【逸軌刀閃】

〝繚乱万紅〟
────夜闇に咲き狂ひし極彩の深紅
「大丈夫。一瞬だから、きっと痛くない、よ……」
名前 朽瀬(くちとせ) 杏希(あき)
性別
年齢 18歳
能力分類 【近距離系】
誕生日 9月14日
身長 159cm
体重 43kg
趣味 茶道、神楽笛
好き 剣術の修行
饂飩、餡蜜
嫌い 理由も主義もなしに殺人を犯す者
エビ
所属 なし
概要
『元龍会』第二団体『邑瀬組』若頭補佐、兼フリーの始末屋を生業とする少女。血族相伝の殺人剣術・朱刀流の九代目継承者。
嘗ての当主であり当時一族最強の剣士であった父が病で床に臥してから、彼が能力者の街で引き受けていた稼業を受け継ぐこととなった。
始末屋稼業は杤瀬と朱刀流の名を穢さない為にと云うのが最たる動機で、ついでに本家への仕送り用の報酬も目的としている。
但し、その双方とも親族らから言い渡されたに過ぎず、本人は『言われたから何となくやってる』程度の認識でしかない。
此れは自分自身の感情や感性が『解らない』という精神的欠落に起因し、故に不必要な情や逡巡が遮る事もない。
しかし憾み辛みから余計な手間が増えるのも面倒なので、成るべく仕事以外での不必要な殺生は避けるよう心掛けるという独自の不殺主義を持つ。
幼少期より学校に通った経験がないので、口調すら片言でたどたどしかったが、独学で(小学校の)国語の勉強をしていたので、以前よりは流暢に喋れるようになった。
とはいえ基本的に口数はあまり多い方ではなく、感情を顔や仕草で表すようなことは滅多にしない。
容姿
艶やかな黒髪を姫カットにしていたが、最近になって美容院という場所の存在を知ったので、現在は仕事の邪魔にならないよう首に掛かる程度のショートヘアにしている。
どこか眠たげにも見える、ややツリ目でややジトりとした、鮮血を垂らしたような真紅の双眸の持ち主。
基本的には無表情、というより何処を見てるのか分からない間の抜けた表情をしている。
実年齢よりも幼めな風貌であるので、長らく学生服を連想させる格好で通してきたが、それでも年齢相応の服装をしている方が『都合がいい』と云われ、仕方なくファッションにも気を遣いはじめた。
ただし、左上腕から背中にかけて大きな〝九尾狐〟と、散りばめられた〝楓〟の入れ墨が彫られているので、どんなに暑い日でも袖の長い上着の着用は欠かさず心掛けている。
また、常に嵌めているレザーチョーカーは、初めて友達から貰ったお気に入りである。
3年前より幾分か背は伸びたものの、血族特有の体質により筋肉量が少ないので、相も変わらず細身な体型をしている。
能力
【逸軌刀閃】―――Ikkitosen
破壊力-D スピード-A+++ 射程距離-E
持続力-E 精密操作性-A 成長性-C
無能力者の剣客。
構成する肉の体積が極めて少ない特異体質をしており、軽業にも優れ、空中や足場の不安定な環境においての動作を得意とする。
しかし筋肉の量が少ないので、当然のようにスタミナや腕力は鍛錬をしていない一般人にも劣る。
また、常人には辛うじで見切れない速度での移動を可能とする高速歩法を会得しており、
さらに本人の脚力の高さもあって、全力で高速歩法を使用した瞬間には、超人にも匹敵する速度を出す事ができる。
ただしスタミナが低いことが災いして、長時間に渡りて高速歩法を連続使用することは到底不可能だろう。
双刀『畦火』
初期装備の小太刀。刃長二尺三寸、柄長七寸で黒塗りの鞘に納められた紅い柄の直刃刀。片割れをとある吸血鬼との一戦で焼失し、一振りだけを使っている。
比較的軽量な造りに精製されていて、彼女のような腕力の低い者でも十分に扱えるようになっている。
元々は、特別斬れる訳ではないが特別斬れない訳でもない中の上程度の切れ味であったが、【宝神焔器】に研ぎ直され名刀クラスに昇華した。
蒼刀『梗火』
【宝神焔器】によって造られた小太刀。刃長二尺三寸、柄長七寸の『畦火』と同じ形状、同じ重量、同じ長さをした、岩群青色の柄を持つ直刃刀。
鉄鉱石をベースに純度の高い玉鋼を少量含んだ妖刀。その他の素材に隕鉄を用いており、さらにその性能を極限まで引き出した霊刀。
異能に強い性質を持っており、異能による全力攻撃をいくら受けても刃毀れしない。
この性質は異能による創造物や召喚物、或いは異能付与された武器やアイテムに対しても適用される。
もっとも無効化能力として〝完全耐性〟を有している訳ではなく、飽くまで非常に壊れにくいというだけである。
【同調】―――Alignment
破壊力-C スピード-C 射程距離-E
持続力-A 精密操作性-A 成長性-C
『梗火』の霊刀としての能力。
持っている武器の性質や切れ味、頑丈さを総て一番高いものに置き換える。
素材の性質上、火に弱いものなども全て耐性の高いものへ置き換わる。
置き換わるのは武器のみで、防具やその他のアイテムはこの能力は適用されない。
これは発動者が所持している限り有効化されるが、手から離れたりなど装備していない場合に於いても適用されない。
鞘に収めて腰につけている、肩がけしているなどは装備しているものとして扱う。
【同調】によって置き換えられないものは『異能』、『長さ』、『重さ』である。
【彼我調律】―――FullAlignment
破壊力-A+ スピード-A+++ 射程距離-E
持続力-E 精密操作性-A 成長性-E
『梗火』から名前を聞いている事で使用できる真の能力。
『梗火』の持つ神気を体内に流し込む事で【同調】の効果を杏希自身にも適用させる。
これにより身体の性質は高いものへと置き換わり、手や足を用いた打撃は達人の一太刀に匹敵する切れ味を誇る。
また防御性能については、無能力の攻撃に対しても異能攻撃として扱い、非常に高い防御性を得る。
発動時間は2レスで、ロール中に一度のみ使用を可能とする。
情報
身体能力 剣術と軽業の達人
利き腕/利き足 右/右
技術/知識 朱刀流剣術/同左
その他特筆事項 なし
戦法
生まれ持った体質から成る高い起動能力を利用した軽快な身の熟しによって相手を翻弄しながらの剣術を得手とする。
壁面等を使った三次元的な軌道による空中体術、通常の筋力鍛錬では到底為し得ない動きを用いて斬りかかる。
しかしその常人にさえ劣る膂力故、真向正面からの打ち合いや防御行為を苦手としている。

技術・知識


朱刀流
発祥は帝國、駿河の国。今より凡そ四百年前、人知れず山奥で暮らす朽瀬の本家並びにその血統に代々受け継がれている、血族相伝の殺人剣術。
最小限の動作による剣戟を流儀としており、敵対する者の命を着実に奪う為に一切の無駄を省いている。
回避や威力軽減を主とした護身用体術を基礎として教えられ、その後に自分から肉薄して攻撃を展開できる体術を学んでから漸く剣の業を授けられる。
人間の身体能力には生まれながらの個人差が存在するも、基礎的な体術から会得する事で相手に〝殺されない〟為の剣でもある―――として、朱刀流を知る外部の者には伝えられている。
だが実際には、開祖の朽瀬緋蓮を始めとする朽瀬の血族は皆一様に筋肉量の少ない異常体質持ちであり、正面から打ち合うのみの剣に不向きであったことに起因する。
己の得物を戦場で失ったときに他人の得物を奪って扱えるようにするため、腕の筋力にさえ見合えば大抵の刀剣類は扱いこなせるようにされている。
なお〝朱刀流〟とは、朽瀬緋蓮がある一戦にて軽快かつ敏捷な剣さばき体さばきによって一滴の血も浴びず、刀のみが朱に染まっていたという逸話からそう名付けられたとされている。
体術
紅閃 朱刀流の奥義である高速歩法の一。使用者が全力、と云うか本調子でさえあれば、常人には視認も赦さない高速での移動を可能とする。軌道は直線移動のみに非ず、旋回や跳躍を始めとして在る程度なら自由に調整できる。体力の消耗が激しいので、長時間に渡っての連続使用は実質的に不可能。
唐椿 相手の懐に入ってから低く跳躍して、空中回転しながら横に向けた刃で顎下から斬り上げる。対象の斬首を狙う一撃であり、迅速に殺害を決行すべき際などで主に使用される。
野茨 内側から螺旋を描くようにして斬り払う。堅い守備を崩して斬りつけるときや、不得手とする至近距離からの離脱に使ったり、前進や後退、静止状態などの様々な足さばきで何気に汎用性がある。
石竹 地面を蹴り飛ばして疾駆し、相手の一部分に目掛けて連続突きを浴びせる刺突業。使用時のコンディションによって大幅に左右されるが、基本的には3~10回の連撃を可能とする。
緋桐 前方に一気に踏み込み、円錐でも描くかのように相手の全身を乱れ突く刺突業。石竹と同様、体調によって大幅に連撃数が変化する。
牡丹 居合業。鞘を一方の手で押さえたまま接近して斬りつける、能動の抜刀術。
芍薬 変則居合業。相手の攻撃を躱すか往なすかして受け流し、視線と重心が攻撃に集中している相手を捻った姿勢の状態から斬りつける、受動の抜刀術。
酔仙翁 二刀によって出される業。一方の刀で刺突を仕掛けた直後に一瞬だけ脱力し、素早く踏み込んで一気に距離を詰めて、近距離からもう一方の刀で二発目の刺突を浴びせる。
皐月 二刀によって出される業。一方の刀で攻撃を受け止めてから軸足でスピンをかけ、自身は独楽のように回旋しながら、もう一方の刀で外側から斬りつけに薙ぎ払う。
朱刀流奥義



歩法〝紅閃〟によって相手との間合いを詰めると同時、彼女が持てる瞬間的な最高速度を乗せての刺突。〝速度〟の総てを前方のみに向けて繰り出すが故に、一切足捌きを緩めずに〝最速〟を叩き込むことができる。


所持品


+ 武器
武器
『   』
 鉄鉱石をベースに純度の高い玉鋼を少量含んだ妖刀。
 その他の素材に隕鉄を用いており、さらにその性能を極限まで引き出した霊刀。
 【逸軌刀閃】の持つ『畦火』と同じ形状、同じ重量、同じ長さをしている。唯一違うのは柄の色が岩群青色である。
 異能に強い性質を持っており、異能による全力攻撃をいくら受けても壊れず刃毀れしない。
 これは異能によって作られたものや召喚物に対しても有効である。
 召喚物が所有している武器であるもこの枠に入るものとする。
 異能を持っていない武器が異能による属性付与、
 アイテムによる異能付与等によって特殊武器化した場合もこの性質は適用される。
 ただし、決して壊れないというわけではないため過信は禁物である。
 異能が関係しない普通の武器相手では頑丈で壊れにくい程度のもの。
 切れ味は『畦火』と同等のものである。

 有する能力は【同調】-Alignment-
 持っている武器の性質や切れ味、頑丈さを全て一番高いものに置き換える。
 素材の性質上、火に弱いものなども全て耐性の高いものへ置き換わる。
 置き換わるのは武器のみで、防具やその他のアイテムはこの能力は適用されない。
 【同調】の能力は小太刀自身が認めた相手が所持している限り有効化されるが、
 手から離れたり体に身に着けていないなど、装備していない状態のものは適用されない。
 鞘に収めて腰につけている、肩がけしているなどは装備しているものとして扱う。
 【同調】によって置き換えられないものは『異能』、『長さ』、『重さ』である。

 真の能力【彼我調律】-FullAlignment-
 小太刀から名前を聞いていることで使用できる真の能力。
 ロール中、1度のみ使用が可能。使用後は自動的に【同調】に戻る。
 発動したレスを0レスとして、2レス(実質3レス)の間だけ【同調】の効果を使い手自身にも適用する。
 見た目には反映されないが、手や足の攻撃も一番高い切れ味が適用される。つまり殴ったら斬れる。
 また【彼我調律】が適用している間は、どのような攻撃に対しても異能攻撃として扱い防御性能が上昇する。


  • 種類:小太刀
 武具としての種類。
  • 区分:霊刀
 能力を持った刀としてのランク。
  • 等級:神具
 宿っている能力(異能)のランク。
+ アイテム
アイテム
まだ無し


その他


+ 能力原文
【逸軌刀閃】
無能力者の剣客
高速歩法を会得しており、常人には辛うじで見切れない速度での移動が可能である
また軽業にも優れ、空中や足場の不安定な環境においての動作を得意とする
しかしスピードを得る為に限界まで肉を減らしているせいで、スタミナや腕力は一般人にも劣る
それでも脚力は非常に高く、全力で高速歩法を使用した瞬間の速度は、超人にも匹敵する
ただしスタミナが低いので、長時間に渡りて高速歩法を連続使用することは不可能だろう

スペック:剣術と軽業の達人
初期装備:二刀の小太刀性能はどちらも中の上

+ 質疑応答
Q1.高速歩法についてですが、此れは直線移動限定でしょうか?また、一度の使用でどれほどの距離までなら移動可能でしょうか?
A1.「走る」という動作の範疇であれば、在る程度の自由な移動が可能です

Q2.同じく高速歩法についてですが、地面に立った状態でしか使用不可能でしょうか?(壁や天井で発動できるか)
A2.地面に立った状態からでしか使えませんが、助走をつけて壁を駆け上ることならできます

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最終更新:2018年11月24日 22:32
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