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第14話 遺跡探検隊!!


―――――――――――――――――ガリア

かつてガリア地方を根城にしていたネウロイ。

501部隊の活躍で解放され、今は復興作業が行われていた。

復興している中でペリーヌがいる。そう、ガリアは彼女の故郷だから。

ペリーヌ「ふぅ・・・村の復興もかなり進みましたわ。」

前は酷かったが見る見るうちに修復している。

女の子「ペリーヌお姉ちゃん・・・」

小さな女の子がペリーヌの裾を掴んでいる。

ペリーヌは屈んで女の子に話す。

ペリーヌ「どうかしましたの?」

女の子「・・・お友達がね。学校に行けないの・・・」

女の子がその場所を案内する。森を抜けると街から街へと繋ぐ橋が壊されていた。

ペリーヌ「・・・橋が・・・。」

ガリアの傷跡はまだまだ深かった事を改めて知るペリーヌ。

―――――――――――――――――ロマーニャ基地の庭

翌日。森にいるのはボクとルッキーニ。

ボク「木の上で寝るのも悪くないですね。」

ルッキーニ「でしょー!!」

ボク「耳を澄ますと風と鳥の声が聞こえますね。」

ルッキーニ「あたしはそういうのは解んないけど・・・ひとつ聞いていい?」

ボク「どうかしましたか?」

ルッキーニ「ボクって逆さまになるのが好きなの?」

この前に続いてコウモリの様に逆さまで寝ていたのだ。

ボク「うーん・・・ルッキーニさんも逆さになっていれば解ると思いますよ。」

ルッキーニ「うん!!やってみる!!」

と、ルッキーニもボクの真似をして逆さまになってみるが・・・数分も立たず、顔が真っ青になりゆっくりと木の枝に乗る。

ルッキーニ「うじゅ~頭がクラクラする~。」

ボク「あははははっ、それはそうだもん。」

ルッキーニ「ううっ・・・なんで、ボクは平気なの?」

ボク「さぁ・・・使い魔の影響かな?」

クスクスッと笑うボク。ルッキーニはブゥーと不満な顔をしていた。

シャーリー「おっ?こんな所にいたのか。」

ルッキーニ「シャーリー♪」

ピョンと飛びおりてシャーリーの胸に抱きつく。

ボク「どうかしたんですか?」

シャーリー「ああっ、明日海に行く事になってね。その連絡を伝えに来たんだ。」

ボク「海ですか・・・?」

―――――――――――――――――
翌日の基地付近・海岸

どこまでも続く青い海。今日は快晴である。

宮藤、リーネ、ペリーヌ、ボクは海での訓練することになる。

四人とも訓練用のストライカーを装着している。

坂本「いいか!!訓練だからと言って、絶対に気を抜いてはいかんぞ!!」

ミーナ「久しぶりだから気をつけてね。」

リーネ「この訓練だったんだ・・・」

宮藤「またやるんですか・・・」

ペリーヌ「わ、私は自分から進んで特訓をしようと・・・」

ボク「・・・誰も聞いてませんよ。クロステルマン中尉。」

坂本「つべこべ言わずにさっさと飛び込め!」

ザッパァーン!

4人が一斉に海に飛び込み、坂本が手元の時計で時間を測る

ミーナ「いい天気ね。」

坂本「そうだな。」

心地よい潮風が二人の頬を撫でる。

少し時間が経って、最初に海面に顔を出したのは・・・

ペリーヌ「ぷはぁ!!」

坂本「ペリーヌが一番か。流石だな。」

ペリーヌ「はい、これも訓練の賜物ですわ。」

二番目に海面から顔を出したのはボク。しかも、手にはタコを捕まえてきた。

ボク「取ったどーーーー!!!」

坂本「はっはっはっ!!ボクはタコを捕まえてきたのか!!」

ミーナ「あらあら。」

ペリーヌ「訓練中に何をしているのですか!!」


リーネ「ぷはっ!」

宮藤「ふふぁっ!」

ペリーヌ「えっ!?ちょっ・・・」

宮藤とリーネがペリーヌにのしかかる当然ながら・・・沈む。

ボク「・・・・」

ミーナ「・・・・」

坂本「・・・ボク、助けに行って来い。」

ボク「は、はい。」

捕まえたタコをミーナに預かりボクは再び潜って三人を回収する。

ミーナ(美味しそうなタコね。)

ウフフッと笑うミーナ。

~〈数分後〉~

坂本「訓練終了!!」

リーネ「はぁー・・・疲れた」

宮藤「うん、久しぶりだったしね。」

ペリーヌ「全く、私まで溺れる所でしたわ。」

ペリーヌは基地の大きな橋に視界に入った。

ペリーヌ「立派な橋・・・。」

宮藤(箸・・・?)

リーネ「ペリーヌさん?」

ペリーヌ「い、いえ、なんでもありませんわ。それとボク准尉。先程は助けてありが・・・。」

ボク「・・・・(-.-)zzz」

三人を回収するのに相当疲れたのか気持ち良さそうに寝ている

ペリーヌ「寝ていますのね。」

リーネ「やっぱり、寝顔が可愛いですね。」

リーネがプニプニとボクの頬をつつく。ゴロリッと寝返る。

宮藤「・・・ボクくんは今まで苦労していたんだよね。」

リーネ「・・・お父さんを亡くして、お母さんだってまだ目覚めていないからね・・・」

ペリーヌ「こんなに小さい子なのに色々と辛い思いをしていたのですのね・・・」

ルッキーニ「ねぇー、皆ー。ちょっと来てー!!」

ルッキーニの声だ。一体何があったんだろう?宮藤たちはルッキーニの元へ行く。

〈数分後〉

ボク「んっ・・・いつの間にか、寝てしまった。」

シャーリー「ボク、ルッキーニを見なかったか?」

ボク「えっ?見てないですけど・・・何かあったんですか?」

話を聞くと宮藤、リーネ、ペリーヌ、ルッキーニの四名の姿が見えないという。

坂本「ふむ・・・一体どこに行ったのやら・・・?」

ミーナ「探してみましょう。」

ボク「あれ・・・?エイラさんとサーニャさんは行かないのですか?」

エイラ「んっ・・・ここで留守番してル。」

ボク「・・・・・・そう、ですか。」

坂本、ミーナ、バルクホルン、エーリカ、シャーリー、ボクは捜索するのだった。
浜辺に洞窟を発見した。

ミーナ「・・・どう?」

バルクホルン「・・・ちょっと前に誰かが歩いている。」

右と左に道がある。

シャーリー「・・・どっちに行ったんだ?」

坂本「二手に別れて探すか・・・」

ボク「でも、かえって危険な気がします。」

ミーナ「・・・右から行きましょう。」

慎重に洞窟を歩く。一同。

ハルトマン「まったく手間かけさせるなぁ・・・」

シャーリー「でも、探検みたいで楽しいな。」

バルクホルン「遊びじゃないんだぞ」

坂本「しかし、この造りは人工の洞窟のようだが・・・」

ミーナ「私達が基地にしている所は元々は古代のウィッチの遺跡だったから、この洞窟もその一部じゃないかしら」

ボク「へー・・・そうなんだ。んっ?」

使われていない大きい暖炉の上に、人が入れるほどの大きい壺が置かれていた。思わず足を止めて壺を見上げる。

ミーナ「随分立派な壺ね。」

坂本「ふむ、我々の大先輩が残した技か。素晴らしいな。」

ハルトマン「そんなのどうでもいいじゃん。」

ため息をついたハルトマンが近くの壁に寄り掛かった瞬間、何かの仕掛けが動く音がした。

なんと、目の前の壺が落下した!!

坂本「危ない!!」

ドズンッ!!!

ミーナは坂本に突き飛ばされて間一髪、助かったが坂本が壺の下敷きになってしまった。

バルクホルン「少佐!?」

ボク「さ、坂本さん!!」

ミーナ「い、いやああああああああああああっ!!!!」

ミーナの体には真っ赤な液体が大量に付着していた。まるで鮮血の様だ。

ハルトマン「あわわわわわわ・・・・・」

まさかこんな事になるなんて思わなく、真っ青になるハルトマン。

ボク「は、早く助けないと!!」

シャーリー「コレ・・・重すぎる!!」

二人ががりでどかそうとするが、びくともしない

バルクホルン「はあぁぁぁぁぁぁ・・・・・セイヤァッ!!!!」

使い魔を発現させて壺をブン殴るバルクホルン。

ビシビシッと亀裂が入り壺は音を立てて崩れ中に入っていた大量の液体が床を汚す

坂本は無傷だった。幸い壺はひっくり返ってスッポリと入ったのだ。

ミーナ「美緒!!しっかりして美緒!!」

バルクホルン「・・・?なんだこの匂いは・・・」

ミーナ「あれ・・・これは血じゃない?」

シャーリー「まさか、これって・・・」

ハルトマン「ワインだね。」

ボク「・・・しかも、熟成されたワイン。」

坂本の身が震わせている。どうやら起きる様だが・・・・

坂本「ワッショ―――――――イ!!!!!」

一同『!!!?』

坂本「んー」

ミーナ「あ、あの美緒?いや、少佐、大丈夫?」

坂本「ん・・・もひろん、らぁいじょーぶだぁ!!」

ミーナ「!!!!?」

坂本が酔っている状態でミーナにベロチューをしたのだ。

坂本「ムグムグ。」

ミーナ「んー!んー!んーーーー!!」

長ーい熱ーい接吻。

ようやく2人の唇が離れる。舌と舌の間に、お互いの唾液が混ざり合った透明の橋が出来た。

刺激が強すぎたのかミーナはバタンキューして息を荒くしていた。

坂本「わっはっはっはっはっはっはっはっ!!!!わっしょーいっ!!!!」 

坂本は奇声をあげながらどこかへと走り去った。

ボク「追いかけないと!!」

ボクが足を踏んだ瞬間、パカッと床が開いた。

ボク「ウソーーーーー!!!?」

ヒューンと落とし穴に落ちて行った。

シャーリー「ボ、ボクーーーーー!!!?」

―――――――――――――――――その頃の宮藤達・・・

一方の宮藤達は宝の地図を手に入れて、この洞窟の奥にあると書かれていた。

ペリーヌが先行して進むのだが道中罠があって苦労していた。

その時、不気味に笑う声が響き渡る。(酔っ払った少佐の笑い声)

ペリーヌ「な、な、なんですの!!?」

宮藤「と、とりあえず隠れましょう!!」

岩陰に身をひそめる。暗くてよく解らなかったが明らかに誰かが通った。

リーネ「ひっとして・・・亡霊かも!!」

ルッキーニ「ひええっ・・・もう帰った方がいいかも。」

ペリーヌ「ここまで、来たんですのよ!!諦めてたまる物ですか!!」

やっとの事で奥へと辿り着いた。さっきのより広く大きな扉があった。

ペリーヌ「きっとあの扉の向こうに・・・!!」

その時、岩の巨人が動き出した!!

宮藤「えええっ!?」

ペリーヌ「こ、こんな仕掛けがあるなんて!!」

巨人は大きな拳で殴りかかってきた。ペリーヌはレイピアを見つけて手に持って構える。

ペリーヌ「ここで退くわけにはいきませんわ!!」

――――ァァァァァァアアアアアッ!!!

その時、何かの悲鳴が聞こえる天井が開くと何かが落ちてきた。ボク准尉だ。

宮藤・リーネ「「ボクくん!!?」」

ボクは岩の巨人を見て咄嗟に変身して、血の錬術でジャベリンを作る

ボク「そぉい!!」

ブォンと投擲して岩の巨人の顔面を刺す。岩の巨人がよろめいた。

ペリーヌ「トネール!!」

固有魔法を発動させて電撃を与える。岩の巨人はバラバラと崩れた。

ペリーヌ「やりましたわ!!」

扉を開けると其処には水が張り巡らされた庭園だった。

ペリーヌ「財宝が香辛料だったなんて・・・確かに昔だったらそれほど価値があるのですけど、今は・・・」

ペリーヌはガクリッと落胆していた。その時、茂みから坂本が出てきた。

坂本「むっ?ペリーヌ?」

ペリーヌ「しょ、少佐!?どうしてここに!?」

坂本「何があったのかは知らんが落ち込むな。」

ペリーヌ「ですが・・・これではガリアを復興できませんわ・・・」

坂本「お前のそのガリアを思う気持ちこそが一番大切な宝なんだ・・・」

ペリーヌ「少佐・・・!!」

ジーンッと感動するペリーヌ。けど・・・少佐はまだ酔っていたまんま・・・

その後は皆と合流して、この遺跡を後にした。

―――――――――――――――――ロマーニャ基地・談話室

騒がしかった海水浴は終わり、皆は基地へと戻った

ガリアからの手紙には橋は皆の力で治しており、ペリーヌは涙を流して喜んでいた。

エイラとサーニャは日焼け止めを塗るのを忘れたのか脚がヒリヒリしてズボンがはけず・・・

坂本「あの遺跡にそんな事があったのか・・・謎が多い物だな。」

坂本は何かを思い出して辺りを見渡す。

坂本「ところで、ミーナはどうしたんだ?」

その件を聞くとシャーリー、バルクホルン、ハルトマンは眼を泳がせていた。

星空が輝き、浜辺に体育座りをしているミーナ。

ボクはミーナが風邪をひかない様、毛布をソッとかけた。ちなみにシャーリーの指示である。

ミーナ「・・・はぁ。」

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最終更新:2011年01月23日 14:59
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