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色白な俺_016

色白な俺 第十六話



46 自分:色白な俺 第16話[sage] 投稿日:2012/07/15(日) 01:06:53.71 ID:B0GyvFq50 [7/18]
(言えない……読むのに集中してて忘れてたなんて(ry)


~前回のあらすじ~
青年「ねぇ、死んだと思った? NDK」
フェルちゃん隠し事?
俺大ハッスル……誰お前ェ!?

47 自分:色白な俺 第16話[sage] 投稿日:2012/07/15(日) 01:09:42.95 ID:B0GyvFq50 [8/18]
【前話より数日前...】


【ロマーニャ北部森林地帯 隠れた小屋の中】

俺「………」(正座中)

サーニャ「………」ジーー

俺(気まずい、死ぬ)

サーニャ「………俺さん」

俺「はい」

サーニャ「なんで正座をしなければならないのか分かりますか…?」

俺「寝ぼけた頭ではまったくもって検討がつきません、マム」プルプル

サーニャ「はい…俺さんも起きてそうそう、見知らぬ場所でいきなり正座してください、と言われて混乱するのも当たり前ですね……でも……」

      「起こそうと近づいた私を、その……いきなり抱き寄せるのは困ります…」ジーー

俺「ほんっとぉーーーーにサーーーーセンしたぁーーーーー!!!」バッ!

サーニャ(あ、DOGEZAだ)

48 自分:色白な俺 第16話[sage] 投稿日:2012/07/15(日) 01:18:00.65 ID:B0GyvFq50 [9/18]
俺「すいません、本当にすいません……どうかセクハラで訴えるのだけはご勘弁を……! 黒魔法こわい……」

サーニャ「か、顔を上げてください……理由はよく分かりませんけど、事故なんですよね? なら私は……」

俺(更にすいません。理由は九分九厘、家にあったサーニャちゃんの半裸がプリントされた抱き枕と間違えたものと思われます)

サーニャ「絶対に許しません」

俺「ひぃ!心を読まれた!?」

―――――――
――――
――

俺「何やらいろいろと寿命が縮んだ気がするけど………ここに至るまでの経緯と現状の整理をしようか」

サーニャ「はい……」

俺「まずはここはどこだい? 俺の記憶だと起きる前は……ローマの街に居たと思うけど」

サーニャ「えっと、ここはローマより北にいくらか先に広がってる森林地帯で、そこの森のなかほどにある旅行者向けの休息所です」

俺「森か……他に人は?」

サーニャ「北の方はネウロイの勢力圏に近づくので人は基本的には来ません。私は夜間飛行の時に天候が悪くなったら一時避難に何度かここを使ったことがあったので憶えてたんです」
     「地理的には……501基地はちょっと離れてて、近くにはローマと俺さんが居た504基地くらいですね。付近の町は疎開してて人は居ない筈です」



49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/07/15(日) 01:19:19.24 ID:avxncSrU0
しえんぬ

50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/07/15(日) 01:21:23.65 ID:vqfarS7R0 [2/3]
支援

51 自分:色白な俺 第16話[sage] 投稿日:2012/07/15(日) 01:26:16.87 ID:B0GyvFq50 [10/18]
俺「なるほど、ね。で肝心の本題だけど……俺とサーニャちゃんが何で一緒に居て、こんな辺鄙なところに?」

サーニャ「ッ――――それは……その…」

俺「………俺さ、頭ぼんやりしてて思考纏まんないんだけど、それでもさっきからローマで気を失う直前のことも含めてちょっとずつ思い出してきたんだ」ボリボリ

サーニャ「…………」

俺「その思い出すことには……"一週間前の森の事"も含まれてるっつーかさ……」

サーニャ「……じゃあ、その、自分の身体の事も……?」

俺「…うん」

  「たぶん―――――俺ってネウロイなんだろ? 人間なんかじゃなくて」

サーニャ「――――――」イィィィン……

サーニャ「……はい、魔道針に微弱な反応が出てます」

俺「……そっか」フゥ

サーニャ「……その、ごめんなさい」

俺「いやいや、変に誤魔化されるよりはいいよ、うん」



52 自分:色白な俺 第16話[sage] 投稿日:2012/07/15(日) 01:33:55.43 ID:B0GyvFq50 [11/18]
サーニャ「反応そのものは俺さんを見つけた最初の時にしてたんです……」

俺「でもさ、501基地であった時は反応しなかったんだよね?」

サーニャ「はい、朝になって基地で俺さんを見舞ったときには消えてて……それであれは夢だったのか本当の事だったのか確信が持てなくて」

     「だから、この痕だけが頼りでした」シュル……

俺「首元の……これは」

サーニャ「"あの時"のです……襟に隠れる範囲だったから皆は知らなかったはずです」

俺(サーニャちゃんの雪のような軟肌に残る小さな錐を刺したような二個の痣……ここに俺は――――)

俺「……………っ」

サーニャ「……大丈夫です。痛くはないですから」

俺「……無理して笑うことないよ、その傷を付けられたときは間違いなく怖かったはずだ」

サーニャ「それでも、負い目は背負わせるのはもっと嫌なんです」

     「私たちはそういう伏した顔を見たくないから飛んでるんですから」

俺「ははっ……それに俺を含めるのはどうかと思うよ」



53 自分:色白な俺 第16話[sage] 投稿日:2012/07/15(日) 01:41:06.74 ID:B0GyvFq50 [12/18]
サーニャ「どうしてです?」

俺「なんでって……俺はネウロイだよ? それを、サーニャちゃんや皆が守るものを壊してしまうような化物を輪に入れちゃダメじゃないか」

 「それに俺は……もう実際に君を襲っている。そんなことがあるのに君に哂われることはあっても……頬笑み掛けられる資格はない」

サーニャ「……俺さん、病院であなたが言ったことは憶えてますか?」

俺「……? いや」

サーニャ「私は憶えてます……」

      「"……誰か、とても頑張ってる子が居てさ。だけどその頑張りは報われなくて"」
      「"それがとても歯痒く感じて助けたい、力になりたいと思うのは、間違ってるかな? 偽善だと言われちゃう、かな"」

俺「それは……」

サーニャ「この言葉が誰に向けたものかはまだ知らないです……けど悪い人はこんな優しいことは言いませんよ?」クスッ

      「だから、自分のことを化物なんていうのはやめましょう」    

俺「………………」

俺「………まいった、何枚もサーニャちゃんが上手だ。俺みたいな馬鹿には丸めこむ方法が思いつかないや」

サーニャ「……エイラもそうですけど、私だっていろいろ考えてるんです。それを忘れて自分一人で背負いこむのは二人とも似てますね」

俺「それ、本人が聞いたら泣くんじゃないかなー」



54 自分:色白な俺 第16話[sage] 投稿日:2012/07/15(日) 01:50:14.61 ID:B0GyvFq50 [13/18]
俺「あぁそうだ、指、見せてもらっていい?」

サーニャ「ん…どうぞ」スッ

俺「この切り傷……やっぱり、意識が無くなる前はあんなに飢えてたのに今は体が落ちついてるってことは」

サーニャ「……はい、ちょっぴりですけど」

俺「……ありがとう、おかげで後悔を果たす前に死なずに済んだ」グッ

サーニャ「後悔……?」

俺「あぁ、それを果たすまで俺はもう倒れない」

俺(亡くなったと思った……けど、起きてからこの身体に感じる"繋がり"……間違いない、よな)

  (―――――あいつは、生きている)

俺「あの、人型ネウロイを倒すまでは」

 (俺の本当の身体、返して貰うぞ)

サーニャ「…………」

     「俺さん、一つ約束してほしいです」

俺「?」


55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/07/15(日) 01:50:56.51 ID:Bc34Pz5N0 [11/11]
さーにゃんprpr

56 自分:色白な俺 第16話[sage] 投稿日:2012/07/15(日) 01:56:49.64 ID:B0GyvFq50 [14/18]
サーニャ「わたしの事、エイラにもし会うことが出来たら"ごめんね"って伝えてくれませんか?」

      「それだけでいいんです」

俺「……サーニャちゃん、いきなり何をいうんだ? それなら自分で」

サーニャ「たぶん、無理なんです。私はもうエイラに会えないんです」

俺(いったい何を……もう会えない? ―――――まさか)



俺「もしかして、それが俺達二人でここに『逃げてきた』理由……?」

サーニャ「…………」コクッ

俺「……情報漏洩、スパイ容疑だね、ネウロイ側への」

サーニャ「部隊が全滅してただ一人の生き残って、それだけでも監視が付くんですけどね。その状況で病室から消えれば……仕方ないと思います」

俺「なんだってそんなことを……!」

サーニャ「……私にも分からないんです。ただあの部屋であのネウロイとの戦ったときのことを思い出して、どうして私は無力なんだろう、って考えてたら」
      「……意識がはっきりした時にはローマに居ました。後は魔道針に反応があって、それで……」

俺(……? サーニャちゃんの意思で来たわけじゃないのか? いったい何が……)



57 自分:色白な俺 第16話[sage] 投稿日:2012/07/15(日) 02:02:58.83 ID:B0GyvFq50 [15/18]
サーニャ「とにかく、私はこの後に504基地に行って出頭して来ます。幸い俺さんももう大丈夫ですし」

俺「じゃあ今までは俺を看てて……?」

サーニャ「あのまま放っておいたらどうなるか分からなかったから、というもあるんですよ? だから何もなくて良かった……もうこれで心配することもないです」

     「じゃあ私は基地に連絡しますね、俺さんにもたぶん迎えが」

ガシッ

サーニャ「……離してください」

俺「駄目だ、行っちゃダメだ」

サーニャ「行かないと、皆困ります」

俺「知った事か、そんなのいい―――――サーニャちゃんが捕まるなんて間違ってる、俺はそれを曲げない」ギュウ…

  「それに、俺は言ったんだよね?助けたい、力になりたいと思うのは、間違ってるか?偽善かと」

サーニャ「……」

俺「思い出したんだ、それに君はこう答えた」

 「"手を伸ばして下さい、その力になりたい人の手を。正しいとか間違いとかはそういうものじゃない"って」



58 自分:色白な俺 第16話[sage] 投稿日:2012/07/15(日) 02:07:36.36 ID:B0GyvFq50 [16/18]
俺「俺はこの掴んだ君の手を離さない、絶対に………教えてくれ、サーニャちゃんの本当の望みを」

サーニャ「……ッ」

俺「俺は君を助ける、後のこととかどうすかなんて知らない。ただ決めた」

サーニャ「……………」

俺「だから――――――――――サーニャちゃん!」

サーニャ「………――――――――」

サーニャ「―――けて、」


ピチャン


     「エイラを……芳佳ちゃんに皆を…」ポロポロ…

サーニャ「私と一緒に――――皆を助けてください!!」 


俺「うん」

  「行こう、あのネウロイの元へ」

59 自分:色白な俺 第16話[sage] 投稿日:2012/07/15(日) 02:12:10.16 ID:B0GyvFq50 [17/18]
―――――――
―――

俺(サーニャちゃんは俺をずっと看病してたのか、疲れを取るように寝入ってもらった。俺は――――)

俺「まずは足が必要だな……ローマでいくつか手を回せるか、けど俺が見つかるとサーニャちゃんまで見つかるかもしれないから目立つようなものはキツイか…」ペラッ

俺(それから501基地に行ってサーニャちゃんの予備のストライカーに武装も回収して……あぁそういえば)
  (この504基地に本当の彼女のストライカーは回収されてるんだっけ……)

俺(けど稼動してる基地に行くのは危険だな……ここは除外するか)カリカリ

俺(それに『―――』に見つかって怒られるのもなー……、逆に『――――』はからかってくれながら手伝ってくれるかも――――……)カリカリ…



俺「あれ………?」ピタッ


  「今誰のことを考えてんだろ、俺」



  (手で顔を覆って、俺はその疑問に答えは出せなかった)


【続く】

60 自分:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/07/15(日) 02:13:00.12 ID:B0GyvFq50 [18/18]
今回投下分しゅーりょー

眠い、寝る

61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/07/15(日) 02:14:38.03 ID:vqfarS7R0 [3/3]
おつおつ

62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/07/15(日) 02:14:41.02 ID:qKJnzode0
乙!
おやすみなさい

63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [sage] :2012/07/15(日) 02:23:09.90 ID:Bc34Pz5N0
おつ!

楽しくなって来たなぁ

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最終更新:2012年10月19日 16:41
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