射撃補正に上書き」

リスタート「Ready」

バルクホルン「何だったんだ今のは…弾丸が加速してきただと?余裕を持って避けたつもりがギリギリ避ける形になってしまった…あの銃、やっかいだ」

俺「しかし、あの弾丸を避けるとは流石だな。多分そろそろ向こうも撃ってくるだろうし…本気で逃げるか」

バルクホルン「どうした!逃げてばかりではないか。また撃ってきたらどうだ?」

バババババッ

俺「おっと危ない。射撃も正確だし、動きを予測して撃ってくるな…リスタート、暫くはバルクホルン大尉の射撃データの取得を最優先だ」

リスタート「Ready」


バルクホルン「そらそら!どうした、模擬戦前の威勢はどこへ行ってしまったんだ?」

バババババッ

俺「まったく、厄介だ…本気でやるって言ったけどできればまだ手の内は見せたくないし…大統領に怒られるのも面倒だしどうするかね…」

バルクホルン「ちょこまかとちょこまかと…!」

バババババッ


坂本「成程…自身でストライカーユニットの開発とテストも行って居たと資料にあったが、本当のようだな。ありとあらゆる軌道で避けているな」

ミーナ「ええ。流石と言うべきかしら。けど、逃げてばかりね…何か企んでるのかしら?」

坂本「どうだろうか。俺大佐ほどの頭脳ならば何か企んでいると考えたほうがいいのかもしれないが…」

ミーナ「トゥルーデに少し頑張って貰いましょう。トゥルーデ聞こえる?もう少し俺大佐を追い込んで頂戴」

バルクホルン『ミーナか、了解した』


バルクホルン「俺大佐、そろそろ遊びはここまでだ!落ちて貰う!」

バババババッ

俺「そんな攻撃じゃ当たらないよ?もっと先を読まないと行けないな」

バルクホルン「そんな事は解っている!幸い癖が分かったから次は当てる!」

俺「そんなに簡単に当たるとでも…?」

バルクホルン「当てて見せる!」
ババババババッ

俺「だからあたらな…!?当たるっ!?」

固有魔法を使う羽目になるか…

バルクホルン「言ったろう!癖を見つけたと!私の勝ちだ!」

俺「勝ち?ペイント弾が当たったら勝ちだろう?…高重力場展開、重力障壁展開!」

バルクホルン「だから、私の…!?」

俺「ペイント弾は残念ながら俺の目の前で逸れていったよ。くそっ、このGライフル使う以外に固有魔法を見せる気はなかったのに使う羽目になるとは舐めすぎてた…」

バルクホルン「馬鹿な…!」

ダダダダダッ

俺「無駄だよ。今俺の周りには強い重力場を発生させてあるからね…ついでに保険で重力の壁もね。バルクホルン大尉の弾丸は俺には届かない」

バルクホルン「…何だと?」

バババババッ

俺「何度やっても逸れていくだろう?これでわかったはずだ、本気でやったらバルクホルン大尉の勝ち目がなくなるって言った意味が」

バルクホルン「だが、そっちの攻撃も当たらなければ意味がないぞ!それにもしかしたら通る弾もあるかもしれない!」

バババババッ…

俺「無駄なのに…重力場のみ解除…」

バルクホルン「弾丸が空中で止まっている…?」

俺「重力障壁…リバース!」

バルクホルン「くっ!?私が撃った弾が私に向かって跳ね返ってくるだと!?」

俺「当たるとは思ってないけど…びっくりさせる位はできたかな?今のうちに追い込むよリスタート!相手航空軌道による射撃補正はもうできてるね?」

リスタート「Of course」

俺「それじゃ今度はこちらから行きますか!」

ダンッ!ダンッ!ダンッ!

バルクホルン「さっきの加速する弾丸か!ネタが解れば避ける事などたやすい!」

俺「流石に1度見たからやっぱり避けて来るか……引き分けも悔しいし…そろそろやろうかリスタート」

リスタート「Yes. Boost Pot…Ready?」

俺「ブーストポット稼働!限界まで5秒ってとこか…リスタート、ブーストのカットタイミングは任せる。行くぞ…!」

リスタート「Over Boost!」


バルクホルン「加速した!?速い、速すぎる…があのスピードで曲がれるのか?内臓がぺちゃんこになるぞ」

俺「もう解ってるんでしょう?自分にかかるG位打消してるから曲がるんですよ!」

バルクホルン「くっ…!」

俺「いけっ!撃て撃て撃て!」

バルクホルン「銃口の向きさえわかれば、避けられる!」

俺「無駄だ!重力場展開、弾丸を引き寄せろ!!」

ぺちゃっ。

バルクホルン「弾丸が逸れてきたか…私の負けだ」

俺「ふぅ…疲れた。初めての模擬戦でいきなり本気にならなきゃいけないとか思ってもいなかったよ」

バルクホルン「口先だけだと思っていたが…これからはよろしく頼む、俺大佐」

俺「こちらこそよろしくバルクホルン大尉」

坂本「決まったようだな。俺は重力を操るウィッチか…」

ミーナ「まさかトゥルーデに勝ってしまうなんて予想外だったわ」

バルクホルン「ああ、私も負けるとは思っていなかったよ…俺大佐は強い。だがまだ何か隠しているように思えた」

坂本「何かを隠している?」

バルクホルン「ああ。何かは分からないが…」

エーリカ「なら今度は私がやってくるよ。隠してるものぜーんぶ出させてやる~」

坂本「聞いての通りだ、ハルトマン中尉とももう1戦模擬戦をしてもらっても大丈夫か?」

俺「…エーリカ・ハルトマン…黒い悪魔…。分かりました。もう手の内はばれてるだろうから最初から全力で行きますよ?」

エーリカ「全力?まだ全力じゃないでしょ?本気でかかってきてね~」

俺「……」

本気じゃないのがばれてるとか恐ろしい場所だなここは…けど俺は『人間』相手に本気を出せるのだろうか…

坂本「よし、準備はいいな?2戦目開始だ!」


俺「無駄だよ。重力の壁で弾丸は俺に届かない!」

エーリカ「重力の壁があるならそれより内側で打てばいいだけだよ!」

駄目だ、それは絶対に駄目だ!

エーリカ「何ぼーっとしてるのさ、これで決まっちゃうよ?」

俺「くそっ、重力障壁解除!リスタート、再ブースト!」

リスタート「Ready!」

エーリカ「あー!逃げたー!やっぱりそれが弱点だったんだー」

違う…弱点なんかじゃない。人が障壁にぶつかってきたら…ぺちゃんこになるんだよ

エーリカ「こうなったら…シュトゥルム!」

俺「風か…!」

エーリカ「逃がさないよ!」

どうする。俺はできるのか?また人にアレをやれるのか…人を潰す位強力な物でなくていいのは解ってる…けどあの光景がフラッシュバックして…

リスタート「Boost,cut」

俺「ブーストも打ち止めか…追いつかれる!?」

エーリカ「ほらほら、早く本気を見せてよ!」

俺「…どうなっても保証はできないからな!」

俺「…重力波放出!」

エーリカ「体が重い!?」

俺「捕まえた。重力場展開…これでもう動けないはずだ」

エーリカ「この位抜けられるよ…シュトゥルム!」

俺「風の力で無理やり抜けたか…もう少し強めに捉えないとダメか…」

エーリカ「危なかったー。自分やモノだけじゃなくて人にも作用するんだ~」

俺「…重力場展開、展開、展開、展開、展開、展開、展開、展開」

エーリカ「うわっ、急に体が重くなったり軽くなったり…見えないトラップなんて卑怯だ~」

俺「トラップ?確かにトラップだけど、本命はこっち」

ダンッ!

エーリカ「その弾丸はトゥルーデの時にもう見切ってるよ!加速するし、重力に引っ張られて逸れてくるんだよね!」

俺「正解。でも今回は重力場は1個だけじゃないから逸れるだけで済まないかもしれないな」

ペチャっ

エーリカ「あっ…」

俺「あらかじめ何度か強力な重力に引っ張られて弾が通るであろう場所に誘導させてもらったよ。一応コレでもリベリオンじゃ天才って持て囃されてるからね」

エーリカ「あーうー…そんなのずるいよー…」

バルクホルン「勝負あったな。俺大佐、私の時も最初から重力で私を捕まえれば楽に勝てたはずだ。どうして私の時は使わなかった?」

俺「…色々理由がね」

そう、色々理由があるんだよ…色々ね…でも、人に対して使えたから思いのほかもう大丈夫なのかもしれないな…

ミーナ「俺大佐、お疲れ様でした。後は美緒と相談してどうするかを決めさせて貰います」

坂本「うむ、僚機に誰を付けるかは今ので大体決まった。後はその本人に確認を取ってからしばらくは訓練をしてもらう事になるだろう」

俺「了解」

ミーナ「それでは訓練はこの位にして基地へ戻りましょう」

『了解!』


俺日記1日目(まとめと次回予告)

大統領を脅してやってきた501統合戦闘航空団

到着早々模擬戦を2本もやることになった

流石エース集団、最初から手の内の7割は見せる事になってしまったか…

思いのほか俺も3年前のあの出来事から立ち直る事が出来ている事が確認できたのが大きな収穫だろうか?

坂本少佐が言うには俺にも一人僚機が付くことになるらしい。12人いるから当たり前か

でも、11人だった時はどうしてたんだろう…1人ぼっちになるよな

まさか、そのぼっちが俺の僚機にあてがわれたりするのかな?

僚機とのコンビネーションの訓練もしなきゃいけないし、その間でもネウロイの侵攻だってあるだろう

けれど、これは自分で決めた道だからやるしかないか

ネウロイを地球上全てから駆逐するために…


タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2011年09月19日 02:11
ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。