――――――――――――――――ロマーニャ基地・ハンガー場
ボク「・・・。」
滑走路で体育座りしているボク准尉。あの戦いの後から、501のメンバーと会わない様にしている。
ボク「・・・また一人ぼっちかな。」
ため息をついていた途端・・・
シャーリー「よぉ!!」
ボク「おうわっ!!?」
奇声をあげてババッと身を起こす。
ボク「し、シャーリーさん!!?(あれ・・・前にもこんなやりとりが・・・?)」
シャーリー「心配していたんだぞ。飯の時間になっても来なかったし・・・」
ボク「そ、その・・・お腹空いていませんから。」
シャーリー「・・・どうして私達と会うの嫌がったんだ?」
嘘を言ってもしょうがないか・・・。ボク准尉は顔を俯かせていう。
ボク「・・・あの時の姿を見たでしょ。アレが僕だなんて信じられないでしょう?」
シャーリー「・・・。」
ボク「自分でもおかしいんだ。ネウロイを楽しそうに刈り、コアを貪り食らう、あれが、僕だなんて・・・信じられないでしょう?」
自虐に笑う声を震わすボク准尉。
ボク「だから、一人の方が気が楽なんだ・・・それで、皆を傷つかなくてすむのなら・・・」
シャーリー「それで、私が嫌うとでも思ったのか?」
シャーリーはギュッとボク准尉を抱きしめた。
大きな胸に顔をうずめて顔を赤くするボク准尉。
シャーリー「辛かったらなんでも相談しろ。子供なんだから色々と我慢しなくても良いんだぞ。お前は、大事な仲間だからな・・・」
不覚にも、その言葉で涙が零れた・・・。
ボク「・・・もう少しだけ、もう少しだけ、このままでいさせてください。」
シャーリー「・・・ああっ、いいぞ。」
グスグスッと泣くボク准尉の背中を優しく撫でた。
――――――――――――――――食堂
食堂に入ってくるシャーリーと一緒にボク准尉の姿を見た宮藤とリーネは喜んだ。
宮藤「あっ!ボクくん!!」
リーネ「おはよう、ボクくん!!」
ボク「・・・怖がらないの?」
そう尋ねると皆は何のことなのか首をかしげていた。
ボク「この前の・・・あの姿を見て・・・」
坂本「そんな事は無いぞ。」
バルクホルン「お前を怖がる理由なんか何処にも無い。」
エーリカ「そうそう、トゥルーデはボク准尉の事を物凄く心配してたしね。」
バルクホルン「は、ハルトマン!!」
ルッキーニ「むしろ、カックイー!!こうバサバサーでギュギューンだったよ!!」
エイラ「大丈夫だからナ。」
サーニャ「・・・これからもよろしくね。」
ペリーヌ「そうですわよ。ウジウジ悩んでいるとこっちも迷惑ですわよ。」
ミーナ「辛い事があったら相談してね。」
リーネ「なんでも言ってね。」
宮藤「そうですよ。私の事を助けてくれたんですから、今度は私達がボクくんを助けます!!」
宮藤がボク准尉の手をギュッと握る。
ああっ・・・僕は一人ぼっちじゃなかったんだ。
ずっと忘れていた物が・・・この人たちが思い出させてくれた・・・
ボク「ありがとう・・・。」
感謝の気持ちが一杯だ。瞳を潤まして涙が零れた。
シャーリーがポンポンと頭を撫でた。
シャーリー「ほらほら、泣かない」
ボク「・・・・ハイッ。」
グシグシッと涙を拭いて笑顔で返事を返す。
やっと、解ったんだ・・・・。
僕が足りない物、欠けていた物。それは・・・温もりと優しさと居場所。
孤独に闘い、故郷でも忌み恐れられ、研究所でもただの研究対象として接してくれただけ・・・
でも・・・ようやく見つけた。ここが僕の居場所。
仲間達がいる大事な大事な場所。
だから・・・この場所を守りたい。これからもずっと・・・。
最終更新:2011年01月08日 15:40