F-7/16-5

シナリオ 寮長ルート 7月16日(月曜日)・その5

 邪気眼・目覚め



父「……すまない」[plc]

「え? 嘘だよね? 倒産って?」[plc]

母「………」[plc]

「こ、これからどうするの??」[plc]

父「今の状態じゃ……」[plc]

母「父さんと母さんは知り合いの所で働くわ。
お前はどこか親戚の家で」[plc]

「そ、そんな勝手な事言わないでよ! 私は嫌よ!」[plc]

父「分かってくれ……」[plc]

母「皆辛いの……」[plc]

父「学園だけは行けるように、私がお願いしてあるから」[plc]

母「中学にあがって、やっと落ちついて来た頃だしね」[plc]

「………」[plc]

母「でも、親戚の誰かに頼めるかしら」[plc]

父「うーむ」[plc]

「な、なに勝手に進めてるのよ!」[plc]

父「しばらくは学園の寮で暮らして、そこからどこか」[plc]

母「そうね、学園長にお願いしてみるわ」[plc]

「どこかって……どこよ!」[plc]

母「………」[plc]

「なんで私を連れてってくれないの!!」[plc]

父「………」[plc]

母「………」[plc]

「な、なんで何も言ってくれないの? ねぇ?
お父さん? お母さん?」[plc]

父「………」[plc]

母「………」[plc]

「なんで……」[plc]





学園長「いらっしゃい」[plc]

「………」[plc]

学園長「こうして話すのは初めてねぇ。でもあなたは私の顔は知ってるわよね?」[plc]

「……はい」[plc]

学園長「そう固くならないでいいわよ。何もとって喰おうって訳じゃないんだから」[plc]

「………」[plc]

学園長「あら……あなた」[plc]

「なんでしょうか?」[plc]

学園長「気のせいかしらね」[plc]

「………」[plc]




学園長「寮の生活はどう?」[plc]

「………」[plc]

学園長「まだ三日くらいだものね」[plc]

「………」[plc]

学園長「何か困った事があれば言いなさい」[plc]

「……両親から電話はありましたか?」[plc]

学園長「いえ……無いわ」[plc]

「………」[plc]



学園長「今日で一週間。あの子の親から連絡は無いわね」[plc]

「………」[plc]

学園長「あら? どうしたの?」[plc]

「いつまで私は寮にいればいいんですか」[plc]

学園長「それは」[plc]

「早く家に帰して下さい」[plc]

学園長「帰してあげたいとは思ってるわ。でもね」[plc]

「なんですか?」[plc]

学園長「連絡が」[plc]

「………」[plc]

学園長「誰かしら」[plc]

学園長「はい、ええそうです。あ、ええ、ちょうどいますよ。
はい、変わります」[plc]

「………」[plc]

学園長「あなたのお父さんよ」[plc]

「お父さん!」[plc]

学園長「ふふ」[plc]

「お父さん! 今どこに……え?」[plc]

学園長「………」[plc]

「……なんて…なんて言ったの?」[plc]

「……私を捨てるって言うの? 私はどうしたらいいの?」[plc]

「ねぇ…答えてよ!」[plc]

「お父さ──」[plc]

「………」[plc]

学園長「……どんな話だったの?」[plc]

「お父さんとお母さん……しばらくずっと……来れないって」[plc]

「だから……一人で頑張って生きろって……」[plc]

学園長「………」[plc]

「私は捨てられたの? ねぇ学園長?」[plc]

学園長「……違うわ、そうじゃないわ」[plc]

「じゃあどうしてあんなこと言うの? どうして!?」[plc]

学園長「辛い生活にあなたを巻き込みたくないからよ」[plc]

「辛いって……一人にされる方がよっぽど辛いわよ!!」[plc]

「もう嫌! どうして私が! 私が何か悪い事したの!!」[plc]

学園長「落ち着きなさい」[plc]

「触らないで!!」[plc]

学園長「落ち着いて!」[plc]

「いや、いやあぁあああああ」[plc]


学園長「……この光は」[plc]

「………」[plc]

学園長「気を失ってるようね」[plc]

学園長「感情の高ぶりで目覚める事があると聞いてたけど、
もしかしてこの子……」[plc]




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実年齢 18
親の会社が倒産したため学園を中退している
その後邪気眼に目覚め、組織で働くことに
人に取り憑く魔を刈る本物の邪気眼使い
普段は学園の生徒として潜入操作をしている
学園長のみ真実を知っている

 ※そもそも主人公達の寮は特殊で人数も少ないので寮長はいなかった
 ※認識阻害のような力が使える
 ※学園の生活では調査をしている
 ※ポイントとしては何かがおかしいが誰もそれに気付かない

追加

  • 学園中退の理由(能力のせいで腫れ物扱い(避けられていた)事が嫌だったのも理由の一つ)
  • 学園の場所がいわゆるいわくつきの場所に立てられている。
  • 特に寮と学園。
  • 霊的封印の役目で寮にいる寮長。
  • 一人でいるのは不自然なので寮には霊の干渉を受けにくいぶっとんだメンバー達が選ばれた




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最終更新:2010年07月15日 22:41
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