シナリオ 寺井ルート 8月4日(土曜日)・その2
計画進行中
真緒「クーラーは最高だな」[pcm]
真緒「人類発明で最も素晴らしい」[pcm]
誰もいない食堂で一人くつろぐ。[lr]
テーブルの上には熱いコーヒー。[pcm]
仕事をしなきゃいけないんだけど、やる気が出ないものはしょうがない。[pcm]
そう、これはやる気を起こすためのいわば儀式のようなもの![pcm]
……って、岸岡じゃないんだから。[pcm]
寮長「あ、先生。ここにいたんですね」[pcm]
真緒「お、寮長」[pcm]
寮長「探していたんですよ」[pcm]
真緒「ぼくを? 何かあった?」[pcm]
寮長「いえ、そういうわけじゃないんです」[pcm]
真緒「そっか」[pcm]
寮長「先生の明日の予定を聞きたくて」[pcm]
真緒「明日?」[pcm]
寮長「はい、明日は予定入ってますか?」[pcm]
真緒「いや……別に何もないかな」[pcm]
寮長「良かった」[pcm]
真緒「どうしたの?」[pcm]
寮長「明日寺井さんと二人で街へ遊びに行くんです」[pcm]
真緒「うん」[pcm]
莉緒と寮長が二人で……珍しいな。[lr]
でもそれとぼくの予定が関係あるんだろうか。[pcm]
寮長「具合よくなりましたけど、またぶり返すかもしれませんし、
先生には寮にいてもらいたいなって思ったんです」[pcm]
真緒「ああ、なるほど」[pcm]
寮長「外は熱いですし」[pcm]
真緒「そうだな、じゃ明日は一日寮で待機しとくよ。
何かあったらすぐに駆けつけるから」[pcm]
寮長「ありがとうございます」[pcm]
真緒「でも珍しいね。寮長が遊びになんて」[pcm]
寮長「そ、そうですか?」[pcm]
真緒「たまには息抜きしなくちゃね。楽しんで遊んでおいで」[pcm]
寮長「は、はい、それでは」[pcm]
莉緒と二人でお出かけか。[pcm]
寮長の事だから、莉緒の気分を変えてあげようとしているのかもしれないな。[pcm]
さてと、ぼくは仕事をしなくちゃ。[lr]
部屋に戻ろう。[pcm]
真緒「………」[pcm]
莉緒の部屋の前。[lr]
つい、足がここへ来てしまった。[pcm]
また呼びかけてみようかどうしようか。[pcm]
しばらくそっとしておくべきだとは思うけど……[pcm]
……うん、やっぱり止めておこう。[pcm]
莉緒自身が話しかけてくれるようになるまで、
ぼくは何もしない方が良い。[pcm]
そう決めて、ぼくは足を部屋へと向けた。[pcm]
最終更新:2010年07月12日 01:30