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( ^ω^)がFHの世界に飛び込むようです 第十七話

第十七話 爆発と槍


( ^ω^)「かみ・・か・・・ぜ・・・?」

神の風、と言う意味であろう。
どんな技なのか・・・?

( ^ω^)「一体それはどんな技なんですかお?」

聞かれた名無しは目を泳がせ、頭をかきながら答えた。

(´・ω・`)「技とか言われてもね、これには諸説あって・・・具体的なものはないんだ」

(´・ω・`)「まぁでも君が今から習得するのも極めれば神風になり得るだろう。ただの高速移動だけど」

なんだかよく分からないが、とにかくすごそうだ。

( ^ω^)「とりあえずその神風ってどんなのですかお!」

(´・ω・`)「うーん・・・」

どうしたのだろう。名無しにしてはえらく歯切れが悪い。
しばし考え込むと名無しは口を開き、神風の説明を始めた。

(´・ω・`)「神風とは傷を負わずに速攻で相手を倒すためのものだ。ゆえに俊敏、高速。」

(´・ω・`)「だがこの神風にはいろいろやり方があってね。どれもかなり難しいがな・・・」

(´・ω・`)「まぁその中から君にあったやり方を選んだ。それには・・・」

名無しが屈み何かを取ってこっちによこす。あんなところに何か置いてあったとは、気付かなかった。

(´・ω・`)「これと・・・」

ブーンの足下にぼとりと何かが落ちる。それはすこし厚めの皮でできているブーツだった。

(´・ω・`)「これだ。」

また何かを投げる。どうやら長い棒のような形状をしている。
それはブーンの少し前で地面にぶつかりコロコロとブーンの方に転がって来た。
それはブーンが全く手にしたことのない武器、槍だった。

( ^ω^)「槍・・・ですかお」

興味深々で手に取ってみる。
地面に立ててみるとブーンの身長をちょっと越える長さだった。
長さは2mぐらいだろうか。

(´・ω・`)「まず靴だが、魔力にすこぶる強い素材でできている。君のこれからの修行に必要だ。履き替えろ。」

修行・・一体何をするつもりなんだろう。
疑問を持ちつつ槍を置き、靴を履き替える。
履き替えてみるとこの靴、見た感じ厚い皮で覆われていて履き心地が悪そうだが案外そうでもない。
履き替えたのを見ると名無しはまた口を開いた。

(´・ω・`)「そして槍だが・・・君が今から習得する技は見事に槍の欠点をカバーする。君は槍使いの名手になれる!」

( ^ω^)「槍の欠点?」

(´・ω・`)「槍の欠点・・・それは間合いにある。まぁ利点とも呼ぶべきだがね。」

(´・ω・`)「長い間合いを持つ代わりに、懐に入られたら槍では攻撃がとっさに出来ないんだよ。」

( ^ω^)「ほほう・・・」

(´・ω・`)「まぁ今日は槍はあんまり使わない。そこらへんに置いておいてくれ」

そう言い終えると名無しはきっちりとブーンに向き直り、

(´・ω・`)「さて、本題に入ろう。神風の実演だ」

と言った。

( ^ω^)「wktk」

(´・ω・`)「まぁ僕もリップルも出来ないがね」

   
            ヽ(^ω^ )/        
            \(.\ ノ  ズコー 

(;^ω^)「じゃあどうするんですかお!!」

( *゜ー゜)「まぁまぁブーン君、ちょっと見ててなの」

そうリップルが言う。言われた通りブーンはリップルを見る。
リップルは手を地面と水平に掲げ、手のひらを向こうに向ける。
二秒ほどたつとリップルの手のひらから爆発が起こり、それと同時にリップルが吹っ飛んだ!

( ^ω^)「ちょwwwwええええwww」

(;*゜ー゜)「いてて・・・これを足でやるのよ!そうすればジェット噴射でありえないスピードが出るの!」

手をぶらぶら振りながらリップルが言う。正直かなり痛そうだ。

(´・ω・`)「もうこれは慣れだ。爆発のエネルギーで一気に相手に詰め寄り槍で攻撃。
間合いを詰め寄られた時は逆に爆発で逃げる。
奇襲に似合う戦い方だよ。突拍子もないトンデモな技だ」

(;^ω^)「・・・」

(;^ω^)「そ、そういえば僕の魔力は空気中には・・・」

(´・ω・`)「なに、それに関しては関係ない。爆発を起こさせるのは一瞬だから。その程度なら魔力は放出される。」

(´・ω・`)「うーん、というか君の弱点については説明がいまいち足りなかったかな・・・魔力を現存するものとして具現化させることが難しいんだよ。
例えば魔力で剣やら何やら造る人もいるんだが、君にはそれが出来ない。
つまり、瞬間的なら魔力を発生できるが、魔力だけのものを、まぁもって3秒かな、実空間にとどまらせることは出来ないってことだ」

(;^ω^)「そうなんですかお・・・」

( *゜ー゜)「ほら分かったら修行修行!」

こうして、神風取得に向けて修行が始まった。





( *゜ー゜)「そうそう、魔力を足に溜めて・・・」

( *゜ー゜)「凝縮させる・・・いくら時間がかかってもいいから凝縮しきった、と思ったら一気に放出なの」

魔力を足に溜め、それを凝縮させ、一気に放出させる。
そうすると逃げ場を探す凝縮された魔力が一気に弾け、爆発のような現象が起こる。
それをしようとしてもうかれこれ14回目。未だに成功は0だ。
両足同時、というわけではないので右、左、と交互にやっている。
今は右足だ。

(;^ω^)「む・・・」

魔力を集中させ、放出。
この単純な作業は見掛けによらずかなりしんどい。
魔力とはエネルギーの塊だ。
それを一か所に集中させるとエネルギーは逃げ場を求めて暴れ回る。
それをとどめることは熟練の魔術師でもそう簡単にはいかない。

そのエネルギーを溜める・・・
溜める・・・
溜める・・・
これ以上ないほどに足が痛む。

( ^ω^)「(いまだお・・・!)」

右足にあったエネルギーを一気に放出。その瞬間。

(;^ω^)「ぬおおお!?」

世界が回転し、ブーンは仰向けに地面に激突した。そのまま地面を滑っていく。
幸いここは一面の平原なのであまり怪我はなく、痛むのは打った背中くらいだ。

(;*゜ー゜)「やったわねブーン君!一応成功なの!」

リップルさんがブーンを上から覗き込みそう言う。
ブーンは起き上がり体についた草やら土やらを払った。
立てない、というわけでもないが足がジンジンと痛む。
吹っ飛んだ衝撃は半端なものじゃなかった。
これを移動に使う?
とてもじゃないが無理だ。
だけど─────
脳裏によぎる。いつだって無力だった自分。
自分はここで強くなると決めた。
そういえば誰かも言っていたな。どんな偉業も最初は不可能に見える、と。

( ^ω^)「まだまだ頑張りますお!」

次は左足だな、とブーンは思った。





(;゜Д゜)「ウィンディア制圧にVIPが死んだか・・・下手に戦力を分散させれば国自体が死・・・か」

安楽椅子の上で腕を組み考え込むSOS団国王。
SOSの前線の守備や要塞は脆弱。かといって首都から人員を導入すると戦力が分散し壊滅に繋がる。
やはり、ここは待ち、か・・・
そう考えているとドアが開き、自らの書斎に誰かが入って来た。
だが見ずとも分かる。ここに入って来るのは自分以外にはただ一人。轟はその人物の顔を見ず“彼女”の名前を言った。

(  ゜Д゜)「どうした、シャナ?」

???「いやね、轟が国王っぽく国の未来を案じてるなーって思って」

そう言うと彼女はててて、と駆け寄って来、轟の目を手で塞ぐ。

???「だーれだっ!」

(  ゜Д゜)「言うまでもなくシャナだろ・・・毎回毎回不毛なクイズはやめろよww」

手を払いのけつつそう言う。
手を払われた人物は嬉しそうにニシシ、と笑いながら

ξ ゜ー゜)ξ「当たりっ」

と言った。
全く・・可愛い奴だな、と轟は思った。
それでいて強さも筋金入りだ。・・・尻にしかれるんだろうなもし結婚したら。
そんなことを思っていると、

ξ ゜⊿゜)ξ「じゃあもう寝るね」

と言われた。
その一言で思い出した。
彼女に頼みごとがあったのだと。

(  ゜Д゜)「あー、ちょっと待ってくれ!」

シャナが足を止め、振り返る。

(  ゜Д゜)「明日か明後日あたり、軍隊を引き連れて他国と交渉に行って欲しい。」

ξ ゜⊿゜)ξ「ふーん。その交渉する国名と交渉内容は?」

(  ゜Д゜)「国名は・・・」

轟が国名を告げる。それは壊滅しかけでそろそろ滅ぼそうかとしていた国だった。
シャナも頷く。

(  ゜Д゜)「そして交渉内容はな・・・」

(  ゜Д゜)「死にたくなければ仕官しろ、だ!」





( ^ω^)「ハムハムッガツガツムシャムシャッ!」

修行が終わり、今は日も落ち夕飯時である。
ブーンの夕飯はどうやら手作りの焼きそばのようだ。それも塩焼きそば。
作った人はVIXで、ブーンと一緒にブーンの部屋で焼きそばを食べている。
先ほど、

从 ゜∀从「うぃーっす、ブーン、差し入れ持って来たぜ!」

と、VIXが襲撃してきたのだ。



从 ゜∀从「ほほう・・・その爆発の爆風やらを移動に使うのか・・・」

( ^ω^)「変な技じゃないですかお?本来ならそれって攻撃技じゃないですかお?」

从 ゜∀从「いやそれでもブーン君にはぴったりじゃないか?短期間で取得できそうだし、極めればかなりの武器だろ」

焼きそばをガツガツ食いながら二人は喋る。
ブーンは今食べてる分を飲み込み、言葉を発する。

(;^ω^)「でも足が痛過ぎですお・・・」

从 ゜∀从「それならあらかじめ足を強化してからやればいいんじゃないか?」

( ^ω^)「なるほどですお!でも強化のやり方知りませんお・・・」

从 ゜∀从「そうなのか?飯くったら教えてやんよ」

( ^ω^)「あ、ありがとうございますお!」

从 ゜∀从「エスも頼むな!」

(■_■)「了解」

(;^ω^)「い、いたんですかお・・・」

(■_■)「口数少ない=存在感薄いになるのだよ」

焼きそばはなかなかに量が多くなかなか食べ終わらない。
だがVIXはもう食べ終わったようだ。

从 ゜∀从「ふう、食べ終わったし・・・寝るか」

( ^ω^)「男の部屋で寝ないでくださいおwww」

VIXはベッドに横たわり、上目遣いにこっちを見、

从 ゜∀从「襲わないでね!」

と言った。

( ^ω^)「そんなことしませんおwww」

从 ゜∀从「顔が笑ってるぞ!このエロ軍曹!」

( ^ω^)「ちょwwwもとからですおwww」

从 ゜∀从「でも・・・おねーさんは、ブーン君なら襲われてもいいかも」

( ^ω^)「や ら な い か」

从 ゜∀从「だが断る」

(;■_■)「あのー私もいるんですけど・・・」

从 ゜∀从「なんだ、3Pか」

( ^ω^)「逆転の発想wwwwwwwwwwwww」

从 ゜∀从「よしエスよ、今日はアナル記念日だ。ほらちょっとケツ出しやがれ!」

(■_■)「おまwwwなにをwwやめw」

描写があまりないのは仕様です。

从 ゜∀从「よっしゃーブーン突撃だ!」

( ^ω^)「行って来るよ大佐・・・」

(■_■)「やめwwおまアッー!!」

从 ゜∀从「気持ちいいようだな・・・一物が反応してるぜエスよ・・・」

(;■_■)「うわあああああああ!!絶対これネタにされるぅぅぅぅぅ!」

( ^ω^)「このままじゃおさまりがつかないんだよ!」

( ^ω^)「ズキュウウウン」

(;■_■)「らめえぇぇアッー!!」





このままじゃオチないので、
第十七話 完

エスさんをいじめないでね><

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最終更新:2007年10月21日 17:27
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