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第10話 魔王転生



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赤い球体から、金色の髪に真紅の翼を持ったボク准尉が現れた。

三人は驚愕していた。

エイラ「な、なんなんだよ・・・アレ・・・。」

サーニャ「・・・あれが・・・ボク准尉なの?」

ハイデマリー「さっきまでの姿と違う・・・」

今までのとは違い、恐るべき殺意が放たれていた。

幽鬼の様に立ち、ネウロイを見てニヤリッと笑う。

ボク「アーソービーマーショー・・・」

その言葉を言った途端、5機の小型のネウロイが一瞬に真っ二つにされた。

見ると、ボク准尉の右手には鮮血で造った斧を持っていた。

ボク「ソンナ、遠くにいないで・・・こっちにオイデ。」

優しくそう言ってネウロイの群を次々と刈る。

ネウロイの攻撃の機会を与えず、次々と切り裂く。一方的な殺戮だった。

ボク「KILL YOU!!!!」

ズドドドドドドンッ!!!

二丁のショットガンを構えて連射する。当たっていくネウロイは次々と弾け飛ぶ。

カチッカチッと音がする。弾切れの様だ。

弾切れになったのを好機とみて、小型のネウロイは次々とボク准尉に襲いかかる。

親指を噛んで血を垂らす。

ボク「フォー・オブ・アカインド。」

その言葉を言った途端、血で作りだした3体のボク准尉が出現する。

血で作った槍を両手に持って小型のネウロイの群れを囲んで、鮮血の槍で串刺しにした。

親玉のネウロイは反撃とばかりにビームを撃ってきた。本体は避けたが血で作りだした3体の分身はネウロイのビームで撃ち貫かれて消えていった。

ここで、501のメンバーが到着する。

坂本「エイラ、サーニャ、無事か!?」

ミーナ「大丈夫ですか、ハイデマリーさん!?」

エイラ「だ、大丈夫だ・・・でも・・・」

シャーリー「ボクは!?ボクは何処なんだ!?」

サーニャ「・・・ボクくんが・・・」

ハイデマリー「・・・あんな姿に、なっているんです・・・」

三人の視線の先を見ると其処には、アイアンクローで小型のネウロイを握りつぶしているボク准尉の姿だった。

狂気の笑みで次々とネウロイを破壊し、コアを貪り喰らい魔力を飲み干す。

それは悪鬼羅刹の如くの戦だった。

宮藤「な、何アレ・・・?」

リーネ「あの姿とはまた違う・・・?」

ペリーヌ「翼の色も真っ赤に染まって・・・」

バルクホルン「あれでは・・・本当に悪魔・・・」

エーリカ「しかも前より荒々しくなっている・・・」

ルッキーニ「なんだか・・・怖い・・・」

シャーリー「ボク・・・。」

ボク准尉はルキフグスを取り出し、血の錬術で真紅の大剣を作り出す。

鮮血の大剣をゆっくりと撫でると燃え始めてたちまち炎の剣となった。

居合い切りの構えを取り、薙ぎ払う様に横一閃。

たったひと振りで小型のネウロイは次々と切り裂かれ光の粒子と還った。

残ったのは翼蛇のネウロイはボク准尉に突っ込んでいくが・・・燃え盛る真紅の大剣を勢いよく振り下ろす。

ボク「ガアアアアアアアアッ!!」

雄叫びとともに剣坤一擲。

縦に真っ二つに裂かれたネウロイは切り裂かれ、炎に包まれた。

次の瞬間、大爆発が起きた。その衝撃波は離れていたウィッチたちにも遅いかかる。

満月を背にボク准尉の姿は自分の血で染まり、両の手を伸ばし狂ったように笑っていた。

ボク「フフフ・・・アハハハハ・・・アーハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッ!!!!!」

夜空にボクの狂気の笑い声が響き渡った。

シャーリー「・・・!」

シャーリーはボクの顔に何か光っている物が見えた。

それは、狂ったように笑っていたボク准尉の目から・・・涙を流していた・・・。

――――――――――――――――――――ロシア魔導開発研究所の艦・ヴィクトル私室

ヴィクトル「素晴らしい!!素晴らしいぞ!!」

映像には金色の髪に真紅の翼となったボク准尉の姿を見て大喜びをしていた。

ヴィクトル「あの異状にまで伸びていた魔力値はこれだったのか!!まるで蛹から蝶へと変生するかの如く!!」

乱暴に本を取り出し、パラパラと捲りあるページを開いた。

ヴィクトル「あれこそが、吾輩が理想としていた、
      大いなる悪魔の覇者・・・ルシファーが遂に、実現したのだ!!!」

その絵には少年の姿に四枚のコウモリの翼、金色の髪の悪魔の名が描かれていた


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最終更新:2011年02月28日 18:57
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