怪物と闘う者は、その過程で自らが怪物と化さぬよう心せよ。おまえが長く深淵を覗くならば、深淵もまた等しくおまえを見返すのだ。
|計画名|GENOCIDE
Profile
ある所に、一人の男がいた、能力もなく、飛びぬけた才もない
平々凡々な男、だが男は幸福だった、たった一人の妹さえいれば
しかし、ある日、どこにでも起きうる、ありきたりな悲劇が男を襲った
能力を持った強盗に留守の家が襲われ、妹は無残に辱めを受けた上で殺されていた
男はこの世を、能力者を、そして何も出来なかった自分を呪い、ある研究機関にその身を売った、〝対能力者殲滅兵器製造計画〟に
………計画の末に肉体のほとんどは〝違う何か〟へと変貌した
そして太古の昔に〝外次元〟から現れたとされる〝獣〟を封印した〝機獣剣 Tindalos〟の所有者に選ばれた時、〝GENOCIDE〟は完成した
辛うじて〝人〟しての存在概念と残りカスのような自我は存在するが強力な〝獣〟の概念に浸食され、戦えば戦う程、〝獣〟へと堕ちていく
研究所から解き放たれた〝半人半獣〟は能力者を根絶やしにすべく徘徊する
時折、殺害した能力者の亡骸を狂ったように喰らう様子も見られる
現在
【我が心、紅蓮と共に在り】との戦闘で大きなダメージを負ったため、休息中
Visual
【全身を無骨で真っ赤な鮮血のように彩られた機械製の甲冑を身にまとうモノ、胸部には〝666〟と刻まれている】
【頭部を覆い隠す同じく鮮血に彩られた〝獣〟のような形状のヘルム】
【バイザーからは混沌に染まった闇しか見えず、後頭部からは髪のように乱雑に複数のケーブルが伸びている】
【臀部からは蛇腹のような多関節の機械の尻尾が伸びている】
【2mを超える巨体、禍々しい風貌は一見で〝危険〟と認識できる】
Skill
【飢餓剣士】 |
属性-【強化系】 |
分類-狂化 |
破壊力-S |
スピード-A |
射程距離-B |
持続力-C |
精密操作性-B |
成長性-S |
獣を封印した特殊な機剣を持つ剣士
本人以外は使えない特殊な剣で、壊れても即時復活する能力と体に一体化したように神経と擬似接続をする能力がある
また、本人のダメージを機剣に送る事ができ、致死ダメージ(累積)を送り込むと10レス間使えなくなる(ロールを跨ぐ)
さらに接続している間は身体能力が超人一歩手前までに上昇し達人並の剣技を得るが、身体を剣の中の「獣」が蝕んでいく
具体的には3レスで強烈な戦闘の飢餓感、5レスでさらに肉体が獣じみたものへ変貌していく
獣を従えさせる事が出来れば、憑依も飢餓感もコントロールできるようになるだろう
初期装備 機剣(大剣)
Arts
《獣化LV.2 Tindalos》
接続時から5レス経過し機剣の浸食により憑依され、さらに獣化が進んだ状態、もはや人間性は失われ、四足歩行へ変貌する
さらに舌が〝太く曲がりくねり、注射器のような鋭く長く変貌〟し、全身から〝煮えたぎった青みがかった脳漿のようなもの〟を滴らせる
手甲はさらに無骨さを増し、鋭い野獣の爪が生えそろう
達人並であった剣術も消滅し、ただ破壊衝動にしたがって殲滅するのみである
《暴帝鉄槌》
機剣に封印された〝獣〟の〝獣気〟を前方へ放つ、ただそれだけの技
しかしその威力は甚大で、激しい破壊衝動の概念波動が暴風のように前方に展開される
その威力は文字通り暴風の吹き荒れた後のように大地を抉る
獣化LV.2時にしか発動できず、発動後は全機能が停止し、戦闘不能に陥る
Item
《 機獣剣 Tindalos 》
太古の昔、〝外次元〟の地平線からこの世界に来たとされる不浄なる混沌存在、人々は畏怖を込めてそれを〝獣〟と呼び、7つの都市を滅ぼされた後に、獣を討滅した―――かに思えたが
邪な考えを持つ魔導師が〝獣〟の断片を採取し、これを宝玉へと封印し、保管していた
が、それは魔導師の手にはあまりあるもので、魔導師はこれを泉の奥へと廃棄した―――それから気の遠くなる年月が過ぎ…魔導師もとうに死んだ頃
ある科学者の一団が、永久氷河の深くからこの宝玉を発掘し、既に弱りきった〝獣〟の力を人間が扱えるレベルに留め、復元すると
それを最新の科学を用いた機剣のコアへと組み込んだ
その機剣は強い感情を憑代に、適応者に強力な力を与え、そしてその身を奪う
科学者達は〝人〟の魂が勝つか〝獣〟の力が勝つか、研究結果を心待ちにしながら適応者を探した
そして適応しうる感情と素質を備えた男を発見し、そして剣にこう名づけた〝古の獣―――Tindalos〟と
【漆黒の刀身を持った、鍔の部分に〝666〟と刻まれた身の丈ほどの大剣】
最終更新:2011年11月06日 01:34