今日は訓練。
基地の周りで16周走るという体力づくりである。
メンバーは宮藤、リーネ、そして、ボク。
宮藤「ハァ…ハァ…」
リーネ「ハァハァ…」
ボク「ホッ…ホッ…」
宮藤「…僕くん、疲れている表情していないね。」
ボク「えっと…あっちで結構鍛えられましたけど、これでも疲れています…」
宮藤「そ、そうなんだ・・・」
――――――――――――――
坂本「よし!訓練終了!」
グッタリと寝そべる三人。
宮藤「終わった…」
ボク「朝食った物が…逆流してきそう…」
坂本「はっはっはっはっ、訓練した後は風呂に入れば物凄くサッパリするぞ!!」
宮藤「ここのお風呂はとっても広いんですよ!!」
ボク「へぇー・・・そうなんですか。」
宮藤「じゃあ、一緒に入りに行きましょうよ!!」
ボク「うんっ・・・・んっ?」
今、僕はとんでもない事を言ったかな・・・・?
――――――――――――――大浴場
ボク「・・・・・・」
宮藤「ハァーいい湯だなー。」
坂本「うむ!!極楽だな。」
リーネ「とっても、気持ちいいね~」
僕准尉はやはり女の体を知っているのか見ない様にしている。
ガラララッと引き戸が開く音がした。
シャーリーとルッキーニだ。
宮藤「あっ、シャーリーさん!ルッキーニちゃん!」
シャーリー「その様子だと訓練した後だな。」
ルッキーニ「あっ!!ボクみっけー!!」
ビクッと反応する僕准尉。
リーネ「そういえば、僕くん・・・ずっと、そっちの方向を向いているけどどうかしたの?」
ボク「えっ!?な、な、なんでもありません。」
うわーうわー!!一瞬だったけどリーネさんの胸が大きいです!!
でも、向こうを向いたら・・・罪悪感が襲ってくるから見られません!!
ボクのそんな様子を見ていたシャーリーはハハーンッと笑う。
シャーリー「なーるほど。ボク、あたし達の体を見るのがダメなのか?」
ボク「そ、そ、そんな事はありませんよ!!?」
うっかりと振り返ってしまった。
見た光景は・・・・メロンが二つの大きさの胸が目に入った。
顔をボンッと赤くなりブクブクと半分くらい沈む。
坂本「はっはっはっ!!純情だなボク准尉!!」
シャーリー「おーおー、ウブだなー。」
ルッキーニ「うじゅー!!」
ボク「ル、ルッキーニさん!!何するんですかー!!」
ルッキーニがボクに飛び掛かって抱きついてきたのだ。
ボクにとっては物凄く恥ずかしい事だが、ルッキーニはお構いなしだ。
ボク「わあっー!!ルッキーニさん、やめてー!!」
ルッキーニ「ボクの体って意外と硬いね~。」
シャーリー「そりゃあ、ボクは男だからな。あたし達と体とか全然違うからさ。」
それからルッキーニが色々とボク准尉と遊んでいたら、ボク准尉がのぼせた。
- こうして初めての風呂に入ったのだが、次からは一人で入ろうと思ったボクだった。
――――――――――――――ユニット・ハンガー
一方、ボク准尉のストライカーが運び込まれている中、その場に似つかない白い髪の白衣の男がいた。
???「ふーむ、ここがロマーニャ基地か。中々、良い空気だな。」
整備士「あの、困りますよ!!ここは立ち入り禁止です。」
???「んっ?ああっ、吾輩はボク准尉のストライカーを運ぶ事と彼の様子を見にここに来た者だが?」
整備士「えっ?そうなんですか?」
???「ああっ、その通りだ。さて・・・ここの隊長はいるかな?」
ミーナ「私がこの501の隊長のミーナ・ディートリンデ・ヴィルケ中佐です。」
ヴィクトル「ほほー、なるほどな。確かにフュルスティン(女公爵)と呼ばれるに相応しい美しいお方だな。」
ミーナ「どうも、ありがとうございます。貴方が、ボク准尉の・・・ヴィクトル博士ですか?」
ヴィクトル「うむ、吾輩が魔導開発研究所の責任者のヴィクトルだ。それと中佐殿、私の事はDr.ヴィクトルと読んで下され。」
ハハハハッと笑うヴィクトル。
ミーナ「それにしても、ここに来た理由は?」
ヴィクトル「んっ?ボク准尉のストライカーと武器を届けに来たのと彼の様子を見に来たと、言ったのだが?」
ミーナ「そうですか・・・」
ヴィクトル「まぁ、ボク准尉の武器は吾輩の専用の船に積んでますのでしばらくは厄介になりますよ。」
ミーナ「専用の船?」
ヴィクトル「吾輩の魔導開発研究所の船でしてね。道中ネウロイに襲われなかったのが運が良かったですわ。」
ミーナ「聞きたい事がありますが、良いでしょうか?」
ヴィクトル「良いですとも。ですが・・・今はボク准尉の様子を見たいので、後で来て下さいな。」
そう言うとヴィクトルは船へと行くのだが、ピタリッと立ち止まりミーナの方へと向く。
ヴィクトル「それと・・・ボク准尉は少々、女の子が苦手ですのでくれぐれも気をつけて下さいね。」
ミーナ「その点は大丈夫です。」
クククッとヴィクトルが笑い、再び船へと歩いて行くのだった。
――――――――――――――談話室
ボク「えっ?Dr.ヴィクトル先生が来たんですか?」
ミーナ「ええっ、貴方のストライカーや武器を運びにここへ来たそうよ。」
談話室にいるのはボク、宮藤、リーネ、そしてミーナだった。
宮藤「ヴィクトル先生って?」
ボク「僕がここに来る前に魔導研究所でお世話になった人だよ…。少しウルサイ人だったけど。」
???「誰がうるさくてウォッカ臭い人だって?」
ドアの前にヴィクトル博士が立っていた。ボク准尉はため息をついて。
ボク「ウォッカ臭いとまでは言ってませんよ先生。」
ヴィクトル「ははっ、そうかそうか。久しぶりだな、ボク准尉ー。元気にしてたか?」
ボク「…お久しぶりです。Dr.ヴィクトル。と言ってもここに配属されて・・・6日しか経っていませんよ。」
ヴィクトル「ははっ、そうかそうか。ややっ・・・?」
すると、ヴィクトルは・・・宮藤を見る。
宮藤「な、なんでしょうか?」
ヴィクトル「あー、失礼ですが御嬢さんの名前は?」
宮藤「み、宮藤芳佳です。」
ヴィクトル「おおおっ!!!では、宮藤博士の娘さんか!!!なるほど、確かに似ておられるワイ。」
ボク「あんまり、笑わない方がいいですよ。貴方の顔を見た子供たちが泣き喚いた事がありましたし。」
ヴィクトル「やれやれ・・・相変わらずの口が悪いな。」
「おっと」とヴィクトルは思い出して、手を叩く。
ヴィクトル「そうだ。ボク准尉と二人っきりで話があるのだが良いかな?」
ミーナ「ええっ、良いですけど。」
ヴィクトル「いやいや。どうもありがとう。」
二人が出て行く
リーネ「なんだか・・・不気味な人でしたね」
宮藤「・・・うん。」
―――――――――――――――――ロシア魔導研究所の船・ヴィクトル私室。
ヴィクトル「さて・・・これからの事についてだが・・・」
ボク「・・・解っていますよ。」
ヴィクトルがスッと渡されたのはパックだった。血の色みたい赤い液体が入っている。
ヴィクトル「解っていると思うが、もしもしタガが外れた時は・・・」
ボク「あんな・・・恐ろしい姿をあの人たちに見せる訳にはいかないから・・・」
ヴィクトル「結構。忘れてはいかんぞ・・・お前はネウロイを殺す為に人を捨てたのだ。」
ボク「・・・・」
ヴィクトル「そう、お前はネウロイを狩る為の―――」
ニヤリッと笑うヴィクトル。そして、ボクは辛そうな顔をしていた。
最終更新:2011年02月28日 18:56