シナリオ 寮長ルート 7月8日(日曜日)・その4
不自然
真緒「寮長!」[plc]
寮長「え? え? どうして??」[plc]
驚いているが、それはぼくも同じだ。[plc]
聞きたい事が山程ある。[plc]
真緒「今の光は? 誰と話してたんだ? 学園長は?」[plc]
寮長「え? 何の事ですか?」[plc]
真緒「さっき誰かと話してたよね? それでいきなり光が出て……」[plc]
寮長「……私は一人でいましたけど」[plc]
真緒「寮長から光が出たと思ったら、断末魔の様な叫び声が聞こえてきたんだ」[plc]
寮長「何の事ですか?」[plc]
真緒「寮長、とぼけないでくれ」[plc]
真緒「いったい何が起こったんだ??」[plc]
寮長「だから……何も。きっと先生は夢でも見たんですよ」[plc]
真緒「ぼくは起きてる。この目で、耳で、たしかに見たし聞いたんだ」[plc]
寮長「………」[plc]
寮長は何も答えない。[lr]
ただ、見られた事に困ってるその様子からして、
さっきまでの事は嘘じゃないはずだ。[plc]
真緒「言ってくれ! 今のはいったい?」[plc]
寮長「何でもありません」[plc]
真緒「寮長!」[plc]
寮長「……なんで気づかなかったの」[plc]
真緒「え?」[plc]
寮長「……先生はどうしてここに?」[plc]
真緒「ぼくは寮長が心配でそれでここに来たんだ。
そしたら寮長が誰かと喋ってて……」[plc]
寮長「ええ、ですから一人ごとですよ」[plc]
真緒「違う!」[plc]
寮長「一人ごとですよ」[plc]
真緒「じゃあ、じゃああの光はなんなんだ?」[plc]
寮長「あ、あれは……カメラですよ」[plc]
真緒「カメラ?」[plc]
寮長「え、ええ」[plc]
真緒「寮長の体が光ってたのに??」[plc]
寮長「見間違いですよ」[plc]
真緒「………」[plc]
絶対に違う。[plc]
あれがカメラなら、日本の至る所で失神者が出てる。[plc]
真緒「あの人の声は? 唸り声は?」[plc]
寮長「それは知りません。私には何を言っているのかサッパリです」[plc]
真緒「………」[plc]
寮長は嘘をついている。[lr]
そして……何かを隠している。[plc]
真緒「寮長……本当の事は言ってくれないんだな」[plc]
寮長「本当の事なんて……」[plc]
真緒「………」[plc]
寮長「……言いました」[plc]
真緒「信じられる訳ないよ」[plc]
寮長「……先生がそう言っても、私は本当の事を話しましたから」[plc]
真緒「………」[plc]
寮長「………」[plc]
寮長「疲れましたから……もう帰りましょう」[plc]
真緒「………」[plc]
寮長「……行きますよ」[plc]
寮長は足早に前へ前へと歩き始めた。[plc]
ぼくが立ち止まっていようがお構いなしに……[plc]
最終更新:2010年07月15日 22:02