シナリオ 7月15日(日曜日)・そのE1
プロデュースさせて
和「……よく寝てる」[pcm]
和「ふ、可愛い寝顔じゃないか」[pcm]
真緒「すぅ…すぅ…」[pcm]
和「このまま見ていたいが、キミぃ!」[pcm]
真緒「……んぁ」[pcm]
和「起きてくれないか」[pcm]
真緒「………」[pcm]
和「やぁ、おはよう」[pcm]
真緒「阿部……高?」[pcm]
寝起きの上、しかも部屋が暗いため、
阿部高だと分かるまでに少し時間がかかった。[pcm]
真緒「え……なに?」[pcm]
どうやら起こされたようだけど……[pcm]
和「起きたかい?」[pcm]
真緒「ん……まぁ」[pcm]
和「目が覚めちまったから散歩に付き合って欲しいんだ」[pcm]
真緒「さん、ぽ」[pcm]
和「ああ」[pcm]
真緒「今……何時?」[pcm]
和「五時前だな」[pcm]
真緒「……もうちょっとだけ寝させてくれないか」[pcm]
和「だめだ。散歩に行こう」[pcm]
真緒「眠くて……」[pcm]
和「ふう……キミのことだ。そうだろうと思ったぜ」[pcm]
真緒「じゃあ……寝るよ?」[pcm]
和「ああ、キミは寝ててくれ」[pcm]
真緒「ん、おやすみ……」[pcm]
再び目を閉じる。[lr]
すぐにぼくは夢の中へとおちていった。[pcm]
にぎやかな夢だった。[lr]
阿部高と二人、セスナに乗ってどこかへ向かっている。[pcm]
きっと、阿部高を寝る直前に見たせいだろう[pcm]
うるさいほどのプロペラの音。[lr]
次々と変わる風景、場面。[lr]
話しかけてくる阿部高。[pcm]
凄く生々しい夢だなぁ……[pcm]
和「起きるんだキミ」[pcm]
真緒「……ん」[pcm]
和「もう起きるんだ」[pcm]
真緒「……阿部高?」[pcm]
和「ああ俺だ。おはよう」[pcm]
真緒「……おはよう」[pcm]
和「着いたぜ」[pcm]
真緒「着いた?」[pcm]
辺りを見ると、何かがおかしかった。[pcm]
見慣れた部屋の景色ではなく、なぜか山の中。[pcm]
こ、ここはいったい……どこ??[pcm]
和「ふ、驚いたかい?」[pcm]
真緒「こ、ここはどこだ?」[pcm]
和「日本じゃないぜ」[pcm]
真緒「え?」[pcm]
和「こんな景色、日本じゃ見られないよな」[pcm]
日本じゃ……ない?[lr]
ど、どゆこと?[lr]
え? まだ夢を見てるの?[pcm]
真緒「あ、あの阿部高? ここは?」[pcm]
和「ん? だから外国だぜ?」[pcm]
真緒「え……嘘だろ?」[pcm]
和「いいや、本当さ。[l]まぁキミはグッスリ寝てたからな、いきなりすぎて分からないだろうが」[pcm]
真緒「ほ、本当に外国なのか?」[pcm]
和「ああ」[pcm]
真緒「ぼくが寝てる間にここまで??」[pcm]
和「ああ」[pcm]
真緒「な、なんで? 今日は寮長と街へ行く事になってたじゃないか」[pcm]
和「それは……すまない。だがどうしてもキミとここに来たかったんだ」[pcm]
真緒「いや、責めてる訳じゃないんだけど、理由がサッパリだからさ」[pcm]
和「キミとここに来たかった。ただそれだけだ」[pcm]
真緒「ぼくと?」[pcm]
和「ああ、どうしてもな」[pcm]
そんな風に言われると何も言い返せない。[pcm]
だけど、なんでわざわざこんな所へ来たんだろう。[pcm]
和「でも、綺麗だろ?」[pcm]
改めて回りの景色を見てみる。[pcm]
一面には色とりどりの綺麗な花が咲いている。[lr]
そしてどこまでも連なっている山、空。[lr]
サーッと体を撫でる爽やかな風。[pcm]
ここが外国なのかどうかは分からないけど、たしかに綺麗な場所だと思った。[pcm]
真緒「ああ、良い景色だ」[pcm]
和「だろ? キミなら分かってくれると思ったぜ」[pcm]
真緒「でも、どうしてここに?」[pcm]
和「まぁ後で話すさ。それより、時間も無いし次へ行くぜ」[pcm]
真緒「次? どこ?」[pcm]
和「まぁ、ついてきな。今日はオレがキミをプロデュースしてやるぜ」[pcm]
真緒「はは……」[pcm]
阿部高に手を取られ、ぼくはホイホイついていく。[pcm]
次はいったいどこへ行くんだろう?[pcm]
最終更新:2010年07月19日 07:57