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第6話 温もりと優しさ



――――――――――――――――ロマーニャ基地・ハンガー場

ボク「・・・。」

滑走路で体育座りしているボク准尉。あの戦いの後から、501のメンバーと会わない様にしている。

ボク「・・・また一人ぼっちかな。」

ため息をついていた途端・・・

シャーリー「よぉ!!」

ボク「おうわっ!!?」

奇声をあげてババッと身を起こす。

ボク「し、シャーリーさん!!?(あれ・・・前にもこんなやりとりが・・・?)」

シャーリー「心配していたんだぞ。飯の時間になっても来なかったし・・・」

ボク「そ、その・・・お腹空いていませんから。」

シャーリー「・・・どうして私達と会うの嫌がったんだ?」

嘘を言ってもしょうがないか・・・。ボク准尉は顔を俯かせていう。

ボク「・・・あの時の姿を見たでしょ。アレが僕だなんて信じられないでしょう?」

シャーリー「・・・。」

ボク「自分でもおかしいんだ。ネウロイを楽しそうに刈り、コアを貪り食らう、あれが、僕だなんて・・・信じられないでしょう?」

自虐に笑う声を震わすボク准尉。

ボク「だから、一人の方が気が楽なんだ・・・それで、皆を傷つかなくてすむのなら・・・」

シャーリー「それで、私が嫌うとでも思ったのか?」

シャーリーはギュッとボク准尉を抱きしめた。

大きな胸に顔をうずめて顔を赤くするボク准尉。

シャーリー「辛かったらなんでも相談しろ。子供なんだから色々と我慢しなくても良いんだぞ。お前は、大事な仲間だからな・・・」

不覚にも、その言葉で涙が零れた・・・。

ボク「・・・もう少しだけ、もう少しだけ、このままでいさせてください。」

シャーリー「・・・ああっ、いいぞ。」

グスグスッと泣くボク准尉の背中を優しく撫でた。

――――――――――――――――食堂

食堂に入ってくるシャーリーと一緒にボク准尉の姿を見た宮藤とリーネは喜んだ。

宮藤「あっ!ボクくん!!」

リーネ「おはよう、ボクくん!!」

ボク「・・・怖がらないの?」

そう尋ねると皆は何のことなのか首をかしげていた。

ボク「この前の・・・あの姿を見て・・・」

坂本「そんな事は無いぞ。」

バルクホルン「お前を怖がる理由なんか何処にも無い。」

エーリカ「そうそう、トゥルーデはボク准尉の事を物凄く心配してたしね。」

バルクホルン「は、ハルトマン!!」

ルッキーニ「むしろ、カックイー!!こうバサバサーでギュギューンだったよ!!」

エイラ「大丈夫だからナ。」

サーニャ「・・・これからもよろしくね。」

ペリーヌ「そうですわよ。ウジウジ悩んでいるとこっちも迷惑ですわよ。」

ミーナ「辛い事があったら相談してね。」

リーネ「なんでも言ってね。」

宮藤「そうですよ。私の事を助けてくれたんですから、今度は私達がボクくんを助けます!!」

宮藤がボク准尉の手をギュッと握る。

ああっ・・・僕は一人ぼっちじゃなかったんだ。

ずっと忘れていた物が・・・この人たちが思い出させてくれた・・・

ボク「ありがとう・・・。」

感謝の気持ちが一杯だ。瞳を潤まして涙が零れた。

シャーリーがポンポンと頭を撫でた。

シャーリー「ほらほら、泣かない」

ボク「・・・・ハイッ。」

グシグシッと涙を拭いて笑顔で返事を返す。

やっと、解ったんだ・・・・。

僕が足りない物、欠けていた物。それは・・・温もりと優しさと居場所。

孤独に闘い、故郷でも忌み恐れられ、研究所でもただの研究対象として接してくれただけ・・・

でも・・・ようやく見つけた。ここが僕の居場所。

仲間達がいる大事な大事な場所。

だから・・・この場所を守りたい。これからもずっと・・・。


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最終更新:2011年01月08日 15:40
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