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シナリオ 北上ルート 8月3日(金曜日)・その3

 友達想い、生徒想い



メイド長「………」

真緒「な、なんでメイド長?」

せえら「ふふ、どうやらセンコーはメイド長に弱いらしいじゃにゃーですか」

メイド長「………」

せえら「ワタクシ一人でも大丈夫なのですけど、それほど暇ではありませんの」

メイド長「………」

せえら「さあメイド長! センコーの口を吐かせてしまうのですわ!」

メイド長「……はい、お嬢様」

真緒「な、なにする気なんだ?」

メイド長「要先生……お嬢様の手前、私も穏便に済ませたいと考えています」

真緒「あ、はい……」

メイド長「ですので、話してくれますね?」

真緒「な、何を話すの?」

せえら「なかなかしぶといですわね」

メイド長「今、先生が悩んでらっしゃる事です」

真緒「ぼくは別に何も……」

メイド長「………」

せえら「………」

真緒「………」

せえら「カナちゃんのことで悩んでるのは分かってるんですのよ」

真緒「な、悩んでないよ」

メイド長「……お嬢様、私に奥の手が」

真緒「奥の手?」

メイド長「要先生、私と初めてあった時の事を覚えていますか?」

真緒「駐輪場……」

メイド長「ええ、そこで先生は教師としてあるまじき行為をされましたよね」

真緒(あるまじき行為……)

真緒(八十記を笑った事か?)

真緒(ていうか、メイド長の方が……)

せえら「なんですの? 初耳ですわよメイド長」

メイド長「申し訳ありません。あまりにも破廉恥なので……」

真緒「は、ハレンチって……それはだって」

メイド長「はい、白昼の学園で下半身を曝け出して……おまけに膨張まで……」

真緒「な!? そ、それはメイド長が!!」

せえら「な、なんですの!? こ、こんな変態教師でしたの!?」

メイド長「……はい。その時の証拠と映像は私が保管しております」

真緒「映像……撮ってたのか……」

せえら「まったく……カナちゃんはこんな変態教師のどこが……」

メイド長「ええ、私も思います」

真緒「お、お前ら……」

せえら「でも、膨張ってなにが膨らんでましたの?」

メイド長「そ、それは……お嬢様にはまだ早いかと」

せえら「……はぁ」

メイド長「要先生、その映像をばら撒かれるのと今のお気持ちを話すのと、
どっちが良いですか?」

真緒「……な、なんて事だ」

メイド長「要先生、ご選択を……」

真緒「……だ、だから何でもないって」

メイド長「………」

せえら「……まったく」

メイド長「お嬢様、要先生には変な事をせず正直に話した方が良いのかもしれません」

せえら「………」

メイド長「要先生、お嬢様は北上さんの事を心配して聞いてらっしゃるのです。友達思いのお優しいお嬢様ですから」

せえら「べ、別にワタクシは優しくにゃーですわ!?」

真緒「………」

メイド長「決して興味本意等では無い事と、要先生の悩みを口外するような事は致しませんので、
宜しければお嬢様に話してみませんか?」

真緒「……分かった」

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最終更新:2010年07月13日 22:41
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