F-7/25-11

シナリオ 寮長ルート 7月25日(水曜日)・その11

 本当の名前



寮長「なにが先生の身におこったのは分かりませんが、
これで分かったんじゃないですか?」[plc]

真緒「え……どういう事」[plc]

寮長「私とは住む世界が違うという事をです」[plc]

真緒「………」[plc]

寮長「それに、先生がここにいると邪魔なんです」[plc]

真緒「………」[plc]

寮長「寺井さんたちの所まで送ります。今日の事は忘れて寮に帰って下さい」[plc]

寮長「それと……私の事も忘れて下さい」[plc]

真緒「嫌だ……」[plc]

寮長「困らせないで下さい」[plc]


真緒「君が好きだ」[plc]

寮長「………」[plc]

ずっと言えなかった言葉。[lr]
やっと、やっと言えた。[plc]

寮長「……だから私と先生とでは住む世界が」[plc]

真緒「関係ない」[plc]

寮長「私といるとこんな目にあうんですよ!」[plc]

真緒「こんな目にあってもだ」[plc]

寮長「そんなこと言ったって無理です。先生は普通の人なんです。
さっきだって私がいなかったらどうなっていたか分かりますか?」[plc]

真緒「………」[plc]

寮長「私といない方がいいんです。それが先生の幸せなんです」[plc]

寮長「それに先生は教師でしょ? あの子たちはどうするんですか?」[plc]

攻め立てる言葉が続く。[plc]
だがぼくには、彼女は揺れ動く自身に言ってるように思えた。[plc]

たしかにぼくは何の力もない普通の人間。[lr]
でもだからこそ、彼女に伝えられる事があると思う。[plc]

当たり前の日常を、幸せを──[plc]

真緒「教師を辞める」[plc]

寮長「え?」 [plc]

真緒「君の助けになりたいんだ」[plc]

寮長「わ、私は……先生の助けなんて」[plc]

真緒「君が本当にぼくを拒むなら諦める。
でも君は、ずっと誰かの助けを求めてた」[plc]

寮長「……そんな事」[plc]

真緒「君自身は気づいてなかったかもしれないけど、ぼくに秘密を打ち明けたのはきっとそういう事なんだ」[plc]

寮長「………」[plc]

真緒「だけどぼくには何の力もない。
だからこんな事があれば、さっきみたいに死にかけると思う」[plc]

寮長「だ、だから、私は」[plc]

真緒「でもぼくが言ってるのは君と同じ様な力を身につけて、それを持って君を助けるって事じゃない」[plc]

寮長「え……」[plc]

真緒「誰かと心から笑ったり、ふとした事で幸せを感じたり、
そんな平和な毎日を当たり前のものとして、君に過ごして欲しいんだ」[plc]

寮長「わ、私は、私は……」[plc]

真緒「何よりぼくが、ぼくがずっと君の側にいたいんだ」[plc]

寮長「……先生」[plc]

真緒「君が好きだから」[plc]

寮長「………」[plc]

真緒「………」[plc]

寮長「………」[plc]

寮長「馬鹿な人……ほんと馬鹿」[plc]

真緒「………」[plc]

寮長「本当の私を知って、それでも近づいてくる馬鹿な人なんて
先生くらいですよ……」[plc]

真緒「寮長、ぼくは」[plc]

寮長「先生、私の名前は**です」[plc]

真緒「**」[plc]

;※ここ以降、『寮長』を『名前』に
;※↓決まってないので『寮長』のまま

寮長「ふふ、そう呼ばれるの久しぶりです」[plc]

真緒「**……好きだ」[plc]

寮長「私もずっと先生が……」[plc]



★7/25--スチル4
夜の学園、屋上
キスをする主人公と寮長ってとこだけど
その寸前の状況(見詰め合ってる//)の方が使いやすいかもです
表情差分(喜・哀)が欲しいな

○狙い・・ちゅー前後
○時間・・夜
○場所・・学園屋上
○人物・・寮長
○服装・・私服
○表情・・出来れば、喜と哀がほすい
○構図・・上記に(いいのがあればお任せ)
シナリオ実例・・以下(だいたいこのあたりから)



寮長「私も……本当は普通の、ごく普通の女の子として暮らしたかった」[plc]

真緒「これからはそうだよ、そうやって過ごしていこうよ」[plc]

寮長「……先生。でも、ケジメとしてこの任務だけはやり遂げないといけないんです」[plc]

寮長「これが私の最後の任務」[plc]

真緒「………」[plc]

寮長「最後の相手がよりにもよって……下手をしたら私も先生も」[plc]

真緒「ぼくが*を守るよ」[plc]

寮長「ふふ、頼りない騎士様」[plc]

真緒「ああ、魔王になれるならなりたいよ」[plc]

寮長「ふふ」[plc]

真緒「でも、また盾くらいにはなれるかな?」[plc]

寮長「無理は……しないで下さいね」[plc]

真緒「ああ、もちろん」[plc]

寮長「先生が死んだら私は、私は……」[plc]

真緒「大丈夫だよ、絶対に死んだりしない」[plc]

寮長「生きて、生きて帰りたい」[plc]

真緒「絶対に帰るんだ」[plc]

寮長「はい……」[plc]


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最終更新:2011年11月20日 10:27
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