――――――――――――――――――――ロシア魔導開発研究所の艦・研究室
ヴィクトル「ふーむ。これはどうしたものか?」
研究長「はい、ボク准尉の魔力値がここの所、伸びています。」
ヴィクトル「この前の戦闘だってあの姿になったしな・・・何の前触れも無く。」
研究長「ええっ、ですが・・・これは驚くべき事ではないでしょうか?」
ヴィクトル「バカモノ、原因も解らずに驚くも無いわ。」
研究長「失言でした・・・」
ヴィクトル「・・・所で、カールスラントの所のウィッチの件だが・・・」
研究長「その件でしたら、なんとか許可取れましたよ。こっちに逃げ込んだネウロイを倒すという条件で貸してくれるそうですよ。」
ヴィクトル「そうかそうか。今度、ロシア名物のマトリョーシカでもプレゼントしてやるかのカールスラントのお偉いさんにな・・・」
ボク准尉のデータ値を見るヴィクトル
ヴィクトル「(・・・さて、異状にまで伸びるこの魔力、これがどういう結果を示すのか?楽しみだ・・・)」
――――――――――――――――――――ロマーニャ基地・執務室
坂本「カールスラントのナイトウィッチ?」
ミーナ「ええっ、501が再結成する前、私とトゥルーデとフラウとヘルマ曹長と一緒に戦ったウィッチよ。」
バルクホルン「ハイデマリー・W・シュナウファー大尉。我がカールスラントが誇る最強のナイトウィッチだ。何故、彼女がここロマーニャに?」
ミーナ「上層部がいうには、カールスラントに現れたネウロイがこっちに逃げ込んで撃破のためこっちにくるそうよ。」
坂本「それなら、我々に任せればいいのだが・・・何故、そんな事を?」
ミーナ「・・・ヴィクトルが言ってきたのよ。」
バルクホルン「あの博士が?」
ミーナ「ええっ、〈取り逃がした物ならば自分で始末をつけなければいけない。なに、心配する事は無い。ボク准尉にも夜間哨戒に参加させれば良いからな。〉って・・・」
バルクホルン「たった、それだけで上層部が許可を出すなんて、ただの研究者といのも妖しくなってきたな・・・。」
坂本「それもそうだが・・・何故、カールスラントで現れたネウロイがこっちに来たのかも不思議だが・・・」
ミーナ「ネウロイは謎が多い部分があるからね。でも、ヴィクトル博士もボク准尉をそこまで進めるのも何故かしら?」
バルクホルン「・・・確かにな。いくらボク准尉があんな姿になれるからって期待しすぎではないのか?」
坂本「悩んでも仕方ない。今後もヴィクトル博士の情報を集めよう・・・」
――――――――――――――――――――談話室
ミーナ「ご紹介しますね。カールスラントのナイトウィッチのハイデマリー・W・シュナウファー大尉よ。」
ハイデマリー「初めまして・・・。短い間ですがよろしくお願いします。」
宮藤「よろしくお願いします!!(胸が大きい人だな・・・)」
早速、胸チェックをする宮藤。ハイデマリーはそんな視線に気づかなかったが・・・
サーニャ「あっ・・・ハイデマリーさん。」
ハイデマリー「サーニャちゃん、元気にしてた?」
サーニャ「はい。」
エイラ「サーニャと知り合いなのカ?」
ハイデマリー「ええっ、ナイトウィッチ同士で情報を交換してたの。」
リーネ「へー、そうなんですか。」
ボク「でも、カールスラントのナイトウィッチがこっちに来た理由って?」
エーリカ「あっ、そういえばそうだね。ミーナどうしてなの?」
ミーナ「・・・カールスラントで現れたネウロイがどういう理由かこっちに来たのよ。」
シャーリー「こっちに来た?どういう事なんだ?」
ハイデマリー「・・・私が夜間哨戒で遭遇したネウロイは猛スピードで通り過ぎたの。それで、ネウロイの進路方向を調べたら・・・」
バルクホルン「この最善基地まで来たという訳か。しかし、なんの被害も出ていない・・・」
エイラ「ンー・・・さっぱりダナ。」
ボク「でも、ネウロイならば倒さないといけないでしょ。考える事は後にした方が・・・」
坂本「そうだな。そこで夜間哨戒のメンバーだがハイデマリー、サーニャ、エイラ、そしてボク准尉だ。」
ボク「僕も、ですか・・・?」
坂本「ヴィクトル博士がそろそろ夜の戦闘にも慣れさせて欲しいという要望があったからな。
どの道、ボク准尉には夜間哨戒に参加させようと思っていたからな。」
ボク「・・・そうですか。」
坂本「というわけで、早速だが・・・夜に備えて寝ろ。」
――――――――――――――――――――エイラ&サーニャの部屋
サーニャ「・・・ボク准尉はどうしますか?」
ボク「んー、どうしようか。」
寝る場所は二段ベット。流石に4人となると・・・ちょっと窮屈かもしれない。
ボク「そうですね・・・。」
チラッとエイラを見ると・・・
エイラ「・・・。」
サーニャと一緒に寝る。という目だ。ここは空気を読んで・・・
ボク「ボクは天井で寝ますよ・・・」
ハイデマリー「天井で・・・・?」
エイラ「どうするんだ・・・?」
ボク准尉の奇妙な答えで首をかしげる三人。
ボク「見ていれば解ります・・・・。」
ファーと欠伸をした後、タンッと飛んでコウモリの様に逆さまにぶら下がる。
使い魔を発現させてコウモリの翼で身を包んで目を閉じて寝る。
エイラ「随分と器用な奴ダナ。」
ハイデマリー「使い魔がコウモリだから、あの様に寝る事もできるのね・・・。」
サーニャ「・・・夕食まで寝ましょう。」
三人もベットへ向かい、就寝する。
――夕食の時間――
コンコンとドアを叩いて開ける宮藤
宮藤「みなさーん、夕食の時間・・・!!?キャアアアァァァァ!!」
基地中に宮藤の悲鳴が響き渡り、皆はドタドタと集まる。
坂本「どうしたんだ、宮藤!?」
宮藤「あ、あれ・・・・」
バルクホルン「むっ!?」
宮藤が指さす方向に天井にぶら下がっている黒き物体。
宮藤の悲鳴で三人とも目を覚まし目を擦る
エイラ「んー、どうしたんだヨ。」
サーニャ「どうかしたの・・・?」
エーリカ「えっと・・・天井にぶら下がっているあれは・・・?」
ハイデマリー「あっ、あれはボク准尉です。」
そう言うとボク准尉が起きると同時に床に着地して、んーっと背を伸ばす。
シャーリー「随分と器用な寝方をしているな・・・・」
ボク「あっちでも、サバイバル訓練の時でも逆さまで寝ていましたから・・・。」
シャーリー「へぇー・・・んっ?」
一瞬だったが、ボク准尉の瞳の色が赤になっていたが・・・元の色に戻っていた。
ボク「どうかしましたか?」
シャーリー「いやっ、なんでもない。」
――――――――――――――――――――ハンガー場
夕食を済ませて、ハンガーへ集まる四人。
ボク「・・・普段、見慣れているけどなんか、不気味・・・」
エイラ「フフーン、怖いだろウ?」
サーニャ「エイラ、そんな事を言っちゃダメだよ。」
ボク「大丈夫ですよ、サーニャさん。夜間訓練も受けていますが実際となると
初めてです・・・」
ハイデマリー「私も最初は怖いと思ったけど慣れると大丈夫なのよ。」
ボク「は、はい・・・。」
エイラ(サーニャとハイデマリーは信用しているけど、こいつは得体が知れないんだよな・・・。)
ただ、エイラだけはボク准尉の事を少しだけ警戒していた。
悪魔の姿の事を警戒しているからだと思われる。
誘導灯が、暗闇の滑走路を照らし出す。
4人のウィッチが、夜空へと駆け出し飛び立つ。
最終更新:2011年02月28日 18:56