シナリオ 7月17日(火曜日)・その5
修羅場
芽衣子「あの……出来れば座って……」[pcm]
真緒「座って」[pcm]
芽衣子「はい、ゆっくりと腰を落ち着けて撫でていただきたいのです」[pcm]
真緒「……わ、分かった」[pcm]
岸岡の要望に応えるべく、ベッドに腰を下ろす。[pcm]
★7/17---スチル2
テスト後、ご褒美に頭を撫でてもらう芽衣子・真緒の前では無邪気な芽衣子
- 真緒の部屋、お昼。
- ベッドに腰を降ろした真緒と芽衣子(私服)
- 真緒が横から芽衣子を見てる~だから身長差で若干上からの目線になるのかな
- 芽衣子は体と顔を真緒にむけてる感じでっていう構図
※だけど、普通に頭撫でられて喜んでる芽衣子の顔だけでもいいかも
- 表情差分は(楽→照れ→哀→照れの目を閉じたverを)希望と多いので…
※スチル1と共に、後半でも回想とかで使うとおも
○狙い・・可愛い芽衣子にきゅんっ
○時間・・日中
○場所・・真緒の部屋
○人物・・芽衣子
○服装・・私服
○表情・・上記
○構図・・上記に…だけど自分でもよく分かりません
○
シナリオ実例・・以下
芽衣子「……失礼します」[pcm]
隣に座る岸岡。[lr]
ちょ、ちょっと密着しすぎじゃないか。[pcm]
芽衣子「真緒様?」[pcm]
真緒「あ、いや」[pcm]
芽衣子「それでは」[pcm]
真緒「あ、ああ」[pcm]
い、意識しすぎだな。[lr]
しかし……[pcm]
真緒「頭を撫でる、か。よしよしって感じで良いのかな」[pcm]
芽衣子「……はい。真緒様のお好きなようにして下さい」[pcm]
真緒「分かった」[pcm]
芽衣子「あ……」[pcm]
親が子をほめるような感じで頭を撫でる。[lr]
まぁ、実際そんなもんだしな。[pcm]
真緒「こんな感じでいいのか?」[pcm]
芽衣子「……はい」[pcm]
真緒「よしよし、よく頑張ったな」[pcm]
芽衣子「嬉しい……」[pcm]
真緒「そうか」[pcm]
芽衣子「はい!」[pcm]
無邪気な笑顔。[lr]
いつもの大人びた岸岡からは想像もつかない。[lr]
こんな顔もできるんだな。[pcm]
芽衣子「……ウフフ」[pcm]
普段はあれだけど、根は良い子だよな。[lr]
凄く綺麗で可愛いしさ。[lr]
それにスタイルも……[pcm]
って、何をぼくは!?[pcm]
芽衣子「……真緒様ぁ」[pcm]
急に体を、特に胸を押し当ててくる。[lr]
そして妙に甘ったるい声。[pcm]
芽衣子「真緒さま……」[pcm]
こ、これは……[pcm]
密室で二人はベッドの上。[lr]
そしてこの雰囲気。[pcm]
……や、やばいぞ真緒。[lr]
おお、落ち着くんだ。[pcm]
真緒「そ、そろそろ下に行こうか?」[pcm]
芽衣子「もう少し……もう少しだけでいいですから」[pcm]
真緒「いや、でも、ほら、皆待ってるし」[pcm]
芽衣子「お願いしますぅ」[pcm]
真緒(う……そんな声出されたら)[pcm]
真緒「ちょ、ちょっとだけだぞ」[pcm]
芽衣子「ちょっとと言わず、私ならいつでも……」[pcm]
真緒「き、岸岡、顔が近いって……」[pcm]
芽衣子「………」[pcm]
真緒(な、なんで目を閉じるんだ!?[lr]
ぼくになにをしろと!?)[pcm]
芽衣子「ん……」[pcm]
真緒(ど、どうする!?)[pcm]
莉緒「入るわよ!」[pcm]
真緒(莉緒!?)[pcm]
芽衣子「──この声は」[pcm]
※スチル終
莉緒「………」[pcm]
芽衣子「………」[pcm]
真緒「………」[pcm]
部屋の時間が止まった──気がする。[pcm]
誰ひとりしばらく声を発する事もなく、身動きする事も無く
ただ呆然と固まったままで……[pcm]
真緒「り、莉緒……いいか、落ち着いて聞いてくれ」[pcm]
莉緒「……なにしてんの?」[pcm]
芽衣子「見ての通りだ。私と魔王様の相瀬の現場に貴様が邪魔をしに入ってきた」[pcm]
真緒「いいっ!?」[pcm]
莉緒「……そうなの真緒君?」[pcm]
真緒「いや、これは……」[pcm]
莉緒「………」[pcm]
思い切り莉緒ににらまれる。[pcm]
怒っているのは間違いないが、なぜかいつものように怒鳴り散らさなかった。[pcm]
でもそれが、かえって怖い。[pcm]
芽衣子「さっさと出ていってもらおうか寺井莉緒」[pcm]
芽衣子「……そうだ、みなに伝えておいてくれ。魔王様と私は遅れる──とな」[pcm]
莉緒「……馬鹿な事いってんじゃないわよ。絶対許さないわ」[pcm]
真緒「と、とにかく下にいこうか。な?」[pcm]
莉緒「真緒君は黙ってて」[pcm]
そう言われて黙ってしまう。[lr]
しかしなんだろう。[lr]
浮気現場を押さえられたようなこの状況は……[pcm]
莉緒も岸岡も生徒だ。[lr]
それ以上の関係などあるはずもない。[pcm]
ないんだが……[lr]
にらみあってる二人に口を挟めないこの空気。[pcm]
莉緒「もう駄目、絶対に許せない。
ハッキリと決着をつけるべきだわ」[pcm]
芽衣子「ほう」[pcm]
莉緒「決闘よ!!」[pcm]
芽衣子「いいだろう、ここで決着をつけてやる」[pcm]
莉緒「待ちなさいよ。今じゃないわ」[pcm]
芽衣子「……いつだ」[pcm]
莉緒「皆の見てる前でハッキリと決着をつけましょう」[pcm]
芽衣子「いいだろう」[pcm]
莉緒「そうね、次の日曜の水泳大会がいいわね」[pcm]
芽衣子「なんだ貴様、泳ぎで勝負するつもりなのか?」[pcm]
莉緒「そんな訳ないでしょう。学園の皆が集まる日だからよ」[pcm]
芽衣子「そうか、貴様は泳げないんだったな。
ゆえに勝負を逃げるわけだ」[pcm]
真緒「泳げない?」[pcm]
莉緒「そ、そんな訳ないでしょう! 勝手な事を言わないで」[pcm]
芽衣子「やはり図星か。いつもいつも見学で怪しいと思っていたぞ」[pcm]
莉緒はカナヅチだったのか?
[pcm]
莉緒「あたしは泳げるわよ!」[pcm]
芽衣子「なら、勝負するか?」[pcm]
莉緒「望む所よ!」[pcm]
芽衣子「ふふ、馬鹿な女だ」[pcm]
莉緒「……み、見てなさいよね! ほら、下にいくわよ真緒くん!」[pcm]
真緒「わ、分かったよ。引っ張るなって」[pcm]
芽衣子「真緒様を離せ寺井莉緒!」[pcm]
喧嘩する二人に両腕を取られ引きずられていくぼくは、
まるで捕獲された宇宙人のようだった……[pcm]
最終更新:2010年11月07日 10:05