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F-7/8-1

シナリオ 寮長ルート 7月8日(日曜日)・その1

 足音の正体は??


衝撃の出会いから早一週間。[lr]
ぼくらは今、肝試しに来ていた。[plc]

時刻は九時過ぎ。[lr]
肝試しするには早い時間だけど……[plc]

奏「うー、さすがに夜の雰囲気は凄いね」[plc]

同感だ。[plc]
ただ夜になっただけなのに、昼間の雰囲気とは別物。[plc]
どうしてこんなに怖くなるのか不思議で仕方ない。[plc]

せえら「あらカナちゃん、もしかして怖いんですの?」[plc]

奏「こ、怖くないし」[plc]

せえら「なら、ワタクシの腕をつかまないでくださる?」[plc]

奏「そ、それはアタシの台詞だし! 
怖いのはせえらちゃんの方でしょ?」[plc]

せえら「なっ!? 馬鹿なこと言うんじゃにゃーですわ!」[plc]

真緒「静かにしろって、見つかるぞ」[plc]

和「まったくだぜ、女はうるさくて困る。
キミもそう思うだろ?」[plc]

真緒「の、ノーコメント」[plc]

和「ふ、照れなくていいさ」[plc]

真緒「………」[plc]

いつもなら勘弁して欲しい中二病も、
今に限ってはありがたい。[plc]
騒がしさのおかげで怖さもまぎれそうだ。[plc]

寮長「………」[plc]

莉緒「寮長どうしたの? 具合でも悪いの?」[plc]

一人静かな寮長に莉緒が話しかけている。[plc]

寮長「やっぱり私は……」[plc]

真緒「心配しなくてもいいよ。見つかっても全部ぼくが責任とるから」[plc]

寮長「そういう事じゃなくって……」[plc]

真緒「怖い?」[plc]

寮長「いえ……」[plc]

芽衣子「私には分かるぞ寮長。
この気配……闇の力が渦巻いているのが分かる」[plc]

真緒「……岸岡は相変わらずだな」[plc]

芽衣子「だが寮長、これはむしろ喜ぶべきことなのだ」[plc]

莉緒「どういうことよ」[plc]

芽衣子「闇の力により……ふふ、後は分かるな寺井莉緒」[plc]

莉緒「ま、まさか!?」[plc]

芽衣子「気づいたか? そう、魔王様がお目覚めになられる日だ」[plc]

莉緒「なんてこと……まさか、これはあなたの計画!」[plc]

芽衣子「私ではない。この場所が私たちを呼んだのだ」[plc]

莉緒「そんな……運命が私たちをここへ引き寄せたと? 
そう言いたいの?」[plc]

芽衣子「そう言うことだ」[plc]

和「まったく女はやかましいな。やはりこういう時は男同士に限るぜ」[plc]

真緒「それはそうかもしれないが阿部高。ちょっとくっつきすぎじゃないか」[plc]

和「ん? そうかい? 暗くて見えないんだよ、細かいことは気にするな」[plc]

真緒(でかい胸が当たってるんだっての……)[plc]



せえら「中に来ましたわね」[plc]

学園の中──[lr]
閉塞感が加わって、さらに恐怖が増す。[plc]
さすがの莉緒たちも言葉が少なくなっていた。[plc]

奏「ね、ねえ、せえらちゃん。この先って」[plc]

せえら「ええ、あの噂の第三音楽室ですわ」[plc]

奏「………」[plc]

せえら「恐怖で言葉も出ないんですのね。さあ、行きますわよセンコー」[plc]

真緒「え?」[plc]

せえら「なにしてるんですの? 早く進めですわ」[plc]

真緒「ぼ、ぼくが先?」[plc]

せえら「決まってるじゃにゃーですか」[plc]

芽衣子「魔王様お待ちを」[plc]

真緒「え?」[plc]

和「みんな静かに……足音が聞こえるぜ」[plc]

寮長「………」[plc]

奏「ひいっ」[plc]

せえら「か、カナちゃん! 声出しちゃ駄目ですわよ!」[plc]

真緒(たしかに聞こえる……)[plc]

莉緒「こ、こっちに来るわ……」[plc]

奏「は、早く逃げなきゃ……」[plc]


真緒「あれ? 学園長?」[plc]

学園長「………」[plc]

幽霊かと思ったが何の事はない……学園長だ。[plc]
どうせ夜の見回りか何かだろう。[plc]

奏「はー良かったし」[plc]

せえら「ほっとしましたわね」[plc]

寮長「………」[plc]

真緒「学園長、どうしてここに?」[plc]

学園長「あら真緒くん」[plc]

真緒「はい?」[plc]

学園長「夜の散歩かしら?」[plc]

真緒「いや、何ていうか肝試しで……すいません」[plc]

学園長「いいのよ、とってもいいわ」[plc]

真緒「え? 肝試しがですか?」[plc]

学園長「いいえぇ、若さと生気よぉ」[plc]

真緒「……はぁ」[plc]

学園長「みんな良いわねぇ、食べちゃいたい程うらやましいわぁあ」[plc]

真緒(……なんか変だな)[plc]

寮長「学園長すいません、ほんの少し肝試しで来ただけなんです。
今から先生たちは帰りますので」[plc]

学園長「………」[plc]

寮長「先生たちは早く寮に帰って下さい」[plc]

真緒「たちって、寮長は?」[plc]

寮長「私は少し学園長と話をして、それから戻ります」[plc]

真緒「でも」[plc]

寮長「気にせずに帰って下さい」[plc]

和「やれやれ、それじゃ帰るか」[plc]

芽衣子「なにも起きずだったな」[plc]

莉緒「さ、さっさと帰るわよ!」[plc]

奏「かえろセンセ」[plc]

せえら「ですわね」[plc]

真緒「あ、ああ」[plc]

ばあちゃんの様子がどうも気にかかる……[plc]
それに寮長もだ。[plc]

何か良くない事が起こりそうな、そんな不安というか……[plc]

莉緒「ほら真緒くん! 行くわよ!!」[plc]


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最終更新:2010年07月15日 21:55
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