B-8/11-1

シナリオ 北上ルート 8月11日(土曜日)・その1

 練習再開


八月十一日、午前七時。
雲ひとつ見当たらない空──快晴だ。

きっと今日も暑い夏の日になるだろう。
照りつけるようなあの日差し、温度……

そういう時はとにかく何をするにも効率や集中が途切れがちになる。
そう考えてぼくらは早朝から練習場に来ていた。

──そう、ライブの練習を再開するためだ。


奏「朝は涼しいねセンセ」

真緒「ああ、朝晩はな」

奏「眠い?」

真緒「いや、学園ある時はこんな時間だしね」

奏「センセあのね、昨日の夜だけどさ、リオや和たちも手伝ってくれるって言ってくれたんだ」

真緒「お、そうなんだ」

奏「人に聞いてもらう方がいいって和が言ってたし」

真緒「たしかにそうだな」

奏「だからお昼は寮に戻ってリオたちと練習するし」

真緒「そっか、分かった」

奏「うん」

真緒「じゃ、お昼の間は仕事でもしておくよ」

奏「え? なにいってるのセンセ??」

真緒「え? だって昼の間は莉緒たちと練習するんでしょ?」

奏「センセも一緒に決まってるし」

真緒「そっか、それじゃぼくも参加しなくちゃな」

奏「えへへ、当然だし」


朝、昼と練習か。
ライブにかける思いは嘘じゃなかったな。

真緒「じゃ、そろそろ始めようか」

奏「うん!」


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最終更新:2010年07月13日 23:28
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