７／１６-6

シナリオ　７月１６日（月曜日・祝日）・その６

　大食い娘─その名は

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にぎやかすぎる昼食はあっと言う間に終わった。[pcm]
あまりの騒がしさに隣のテーブルの客が席を替わったり、早々に店を出たりしていたのだが……[pcm]
気がついていたのはおそらくぼくだけで、みんな食事と話に夢中だった。[pcm]

……まぁ、こんな所であれこれ言うのは止めよう。[l]
みんな楽しそうだしな。[pcm]

珈琲を飲みながらほっと一息をつく。[pcm]
莉緒たちは紅茶やジュースを飲みながら談笑していた。[pcm]

和「しかし、良い食いっぷりだったぜ」[pcm]

奏「うん。凄かったし」[pcm]

真緒「そうだな」[pcm]

莉緒「味はイマイチだったけど、まあまあね」[pcm]

せえら「食べすぎなんじゃにゃーですの？　太りますわよ」[pcm]

奏「そだよ。知んないよリオ」[pcm]

莉緒「大丈夫よ」[pcm]

芽衣子「ふふ……」[pcm]

莉緒「なによ？　なにが可笑しいのよ」[pcm]

芽衣子「貴様の食べる姿はまるで……くっ」[pcm]

莉緒「ぶ、豚だって言いたいわけ！？」[pcm]

芽衣子「私は何も言ってはいない。しかし、貴様はそう思っていたのか？」[pcm]

莉緒「そ、そんなわけないじゃない」[pcm]

奏「でもさ、凄い食べたよね」[pcm]

せえら「ええ、呆れましたわ」[pcm]

莉緒「……良い？　私が大食いなんじゃないの。あなたたちが食べてないだけ」[pcm]

莉緒「それに私はみんなとは違うんだから」[pcm]

真緒「どういう事だ」[pcm]

莉緒「雷を使うためにはエネルギーがいるのよ。
だから嫌でも食べなきゃいけないの」[pcm]

真緒「嫌そうには見えなかったけどな」[pcm]

莉緒「うるさいわね。ほら、次はどこへ行くのよ」[pcm]

和「じゃ、公園へ行こうぜ」[pcm]

真緒「そうだな、のんびりするか」[pcm]

芽衣子「異論はありません」[pcm]

奏「いいよ」[pcm]

せえら「ええ、いいですわよ」[pcm]

真緒「公園で遊んで、それで帰る事にするか」[pcm]

何事も起きなければ、だけど。[lr]
まぁ公園ならほっといても大丈夫だろう。[pcm]

うるさくしても良い場所だしな。[lr]
ただ、阿部高にだけは気をつけておくか。[pcm]

さっきからチラチラとぼくを見て、
何か企んでるみたいだから……[pcm]

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