Ｂ-８／８-1

シナリオ　北上ルート　８月８日（水曜日）・その１

　悩みは寮長へ

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起床。
起きてすぐに考えるの北上との事。
今日は練習場に行こう。

いや、寮を出るまでに話した方がいいのかもしれないな。
外だとまた逃げられる可能性がある。
それに話すなら早い方が良い。

とにかく北上の部屋に行こう。

寮長「あ、おはようございます」

真緒「おはよう寮長」

寮長「北上さんですか？」

真緒「え？　なんで？」

寮長「ちょっと前に寮を出ましたよ」

真緒「そうか、もう出た後か」

寮長「………」

真緒（しょうがない……練習場へ顔を出すか）

寮長「大丈夫ですか？」

真緒「あ、北上の事？」

心配そうに寮長がうなずいた。

真緒（そうだ……昨日の事を寮長に）

真緒（寮長なら良いアドバイスくれそうだしさ）

真緒「あのさ寮長」

寮長「はい」

真緒「……という訳で北上の部屋に行こうとしてたんだ」

寮長「そうですか」

真緒「部屋にいないなら練習場に行こうかと思ってるんだけど、止めた方がいいのかな」」

寮長「……うーん」

真緒「でも、昨日の事はなんて言えばいいのか迷ってて……
北上が嫌がるだろうから行かなかった、なんて言うのもどうかなって思ってさ」

寮長「………」

真緒「まぁ、寮長にそっとしておけって言われたから～なんて事は言わないけどさ」

寮長「………」

真緒「ライブに反対だから行かないってのは違うしね」

寮長「………」

真緒「やっぱり北上が来るなって言ったから行かなかったってのが」

寮長「先生」

真緒「ん？」

寮長「北上さん、理由を知りたいのもあると思いますけど」

真緒「うん」

寮長「たぶん先生に来て欲しいって、そう言いたかったんだと思います」

真緒「え、だって」

寮長「あの子も素直じゃないですから……」

真緒「あんなに怒ってるのに来て欲しいの？」

寮長「はい、私には分かります」

真緒「……うーん、ぼくにはさっぱり」

寮長「ふふ、そんなものですよ」

真緒（来るなと言われたらそう思うよなぁ）

真緒「分かった、行ってみるよ」

寮長「はい、きっと喜ぶと思います」

真緒「だと良いんだけどね。ありがとう寮長」

寮長「ええ、行ってらっしゃい」

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