اَللهُ أَكْبَرُ(神は偉大なり)
أَشْهَدُ أَنَْ لَا إِلاهَ إِلَّا اللهُ(神に勝りし者は無し)
أَشْهَدُ أَنَّ مُحَمَّدًا رَسُولُ اللهِ(我が預言者は神の使徒なり)
حَيَّ عَلَى الصَّلاةِ(いざや礼拝へ来たれ)
حَيَّ عَلَى الفَلاحِ(いざや成功の為に来たれ)
اَللهُ أَكْبَرُ(神は偉大なり)
أَشْهَدُ أَنَْ لَا إِلاهَ إِلَّا اللهُ(神に勝りし者は無し)
名前 |
サクル・スィナーン・アル=カーテル(صقر・سِنَان・بن=قاتل) |
『概要』
【蠱髑怨劍】
それは――――、一本の怨念であった。
一本の短刀を所持し、扱う技能をもつ能力者である。
この短刀の由来は不明であるが、無数の死者の念が篭っている呪いの品である。
血で赤黒く錆び付いた刃は決して肉を切り裂く事も骨を断つ事もできない。
しかしながら、この刃の怨念は誰かを傷つける事を求めている。
それ故に、錆び付いた刃で肉を切り裂くことが可能である。
あらゆる物質を切り裂くことは不可能だが、生物の肉体であればどんな防御力を持とうと切り裂ける。
その際に発揮する切れ味は大体普通のナイフと大差ない性能である。
尚、刃の呪いの為か、魔術的防護に対する極めて高い干渉性を持つ。
その為、バリア等にもかなり高いダメージを与えることが出来る攻撃的能力である。
イメージとしては、触れた部分だけをさっくりと切り裂く感じ。
スペック:アクロバティックな動作が可能な身体能力、短刀の扱いが達人
『概要』
中東の砂漠地帯を中心に勢力を拡大していった「とある宗教」。
その過激派の一派が組織する暗殺組織「フィダーイー」の首長、【山の長老】ハサンの名を継ぎし一族の出である青年。
若いながらも暗殺者として優秀な才能を誇り、次期ハサンの襲名候補とすら目されていた程の人物だったが、数年前に突如「フィダーイー」から忽然と姿をくらました。
理由は諸説挙げられているが、その真相は当人しか知らない。
そしてつい先日、砂漠地帯の古城塞跡付近にて行き倒れている所を、偶然にも近くを通り掛かったキャラバンによって救助された。
その時、彼の手には赤黒く錆び付いた短刀が、力強く握られていたという。
以降、何故か彼は古巣である「フィダーイー」に戻る事は無く、同宗教を信奉する
『同胞団』に身を置いている。
『性格』
闊達な性格の持ち主。
普段は温和で、気の良い好青年といった感じ。
だが任務の際は、時に非情な判断を下す事もあり、その都度罪悪感に駆られている。
子供の頃から放浪癖が抜けない。
敬虔なムスリムでもあり、懐には常にムスリム聖書が入っている。
飲酒も原則的にはしていない(任務に支障をきたす恐れもある為)が、別に生真面目に守っている訳ではなく、誘われたら少しは飲むらしい。
しかし、普段はコーヒーを飲んでいる。(日常時:カフェオレ、任務前:ブラック)
『容姿』
肌は褐色、短く切られた髪の色は黒が基本だが所々に白が混じっている。
服装は至って普通の、現代風のカジュアルなもの。その上から、神学者の様な純白のコートを羽織っている。
そして腰の後ろには『ヤクトル』を隠し持っている。
任務時には全身黒タイツの様な衣装に身を包み、首元に巻いた黒のスカーフで顔を鼻元まで覆っている。
短刀『ヤクトル』
青年が所持する、呪われし短刀。
「殺害」の名を冠する通り、今まで無数の血と骨を喰らってきており、その刃は既に赤黒く錆付いてしまっている。
一説によると、この短刀は【山の長老】初代ハサンのものであると言われており、13世紀の蒙古襲来によって滅ぼされた旧フィダーイー城塞に眠っているとされていた。
そして如何なる経緯があったのかは分からないが、青年はその短刀を手に入れた。
この短刀の呪いによって、青年は定期的に殺人衝動に駆られているが、現在は何とかそれを押さえ込むことに成功している様だ。
絡み記録、他いろいろと
- 『同胞団』拠点にてイブン・ナギブと接触、『同胞団』の現状を知った。近く『理想郷』と呼ばれる地に西方諸国が攻め入るとの情報を聞き、敵情視察の意味合いも兼ねて『理想郷』へ向かう事に -- サクル (2011-12-24 01:58:38)
最終更新:2011年12月24日 01:58